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 安保法制賛成でゆらぐ 公明党の平和の理念(第1回)
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/5315.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2015 年 12 月 18 日 17:04:14: jobfXtD4sqUBk
 

安保法制賛成でゆらぐ公明党の平和の理念(第1回)
──森田実×中島岳志

憲法を改定せずに解釈改憲しようとしている、憲法違背・

憲法破壊の安倍政権 !


(www.kinyobi.co.jp:2015年7月16日2:46PMより抜粋・転載)

カテゴリー:政治|admin
集団的自衛権の行使容認を含む戦争法案(安全保障関連法案)が7月16日午後の衆院本会議で、与党などの賛成多数により可決され、衆院を通過した。

憲法が骨抜きにされてしまう危険性をどう考えるのか。自民党と連立している公明党は「平和の党」としての存在感を示しているのか。2015年4月17日号に掲載した緊急対談をネット公開する。

森田実(もりた みのる)・政治評論家。1932年生まれ。1980年代から、公明党、創価学会関係の取材を重ね、多方面で活躍。ブログ「森田実の時代を斬る」(http://mori tasouken.com/TEST03-2s.html)は毎日更新中。

著書に『独立国日本のために 「脱アメリカ」だけが日本を救う』(2011年、ベストセラーズ)など。

なかじま たけし・本誌編集委員、北海道大学大学院法学研究科准教授。1975年生まれ。インド政治、近代日本思想史研究。
テレビ朝日「報道ステーション」の毎週水曜日コメンテーター。著書に『アジア主義 その先の近代へ』(2014年、潮出版社)、『下中彌三郎 アジア主義から世界連邦運動へ』 (15年、平凡社)など。

中島岳志(なかじま たけし)・本誌編集委員、北海道大学大学院法学研究科准教授。1975年生まれ。
インド政治、近代日本思想史研究。テレビ朝日「報道ステーション」の毎週水曜日コメンテーター。
著書に『アジア主義 その先の近代へ』(2014年、潮出版社)、『下中彌三郎 アジア主義から世界連邦運動へ』 (15年、平凡社)など。

中島: 公明党は、自民党に抵抗できるのか、僕は非常に怪しい気がしています。昨年7月、安保法制の整備についての閣議決定(注)がなされた前後から、僕は公明党に厳しい意見を言ってきました。
創価学会にはたくさんの友人がいますが、彼らも閣議決定の内容を危惧している。
「自民党の暴走を食い止めるブレーキ」として期待もあったけど、いまはアクセルとブレーキを両方踏んでいる車だと思っています。どこに行くかわからない不安定な状態。アクセルを踏んでいる足のことをしっかり考えてほしいです。

森田: 昨年初めから7月までに、公明党と創価学会の人たちの中では、相当な議論がありましたよ。
私のもとには、学会一筋の人から「公明党とは決別する」「公明党の腐敗した連中と闘う」などといったメールが何件も届いた。ですが、いまはみんなが口をつぐんでいる。この沈黙を私は懸念しています。

党側は統一地方選挙が終わるまで、自民党との議論は「しばし休戦状態」と考えているのでしょう。
ですが、自民党はこの間にも、着実に事態を先に進めています。
閣議決定後、公明党との協議はすでに済んだかのようにマスコミに「宣伝」をし、休戦に持ち込んだ。

自民党の高村正彦副総裁は訪米して、米国への防衛協力が拡大されるなど好き勝手なことを言っている。
今月末には安倍の訪米もある。ここで日米防衛協力のための指針(ガイドライン)を決め、安保の法整備に入ろうという考えです。

一方、公明党には米国の出方を注視している節がある。その動きを踏まえた上で法の骨抜き作業に入ろうとしているのでしょう。

(注)閣議決定「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」。第3項「憲法第9条の下で許容される自衛の措置」で、集団的自衛権の行使容認についても触れられている。
(2015年4月17日号、一部敬称略、つづく)

―この続きは次回投稿します―

(参考資料)
憲法を改定せずに解釈改憲しようとしている、

憲法違背・憲法破壊の安倍政権 !

安保法制違憲判断に反論の余地はない !

「植草一秀の『知られざる真実』」:2015/06/10より抜粋・転載

1)安倍政権が窮地に追い込まれている理由は、

矛盾を押し通そうとしているからだ !

ものごとを崩壊させる原因は、「矛盾」である。
「矛盾」とは、「どんな盾も突き通す矛(ほこ)」と「どんな矛も防ぐ盾(たて)」を売っていた楚の男が、客から「その矛でその盾を突いたらどうなるのか」と問われ、返答できなかったという話に基づく故事成語である(Wikipedia)。

もし矛が盾を突き通すならば、「どんな矛も防ぐ盾」は誤り。もし突き通せなければ「どんな盾も突き通す矛」は誤り。

したがって、どちらを肯定しても、男の説明は、辻褄が合わない。
安倍政権が窮地に追い込まれている理由は、矛盾を押し通そうとしているからである。

2)安倍氏は、以前、憲法改定を主張していたが、憲法解釈変更に転換 !

順風満帆(じゅんぷううまんぱん)にみえる安倍政権だが、矛盾を押し通そうとするなら、思わぬ転落に直面する可能性があるだろう。安倍晋三氏は、憲法改定を主張していた。

憲法を改定し、集団的自衛権の行使が可能にすることを提唱してきたのだ。
ところが、憲法改定のハードルは高い。
簡単に憲法を改定することができないことが分かった。

ここで、矛盾のない道筋を考える者であれば、憲法改定を実現させる道を、じっくりと見定める。

ところが、安倍晋三氏は、憲法を変えるのが難しいから、憲法を変えずに、中身だけを変えてしまおうとした。


3)憲法を改定せずに解釈改憲しようとしている、

憲法破壊・違背の安倍政権 !

憲法の中身を変えるということは、実体としての憲法改定である。
憲法を改定せずに憲法を改定しようとしているのである。
これを矛盾と言わずして何と表現できるだろうか。
これは「おそまつくん」である。
安倍晋三氏、谷垣禎一氏が、懸命に詭弁を積み重ねるが、詭弁を重ねても、人を説得できる論理を構築することはできない。

潔く法案を撤回する決断を示せば、その見識に対する評価を得ることができる。


4)安倍内閣・自民・公明党幹部が懸命に詭弁を

積み重ねる事・ペテン師手法の連続 !

「過ちて改めざる、是(これ)を過ちと謂(い)ふ」は論語にある言葉だ。
憲法は国の基本法である。

憲法を基礎に置いて政治を行うことを「立憲政治」と言い、この考え方を「立憲主義」と言う。
権力の暴走を防ぐために、憲法に基礎を置く考え方が「立憲主義」である。
安倍政権が提案している安保法制は、日本国憲法に反している。

この点が問題にされているのだ。

政府がこれまで示してきた憲法解釈に照らしても、安倍政権が国会に提出した安保関連法案は矛盾する。昨年7月1日の閣議決定も憲法に反している。このことが問題にされている。


5)与野党推薦の憲法学者全員が安保法案を違憲と主張 !

決定打になったのは、国会の憲法審査会で、自民党が推薦して招致した憲法学者が安倍政権提案の安保法制案を「違憲」であると断じたことだ。

安倍首相は、現状を冷静に判断して、法案を撤回するべきである。
それが、安倍首相にとってのぎりぎりの逃げ道である。
この判断を誤り、過ちに過ちを重ねれば、安倍政権は、転落することになるだろう。


6)安倍政権が根拠にする、砂川判決は、 

集団的自衛権を容認した判決ではない !

安倍政権は、1959年の最高裁砂川判決を正当性の根拠に持ち出すが、砂川判決は集団的自衛権を容認した判決ではない。
最高裁砂川判決は、「国の存立を全うするために必要な自衛の措置をとることを憲法は禁じていな
い」として、自衛権を認めたが、集団的自衛権を認めたわけではない。

国連憲章第51条は自衛権として、個別的自衛権と集団的自衛権を明記し、日本政府は日本が主権国家として自衛権を有することから、集団的自衛権を有すると判断してきた。
しかしながら、「集団的自衛権については、憲法の制約からこれを行使できない」と判断してきたのである。


7)歴代政府は、砂川判決を元に、72年政府見解で、

「集団的自衛権の行使は、憲法上許されない」と明言 !

歴代政府は、砂川判決を踏まえて国会答弁や政府見解を積み重ね、1972年の政府見解で、「集団的自衛権の行使は、憲法上許されない」
ことを明確に示し、爾来、40年以上、この見解を維持してきた。

安倍政権は、こうした経緯があるにもかかわらず、砂川判決を引っ張り出して「集団的自衛権の行使も許される」と言い始めたのである。

これに対して憲法学者が一斉に「論理に無理がある」と批判しているわけだ。


8)歴代政府見解を歪曲し、詭弁に詭弁を重ねても詭弁にしかならない !

 

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