6月3日の中日新聞及び東京新聞の特報には、『「管降ろし」なぜ起きた』ちらつく原発タブーとして署名記事が掲載された。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011060302000054.html

　管の5月6日の浜岡停止要請、同18日の電力会社の発電・送電部門分離発言、25日の自然エネの総発電量に占める割合を早期に２０％拡大方針に対応したものとして、自民党・公明党並びに民主党の原発利権議員による巻き返しだとの記事である。非常に興味深い記事だ。

　この大変な時期に政局でゴタゴタするのは有権者の支持は得られないことはわかってるはずなのに、あえて行った理由はここにあるのではないかと思う。
現在進行中のフクシマの局面を肌で感じ取れる政治家がどれだけいるのか。
不信任提出前の、国会での子細な原発の初期対応を間違ったとか、東電の発表が二転三転したりとか、こちらか見ていて意味不明の消耗する論議は、不信任案提出のため東電の作為であり、論議であるとするならば納得もいく。

　いまだ、フクシマの事故が刻々と重大な局面にあるというのに、フクシマ事故の本部長？（=首相）の空白及び変更するのは、日本を捨てよと云うに等しいと思う。
まして、電力と癒着した党派・議員を首相に任命することは、フクシマとともに地獄に道連れだ。
　管は、辞めるのはフクシマの「冷温停止」であるときょう発言した。
管は、フクシマ事故後わけわからぬ原発対応の委員会やら有識者やらを集めた。
多分政府内の保安院・安全委員会なども信用足らないと考えての行動だったのだろう。
しかし、政府部内で集まった人材は原発村にどっぷり詰まったれまた信用おけない人材だった。
ならば、自らで突出するしかないだろうとの思いから、浜岡停止を政府部内で隠密裏に細野及び海江田に打診し、それを何とか成し遂げた。
そして、管は送電・発電分離発言、自然エネルギー過重発言へと続けていく。

　管は、もしかしたら政治生命を、狡猾（原発推進勢力の中で政治的に厳しい中で狡猾に！）フクシマの事故収束とフクシマ後の日本のエネルギビジョンにかけようとしているのかもしれない。 　

コメント
01. 2011年6月04日 23:58:20: Gbp9ypzJMI 俺も一人で考えてて同じ結論に達しました。ググってみたら、、やっぱり。 管降ろし＝推進派の逆襲スタートでほぼ間違いないでしょう。 逆に見れば、管は脱原発派に支持される以外になくなっている。 電力労連〜連合のトップの内閣顧問、笹森氏が死去したのも痛いだろう。 反原発、脱原発派は、自分たちが逆襲されているとは感じないのだろうか？
02. 2011年6月05日 16:01:50: U4eVoSgVRI 最近、推進派がなりを潜めているなぁ、と思ってたらこんなことに奔走してたのか。
03. hurukunaoto 2011年6月06日 12:03:09: VdCLpLnRJ0GDI : 5HMI8PQDgM 菅降ろしの大合唱に裏があると感じている人は以外に多い。TV、新聞の「菅は無能」というプロパガンダに乗る人も残念ながらもっと多い（洗脳されている）。誰が利するのか、を考える時答えは絞られてくる。プロパガンダを素直に信じている人は、後年菅という人の信念を知って後悔しても遅い。自民の対応の裏を見なければならない。「菅」ではダメなのだ。震災対応、原発事故対応の遅れを口実としているが、自民が口走ることに、本当の理由が見える。「菅」を恐れているのだろうか。市民運動は、官僚、財界の対極にある。このまま「菅」に走られては困るのだろう。
04. 2011年6月06日 21:02:01: n92fFld7dk もう分かりきったことですが、今回の不信任騒動は、 東電派（自民・小沢・鳩山）と菅との戦争です。 小沢氏は5月末、米紙のインタビューでこう語ってます。 「こういう状況になると、東京電力の責任に転嫁しても意味がない­。」 国民に全てのツケを押し付けようとしてるのは、一体誰でしょうか­？
05. 2011年6月08日 22:34:17: xAH8Bdo8oI 同感です！ 管さんは、脱原発と原発推進派の争いだとはっきり言ったらいいのに！ 国民には、あの茶番劇も、今起きている大連立の合唱も、あまりにもばかばかしすぎて、 わかりにくくてしょうがないです。
06. 2011年6月08日 23:12:50: cvW5CdfPCg 04,05様 菅総理は脱原発ではないですよ。浜岡原発の停止要請の経緯とその後の言動をきちんと抑えるべきです。 小沢氏のＷＳＪのインタビュー記事の前後を切り離して自分の勝手な解釈を施してしまったことによって、全く真実と逆の判断をしてしまったようですね。 先入観が誤謬を招いた事例です。
07. 2011年6月16日 22:42:21: GY2k9ScYZg 日本テレビの番組のバック・スポンサーに電力会社の存在アリ。 このため真実を報道するのは番組側もむずかしくなってます。 実際、不信任案が出された直後の、今総理のふさわしいのは誰かという街頭調査で1位は管さんです。
08. 2011年7月13日 12:31:12: wM3gqYj5kw 管さん対なりふり構わずあがく原発推進派の戦い。 自分もずっとそう思っていました。管さんを下ろそうと必死になっている原発推進派と、その不自然さを少しも口にせず、むしろ助長しているニュースキャスターたちに惑わされないことと、その不自然さを周りの人たちの一人でも多くに伝えていくことが大切だと思います。
09. 2011年7月23日 13:15:54: ieWTAudjoA 馬鹿缶とかスッカラ菅などというのは、ちょっと普通の人のコメントとは違うような気がします。矛盾点を衝いて冷静に批判すれば良いものを、口を極めて罵倒するのは妙です。煽り的な。

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