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 靖国神社に高市氏ら閣僚参拝 !  なぜ、中国・韓国等から批判されるのか ?
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/4619.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2015 年 8 月 17 日 21:50:04: jobfXtD4sqUBk
 


靖国神社に高市氏ら閣僚参拝 ! 超党派議連も靖国参拝 !

安倍首相は、玉串料を私費で奉納 !

なぜ、総理・閣僚等の靖国参拝が問題なのか !

なぜ、中国・韓国等から批判されるのか ?



T 靖国神社に高市氏ら閣僚参拝 !

(産経ニュース / 2015年8月15日 より抜粋・転載)

高市早苗総務相、有村治子女性活躍担当相、稲田朋美政調会長、古屋圭司前拉致問題担当相、

小泉進次郎復興政務官等が参拝 !

 安倍晋三首相は、15日午前、東京・九段北の靖国神社に、自民党の萩生田光一総裁特別補佐を通じ、党総裁として玉串料を私費で奉納した。萩生田氏は、参拝後、記者団に「首相は総合的に判断して参拝を見送った」と説明した。

 閣僚では、高市早苗総務相、有村治子女性活躍担当相が、同日午前に参拝。自民党の稲田朋美政調会長や古屋圭司前拉致問題担当相、小泉進次郎復興政務官らも参拝した。

 有村氏は参拝後、記者団に「国難の時に命をささげられた御霊に対し、心を込めて追悼、感謝の誠をささげた」と述べた。

 超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久自民党参院議員)も同日午前に参拝。同会の各党議員は終戦記念日と4月の春季、10月の秋季例大祭に合わせて参拝している。

U 安倍首相、靖国神社に供物奉納 !

小泉前総理の息子などが参拝 !

(horukan.com/:2015年8月15日より抜粋・転載)

「過去形謝罪」を入れた戦後70周年談話を発表した安倍総理が、8月15日神社参拝の代わりに供物(玉串料)を奉納した。

安倍総理は、この日、側近である自民党総裁補佐の萩生氏を通じて神社参拝の代わりに自民党総裁資格で玉串料を奉納した。萩生補佐は「安倍総理は英霊に対する感謝の気持ちと靖国に対する考えは変わりがないというメッセージを伝達した」と時事通信などが伝えた。

安倍総理は政権に復帰して1年になる2013年12月26日靖国神社を参拝して韓国と中国から強い非難を受けた。2013年と2014年終戦記念日には参拝をしないで自民党総裁補佐を通じて供物(玉串料)を奉納した。

これと共に、小泉純一郎前総理の息子である復興政務官の小泉進次郎などが、15日靖国神社を参拝した。

中国官営人民網は、この日、東京発の記事で小泉政務官と前国家公安委員長の古屋圭司がこの日、午前8時18分靖国神社を参拝したと明らかにした。

日本一部閣僚と国会議員などは敗戦日であるこの日に合わせて太平洋戦争戦犯が合祀された靖国神社を集団参拝する。これと共に総務相の高市早苗と女性活躍担当相の有村治子も靖国に参拝した。

これと関連して時事通信は戦後70周年談話が発表された直後、日本の内閣閣僚が靖国神社を参拝したことで韓国と中国の反発が予想されると説明した。


V なぜ、総理・閣僚等の  靖国参拝が問題なのか !

天皇と国家と兵士を結ぶ回路を 追認する事だから


(www.linelabo.com:2001年9月より抜粋・転載)

松 葉 祥 一:神戸市看護大学

『週刊読書人』第2402号(2001年9月7日付)[論潮 9月]欄に掲載されたものを『週刊読書人』編集部および著者の許諾を得て転載する。

政府主催の全国戦没者追悼式は、中国・韓国等から批判されない !

なぜ、首相の靖国神社参拝が問題になるのか。それが,〈現在〉この国の「国民」がどのような国家を作ろうとしているのかを示す試金石だからである。

小泉首相は,靖国に参拝するのは〈過去〉の戦死者に敬意を表すためだと言う。しかし,戦没者に敬意を表すためであれば、政府主催の全国戦没者追悼式で十分である。

首相が、就任当初から,他の政治課題と並べて,八月一五日に靖国参拝を行うと繰り返し強調してきたことは,逆に〈現在〉そのことに大きな象徴的意味があることを示している。
では,首相が、靖国神社に参拝することにどのような意味があるのか。

首相が、靖国神社に参拝することにどのような意味があるのか ?

1) 靖国神社があってはじめて,天皇と国家と兵士を結ぶ回路が完結する

それはまず第一に,「国のために戦って死ねば神様になれるという回路」を国として認めることである(井上ひさし,『朝日新聞』八月九日夕)。

この回路があったからこそ,この国の政府は,生きながらにして爆弾になれ,魚雷になれと若者に命じ,一六・五%の命中率しかない特攻に送り込むことができたのである。
否,それは国のためではなく,〈天皇のため〉であった。

実際,靖国神社においては,天皇にとって、逆賊だった、西郷隆盛たちは、排除されているのに対して,官軍の戦没者は,「天皇のために忠死したという唯一点で,国によって神として祀られ,現人神天皇の礼拝を受けるという無上の栄誉」(『国史大辞典』吉川弘文堂)を与えられている。

この靖国神社があってはじめて,天皇と国家と兵士を結ぶ回路が完結するのである。
それゆえ靖国神社は,戦時中「軍国主義を普及徹底させるうえで,絶大な威力を発揮し,日本国民を侵略戦争にかりたてる精神的支柱としての役割を担うことができた」(同書)のである。

多くの反対を押し切って、首相が、靖国神社参拝を強行することは,少なくともこの回路を追認することになることは明らかである。

さらに,現在再び若者たちをこの回路に誘い込もうとする意図があると理解されても仕方がない。

2) 首相の靖国参拝は,「日本は紛争解決の手段

として戦争を選びもするぞ」と公言することだ !

 そこから第二の意味が生じる。すなわち,首相の靖国参拝は,「日本は紛争解決の手段として戦争を選びもするぞ」(井上ひさし)と公言することに他ならない。

それゆえ,「天皇の軍隊によって運命をひどく悪い方へ変えられてしまったアジアの国々」が危機感をもつのは当然である。アジアから見たとき,靖国神社は日本の軍国主義と侵略戦争の象徴だからである。

それは,一九七八年東条英機元首相ら一四名のA級戦犯が,「昭和殉難者」として合祀されたことによって強まった。この戦争指導者たちを神として祀る靖国神社に首相が参拝し「心をこめて敬意と感謝の意をささげる」行為は,過去の侵略戦争を肯定する立場に日本政府が立つこと,その上で現在それを踏襲しようとしていることを内外に表明することにほかならない

(中江要介「総理は靖国公式参拝を決行すべきではない」,『世界』九月号)。

したがって,中国や韓国による、靖国参拝批判は、内政干渉だという主張(中嶋嶺雄「なぜ中国は反対するのか」,『Voice』九月号)は成立しない。
それが,この国の基本的な外交・軍事方針を示し,近隣諸国にはっきりした脅威をもたらすものである以上,重要な外交問題だからである。

3) 総理・閣僚等の靖国参拝は、憲法をないがしろにすることを意味する !

 第三に,それは「わたしたちをゆるやかに束ねながら,私たちの共通の価値ともなっている」(井上ひさし)憲法をないがしろにすることを意味する。

すなわち,閣僚による靖国参拝は,どのように解釈しようが,「国および国の機関はいかなる宗教的活動もしてはならない」と定めた憲法第二〇条に違反することは明らかである(奥平康弘「首相靖国参拝に疑義あり」,『潮』九月号)。

実際,九一年に出されて確定した岩手靖国訴訟の仙台高裁判決は,「首相の靖国神社公式参拝は違憲」と明言している。さらに九七年四月,最高裁大法廷判決は,愛媛玉串料訴訟において,「地方公共団体による靖国神社や護国神社への玉串料等の奉納が,たとえ相当数の者が望んでいるとしても,公共団体が特定の宗教団体に対して特別の関わりあいをもつことであり,宗教団体である靖国神社や護国神社が特別のものであるとの印象を一般に与えるものであるから,憲法が禁止する国家や公共団体の宗教活動にあたり違憲」だとした。

今回の参拝は,玉串料等の奉納よりも直接に靖国神社との関わりを顕示するものであり,その違憲性はよりいっそう明らかである。

八月一五日を避けたからよいわけでも,私的参拝だからよいわけでもない。
首相や閣僚が、靖国神社に参拝すること自体がすでに違憲なのである(今回の靖国神社参拝違憲訴訟の提起に向けた準備作業が始まっている。日本基督教団靖国・天皇制問題情報センター,neco@gb3.so-net.ne.jp)。

 もちろん、小泉首相は,「虚心坦懐に熟慮」したわけであるから,自らの行為がこのような意味をもつこと,また、世論の六五%が参拝を慎重にした方がよいと考えていること(『朝日新聞』八月四日),歴史修正主義の教科書が問題になった直後であること,自らの行動が平和を望む日本とアジア近隣諸国の民衆を不安に陥れ,これまで積み上げてきた中国や韓国・朝鮮との友好関係を破壊することなどをじゅうぶん承知の上で,「あえて蜂の巣に手を突っ込むようなこと」(『ル・モンド』八月一〇日)をしたのである。
そこには,憲法とくに九条を改正し,「戦争のできる国づくり」をめざそうとする彼の信念が働いているとしか考えようがない。

あるいは,もしかりに彼自身本当に戦争を望んでいないのだとしても,戦争のために重要な役割を果たした宗教施設に参拝するということが,主観的な意図を越えた意味をもつことを知るべきである。

 それに,彼は死者を口実にすべきではないと井上ひさしは言う。

すなわち、死者を利用すること,とりわけその死を強制した国家が利用しようとすることは、傲慢と言わざるをえない。

古山高麗雄は、次のように述べる。「死ねば,靖国も何もない。無です。招魂も追悼も葬式も生者の営みです。死者には何もない,霊などというものは,生者が生者のために作った観念だ」(古山高麗雄「万年一等兵の靖国神社」,『文藝春秋』九月号)。

そして,井上は,戦争の犠牲者に対して生者がなすべきことは,亡くなった人たちの家族(アジア諸国の人々を含む)への謝罪と補償をできるだけして,あとは、死者の魂をそっと静かにしておくことだとする。

そして生者は,これらの非業の死の意味を深く噛みしめながら,自分は二度とこのような死に方をしないし,他人にさせもしないと,心のうちで強く誓いながら生きていくしかないとするのである。

(まつば しょういち・哲学)


 

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