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麻が放射能汚染を除去する!
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投稿者 忌部神社ファン 日時 2011 年 5 月 09 日 12:06:46: duVehBu9DnyFY
 

 「大至急、大麻を復活せよ!」
    (世界戦略情報「みち」平成23年(皇紀2671)4月15日第336号)
http://michi01.com/

●福島第一原発の事故は、東日本大震災がもたらしたもう一つの悲劇だ。
 半永久的に消滅しない放射能が拡散し、世界中がその恐怖に覆い尽くされようとしている。
 しかし、この難局を打開する救世主などいないと絶望するのはまだ早い。この世には常識を覆す救世主がすでに存在するのだ。それは大麻である。
 大麻はアサ科の一年草で、雌雄異株の双子植物である。成長は極めて早く、背丈は三〜五メートルにまで達する。
 大麻は本来「おおぬさ」と称される。日本を代表する麻であり、わが国で麻といえば大麻を指す。
 かつて、桑、漆(うるし)、茶、楮(こうぞ)、紅花(べにばな)、藍(あい)、大麻は四木三草と呼ばれ、日本の産業に活用された主要な植物であった。
 葉は掌状をなし、小葉の枚数は一、三、五、七、九……というように奇数で増えていく。規則正しく成長する様は芸術的であり、神秘的ですらある。
 開花後に受粉すると実を結ぶ。大麻の実には大豆と同等のタンパク質が含まれ、大豆よりも消化吸収が良い。
 その種子は不老長寿の食材として古来から有名で、支那では大麻の実を麻子仁と称して重宝した。釈迦は七年間の修行期間中、一日一粒の種子を食したといわれる。
 種子から抽出するオイルには、燃料油、食用油、マッサージオイル、機械油、化粧品の原料、塗料の原料、健康補助食品など多種多様な用途がある。
 茎の皮から採れる繊維は、糸、紐、布、紙などさまざまな用途に利用することができる。石油化学繊維と比べて着心地が良く、肌にもやさしい。通気性と吸水性に優れ、肌着のように柔らかいものからロープのように丈夫なものまで幅広く加工できる。
 大麻繊維で作られる断熱材は夏は涼しく冬は暖かい。まさに呼吸する省エネ建材だ。茎をチップ状に砕いて石灰と混ぜて作るボードは自由自在に成形しやすい。固まるとコンクリートのように丈夫で、非常に高い耐火性も持ち合わせている。
 茎は大麻紙の原料である大麻パルプにもなる。木材パルプと比べて耐久性に優れ、同じ栽培面積で木材パルプの四倍もの紙を量産できる。
 一七七六年の米国独立宣言の起草文は大麻紙に記された。耐久性は抜群で、いまだに劣化していない。
 生育に数十年を要する木材と比べ、一年草の大麻は生産効率と対費用効果の面でも断然有利だ。欧州全土の一二%の土地に大麻を栽培すれば、全世界の年間需要が充たされるという調査結果も出ている。
 また、茎からは環境に優しく土に還元するバイオプラスチックを作り出すことができる。
 一九二九年、米国のフォード社は、車体の七〇%が大麻とサイザル麻と麦藁、三〇%が大麻樹脂結合材から車を製造し、大麻の種子から搾取した油を燃料にして走行する実験に成功した。
 この車は従来の同型の車と比較して、重量は三分の一ながら衝撃強度は十倍もの強靭さを誇った。
 大麻製の燃料は、化石燃料のように重金属や硫黄を放出しない。大麻は空気中の二酸化炭素を酸素に還元する力が他の植物よりも大きく、落葉樹の三〜四倍の二酸化炭素を吸収する。
 仮に北米の六%の土地で燃料用大麻を栽培すれば、米国は化石燃料に依存する必要が全くないといわれる。
 大麻からは、実に二万五千から五万種類もの工業製品を製造することが可能だ。南極、北極、グリーンランド以外の世界の全地域で栽培可能で、いかなる環境にも適応する柔軟性がある。農薬や化学肥料が不要であり、土壌から必要以上の養分を奪わない。
 防虫効果と抗菌作用も極めて高い。害虫にも強く、除草剤や殺虫剤も必要としないため、土壌を改善し、地下水の汚染も防ぐことができる。
 現代社会で深刻な問題となっている電磁波や紫外線などの有害物質に対しても絶大な効果を発揮する。
 大麻の繊維は電磁波に影響されにくく、電磁波シールド測定法では電磁波に対してある程度の中和効果が認められるという。
 わが国では古来から、神社、仏閣などで大麻繊維を利用して結界を張っていた。古代人は大麻の持つ電磁波中和効果、つまり罪穢れを禊祓う科学的技術を活用していたのである。
●さて、ここからがいよいよ本題だ。驚くべきことに、何と放射線対策にも有効だというのである。
 チェルノブイリ原子力発電所の事故で汚染された土壌から放射能を取り除くために、ファイトレメディエーションという技術が利用されている。
 この技術は、植物が根から水分や養分を吸収する能力を利用して、土壌や地下水中の汚染物質を吸収して分解するものだ。その目的に最も相応しいのが大麻であり、とりわけTHC(テトラヒドロカンナビノール)の含有量が少ない産業用大麻なのである。
 米国の Consolidated Growers and Processors社とPHYTOTECH社、ウクライナのInstitute of Bast Crops社は、一九九八年からチェルノブイリ原発周辺に産業用大麻を植えるプロジェクトを始動している。
 この大麻を利用して、広範囲かつ地下深くまで浸透した放射能を大麻に閉じ込めて封印するというわけだ。
 放射能汚染された土壌を浄化するために植えた大麻は、収穫後にエタノール蒸留すればバイオ燃料に転用できる。放射能を消去するまでには至らないので、残余物は焼却し、生じた灰は放射性廃棄物と同様の方法で処理する必要がある。
 但し、電磁波や紫外線と同様に、放射線をも中和する効果があるという説もある。これが本当なら朗報であり、放射能除去にかかる処理負担は大いに軽減されることになる。
 以上のように、現代科学では極めて困難と考えられてきた放射能除去処理が、太古から普遍的に存在してきた植物によって実現可能なのである。
 それならば、放射能汚染が深刻な福島県はもちろん、隣接する東北各県や関東地方に一刻も早く大麻を植えようではないか。
●そして、大麻の活用を訴えるのにはもう一つ理由がある。
 それは日本人が喪失した霊性を復活させる重要な鍵だからである。
 日本では古来より大麻は神聖なものと崇められ、神々が大麻を伝って天から降臨したとの言い伝えがある。
 大麻は罪穢れを祓う聖なる植物として、お札や御幣、神社の鈴縄、注連縄(しめなわ)、巫女の髪紐、狩衣、お盆の迎え火など、神事と関連してあらゆる場面で利用されてきた。
 大相撲の横綱の化粧まわし、下駄の鼻緒、凧揚げの糸や弓弦、花火の火薬などの形で、大麻はわが国の伝統文化にも見出すことができる。
 大麻には強い生命力がある。天皇家は大麻を魂の象徴、神の依り代として稲と並ぶ重要な植物と位置づけた。
 古代から皇室祭祀の一翼を担った忌部氏は、神事執行のための空間や道具を創造し、麁服(あらたえ)という大麻繊維で作った神衣を織る役割を果たしていた。
 このように大麻は天皇家や日本人の暮らしと不即不離の関係にあったが、二〇世紀に入ってから全世界的に推進された大麻排除の策謀にわが国も否応なく巻き込まれることになった。
 米国政府と産業資本家は予め、大麻は毒性の強い麻薬だとでっち上げて、ネガティブキャンペーンを展開、麻薬=悪という洗脳工作を仕掛けた。
 その間開発中だった石油繊維が完成するや、その拡販と寡占化のため競合する大麻繊維の排除に乗り出す。
 彼らは一九二六年、「第二アヘン会議条約」の締結にこぎ着け、ヘロインとコカインに加えて大麻の使用を全世界的に禁じる道筋をつけた。
 わが国はこの条約締結を批准したものの、条約が規制対象とする印度大麻草などの医療用大麻は国内には存在せず、国内で主に栽培している大麻は適用しなくても良いと機転を利かせて、引き続き大麻を規制しなかった。
 だが大東亜戦争の敗戦後、GHQは覚書(メモランダム)なるものを振りかざし、大麻規制を強要した。これを受け昭和二三年「大麻取締法」を施行し、日本はついに大麻の取扱いを原則禁止とする厳格な措置に転換することを余儀なくされた。
 GHQが覚書を発行して大麻禁止を迫った背景には、日本文明の根幹である国家神道と大麻の関連性を断ち切り、日本民族を精神的に去勢しようという狙いが隠されていた。
 欧州各国では今日、医療用大麻の効能やエコロジー的有用性が再評価され、大麻規制を緩和し有効活用する動きが徐々に高まっている。
 ところが、わが国はいまだに大麻禁止方針を頑なに墨守している。米国ですら規制に風穴を開けようとする気運が高まっているのに、日本ではかつてのGHQの亡霊に盲目的に追従して自己検閲し、復活に向けた動きを水際で封じ込める有様だ。
 古代に神事で祝詞を司る中臣氏が変節し、それ以降徐々に言霊が乱れた。そして六〇余年前、祭祀空間と道具を司る忌部氏によって死守されてきた大麻にもついに魔の手が及んだ。
 祭祀や食用などごく一部の用途を除いて栽培や使用が厳禁とされた。その分だけ日本人と神を結ぶ回路は閉ざされ、神から日本人に流れ込む生命エネルギーは激減した。
 これが日本人の著しい霊性喪失をもたらしたことは明々白々だ。
●日本国民に告ぐ。直ちに大麻を復活せよ! 死の灰で穢れた東日本の大地を大麻の海原で埋め尽くせ!
 空高く垂直に数メートルも伸長し、地中にも数メートルの根を張り巡らせる脅威の生命力は、復興の象徴として人々を大いに勇気づけるだろう。
 収穫後に加工され所狭しと並べ吊された黄金色の繊維の束は、黄金の国ジパングが決して比喩ではなかったことを思い起こさせてくれるだろう。
 東日本大震災は、放射能により日本民族と龍神の化身である日本の国土の肉体的生命を脅かしている。
 冤罪の汚名を雪(そそ)ぎ大麻の名誉を回復させることが、肉体的生命の危機から脱する足がかりとなろう。それは同時に、失われた霊性の復活、すなわち精神的生命の蘇生にもつながる。
 既に太古の昔から存在し、日本文明で中心的役割を果たしていた大麻を再評価する。そして、これを社稷の中心に据える。大麻こそ「神一厘の秘策」となりうるのである。 (つづく)☆


 第1回 「終わりの始まり」
(世界戦略情報「みち」平成23年(皇紀2671)4月1日第335号)


 三月一一日に三陸沖を震源とするM9の巨大地震が発生してから、およそ三週間近くが経過した。
 沿岸の都市や集落が壊滅的打撃を被った太平洋側の各県はもちろん、関東地方にも甚大な被害を及ぼしている。
 その後も東北地方のほか茨城や千葉、新潟、長野、静岡でも大型の地震が断続的に発生し、関東、東海、南海の三つの震源地が連動して同時発生する巨大地震の噂が飛び交っている。
 富士山麓でも震度6強の地震が発生しており、富士山大噴火を危惧する声まで出始めた。
 そのうえ、福島第一原発で事故が発生し、炉心溶解から水蒸気爆発へと至る最悪の事態が懸念されている。消防隊や自衛隊が決死隊となって冷却作業に当たるも、施設内外で超高濃度の放射線や放射能が検出され、予断を許さぬ危機的状況がいまも続く。
 今回の事件は「天災」ではない。間違いなく「人災」である。
 確かに地震は自然現象だが、政府与党と東電の無責任体質、当事者意識の欠如と自己保身が被害をいたずらに拡大させている。
 情報の操作と隠蔽に明け暮れ、対応は後手後手に回り、場当たり的対応に終始するがゆえに、国内だけでなく海外でも不満と不信感が増幅している。
 ところが、出来の悪い身内の不始末が被害をいたずらに拡大させた、と結論付けるにはまだ早い。
 実は、海底プレートに過大な負荷をかけて「故意に」大地を揺さぶった者たちの存在が囁かれている。
 今から六年前、今回の大災害と関連して注目すべき一冊の本が発行されていた。『気象大異変〜人類破滅へのカウントダウン』(船瀬俊介著、リヨン社、平成一七年五月)である。その一部を抜粋して以下に引用する。
「米国防総省が秘かに想定した驚愕予測シナリオが存在する。
 それは、『マグニチュード九程度の超巨大地震が東海沖で発生した場合、最悪で死者は二〇〇〇万人に達する……!!』という目の眩む予測だ。
 これは二〇〇四年一二月のスマトラ沖地震と同規模。その結果、『名古屋、東京、大阪から瀬戸内周辺まで壊滅的な被害を受け、死者は二〇〇〇万人に達する』という。
 予測シナリオを作成したのは米国防総省(ペンタゴン)『ヒュージョン・センター』。アメリカにとって脅威になりうる事象をモニターする世界規模の監視センターである。
 偵察衛星、地表観察、通信傍受、さらにスパイ活動などで世界中の情報を収集解析している。
 アメリカは近年、巨大地震が予想される東海地方の地殻変動などの二四時間監視を続けている」
「それにしても、地震だけで二〇〇〇万人が死ぬなどということは起こりえない。ペンタゴンは、巨大地震による衝撃と、巨大津波による太平洋岸の原発の爆発という悪夢のシナリオを想定しているのは間違いない。
 静岡県御前崎市の浜岡原発が爆発すると約八〇〇万人が死亡する……と原発専門家は予測している。アメリカは太平洋岸の二〜三基の原発が爆発することを想定しているものと思われる。」「さらに、アメリカは『日本国民救助』の名目で『沖縄に駐留する海兵隊を本土に派遣』して、『空母や艦艇を避難場所として提供する』シナリオまで作成している。こうして、『米軍が主導権を握って、世界中の救助活動の指揮系統を作成する』という。
 これは別の言い方をすれば、巨大地震に『便乗』したアメリカ軍部による日本再占領だ。二〇〇〇万人もの死者を出し、世界の経済・金融の一大センター東京は壊滅。もはや日本は独立国としての体をなしえない。
 そこでアメリカが再占領して日本を『統治』する。国連決議でこれを認めさせれば、日本はアメリカの委任統治国となる。プエルトリコ並みの正真正銘の『属国』となるわけだ。アメリカに貸し付けた長期国債の数百兆円は、復旧支援の名目で『踏み倒される』のではないか。ここまで先を読み、地震大国日本に原発をたくみに売りつけたアメリカの深謀遠慮はたいしたものだ……」(傍点は安西)
 想定地域と死者数こそ異なるものの、これらの内容は現在進行中の状況をそのまま予見したかのように記載されており、偶然の一致というには余りにも出来過ぎている。
 原発事故に対処する放射能対策専門部隊を米軍が待機させているという情報があり、このシナリオの信憑性をさらに高めているのは不気味だ。
 船瀬氏の説を裏付けるかのように、今回の地震はHAARP(高周波活性オーロラ調査プログラムHigh Frequency Active Auroral Research Program)による人工地震だとの説がネット上を出回っている。
 スマトラ沖大地震、四川大地震、ハイチ大地震、巨大ハリケーン・カトリーナなどの自然災害は、HAARPによって引き起こされた人為的災害との噂はいまだに根強い。
 被災直後、世界中からわが国に対して哀悼の意が続々と寄せられ、支援表明が相次いでなされるなか、特に米国とロシアの対応は迅速で、異様なまでの力の入れようであった。
 米軍の支援は強固な日米同盟関係を象徴する美談として報じられているが、これは善人面した極悪人のアリバイ証明ではないのか。
 一方、海外の邪悪な勢力の企みに呼応して、国内にも彼らと結託する輩がいた。名誉と富貴、自己保身と引き換えに国を売り渡して恥じない者は、彼らが策定したシナリオの実現に嬉々として協力し、その労を惜しまない。
 このシナリオの全体像まで俯瞰できる確信犯は極めて稀だ。大多数の者は彼らの手駒として操られていることに気がつかず、自らの言動が亡国に加担しているという自覚は微塵もない。
 むしろ、自分は常に正しく世のため人のために働く善人であると自惚れ、錯覚している。
 特に戦後急速に進んだ日本人の精神的頽廃と霊性堕落は、こうした手合いが政・財・官・マスコミの各界で跳梁跋扈する土壌を醸成した。
 日本のエネルギー政策、殊に原発推進にかける意気込みは常軌を逸していた。莫大な収入と利権に目が眩み、生態系とそこに暮らす生きものの命を担保にして原発を乱立させてきた。
 非常に危険なので地震国には原発を建設しないのが世界の常識である。
 ところが、世界有数の地震国である日本では既に五〇を超える原発が稼働している。しかもその多くは、海岸沿いにあり、地下に断層が走る禁断の地に建設されている。
 最悪の条件をわざわざ選んで原発を建設しているのは、世界広しといえども日本だけである。
 福島第一原発の一号機は建設から今年でちょうど四〇年目を迎える。日本初の原発である東海原発は、昭和四一年(一九六六)に稼働した。
 四五年も前から地震と津波による大惨事が起こっても構わないという愚かな選択が始まっていたことになる。
 否、正確には、大災害を故意に日本で起こそうとした計画が存在した。つまり、船瀬氏が指摘した米国の邪悪なシナリオは遅くとも四五年前には策定されていたのである。
 邪悪な者たちが人工地震を起こすことができる技術をいつ手に入れたのかは分からない。ただ、彼らがこれを掌中に収めてからは、われわれの運命は彼らに委ねていたことになる。
 今回ついにその時が到来し、地獄の釜の蓋は開けられた。邪悪な勢力は、彼らが信奉する終末論的宗教の教義を忠実に実践し、ハルマゲドンの演出を開始したのである。
 だが、裏には裏がある。
 この世に生きる人間の意思決定には、目に見えない世界からのさまざまな働きかけが大きく作用している。
 表面的には彼らが自らの意思でこの恐怖のシナリオを発動させたように見えるが、実はあの世の邪霊が背後で彼らを操っている。そして、この邪霊もまた、より強力な悪の波動を発する邪神によって操られている。
 しかし、あの世の仕組みはこれで終わらない。その背後には神格の高い神々の関与があり、さらにこれらの神々を通じて邪霊・邪神をも操る、宇宙の森羅万象の主宰神の意思がある。
 あの世と神々の世界は、次元が複層的に重なり合い、相似形をなしてマトリョーシカ人形のような入れ子構造を形成している。善悪や美醜といった二元論的価値観を超越した、人智では到底計り知れない世界である。
 いま目の前で繰り広げられる危機的状況は、われわれにある種の決断を迫っている。
 文明を築く人間の活動の源泉は思想とエネルギーである。
 分裂と対立をもたらす金権万能主義と民主主義を礼賛し、地殻と渾然一体となって眠る石油を分離して採掘し、原子核が自壊する熱で動力を得る原子力を崇める。これらの思想とエネルギーを材料に築き上げられたのが現代文明である。
 今回の震災は、神々が現代に生きる人々すべてに発した警告と勧告である。すなわち、現代文明の「建築材料」がこうした性格を有するがゆえに、現代文明は分裂と対立、自壊を免れずやがて滅亡する。よって早急に新文明へと大転換せよ、ということだ。
「日本は世界の床の間であるから、まず床の間から掃除を始めるのである」
 長い間封殺の形で雲隠れしていた「艮の金神」と「坤の金神」は、大本教の霊能者出口王仁三郎を通じて自らの復権をこう予告していた。その時がいよいよ始まったのである。
 これは「終わりの始まり」に過ぎない。今後もさらなる苦難と試練が日本を襲い、やがて世界中に拡散して混乱の極みに陥ることだろう。自らが撒いた種は刈り取らなければならない。
 だが、われわれは逃げてはならない。今回の震災で人柱となってお役目を果たした人々の死を無駄にしないためにも、逆に迎え撃つ覚悟でこれを克服するのだ。
 世界を立直し万類共存して生成発展するミロクの世となる新文明を世界に先駆けて建設するのが、われら大和民族に課せられた使命である。
 われわれは神からその能力とお役目を授けられているからこそ、この日本に生まれたのだ。天皇陛下の御稜威と神の御加護があるかぎり、何も恐れる必要はない。
(つづく)☆          

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