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亡き夫の遺志を継ぐ妻、数億円のリスク 恐れず、原発運転差し止め申し立て !  仮処分勝訴 !
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/3918.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2015 年 4 月 17 日 21:12:22: jobfXtD4sqUBk
 


原発の運転差し止め訴訟、亡き夫の遺志を継ぐ妻

数億円のリスク恐れず運転差し止め申し立て再稼働差し止め、仮処分勝訴 !

亡き夫・巖教授の主張:「原発には潜在的な危険があり、

最悪の事故が起きる可能性がある」原発の正しい名前は『海温め装置』だ !

海の生物にとっては、大迷惑だ !

原発は、毎年、日本の川を流れる水の4分の1に相当する量を7℃温めて海に戻している !



T 反原発・亡き夫の遺志を継ぐ妻

(2015/03/10 毎日放送 【VOICE】より抜粋・転載)

☆特集・原発の運転差し止めを訴える、亡き夫・物理学者の遺志を継ぐ妻・

水戸喜世子さん !

☆関西電力・高浜原発の運転差し止めを求める仮処分を申し立て

東日本大震災の発生からあすで4年。
福島第一原発の事故によるダメージは今も暗い影を落としている。

一方、今年は、原発再稼働元年になるとも言われている。
事故の発生を機に亡き夫の遺志を思いだし原発の運転差し止めを訴える・水戸喜世子を紹介。
水戸喜世子は、夫のふるさとに帰ると、福島第一原発事故で子どもたちが低線量被ばくをしたとわかって、国などを相手に裁判をしている母たちと会う。

水戸喜世子自身も今年中に再稼働されるといわれている、関西電力高浜原発の運転差し止めを求める仮処分を申し立てている。
福島や福井、大阪や東京でも活動している。

☆物理学者・水戸巌氏は、「反原発の草分け的存在」だった !

亡き夫は、東京大学原子核研究所出身の物理学者・水戸巌。
1970年代から原発訴訟に関わった、「反原発の草分け的存在」だった。

チェルノブイリ事故が起きる以前から、水戸巌は、手弁当で市民の集会に出かけ、原子力発電に対する自分の考えを語っていた。

安倍晋三首相は、「原発再稼働については規制委員会が安全と判断したものについては、地域の皆さまのご理解を得て再稼働していく」とコメントした。
関西電力高浜原発にも先月、安全審査に合格証が出された。


U 「最高の決定」万感 ! 高浜再稼働認めず

 数億円のリスク恐れず申し立て !

東京新聞:2015年4月15日 朝刊

☆裁判に負けた場合は、数億円にも上る損害を、関電から請求される恐れ !

 東京電力福島第一原発事故から四年余り。十四日の福井地裁の仮処分決定は、高浜原発二基の再稼働差し止めを命じた。申立人は今後の本訴訟で関電側が勝った場合、多額の損害賠償を請求される可能性がある。だがリスクを背負いつつも「福島事故の悲劇を繰り返さない」との決意を胸に、闘ってきた。
 
 午後二時すぎの福井地裁前。「全面勝訴。考え得る最高の内容です」。雨の中、集まった支援者の前で、弁護団の河合弘之共同代表が声を張り上げると、涙ぐむ人も。掲げた垂れ幕には、「司法はやっぱり生きていた」。原告住民らの思いが込められていた。

 近くのホールで開かれた報告集会で、河合代表が「徹底的に戦う最大の武器を手にした。
今日から第二ラウンドが始まる」と自信に満ちあふれた声を響かせると、会場は、きな拍手に包まれた。

☆亡き夫・巌氏の主張:
「原発には潜在的な危険があり、最悪の事故が起きる可能性がある」

 大阪府高槻市の水戸喜世子さん(79)は、芝浦工業大の教授だった、夫・巌(いわお)さんの遺志を継ぎ、仮処分申し立てに参加した。

約二十九年前に亡くなった巌さんは、放射線物理学の専門家として、講演会や論文を通じて原発事故による被害の危険性を訴え、科学者の立場から、「反原発運動」を支えてきた。
 「原発には潜在的な危険があり、最悪の事故が起きる可能性がある」との巌さんの警告もむなしく、福島では事故が起きた。

「夫の訴えを決して無駄にしない」。事故後に脱原発運動に参加し、昨年五月に判決が出た、関電大飯原発3、4号機の差し止め訴訟にも原告に加わった。

 しかし、今回の仮処分では、申立人の間で損害賠償への不安が広がった。
仮に再稼働差し止め決定が出ても、関電が本訴訟に持ち込み、負けた場合は、稼働が遅れた日数に応じて、数億円にも上る損害を、関電から請求される恐れがある。

 実際、九州電力川内(せんだい)原発の再稼働差し止め仮処分(鹿児島地裁)で、住民の多数が申し立てを取り下げた。

 自営業松田正さん(65)=福井県坂井市=も、弁護士から仮処分のリスクについて念押しをされた。
説明を聞き、泣く泣く参加を断念する知人もいた。

しかし「原発を止めるチャンスがあるのなら、家や土地など惜しくない」と、水戸さんらとともに昨年十二月、申し立てに踏み切った。

V 水戸厳教授の経歴と信念

(ウイキペディアより抜粋・転載)

水戸 巌(みと いわお、1933年3月2日 - 1986年12月30日)は、日本の物理学者、「反原発活動家」、市民活動家である。横浜市出身。最終職歴は芝浦工業大学電気工学科教授。

☆職歴[編集]

1961年 甲南大学教員
1967年 東京大学原子核研究所助教授
1975年 芝浦工業大学電気工学科教授(在職死亡)

☆人物・来歴[編集]

1933年(昭和8年)3月2日、横浜市鶴見に生まれる。
第二次世界大戦中、福島県に疎開、同地の中学校を終戦後に卒業。栃木県立宇都宮高等学校卒業後、東京大学理学部に進学、同大学大学院修了後甲南大学教員となり6年間勤務する。

1967年(昭和42年)、東京大学原子核研究所助教授となる。専門は放射線物理学。同年10月に起きた「羽田事件」において、「羽田10.8救援会」を組織して学生たちを支援、同年、日高六郎、羽仁五郎らと「救援連絡センター」を設立、活動の支柱となる。

1971年(昭和46年)頃より反原発運動にかかわり、以後日本の反原発の主導的役割を担う。特に水戸との関係は深く、東海第二発電所の計画に際して起った設置阻止市民運動が、後に裁判に持ち込まれると「訴状」作成段階から裁判の全過程を科学者として支えた。

1975年(昭和50年)、芝浦工業大学電気工学科教授となる。
1986年(昭和61年)12月30日、双子の息子である京都大学大学院生の共生、および大阪大学学生の徹とともに、親子3人で北アルプスの剱岳の北方稜線で消息を断つ、翌夏3人は遺体として順次見つかる、満53歳没。

☆水戸厳教授のエピソード[編集]

「風車」 第114号(1987年9月)
「ポケットの中にはビスケットがひとつ ポケットをたたくと ビスケットがふたつ……」のどかな唄声が聞こえてきた。ふりむくと、物理学者の父親とその幼い子供たちだった。
もう二十年も前のことが、童話のひとコマのようによみがえってくる。唄っていたのは、誰あろう、水戸巌さんと二人の息子さんだった。

原子核研究所の裏庭から東大演習林へと続くあたりで、小春日和の秋の日の、静かな日曜日の昼下がりであった。

水戸さんも私も、原子核研究所に移って間もない頃で、水戸さんは、三十代前半で気鋭の行動派物理学者としてすでに評判だった。

僕は、まだ二十代で何事にも自信がなく、"噂の水戸さん"が目の前にいるのに、なかなか声もかけられなかった。

もちろんその時には、その後二十年、「反原発」ということを通じて、こ れ程にも深いつき合いとなろうとは、思いもよらなかった。
あの時もそれからも、水戸さんがポケットをたたくと、救援、反原発、死刑廃止……と、次々に課題がとび出して、そのどれをも水戸さんは、誠実にこなしていた。
その姿にいつも励まされてきたし、水戸さんは、「ふしぎなポケット」をもっていると、いつも感じさせられた。

山に倒れたことを嘆くまい。それは、水戸さんにふさわしくない。「ふしぎなポケット」は、望むべくもないとしても、せめてその志を受け継ぎたい。(高木仁三郎)


★原発の正しい名前は『海温め装置』だ」海の生物にとっては大迷惑だ !

「えこ&ぴーすActio」1252号(2007年9月25日)
何より温暖化対策を真剣に考えるのならば、膨大な温排水を出している、原発こそ、真っ先に停止すべきです。

100万キロワットの原発の原子炉の中では、300万キロワット分のエネルギーが出ています。
電気になっているのは、たった3分の1で、残りの200万キロワット分のエネルギーは海に棄てています。

私の恩師である水戸巌さんは、「原子力発電という名前は正しくない。正しい名前は『海温め装置』だ」と指摘されました。
私は、これを聞いて、目から鱗が落ちる思いがしました。

★1基の原発は、荒川以上に巨大な川の水を7℃も温めて海に流している

確かに、原発のエネルギーの3分の2は、海に棄てられ、海を温めているのですから「海温め装置」と呼ぶのが正当です。
これは、海の生物にとっては大迷惑な話です。
100万キロワットの原発1基は、1秒間に70トンの海水を7℃温めます。

東京の主要河川である荒川でも、1秒間に30-40トンの流量だと思います。
1基の原発は、荒川以上に巨大な川の水を7℃も温めて海に流しているのです。

日本にある、55基の原発全体からは、1年間に1000億トンの温かい水が排出されます。


★原発は、毎年、日本の川を流れる水の4分の1

に相当する量を7℃温めて海に戻している !

日本全土に降る雨の量は、1年間で、6500億トンで、そのうち川に流れるのは、4000億トンです。つまり、原発は、毎年、日本の川を流れる水の4分の1に相当する量を7℃温めて海に戻しているのです。

温暖化対策を真剣に考えるなら、炭酸ガスを問題にする前に、真っ先にこの「海温め装置」を止めるべきです。(小出裕章)

 

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