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長崎・平和祈念式典・首相あいさつ 長崎では、非核三原則に言及 ！
中谷防衛相：法文上は、核兵器の輸送が可能 ！
安倍首相：「国是変わらず」核弾頭運搬を否定 ！
長崎・原爆投下の概要
Ⅰ 非核三原則堅持し核軍縮主導する決意
安倍首相あいさつ全文
（www.asahi.： 2015年8月9日11時43分より抜粋・転載）
本日ここに、被爆七十周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が執り行われるに当たり、原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊（みたま）に対し、謹んで、哀悼の誠を捧げます。
安倍首相「非核三原則を堅持」と表明 長崎平和祈念式典
長崎市長「安保法案、慎重審議を」 平和祈念式典
そして、被爆による後遺症に、今なお苦しんでおられる方々に対し、衷心よりお見舞いを申し上げます。
あの日投下された原子爆弾により、長崎の地が、草木もない焦土と化してから七十年が経ちました。当時、七万ともいわれる、あまたの貴い命が奪われました。惨禍の中、生き長らえた方々にも、筆舌に尽くしがたい苦難の生活をもたらしました。
しかし、苦境の中から力強く立ち上がられた市民の皆様によって、世界文化遺産と美しい自然に恵まれた国際文化都市が、見事に築き上げられました。
今日の復興をなし遂げた長崎の街を見渡すとき、改めて平和の尊さを嚙（か）みしめています。そして、世界で唯一の戦争被爆国として、非核三原則を堅持しつつ、「核兵器のない世界」の実現に向けて、国際社会の核軍縮の取組を主導していく決意を新たにいたしました。
特に本年は、被爆七十年という節目の年です。核兵器不拡散条約（ＮＰＴ）運用検討会議では、残念ながら最終合意には至りませんでしたが、我が国としては、核兵器国と非核兵器国、双方の協力を引き続き求めつつ、「核兵器のない世界」の実現に向けて、一層の努力を積み重ねていく決意です。この決意を表明するため、本年秋の国連総会に新たな核兵器廃絶決議案を提出いたします。
八月末に広島で開催される包括的核実験禁止条約 賢人グループ会合並びに国連軍縮会議に続き、十一月には、パグウォッシュ会議がここ長崎で開催されます。
更に来年には、Ｇ７外相会合が広島で開催されます。これらの国際会議を通じ、被爆地から我々の思いを、国際社会に力強く発信いたします。
また、世界の指導者や若者が被爆の悲惨な現実に直（じか）に触れることを通じ、「核兵器のない世界」の実現に向けた取組を前に進めてまいります。
今年、被爆者の方々の平均年齢が、はじめて八十歳を超えました。
高齢化する被爆者の方々に支援を行うために制定された「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」も、施行から二十年を迎えました。引き続き、保健、医療、福祉にわたる総合的な援護施策を、しっかりと進めてまいります。
特に、原爆症の認定につきましては、申請された方々の心情を思い、一日も早く認定がなされるよう、審査を急いでまいります。
結びに、亡くなられた方々のご冥福と、ご遺族並びに被爆者の皆様のご多幸をお祈り申し上げるとともに、参列者並びに長崎市民の皆様のご平安を祈念いたしまして、私のご挨拶（あいさつ）といたします。
平成二十七年八月九日 内閣総理大臣・安倍晋三
Ⅱ 長崎では、非核三原則言及 ！
中谷防衛相：法文上は、核兵器の輸送が排除されない ！
安倍首相：
「国是変わらず」核弾頭運搬を否定 ！
（www.sponichi.co.jp：2015年8月7日より抜粋・転載）
安倍晋三首相は、8月7日の衆院予算委員会で、９日の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典でのあいさつに「非核三原則」の文言が入ると明言した。
8月6日の広島平和記念式典では言及せず、批判が出ていた。
首相は「非核三原則は当然のことだ。国是に変わりはない」と強調した。
安全保障関連法案の法文上は、核兵器の輸送が排除されないとした中谷元・防衛相の答弁に関し「核弾頭の運搬は全くあり得ない」と述べた。
8月14日にも発表する戦後７０年談話で「侵略」の表現を使うかどうかについては明言を避けた。
「侵略」を認めた有識者報告書を反映するよう求められ「すべての方が同じ認識に立っていないところもある。
しっかり吟味しながら私の考え方として談話にまとめたい」と述べた。「先の大戦への反省」を書き込むとも説明した。
広島で非核三原則に触れなかったことに関しては「（三原則を）当然の前提として、核兵器のない世界を実現するため国際社会の取り組みを主導していく決意を述べた」と理解を求めた。
核兵器運搬をめぐっては、中谷氏も非核三原則などを理由に実現性を強く否定している。
安倍首相は、予算委で「（中谷氏は）純粋法理論上の机上の空論に対して答えた。政策論として運ぶことは１２０パーセントあり得ない」と言明した。
自民党の武藤貴也衆院議員が、安保法案に反対する学生らのデモをツイッターで「『戦争に行きたくない』という極端な利己的考え」と批判したことには「戦争は違法だ。
違法なものに参加しなければいけないとの発言は、前提が間違っている」と述べ、不適切との認識を明らかにした。
７月末の閣僚会合で合意に至らなかった環太平洋連携協定（ＴＰＰ）交渉については「国益を最大限に実現し、国会の承認を得られる内容の協定を早期に妥結できるよう全力を挙げる。
閣僚会議があと１回開かれれば決着できるところまで来ている」と期待を示した。
自民党の御法川信英、民主党の階猛、小川淳也、玉木雄一郎、山井和則各氏への答弁
Ⅲ 長崎・原爆投下の概要
◆原爆投下に長崎が選ばれた理由は ？
長崎が原爆投下目標に選ばれたのは、戦艦「大和」と同型の「武蔵」を造った三菱造船所があったこと、ハワイの真珠湾攻撃時に使用された「魚雷」を造った三菱兵器製作所（兄が学生の身で勤労奉仕場所：後述）があったことなどと言われている。
◆原爆投下の被害
一発の兵器により当時の長崎市の人口24万人（推定）のうち約14万9千人が死没、建物は約36%が全焼または全半壊した。出典：長崎市への原子爆弾投下 - Wikipedia
◆げんばくによる被害状況ひがいじょうきょう
（www.city.nagasaki.lg.jpより抜粋・転載
原爆げんばくが投下とうかされた当時とうじ、長崎ながさきの人口じんこうは約やく２４万まん人にんでしたが、原爆げんばくによって１９４５年ねん（昭和しょうわ２０年ねん）１２月末まつまでに７３，８８４人にんが亡なくなりました。
７４，９０９人にんが負傷ふしょうし、原爆げんばくの熱線ねっせん・爆風ばくふう・放射線ほうしゃせんによる病気びょうき（原爆げんばく症しょう）が人々ひとびとを苦くるしめ、生いきのこった人ひとでも時ときが経たつにつれてさまざまな病気びょうきになり、今いまでも苦くるしんでいる人ひとがいます。
また、市内しないの戸数こすうの約やく３６％にあたる、１８，４０９戸こが被害ひがいを受うけました。
（長崎ながさき市し原爆げんばく資料しりょう保存ほぞん委員いいん会かいの報告ほうこく 昭和しょうわ20年ねん12月末まつまでの推定すいてい 昭和しょうわ25年ねん7月発表はっぴょう）
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