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渦中の「真っ白」ML・檀公善氏をインタビューしました。服部弘志
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投稿者 服部弘志 日時 2010 年 12 月 14 日 23:04:15: /b501Pfqw0R.Q
 

10月24日を皮切りに「検察とマスコミを糾弾するデモ」を開始する原動力となった「国民の会」代表、矢野健一郎氏と、「真っ白」メーリンググループを主宰する檀公善氏の出会いのきっかけをつくった者として、このところの近況が見えない渦中の檀氏に面談することができましたので、対談の内容をリポートさせていただきます。

本来、両者の主張を紹介するのが公平であるということは重々承知しておりますが、このところの檀さんの状況と主張が一向に見えないという周囲の声を頻繁にお聞きしていると同時に、私自身も、種々お聞きしたいことが山積していたことから、檀氏にお目にかかりたいとアポイントを求めましたところ、快く機会をいただき、また、録音、公表についても快諾をいただきましたので、ここにその一部始終を公表、掲載させていただきます。

いろいろな考え方はあると思いますが、欠席裁判は好まないというのが、私の性分でもありますので……。以下、檀氏インタビューのレポートです。

−−−−(以下、インタビュー内容です。)

13日午後5時より、檀さんとお会いしました。岩本町のマックです。120円のコーヒーで、長時間話しました。檀さんが人と会うときは、マックが最優先。コーヒー一杯120円で済むからだそうです。会議といえばデニーズのパーティールーム。これも会場費が無料だからだそうです。

檀さんと個人的にお会いしたのは、およそひと月ぶりです。途中檀さんが全国を回って実施されたミニミニ勉強会の東京篇に出席し、八丁堀のデニーズでお目にかかったことはありましたが、1:1の面談は、まさにひと月ぶりでした。

今回檀さんにお電話したとき、少し檀さんの声に張りがないように感じ、気落ちしておられるのかなと思いましたが、お会いしてみると、いつもと全く変わらぬ、あるいはそれ以上に元気な姿でした。

ひと月前にお会いしたとき、檀さんから今後のプランについての話がありました。全国300の小選挙区で同時開催デモが行われるような未来の体制に、システム(IT)で対応していく準備を始めなくてはならない。私(服部)の力を借りたい、というものでした。

また「真っ白」グループの運営についても、当初からいずれNPO法人化することを宣言しているので、これもそろそろ準備していかなくてはならない、というお話もありました。私はNPO法人の設立に携わった経験がありますので、お役に立てるのであれば、と申し上げておりました。

その後気になりながらも、私用が立て込んでしまって、なかなかお会いすることができなくて、今回の面談になったのです。

もう一つ、メーリングリストの投稿を見ていると、ウォルフレン講演を巡っていろいろと混乱している様子が伺えるのですが、一体全体何がどうなっているのか、全貌が見えないために、ぜひ一度檀さんのお話を直接お聞きしたいと思っていたのです。以下、対談の要旨をお伝えします。

服部:檀さん、ぶっそうな話がメーリングリストに登場したりしていて心配していましたが、何かとたいへんですね。

檀氏:私なら、どうってことありませんよ。見てのとおり至って元気です。何倍も大変なのは、小沢さんですよ。ものすごいストレスだと思いますよ。

服部:檀さんだって、すごいストレスでしょう。

檀氏:今回私は背負い切れないほどの大きな責任問題となるべき大失策をやってしまったわけですから、徹底して頭を下げ、お詫びするべき立場にあります。
そのことは、財政的にも大きな穴を抱えることになるわけですが、同時に「市民運動と金−『真っ白』ML運動をめぐって」などと、お金を巡る意図的な中傷を浴びせられると、言いたいことは山ほどあります。でも、「それを言っちゃあお終めえよ」、ってこともありますからね。すべて胸にしまって。人の口には戸は立てられない。やることをちゃんとやっていれば、いずれ誤解も氷解する、そう思っています。私が言うのも変ですが、今起きていることを、私はとてもいいことだと受け止めているのです。

服部:いやいや言うべきは全部話してくださいよ。ところで、いいことだと言いますと?

檀氏:今は、「真っ白」が飛躍するための、避けて通れない踊り場だからです。踊り場というのは、次の飛躍のための諸条件を整える場です。私にとっても大きな反省の場です。そして、私の周りの人・物・金に関する悪い因子を取り除く場です。いま悪い因子がボロボロと剥げ落ちています。こちらから何もしなくても、勝手に剥がれ落ちてくれるものだと思っています。

服部:なるほど。そういう見方もあるわけですね。

檀氏:悲しいことですが、口では小沢支援と言っている一部の人には、小沢さんの偉大さがまるで分かっていないのです。こういう人に限って、熱心な小沢さんの支持者を、「小沢信者」などという言葉を使って揶揄します。
「小沢信者」の何が悪いのでしょうね。私なんかも、髪の毛の先から、足の爪先まで「小沢信者」のつもりですよ。全国を回っていると、私なんか足許にも及ばないほどの「小沢信者」さんがいらっしゃいます。ものすごく熱心で、よく勉強されているし、とにかく心のきれいな方がたくさんいらっしゃいます。その上、何が真実か、見抜く感性をもっている人たちですよ。

服部:そういう熱烈なファンがいるところが、小沢さんの、並みの政治化と違うところなんでしょうね。

檀氏:「真っ白」グループの多くの人は、そういう意味での熱心な小沢ファンです。真実を見抜く感性の持ち主です。だから私は、そういう「真っ白」のメンバーを信頼しています。「真っ白」メーリングリストは、一時的に混乱しているかもしれませんが、最終的には絶対に荒野原にはなりません。逆に、「真っ白」にふさわしくない人は、黙っていても、自ら剥がれ落ちていくんです。

服部:お金のことで、いろいろ檀さんを攻撃しているように見えるんですけど……。

檀氏:一番嫌なことです。私の大失策によって、ただでも困難な財政が、とんでもないピンチに見舞われているときに、お金の問題であらぬ攻撃を受けるのは、正直辛いものがあります。
服部さんにはNPO化の実務について相談をもちかけていましたから、私の会計に関する基本方針は当然ご理解いただいていると思いますが、私ははじめからこの方針を明らかにしてきました。
法人化の形としてNPO法人を選ぶかどうかについては議論もありますし、政治活動ができなくなる、などの意見もあります。しかし私は、「真っ白」の活動を、政治活動だとはこれっぽっちも考えていません。だからNPO化と矛盾するとも考えていません。

服部:「真っ白」の会計について、透明化を要求するという議論がありますが、一部にYさんが会計責任者なのに、檀さんが会計を独り占めにしていると言われていますね。

檀氏:そういうことを言いふらす人の魂胆が分かりません。もともと私はYさんに、「真っ白」をNPO化したときの財務担当をお引き受けいただくという方向の中で、会計を引き受けていただきたいとお願いした経緯があります。ご本業との兼ね合いもあって、お引き受けいただけなかったので、では、カンパ推進の旗振り役をお願いしますということで、お願いしてきました。同時にこのことは、「真っ白」グループの中では周知の事実です。

服部:私もそう思っていました。

檀氏:ところがこれを、秋元氏なんかは、「檀はYさんをダミーに使って、会計を独り占めにしている。けしからん」というのです。Yさんに対して失礼千万です。ご迷惑な話ですが、Yさんに問い合わせまでしているのです。「真っ白」の一般会計の管理を私がやっていることが、諸悪の根源であるかのように言っています。

服部:それはちょっと違うんじゃないですかね。

檀氏:むしろ私には、「真っ白」が法人化されるまでは、真っ白の会計については、当然のことながら、私に善管義務が課されていると思っています。収入のほとんどが浄財ですから、この義務を放棄することは絶対にあってはならないことだと信じています。善管義務について、私はこう考えています。
第一は節約して使うということです。意味は単純ですが、服部さんもご承知のように、打ち合わせはマックで、120円のコーヒー一杯で何時間でもとか、通常の東京−大阪の移動だったら、格安夜行バスで往復するとか……。
そして第二は、費用(時間)対効果の高い使い方をする。たとえば、東京から福岡までの片道の旅費で、名古屋、大阪、岡山、福岡の4ヶ所の勉強会を開く。会場も駅から離れない。こうすれば、資金効率はうんと上がります。
第三は公開の原則です。「真っ白」は私が8月18日に、初めて★阿修羅♪に投稿をしたことから始まりました。まず私は、「真っ白」の活動をするために、江東東税務署長に、「ツイQ」という屋号(みなし法人)の名で、「個人事業の開廃業等届出書」を提出しました。そして8月25日、ゆうちょ銀行に「ツイQ」の名で振替口座を開設しました。
多くの人が誤認しているようですが、振替口座というのは、一般の銀行でいえば当座預金口座に相当します。通帳を見せろとか、通帳を寄越せとか、言いたい放題言われていますが、振替口座には、通帳なるものは無いのです。
その代わり、500円かかるんですけど、「振替口座受払状況調書請求書」なる書類を請求すると、1週間くらいで振替口座受払状況調書なるものが郵送されてきます。ちょっとこれを見てください。これが現物です。

 

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服部:これがその振替口座受払状況証書ですか。8月25日から12月05日となっていますね。

檀氏:ほんとは年度末の12月31日までの分を請求するつもりでいたんですが、とりあえずこういう事態のなかで、急遽、12月5日までのものを請求したんです。

服部:最初の受入れが10月7日になっていますが、8月、9月はゼロだったんですか?

檀氏:そうですね。端的に言えば、それまでは持ち出しでがんばったってことになります。実はご記憶の方もあると思いますが、私が★阿修羅♪に投稿を始めた初期に、早速私に対するネガティブ・キャンペーンの攻撃が始まったのです。檀公善は★阿修羅♪上で、「小沢真っ白」チラシを売りつけるEコマースを始めたというものでした。こういうとんでもない誤解が拡散されては適わないと思いましたので、当初からカンパの申し出も寄せられていたのですが、体制が整うまではと、辞退させていただいてました。

服部:10月7日に、113,005円という大きな額がありますね。

檀氏:これは受入口数が「4」となっているように、4件の合計金額なのですが、この中の1件は10万円でした。愛媛県伊予市のAさんです。このときは驚きました。感激もしました。実は10月10日に、日刊スポーツ印刷社に、「小沢真っ白」チラシの印刷代金の残金の支払い予定があったのです。ほんとに助かりました。

服部:8月、9月と、持ち出しだったということでしたが、ほかに収入源があったのですか?

檀氏:とんでもない。とんでもない。いろんなところで言ってきましたが、私は7月まで、確信犯的ノンポリでした。政治で世の中を変えるなんて、できっこないと思っていましたから……。8月には、本来であれば、厚生労働省委託の職業訓練事業である基金訓練事業という教育事業を立ち上げることになっていました。

服部:さすがですね。基金訓練事業のことは、それなりに理解しているつもりですが、雇用促進の政策課題を、国の支援で事業化できるわけですから、今日本で最も時流に乗った教育事業ですね。

檀氏:そうなんですが、受講生募集の直前に、事業計画をストップしてしまいました。検察審査会の初回の議決に怒りまくったために、この事業をほっぽり投げて、「真っ白」の活動を始めることになったのです。

服部:それはもったいないことをしましたね。

檀氏:それくらい9月14日の代表選で小沢さんに勝ってほしかったんですね。小沢政権を実現してほしかった。勝っていたら、そこで手を引いていたかもしれません。でも負けました。引くに引けなくなったのです。だから、代表選に勝って、そこで手仕舞いにできていたら、カンパを集めることなど考えてもいなかったということです。

服部:そういうことだったのですか。でも9月8日には、奥様といっしょに札幌に行かれましたよね。あの武勇伝に、多くの人が感動したと思うのですが……。

檀氏:実は私の家族は、家内と二人きりなのですが、私は69歳で、実は無年金者です。香港に住所を置いていた期間がかなりあって、日本の年金は拠出の期間が3ヶ月不足したために、年金ゼロなんです。家内の年金が2ヶ月で166,049円。月に直すと約83,000円。家賃72,000と水道光熱費を払ったらマイナスです。
こんな状態で8月からの糧道を断ったのですから、それはもう大変です。生活費を子供に頼る状態です。

服部:よくそこまでご自分を追い込めますね。

檀氏:人間追い込まれないと、真剣になりませんよ。これは事業ではなく、「革命」だと思っていますから……。軍資金があるからやる、無ければやらない、なんてことではないと思うんです。
無くてもやらねばと思ったら、なんとしてでもやらなければなりません。
「小沢真っ白」チラシの印刷だって、初回は当然ながら前金です。

服部:その前金はどうされたんですか?

檀氏:恥ずかしながらぶっちゃけ話しますが、クレジットカードのショッピング枠を換金するという、社会問題になっている例の手があるじゃないですか。手持ちの現金だけでは足りっこないので、最初にあれで24万円をつくりました。9月10日に、この分の決済だけでも30万円支払いました。この30万円もまた、ショッピング枠の換金でつくったんです。
火の車の自転車を漕ぎながらも、何とかして小沢さんに代表選で勝ってほしかった。この気持ちは強烈でした。

服部:クレジットカードが無ければ回らない……。

檀氏:私のカードは限度額が60万円。キャッシング枠が50万円あるのですが、どうしても暗証番号を思い出せなくなってしまって、この枠が使えない。日常生活の買い物もカード。支払いを先延ばしするためには、カップラーメンだってクレジットカードで買っています。有効期限が来年の5月ですし、暗証番号を思い出せない限り、更新もできませんので、それまでの武器です。もちろん新規のカードなんて作ってくれるところもありませんし……。

服部:なんか話がクレジットカードの活用術になってきましたね。

檀氏:もちろん札幌に行ったときも、支払えるものはすべてカード。現金も必要になるので、行きがけに娘のところに行って、1万円を巻き上げて……。1枚のカードで、生活も「真っ白」の活動も、って状態ですから、これってもう、ぶっちゃけ公私混同どころか、公私混交ですよね。
今月は12月ですから、確定申告をするには、クレジットカードの請求明細を見て、これは生活分、これは活動(みなし法人)分と仕分けなければなりません。

服部:すさまじいですね。奥さんはたまったものじゃないですね。

檀氏:小沢さんが勝てば、役目はひと段落だと思っていたのですよ。終わったら、また基金訓練を始めればいいと思ってましたので……。

服部:残念ながら小沢さんは負けましたね。そこで引っ込みがつかなくなったというわけですね。

檀氏:まあ、そういうこともありますね。運命のいたずらですか。でも乗りかかった船を下りるわけにはいきません。おかげさまで10月は、見ての通り、わりと順調にカンパが集まりました。これは、Yさんの呼びかけの賜物です。
では、2枚目を見ていただけますか。

 

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服部:10月の収入はざっと50万円ですか。この間に最初のデモがありましたよね。Tシャツの制作なんかも前金でしょ?

檀氏:そうです。この50万円の中には、「真っ白」チラシやTシャツの代金も含まれており、その分は実質的なカンパにはなりません。
あとそのTシャツですが、サイズが男女で6段階ありますから、どうしても不揃いによる在庫が残ります。資金が寝ますよね。最初のデモの時には猛暑の直後ですから、迷うことなく半袖を作ったのですが、あれよあれよという間に長袖の季節になってしまって……。かといって長袖を作ろうと思うと、今度は前金が無かったり……。せっかくいただいた発注に、ご迷惑をかけてしまったり、反省しています。

服部:受払状況調書3枚のうち、10月分だけでほとんどですね。

檀氏:全くその通りです。で、10月末に30万円引き出したとき、口座の残高はわずかに1,500円でした。そして11月前半の半月は、ご覧のとおり口座に入ったカンパはゼロです。このときはものすごく不安に陥りました。資金が干上がって、お手上げになるんじゃないかと……。

服部:檀さんの財布の中を見たことが無い人には、想像もつかないことです。

檀氏:カンパを促進するのは、想像を超えて大変なんです。呼びかけたときにはそれなりに集まりますが、しばらくすると止まります。次に呼びかけても、効果は大きく低下するものです。

服部:八景島さんという「真っ白」のメンバーで、この前まで檀さんべったりだった人が、★阿修羅♪に「市民運動と金−『真っ白』ML運動をめぐって」という投稿をし、その中で、「『市民運動のお金が集まらない』と云うのは違う」と書いていますが……。

檀氏:ああ、伊藤さんの投稿ですね。どうしたんでしょうね、伊藤さん。名古屋・大阪・岡山の道中、大阪で「感謝の気持」ですといってMさんにいただいたカンパのことで、「この過程でも10万円をポンとカンパしてくれる善意の方が現れた」などと書いてますが、★阿修羅♪という公の場で、こういう嘘を書くのはどうなんでしょう。

服部:嘘なんですか?

檀氏:どんな人でも、手渡しのカンパを剥き出しで出される方はいません。必ず封筒に入れてくださいます。私には、頂戴したカンパについては、守秘義務があります。伊藤さんがこういうことを書くということは、私の知らないところで、こっそり封筒を開けて数えたのでしょうかね。もっとも10万円という金額も、間違っているのですが……。
これがMさんからいただいたときの封筒ですよ。「感謝の気持」って書いてあるでしょ。

服部:手渡しのカンパというのはよくあることですか?

檀氏:たまたま旅に出て、メンバーのみなさんと直接お会いしたからですよ。岡山でも「真っ白」のメンバーの方で、時間が無いので勉強会には出られないけど、カンパだけは届けたいということで駆けつけてくださった方がいました。私はお会いできなくて、「香川のぽっきー」さんが代わりに受け取ってくださったのですが、二人の連名で手紙が添えられていました。これがその手紙です。

「御疲れ様です。日頃の運動、応援致します。ネットというバーチャルな世界からリアル現実という世界へ、運動が拡がっていった事に衝撃を受けました。小額ですが、カンパさせていただきます。頑張って下さい。 E.T」

お二人の気持ちに対する感謝の気持ちと感動を、香川のぽっきーさん、高木さんと当時の伊藤さんを含めて、4人で分かち合ったものです。

服部:嬉しいですね。

檀氏:同様のことが福岡でもありました。これです。

「檀公善様 御活躍ずっと拝見させていただいております。お体の心配をしています。気持は同じですが、何もお手伝いできず、申し訳なく思っております。どうか、お体に気を付けられて、国民と小沢一郎さん、その他、この国を思う方々の為に頑張って下さい。取り急ぎ乱筆乱文にて。 I」

服部:こういう封筒とか手紙を、檀さんはいつも持ち歩かれているのですか?

檀氏:そうです。こういう封筒を眺めたり、手紙の文章をいつも読んで、セルフモチベートしています。お守りというか、宝物ですね。

服部:伊藤さんが言うほど、カンパは簡単に集まるものではないということですよね。

檀氏:こういう感動をたくさんいただいていますが、活動に必要な資金をカンパで賄うということは、並大抵のことではありません。死にもの狂いの実践への共感と評価として、はじめていただけるようになるものだというのが、心底実感です。
カンパの総額が活動に不足するということは、まだまだ私の活動が生ぬるいということの指標でもあると思っています。

服部:この振替口座受払状況調書を見ても、はっきり言って実情を知らない人が想像するより、かなり少ないと思いますけど……。

檀氏:私の力不足、活動不足を認めざるをえません。11月前半はゼロですけれども、その間11月10日には、「小沢真っ白」チラシの増刷分の支払いがありましたし、文字通り命の綱になっているクレジットカードの決済があったわけです。

服部:であればこそ、この11月19日の米木さんからの100万円は大きかったでしょうね。

檀氏:どんなにありがたかったことか。前日18日の口座の残高が18,500円でしたから……。まさに干天の慈雨でした。このカンパが無かったらと考えると、ぞっとします。

服部:それなのに、それを返還するということになったようですが……。

檀氏:そうですね。いろいろな意味で、とても残念なことです。私の失敗と責任で、日比谷公会堂を使えなくなってしまった直後の講演会実行委員会の場でしたから、行き違いが生じてしまい、コミュニケーションがもつれてしまったと思っています。
まずは一旦全額を返還するべきだと考え、「確約書」なるものにサインしました。この「確約書」の文案を書いた人は、実は伊藤さんです。

服部:えっ! 伊藤さんが書いたんですか。驚きです。それにしても支離滅裂な文章だと思いますが……。

檀氏:「1.米木氏よりML会に対し寄附した100万円に対してはすべて完済する」とあり、下の方に「注)ML会とはML実行委員会の略称である 上記の第1項の返済計画は次の通りとする 最終期限は12月未(まま)日とする」とあります。

服部:「ML会」すなわち「ML実行委員会」って何ですか? MLはメーリングリストですよね。「メーリングリスト実行委員会」ということになりますが、何を指しているのか?

檀氏:「実行委員会」というのは、講演会開催のプロジェクトチームである「ウォルフレン講演会実行委員会」しかありませんから、そういうことでしょう。そうすると伊藤さんの文章では、米木さんの100万円は、実行委員会に寄付されたということになります。ところが米木さんが寄付された11月19日には、実行委員会はまだ未発足でした。当然米木さんの寄付は、「真っ白」の一般会計として受け取っています。

服部:当然でしょう。

檀氏:私がこの確約書にサインしたのは、米木さんのカンパについて、全額返還することを決意したからです。ところがその後伊藤さんは、私にこんな奇妙な話をしてきました。

「あの確約書には、私が檀さんを守る仕掛けを仕込んでおきましたから、安心してください。裁判になっても、檀さんは米木さんにお金を返さなくてもいいようになってますから……。100万円は実行委員会に戻せばいいように書いてあるんです」

服部:酷い。酷い。

檀氏:確約書の2と3を見てみましょう。

「2.その他のカンパについては明細を提示しML会の決定に従う。但しその他のカンパはツイキュウ口座に振込まれたすべてを対象とする。
3.通帳及び印鑑は12月5日中にML会に返却する」

つまり、どさくさに紛れて、「真っ白」の一般会計の財産であるカンパも通帳も印鑑も、米木さんの100万円を含めて、全て実行委員会に寄越せと強要しているのです。恐るべし、伊藤氏かな、です。

服部:確約書は、12月5日に写真が【真っ白】メーリングリストにアップされていたのを見ましたが、そこまでは気が付きませんでした。

檀氏:檀は今回の躓きから再起できない、と踏んだんでしょうね。秋元実行委員長など、4日の実行委員会の席で、「こいつの社会的生命を絶ち、二度と立ち上がれないようにしてやる」などと息巻いていました。

服部:あの秋元さんが、そんなことを言うんですか? 檀さんのことを「こいつ」は無いと思いますけど……。

檀氏:伊藤氏が、自分は檀の過去のスキャンダルを掴んでいるから、いざとなったら暴露すれば檀は立ち上がれなくなると、秋元氏に言ったんでしょうね。スキャンダル、笑っちゃいますよ。
私が「噂の真相」という悪名高いスキャンダル雑誌を、名誉毀損で訴えた事件のことです。私がこの雑誌を東京地検特捜部に告訴し、ついに休刊に追い込んだという事件です。今思えば、特捜部というのはいただけませんが、私には何一つ不名誉なことはありません。
伊藤氏や秋元氏が、何を暴露しようが、私はビクともしません。恥を曝すのは彼らのほうです。

服部:メーリングリストに「真っ青ファクト」と題してこの確約書の写真が投稿されたときは、私もショックでした。

檀氏:その後新潟の高橋さんが、この確約書の写真のことをすごく心配されて、こんな投稿をしてくださいました。

「高橋信人 この添付されている壇さんの画像はどうしたんでしょうか コメントもなにもないですが、米木孝司さまの名前ですがどういうことでしょうか しかも画像は逆さまで、書面から壇さんの住所が読み取れます このようなやりかたは人としての義に反します 画像が逆さまであることがそれを示していますよ 削除されることを望みます」

服部:私もこの高橋さんの投稿は読みました。少しほっとしたのを覚えています。

檀氏:私は高橋さんへの返信を兼ねて、こう書きました。

「高橋さま ご心配いただきありがとうございます。こういうものが出てくることは、不徳のいたすところですが、歴史の1ページとして保存しましょう。
管理人さま 削除の可否について、技術的なことは無知ですが、文面はito yo氏が書いてくれたものですし、せっかくですから削除しないでください。
みなさま 米木氏からのカンパは、全額返還するほうがいいと判断しました 檀」

服部:この檀さんの文章を読んだときは、意図が分かりませんでしたが、今分かりました。檀さんは伊藤さんの強要の証拠を、公開の場に確保しておこうと考えたのですね。

檀氏:そうです。こういうことになったとはいえ、私は米木さんが100万円のカンパをされた気持ちは、きわめて純粋「真っ白」であり、また自分が実額を公開して率先することにより、誘い水の役割をされようとしたことも、しっかり理解しているつもりです。奥様と日本酒とクラシックをこよなく愛する、きわめて男気のある類まれな人物です。

服部:檀さんの米木さんに対する評価はブレないということですね。

檀氏:そうです。その後、100万円の内金として、手許にある現金を送金しようとしたのに対して、年内に手渡ししてくれればいい。「笑顔と握手で手仕舞いと致し、新たな希望に満ちた年を迎えましょう」との返事をもらっています。一旦いただいたものを返還するというのは、正直とても厳しいものがありますが、確約したからには、何とかしなければなりません。

服部:伊藤さんの魂胆はよく分かりましたが、ウォルフレン講演会の実行委員会との金銭の授受は、どうなっているのか、聞いてもいいですか?

檀氏:講演会実行委員会会計には、「真っ白」の一般会計から661,000円を仮払いし、341,520円が清算され、戻されています。実行委員会会計からの支出は、野外音楽堂の使用料=158,400円、おにぎり代 =80,000円、編集印刷代=81,080円、計319,480円です。
したがって講演会実行委員会会計と一般会計の間に、現在未決済の貸借は一切残っていません。
メーリングリストに、「一市民」という名でブラックな投稿をしている人がいます。私には誰だか分かっていますが、檀は実行委員会に1円もお金を渡していないなどとデマを書いたりしています。組織的なネガティブ・キャンペーンであることは見え見えです。

服部:講演会実行委員会ですが、12月3日だと思いますが、檀さんが実行委員を辞任するという意思表示がありましたよね。日比谷公会堂の話が流れた責任をとってと書かれていましたが、実は私もこれは奇異に感じました。せめて12月5日の講演会を終えるまでは、辞任するべきではないのではないかと思ったんですけど……。

檀氏:そうですよね。その後は「檀は責任を投げ出した」との非難轟々でした。「国民の会」の矢野氏も、12月10日の投稿で、「無責任に主催者から辞任した貴方」などと書いています。服部さんが奇異に感じられたのももっともですが、実は初めて明らかにしますが、この辞任劇の背景には、とんでもない事実があったのです。

服部:何ですか、その辞任劇の背景にあった事実というのは……。

檀氏:それを説明する前に、伊藤さんの★阿修羅♪への投稿「市民運動と金−『真っ白』ML運動をめぐって」の中のこの部分を読んでみていただけませんか。

「檀さんが独占的に浄財の管理をしていたことはその後の実行委員会でも明らかになっている。問題はここからだ。12月4日講演会の前日、講演会の費用を確保するため檀さんが管理している資金の拠出を求めた。そこで資金が不足していることが明らかになったのだ。真っ先に100万円をカンパした米木孝司さんが怒り出した。米木さんの怒りは当然ではないか。100万円あれば講演会の経費はすべて賄えるはずだった。もちろん他のカンパについてもその出入りを明らかにしなければならない。現時点においてこのいずれも明らかになっていない。帳簿も記録もないなどという事は「真っ白」を唱える資格もなく、恥ずべきことではないか」

服部:何かこれを読んでいると、まるで檀さんが、組織のお金を着服した横領犯のようなイメージですよね。最初から逐一説明していただかないと、ぜんぜん要領を得ないんですけど……。

檀氏:私が独占的に「真っ白」の浄財を管理していたこと……こんなの初めからそうですよ。「その後の実行委員会でも明らかになっている」ってどういうことですか。これこそまさに逃れようのない私の(独占的な)善管義務です。
「独占的」って言葉も意図的ですよね。「檀が独り占め」ってニュアンスを込めたいのでしょう。だけど、現状の善管義務って、もう話しちゃましたけど、すさまじい実態ですよ。伊藤さんが引き受けてくれるのだったら、熨斗付けてお願いしちゃいますよ。おそらく文脈から読む限り、伊藤さんの中には、よほどカンパが集まっているという、想像逞しくした「虚像」があるんでしょうね。
服部さんだったらどうですか? 「真っ白」の一般会計の責任者を引き受けてくれますか?

服部:それは勘弁してくださいよ。ご辞退します。檀さんがやらなければ誰がやりますか。いやその前に、誰が引き受けられますか。
ところで12月4日に資金の拠出を求めたけど、資金不足が発覚したように書かれていますけど……。

檀氏:まるで私が使い込みでもしているかのように、意図的な汚い印象操作が仕組まれています。事実は全く違います。繰り返しますが、私は私が(独占的に)管理している「真っ白」の一般会計のお金を、12月2日に490,000円、3日に171,000円、合計661,000円、講演会実行委員会のプロジェクト会計(責任者=S氏)に渡しています。
そして実行委員会が支払うべき経費を支払ったあとの残金341,520円が、12月7日に実行委員会会計から「真っ白」の一般会計に戻されています。
伊藤氏は、いったい何が目的で、こういう事実を無視し、でっち上げた嘘を公に公表されるのでしょうかね。ちなみに投稿文の最後のほうでは、こんな文章を書いていますよ。

「このため一旦檀さんから回収したお金も再び檀さんに戻してしまうと云う珍現象まで起こったのだ」

どう思います? この文章。

服部:「真っ白」の一般会計のお金を、臨時的なものでしかないプロジェクト会計に全額寄越せと言ってますよね。これが伊藤さんたちの本音なら、恐ろしいことですよ。

檀氏:「100万円あれば講演会の経費はすべて賄えるはずだった」ということは、米木さんが「真っ白」の一般会計に寄付したカンパを、全額講演会実行委員会のプロジェクト会計に寄越せと言ってることになりませんか? 
伊藤氏が書き、私がサインした確約書のどす黒い意図と、ぴったり重なっているではありませんか。

服部:ところで檀さんは、どうして伊藤さんが書いた確約書の「どす黒い」意図を見抜いていながら、サインをされたのですか?

檀氏:彼らの仕掛けに乗って、騙されたふりをして見せただけです。米木さんには100万円をちゃんと返す意志があったからでもあります。彼らは、「講演会は中止、実行委員会は解散」と言っておきながら、その直後、「実行委員会は解散しない」と宣言しました。自分たちが支配する実行委員会を使って、「真っ白」メーリンググループを実効支配しようと企んでいたからです。

服部:まさに「どす黒い」企みですね。

檀氏:でも欲の皮を突っ張らせても、所詮彼らは愚かです。実行委員会はあくまでも「真っ白」メーリンググループのサブ組織であり、講演会開催のためのプロジェクトチームに過ぎないのですから、「実行委員会は解散しない」という宣言など、屁の突っ張りにもなりません。
12・5が終わった以上、すでに実行委員会なるものは、雲散霧消しているのです。

服部:辞任劇の背後にあった事実、早く話してくれませんか。

檀氏:そうそう。辞任劇の背後にあった事実なんですけど、実は11月30日に、実行委員長である秋元氏の招集で、4時から講演会実行委員会が開かれました。目的は残り少ない日数で、講演会にいかに集客するかが中心であるはずでした。
この実行委員会ですが、私と高木氏は、チラシ、ポスター作りの追い込みで、やむをえず欠席を余儀なくされました。

服部:そういえば、あの日チラシのPDFが、更新のたびに何回かアップされましたよね。私もあの日午後2時過ぎに、「常住戦場」を「常在戦場」に校正するようメールを送りましたので、よく覚えています。

檀氏:そう、あの日です。この日の議事録らしきものを、講演会実行委員長の秋元氏が、講演会実行委員会専用の「真っ白」メーリングリスト(【真っ白CML】)に投稿しているのを見て、びっくり仰天しました。次のような文章を発見したからです。見てください。

「昨日の、実行委員会で会計の透明化、国民の会への移行と同時に、合議制が参加者6名全会一致で承認されました。このことをご報告申し上げます」

服部:「会計の透明化、国民の会への移行、合議制」って、「真っ白」メーリンググループのことですか? それとも講演会実行委員会のことですか?

檀氏:講演会実行委員会であれば、秋元実行委員長のもと、とっくに合議制で運営しているわけですから、いまさら「全員一致で承認」もないわけです。ここでは「真っ白」グループの運営のあり方について議決したという意味以外には、考えられません。

服部:おかしいですよ。こんなこと。「真っ白」グループの運営のあり方を、どうしてウォルフレン講演会の実行委員会という、臨時のプロジェクトのメンバーで討議し、決定することができるんでしょうか。
どうして講演会直前の実行委員会で、こんな議題を取り上げるんでしょうね。全くおかしいですよ。しかも、檀さんが欠席しているところででしょう? で、実行委員の中の誰と誰が出席したんでしょうか?

檀氏:出席者については、秋元氏は全く言及していませんが、伊藤氏によると、実行委員長の秋元氏、国民の会の矢野氏、矢野氏が連れてきた学生、実行委員会会計のS氏、米木氏、伊藤氏の6人だそうです。このうち「真っ白」グループのメンバーは、秋元氏、S氏、米木氏、伊藤氏の4人だけです。矢野氏と連れの学生は、「真っ白」グループのメンバーではありません。

服部:この決議って伊藤さんが書いた確認書の内容と、ぴったり符合してますよね。これって適切な言葉を捜せば「クーデター」ということですよ。実行委員会が実効支配するという……。

檀氏:どうして講演会実行委員会という場で、「真っ白」メーリンググループの運営について、私のいないところで、たった4人で、こういうことが決められるのでしょうか。しかも秋元氏の報告メールには、「参加者6名全会一致で承認されました」と書いてあるんです。これがそのメールのコピーです。私は矢野氏が連れてきたという学生なんか全く知りません。

服部:会計の透明化を議決するというのも意味がよくわかりませんが、檀さんが何か不透明なことをしているということでしょうか。これが受払状況調書も最後の3枚目ですね。11月29日にまた100,000円という大口がありますが……。

 

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檀氏:そうですね。神戸のAさんという方からです。お電話番号の記載がなく、まだお礼も申し上げていないのですが、おそらくウォルフレン講演会を前にして、その支援の意志が込められたものだと思います。
最後のほうの12月2日の490,000円、3日の200,000円を引き出しているのは、前に説明したように、12月2日に490,000円、3日に171,000円、合計661,000円、講演会実行委員会のプロジェクト会計(責任者=S氏)に渡した分の原資です。

服部:透明化などという言葉を使っていますが、お話を伺い、またこの振替口座受払状況調書などを見せていただきますと、透明化するとかしないとか、それ以前の問題ですよね。
支払いだって檀さん個人のクレジットカードを使って、少しでも資金繰りを後ろ倒しになるようにしているわけですから、「真っ白」の会計を、檀さんの家計から分離独立させる以前の段階ではないですか。
正直私も、ひょっとしたらとは思っていましたが、伊藤さんはじめみなさん、よっぽどカンパがたくさん入っていると思っているんでしょうね。

檀氏:そうであればねえ。そうであれば、とっくの昔に、会計をどなたかにお願いしてますよ。こんな辛い資金繰りを誰がやってくれますか。こんな状態で、痛くもない腹を探られたんでは、たまったものではありません。
それから、先ほど話しましたが、この振替口座受払状況調書の受入金の中には、「小沢真っ白」チラシの代金や、Tシャツの代金も含まれています。これらは形式的にはカンパですが、実質的には収入になりません。またここに記載されている受入金とは別に、伊藤さんの目撃談にも出てくる現金手渡しでいただいたカンパや、現金封筒で送金されてきたカンパが、全部で約13万円あります。
前に話したように、8月23日に江東東税務署長に、個人事業の開廃業等届出書を出しており、「ツイQ」という屋号を届けてありますので、「真っ白」グループの会計は、この12月31日に締め切って決算をし、収支報告書を添付して、3月15日までに税務申告をすることになります。税金を支払うようになる可能性は、限りなくゼロでしょう。
これが現状における私の会計の透明化に関する方針の全てです。
服部さんの力を借りて、しかるべき時に法人化できれば、そのときはそのときで、その法人のルールに則った透明化があると思うんですよ。

服部:ところで、「国民の会への移行」って何なんですか? 分かりやすい日本語でいうと「クーデター」ってことでしょ。「真っ白」メーリンググループを、「実行委員会」が実効支配して、国民の会に移行させる……。

檀氏:何一つ説明がないので分かりませんけど、秋元実行委員長のメールにはそう書いてあります。ほら。ここです。これって絶対にやばいです。「真っ白」のメンバーでもない矢野氏や、矢野氏が連れてきた学生なる人たちが、私や高木氏が出席していない講演会の実行委員会の席で、「国民の会への移行」を決めるなんて、絶対に認めるわけにはいきません。酷いじゃないですか。

服部:実行委員会というのは、あくまでも講演会を開催することを目的とするプロジェクトですよね。

檀氏:でしょ。服部さん、このさいはっきり言いますから聞いてくださいね。私と高木さんが、講演会のチラシの制作に没頭していて、欠席せざるをえなかった講演会実行委員会で、何がどうなったか知りませんが、こういう決定をするなんて信じられないことです。
それも「真っ白」のメンバーでもない矢野氏や誰だか知りもしない学生を含む6名の満場一致だそうです。こんなことを講演会実行委員会で決めるなどということ自体、理不尽極まりないことですが、私と高木氏は欠席したわけですから、黙っていれば、決議を追認したという立場にされかねないわけです。私にもその決議に従えということになります。
秋元氏の報告メールを見た私は、この「国民の会への移行」を追認したとされかねない危険を回避するためにこそ、即時、「実行委員を辞任する」と宣告したのです。これが辞任届けの本旨です。

服部:なるほど。辞任届けには、そういう背景があったわけですね。

檀氏:何度でも声を大にして言わなければなりません。「国民の会への移行」という、とんでもない決議を追認したと言われないために、こんな酷いことを議決したと称している実行委員会を抜けたまでなのです。
案の定、「檀は無責任にも全てを投げ出してしまった」という、とんでもないネガティブ・キャンペーンが派手に大袈裟に展開されました。その急先鋒に立ったのが、残念ながら伊藤氏です。私には、「私こそ最後まで檀さんを守りますよ」と擦り寄りながらですよ。
辞意を表明したとたん、私は実行委員会のメーリングリスト、【真っ白CML】からも直ちに外されました。
私は秋元氏や伊藤氏や、「真っ白」のメンバーでもない矢野氏らによって、とんでもない決議を行う組織に堕してしまった実行委員会なるものを抜け出したのであって、ウォルフレン講演会の主催者である「真っ白」メーリンググループを辞めたわけでは全くありません。

服部:それはそうですよね。主催はあくまでも「真っ白」メーリンググループですし、実行委員会はあくまでも実施のためのプロジェクトであるわけですから、檀さんが主催者の立場を降りたわけでもなんでもないと思いますよ。

檀氏:もちろん私は、日比谷公会堂が使用できなくなったことの責任を取って辞任すると宣言しましたし、「責任を取る」という言葉は、言うまでもありませんが、「責任を投げ出す」という意味では全くありません。
実は伊藤氏が、個人的に実行委員会について報告メールをくれたのですが、その内容は、秋元氏の報告にある「会計の透明化、国民の会への移行と同時に、合議制が参加者6名全会一致で承認されました」ということには一切触れていませんでした。それもそのはずです。伊藤氏自身が、その決議を行った当事者の一員であったわけですから……。
このときを機に、伊藤氏は私に対して、極端な二枚舌を使うようになっていったのです。

服部:そういうことだったのですか。

檀氏:服部さんは【真っ白CML】の一員であったわけですから、当然読まれていることだと思いますので、伊藤氏の私に対する誹謗中傷がどんなに酷いものであったかは、ご存知だと思います。今私はここで、服部さんにイエス・ノーを問うているわけではありませんから、これはただ聞き流していただければいいことなんですが……。

服部:会場が日比谷公会堂から日比谷野外音楽堂に代わっても、主催はあくまでも「真っ白」メーリンググループであったわけですよね。

檀氏:もちろんです。日比谷野外音楽堂の費用も無駄になりましたけれども、「真っ白」のお金で払っています。

服部:その後3日になって、ウォルフレン教授から日比谷野外音楽堂で行うのであれば、講演をキャンセルするという通知が来たわけですよね。

檀氏:そうです。そこで高木氏が中心となって代替会場探しをやってくれて、翌4日文京シビックホールに行ってみようということになりました。9時に現地集合ということで、高木氏、上京氏、笹崎氏、伊藤氏、そして私の5人が集まりました。結局文京シビックホールは駄目で、続いて憲政会館を当たりましたがここも駄目。
あとは民間の貸会議室を当たるしかないということになり、2、3比較して、最終的にTKP東京駅日本橋ビジネスセンターになったわけです。

服部:秋元氏の実行委員会が開催中止を決め、実行グループが開催することになったいきさつはどうだったんでしょうか?

檀氏:4日の午後1時から、最後の実行委員会が開かれ、秋元氏、米木氏、川田氏、矢野氏、それと例の学生が加わりました。ここで開催か中止か、意見が真っ二つに別れ、激論になりました。
矢野氏のウォルフレン教授に対する極端にネガティブな発言には、正直驚かされました。「あのオランダ野郎」呼ばわりです。損害賠償を請求するべきだ、との発言もありました。
結局秋元実行委員長の決済により、中止ということになりました。ここで高木氏、上京氏、笹崎氏、伊藤氏、川田氏が「実行グループ」を名乗って、TKP東京駅日本橋ビジネスセンターでの開催が決定されたのです。

服部:そこで12月5日の当日ですが、檀さんはどうされたのですか?

檀氏:もちろん参加してお詫びの言葉を述べる機会がほしかったですし、お金のことがとても気になっていましたので、私が前に出て、少しでもカンパがたくさん集まるようなことをしたいという気持ちは強くもっていましたが、私が任命した実行委員長である秋元氏が開催中止を決定した以上、私の立場で出る幕は無いと考え、終日謹慎することにしました。出席されたみなさんにも、多大の心配を与えたり、一部には私に対する不信を与えることになったわけですが、そういう事情があったわけです。

服部:誰にも分からない、辛い部分がありますよね。

檀氏:でも、実行グループのお陰で開催できたことは、ほんとうに嬉しく、感謝、感謝、感謝としか言いようがありません。実行グループといえば、伊藤さんだって熱心な実行グループであったわけですから、その点だけを切り出していえば、やはり感謝しています。

服部:そもそもウォルフレン博士の講演会を開こうと思われた理由は何だったのですか?

檀氏:二つありますね。一つは財政問題です。ここまで縷々話してきたことは、伊藤氏が「市民運動と金−『真っ白』ML運動をめぐって」の中で書いているように、「『市民運動のお金が集まらない』と云うのは違う」というのはまさに違っていて、そういうのはカンパがどれだけ集まったか、本当の実態を知らない人の幻想でしかないということです。

服部:この書類を見れば、一目瞭然ですね。11月前半の半月、檀さんの心境は大変だったと想像します。今だってそうでしょう。

檀氏:こういう事態の中ですから、12月はカンパゼロ、つまり収入ゼロです。完全に兵糧攻めに会っています。しっかりした財政基盤をつくるには、一つは服部さんにお願いしているNPO法人化を実現して、会員制の組織化をはかることです。

服部:お手伝いできることは何だってやります。しかしだからといって、今すぐ法人化など、とてもできる状態ではないですよね。

檀氏:そうですね。まだまだです。だからもう一つは、イベントによって、まとまった臨時収入を獲得することです。ウォルフレン講演会には、そういう位置づけもありました。

服部:それにしては、講演会の入場料は無料でしたが……。それもおにぎり付きで……。

檀氏:これもいきさつを話しましょう。私が設定した入場料案は1,000円でした。これに対して、12月26日に開いた実行委員会の会議で、実行委員長の秋元氏は、強力に無料案を主張しました。それもおにぎりとお茶を付けて……。会場を満員にすることこそ第一義だというのです。収入はカンパを集めればいいということです。
強力な主張でしたから、反論する人もいなくて、私も実行委員長を立てる立場で賛成しました。有料の場合よりも、結果的に多額のカンパを集めるんだ、と心に言い聞かせながらです。

服部:リスクが大きくなりますよね。

檀氏:その日の実行委員会には、夜の部もありましたが、出席者は私、秋元氏、高木氏の3人だけでした。高木氏から、リスクを負えるのかという立場から、無料案に対する強烈な反対意見が出て、秋元氏との激論になりました。すでに昼の部で決まったことだということで、高木氏も無料案を呑まざるをえないことになりましたが……。
以来私は、カンパが増えることなら、何でもしようと考え続けました。

服部:具体的には?

檀氏:何といっても集客です。三井環さん支援の集会とデモの参加者を、いかに歩留まり高く講演会に導くか……これが最大の課題でした。当初三井デモは、東京駅近辺の公園で散会するコースになっていました。
まずこのコースを、日比谷公園に戻ってくるコースに変更してもらえるよう、矢野氏とS氏に仲介を要請しました。講演会が成功し、収益が上がれば、その中から三井さんにカンパをさせていただくことも伝えてもらいました。

服部:なるほど、それで矢野氏から、何度も何度もカンパのことを言ってくるわけですね。

檀氏:矢野氏もお分かりのとおり、収益どころでなくなってしまった今、カンパの約束はどうしたと責められても困りますが、三井事務所の堀田氏とは、何度も会っているわけですから、不首尾のお詫びは、矢野氏を介することなく、直接お会いしてするのが筋であると思っています。
たしかに講演会の収益からのカンパはできませんが、「真っ白」からも多数イベントに参加し、また個々にカンパもし、スタッフ要員も多数派遣しているわけですから、矢野氏にとやかく言われることではないと考えています。
私自身も、三井環さんの冤罪については、折に触れて糾弾してきていますし、今後も三井さんの支援について、できることはやるつもりです。

服部:財政獲得を一つの目的として計画した講演会がこうなったことで、却って財政的な深手を負ったわけですから、今の心境は複雑なんてものではないでしょうね。

檀氏:後だしジャンケンだと思われるのはいやですが、講演会が財政的にも成功していたら、伊藤氏、高木氏、秋元氏が自己負担していた旅費についても、「真っ白」の負担にできるのにと思っていました。またせめて2〜3ヵ月分の活動費くらいは残せるだろうとも考えていました。

服部:講演会のもう一つの目的について、聞かせてください。

檀氏:端的に言えば、ウォルフレン・ブームを起こし、その知名度と見識を普及させることでした。反権力・反マスコミ・小沢復権の革命を進める上で、ウォルフレン教授の思想は、これ以上はない必須のナビゲーション理論だと思っています。このことは、講演会のチラシにも次の小文に書いておきました。

「小沢無しにはありえなかった『政権交代』は、民草の声なき声による大政奉還であったという意味で、明治維新をしのぐほどの気宇壮大な革命の序曲であったはず。今眼前に展開しているドラマは、小泉・竹中時代も顔負けの『政権後退』ではなかろうか。政権に必死にしがみ付く菅氏の選択肢には、なりふり構わぬ『民・自・たちあがれ』の野合を前提にした解散もありえる。レイムダックと化した菅内閣の凋落の中、松戸市議選の結果は、見るも無残な反革命への由々しき逆転を示唆している。手段を選ばぬ『殺小沢』の包囲網がいっそう厳しさを増す中で、小沢氏が新人議員たちに強く訴えている『常在戦場』の呼びかけは、堤防の決壊のような『政権後退』への警鐘である。民草である私たちは、今、何をなすべきか? ウォルフレン博士は、そんな私たちに何を教えてくれるのか?」

服部:結果的には、★阿修羅♪の投稿を見ていても、小沢復権を望む勢力の中に、相当ウォルフレン博士の名前は浸透したのではないでしょうか。

檀氏:例の中央公論4月号を知らなかったような広範な人たちが、ウォルフレン博士の存在を知ったと思います。そういう意味では、この講演会を企画し、日比谷公会堂の使用に大失敗した私ですが、少しは救われる思いがあります。

服部:今後どうしていかれるお積りですか?

檀氏:これは事業ではなく、革命ですから、こんなことでお手上げするわけにはいきません。ニュースを見るたびに、小沢さんのことを思うたびに、自責の念にさいなまれます。こんなことをしていてどうするんだと……。今は「政権後退」どころか「政権破綻」の前夜ではないですか。もの凄い反革命の時期が到来しそうです。そんなときに、年末までに米木さんに返還する資金の目処も立たない自分を、もの凄く歯痒ゆく思います。

服部:「小沢喚問」「小沢喚問」と、馬鹿の一つ覚えのように、それも民主党の内部からかまびすしく騒がれている今、そして来年1月に予定されている小沢さんの「強制起訴」のことなど考えると「小沢真っ白」を浸透させていくことが、今こそ私たちに課されているときはありませんよね。

檀氏:全くその通りです。自分の状況が歯痒ゆくて、地団駄を踏んでいます。とりあえず今は、前から約束をしてきた「小沢真っ白・検察真っ黒」の出版に注力しようと思っています。

「小沢真っ白」の活動のすべては、タブロイド版2ページの新聞型「小沢真っ白」チラシから始まりました。1面のリードにこう書きました。

「収支報告書の不記載や期ずれは形式犯であり微罪なのに、ここまで小沢潰しに狂奔するのは異常だという検察・マスコミ批判がある。それは違う。陸山会の報告には不記載も期ずれも虚偽も無い。形式犯でも微罪でもなく、白より白い真っ白なのだ。」

ご承知のように、郷原信郎氏をはじめ、親小沢の論客の中でも、「期ずれあり・微罪説」が圧倒的です。辻恵議員や平野貞夫氏ですら、いまだに「期ずれあり・微罪説」を認めていますが、これはきわめて不都合なことであると思っています。

服部:「白より白い真っ白」なのだと、根拠をもって主張し、「小沢真っ白」を訴え、運動化したのは、日本広しといえども、檀さん一人です。

檀氏:例の土地の登記簿謄本を見ると、平成17年1月7日の売買で、同日の所有権移転(所有者=小澤一郎個人)と記されています。小澤一郎個人から陸山会に移したのも同日です。
検察のいう「期ずれ」とは、平成16年10月29日に売買しているのに、平成17年1月7日に売買したことにしているという主張です。この検察の主張が正しいとすれば、どういうことになるでしょうか?

服部:登記簿謄本にある1月7日売買は虚偽ということになりますよね。

檀氏:そうです。そうすると、石川氏に政治資金規正法の「期ずれ」が適用される以前に、「電磁的公正証書原本不実記録・同供用罪」(刑法157条1項:5年以下の懲役又は50万円以下の罰金)で、小沢氏への「階段」とされる石川氏ではなく、土地の買主である小澤一郎氏本人(および売主の双方)を、形式犯ではなく、実質犯で有罪にすることができるのです。

服部:まさにそういうことになりますよね。檀さん以外、誰もそういう指摘をしない。

檀氏:法の番人である検察がこのことを知らないはずはありません。ならばどうして検察は、この刑法157条1項で踏み込めないのでしょうか? 実は検察自身が「期ずれ」が無いことを認めざるをえない証拠を押収しているからです。検察のジレンマ、検察のアキレス腱がここにあります。

服部:なるほど。

檀氏:検察審査会の初回の議決における小沢氏の容疑事実は、石川氏の「期ずれ」についての共謀共同正犯のみなんです。なんのことはない。「小沢真っ白」を立証しているのは、検察自身なんですよ。

服部:ならば、小沢起訴は全くもってナンセンスということですよね。

檀氏:全くナンセンスです。石川弁護団が、石川氏の公判前整理手続きにおいて、検察のアキレス腱を突き、「期ずれ」を争点から外す主張をすれば、たちどころに「小沢真っ白」は社会的に公認され、小沢一郎氏は青天白日の身になるのです。検察の手中にあり、検察をジレンマに陥れているエビデンスは、一枚の「合意書」です。

服部:「小沢真っ白・検察真っ黒」は、そういう書き出しから始まるということですね。全くユニークです。

檀氏:この本では、「小沢真っ白」と「検察真っ黒」とをコントラストをつけることによって、ウォルフレン博士のいう「システム」とメディアによる「殺小沢」の構図から、「国民の生活が第一」に象徴される平成維新の民主主義革命の課題と戦略を明らかにし、その中に、小沢一郎という不世出のリーダーシップを明らかにするつもりです。

服部:弘中弁護士に真っ先に読んでほしい本ですね。

檀氏:原稿が出来上がったら、まず真っ先に弘中弁護士に原稿のコピーを送ろうと思っています。弘中弁護士が弁護団長に就任した今、「小沢真っ白」、「石川真っ白」、「大久保真っ白」、「池田真っ白」を勝ち取る闘いが、世の耳目を集めることは疑いないことだと思います。注目の一書を世に送りたいと思っています。

服部:ベストセラー間違い無しだと思います。

檀氏:私の専門の一つはマーケティングです。次の数字を見てください。

小沢一郎=2,290,000、陸山会=1,790,000、陸山会事件=921,000、検察真っ黒=894,000、小沢真っ白=198,000、小沢真っ白・検察真っ黒=124,000、檀公善+壇公善+檀公然+壇公然=295,900、小沢真っ白チラシ=45,900、ウォルフレン=86,500

これらはGoogleで検察した場合の、それぞれのキーワードのヒット数です。「小沢真っ白」というキーワードは私の造語ですが、わずか4ヶ月で20万に迫っています。我田引水ですが、大きな成果だと思っています。

服部:何回かデモに参加していますが、シュプレヒコールで「小沢一郎は真っ白だ〜 検察は真っ黒だ〜」というのは、圧倒的ナンバー・ワンですよ。

檀氏:しばらくは小沢一郎氏は、政界や司法の話題を独占するでしょうから、「小沢真っ白・検察真っ黒」がそこそこ売れることは、間違いないと確信しています。
話を財政に戻しますが、何とかして今年中に米木さんへの返還を終えることができれば、来年は高木さんをはじめ、財政的にもご迷惑をかけた実行グループのみなさんに、しっかりと弁償をしたいと思っております。
「小沢真っ白・検察真っ黒」の印税は、まずそのことに最優先で充当しようと思っていますし、その程度の収入は、間違いなく得られるものと思っています。

服部:出版社は決まっているのですか?

檀氏:まだです。
かつて私が本名で書いた本ですが、主婦と生活社から出した家庭教育の本は、日本語で25万部でたほか、韓国・台湾・中国・香港で出版され、ミリオンセラーになりました。また土屋書店から出した栄養学の本は、16万5千部のロングセラーになりました。
しかし今回は、ペンネームである「檀公善」で出版しますから、過去の出版は関係ありません。
「檀公善」には意外と返還ミスがつきまとうようです。「檀」が「壇」になったり、「善」が「全」になったりします。これらの組み合わせを合計すると、約30万ヒットになります。
★阿修羅♪の読者や「真っ白」のメンバーの中で、出版社や出版人にご縁のある方のお力が得られればと思っております。いい意味で拡散していただけるとありがたいです。

服部:小沢さん、石川さん、大久保さん、池田さんの冤罪が晴らされるための、致命的な鍵を握っているこの本の出版に、ぜひとも力を貸してくださるよう、私からも声を大にしてお願いしたいと思います。
ところで、今回の「事件」を振りかえって、檀さんが一番言いたいことはなんですか?

檀氏:やはり、なぜウォルフレン講演会の企画が、こういう顛末になったかということですが、真光との破談もさることながら、そういう直接的な原因、失敗、責任に言及する前に、講演会の企画の初期において、もっともっと見通しをもった計画を吟味しなければならないという、根本的なところでの反省とお詫びを、きちんとしなくてはなりません。
事業ではなく、革命ですから、つねに行き掛かりの上で意思決定を迫られることは避けられませんが、確実な条件が見通せないときに、「やらない」という決断をすることもまた、重要な決断なのだということを教えられたと思っております。
「責任」という言葉は、「大胆」という言葉と同時に、「細心」という言葉によっても、担保されなければならないということを、あらためて学んだ次第です。
これから、その対償を支払っていかなければなりません。

服部:★阿修羅♪読者のみなさん、檀さんの「小沢真っ白・検察真っ黒」が、少しでも早く世に出るために、どうか今の檀さんを、財政の面からも支えてあげてください。
また、檀さんとともに、何かできることをと思っておられる方は、info@tsuiq.infoにメールを送ってください。お名前(匿名可)と、小選挙区名を書いてください。必須ではありませんが、あれば激励のメッセージも書いてあげてください。心からお願い申し上げます。

服部弘志

 

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