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平野貞夫氏と池田信夫氏の対談:小沢一郎氏と公明党等について(第1回)
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/9550.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2018 年 2 月 06 日 20:09:14: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


平野貞夫氏「小沢氏の敗北、これは日本が健全な民主主義をつくる最後のチャンス。」

         (第1 回)

(blogos.com:2011年11月22日 10:36より抜粋・転載)

Video streaming by Ustream

☆ 池田信夫(いけだのぶお、1953年10月23日 - )は、日本の経済学者、経済評論家、 ブロガー。元NHK職員。 SBI大学院大学客員教授、青山学院大学非常勤講師、

株式 会社アゴラ研究所代表取締役社長。

☆ 平野 貞夫(ひらのさだお、1935年(昭和10年)12月1日 ‐ )は、日本の政治家。

元参議院議員(2期)。自由党財務委員長。

池田信夫:こんばんは。毎月1回やっていますUstream中継ですけれども、今日は皆さんもご存じのとおり(9月)14日に投開票が行われました、民主党の代表選挙に関連するお話であります。選挙自体は菅直人首相が再選される。
小沢一郎前幹事長が敗れるという形で終わったわけですけれども、世の中の話題は、一方で今日組閣もありましたけども、もう一方では敗れた小沢さんが今後どういうふうに、動くんだろうかという、やっぱり依然として小沢一郎を主語にして政局が語られるという状況が続いている。

そこで今日はゲストとして、小沢一郎さんと長い間一緒に政治活動をなさってこられました元参議院議員の平野貞夫さんをお迎えしています。よろしくお願いいたします。

平野貞夫:よろしくお願いします。

池田:まず平野さん、この一連の選挙の過程の中で平野さんご自身も、まぁ、あの、関わられたそうですけれどもご感想はいかがですか?

平野:はい。あのー小沢一郎という政治家が今までそのトップに、党のトップ、あるいは国の政治家のトップに立つということは、あまり積極的でなかった政治家ですが、現にあのー自民党の時代、経世会から「総理になれ」って言われて固辞したっていう話もあるんですが、そのー今回は2つの意味でですね、自分が国を率いていかなければ、とても大変なことになるという決意でですね、人柄が変わったように決断されて、ただその率直に言いまして、確実に勝てるという、あのー想定はありませんでした。

池田:あー。世間ではね、小沢さんこの種の選挙では負けたことがないと。彼が出るからにはもう勝算あるんだというお話もありましたが、そこまでのことではなかった。

平野:そこのところはそのー今までとは違うところでしてね。

池田:あー。

平野:まぁあの、これまでのそのー代表選挙というのは、単純なその比較ですから。

池田:はいはい。

平野:選挙の戦術的にも、そう難しい…(ものではない)

池田:国会議員だけで決まるのが多かったっていうことですね。

平野:今回の場合は8年ぶりの党員・サポーター、地方議員のポイント制を入れた制度でございますから。
まぁあのー負けた原因といいますかは、一つはそういう戦術に、選挙を仕切っていたスタッフが慣れていなかったといいますか。
あるいは十分対応できなかったちゅう部分があるかと思うんです。
それでまぁポイントが700台と400台に分かれたわけですが、実際の、その実数ということでは、党員・サポーターでも6対4。

池田:そうですね。

平野:地方議員でも6対4と、まぁよく、極めて厳しい小沢叩きの中でですね、非常に健闘したと思っております。

池田:ただちょっと意外だったのは、(小沢氏が)国会議員票では事前には有利だという下馬評だったんですが、そこが、ね?

平野:いや、そこが非常に面白いところでしてね。まぁそこが今後も民主党の党運営、ひいてはその国会運営。

池田:えぇ。

平野:政策選択に大きな影響を及ぼすと思います。

池田:そうですね、はい。あれは事前の予想のように小沢さんが国会議員票で圧倒的に取っているけど、党員・サポーター票で負けたという展開だとすると、まぁいわゆる分裂含みとか何とかっていうお話もあったわけですけれども。その辺は今後はどうなるんですか?

平野:そこでですね、あのー極めてきわどい、そのー数字で、今後ですね、小沢グループが、民主党内の動向のイニシアチブを握るということができたと。したがってそれは、政局全体のイニシアチブを握ることになると。

池田:なるほど。

平野:きわめて微妙な数字で、神様がつくったような形でですね。そこでその、マスコミ・メディアが、今まで小沢をしきりに叩いていたメディアがですね、何だこの選挙の結果は、小沢が主語の、池田さんが言われたですね、主語の、政治の構造に変化ないじゃないかと。さらにもっと小沢がある意味で、変なエネルギーがついたんだと。

池田:ははは(笑)。

平野:こういうことになるわけですね。

池田:あの、今日発表された組閣の名簿を見てますと、いわゆる小沢色はかなり排除したっていう形になっていますね。

平野:はい、これですね、あのー党の役員と、それから閣僚。ここをこう、あの、セットにして考えにゃいかんと思うんですが、で、大事なことはその、党員・サポーターの票はともかくとして、国会議員の数が、206対200と。
本来、実は私も後ろで関わってたんですが、あのー確実に反・小沢票と、それから確実に小沢票と、それから迷い票というのがですね、まぁ50くらいあったわけなんですね。
その迷い票というのは、いろいろな理由があるんですけれども、そのーポストでつられるほう、まぁそりゃあ中にはどうも、毒まんじゅうも多少あったみたいなんですけれどもね。

池田:えぇーっ!?へー。

平野:まぁ、それからいろいろ因縁の中でですね、迷っている人たちがあったようなんですが、あのー前日13日のお昼ごろまではですね、30人から40人くらい、小沢の説得が成功して差ができたと。だからきわめて僅差だろうと。
こういう情報が、あの強うございました。ところが夜になって、これは本当かどうか分かりませんが、党員・サポーターの票で相当菅さんが勝っとると。いう情報で、この何というか、迷い票がですね強いほうに流れると。

池田:はぁーん。へー、なるほど。

平野:それがその小沢さんが議員票で大変負けた原因のようなんです。
   しかしまぁ半々ですから。

池田:はい。

平野:そのー挙党体制をつくろうとすれば、あのー党の幹事長、政調会長、国対委員長ですか。ここの中には、いわゆる小沢グループから1人入れるというのが挙党体制の一つの流れでございますわね。
それから閣僚をまぁ、えー17人ですか? いる中でですね。僕は、いわゆる小沢に入れた人と、入れない人を半々くらいにするというのが、これがバランスのいい挙党体制ですよね。

そこで、結果は今日の組閣では、党三役には小沢グループ誰も入れないと。小沢さんに投票した人は誰も入れないと。
それで、閣僚では小沢グループは1人もいなくて、小沢さんに投票した人は3人ですか。

池田:あ、海江田さんが入っている。

平野:海江田さん、それから大畠さん、高木さん。これはまぁ、言われている話ですね。本人が小沢さんに入れたっていうことですけど、間違いないと思いますけど、正確に無記名投票ですから。分かりませんですわね、その点は。

池田:はいはい。

平野:だから非常にバランスの悪い。

池田:ははははは(爆笑)。

平野:ものになって、小沢さん排除したものだと。
こういうことで党運営できるのかと。したがってその国会運営、大丈夫なのかと。
ま政策的にも、非常に菅さん自身に、代表選挙で具体的な目玉になる内容がないもんですから、しかも非常に厳しくなっとるもんですから。
沖縄問題も、それから円高問題も。そういう意味でまぁ皆さんがこの菅改造内閣のスタートにあたってはかなり厳しい見方をされていますね。

池田:それで皆さんが一番注目なさるのは、小沢さんはこういう時になるとまた党を割るとか新しい党をつくるとかですね(笑)、そういうことを繰り返してこられたわけですけれども、今後そういう可能性ってあるんですか?

平野:まぁあのー小沢さんが党をつくり党を壊しっていう誤解が相当あるんですが、

池田:笑

平野:あのー、その間全部私がシナリオをつくるっていう。

池田:爆笑

平野:私が関わっていることがありましてね、これは真実はですね、要するに政治闘争で負けたんですよ。負けた結果が分かれたりつくったりするわけですからね。

池田:なるほどね。

平野:全部負けたっちゅうことなのです。
それからまぁ岡田克也さんが新進党を解党した時にですね、あのー、そんな説明じゃ分からんと非常に憤慨して、いろいろその、小沢―岡田の関係がちょっとぎくしゃくするのはそれからなんですが、これはまったくの誤解でしてね。

これは当時のやっぱ公明党が参議院で、比例を新進党でやるか公明党でやるかっていう、揺れましてね。
その結果突然、公明でやろうということになったんで、ならば、新進党で通った公明系、創価学会系の人がいるもんですから、いったん、新進党を手続き的に解党しなければならなくなりましてね。

そういう、いわば、公明のその理由で、解党したわけなんです。
ところがその、小沢さんは、それを言うと、こりゃやっぱり、公明に悪いということで、自分の責任だという、そういうことで、これは私の責任だということで、詳細なことは、言わなかったんです。

池田:あーなるほど。

―この続きは次回投稿します―

 

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