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政治の問題を解決する最良の方法は、「民主主義の活用」である !
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投稿者 青木吉太郎 日時 2018 年 3 月 07 日 21:14:17: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


政治の問題を解決する最良の方法は、「民主主義の活用」である !

鳩山改革民主党政権を破壊した、自民党・自公体制の真相は ?

(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/03/05より抜粋・転載)
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1)イタリアでは、「五つ星運動」が、第一党に

躍進することが、確実な情勢になった !

イタリアの総選挙で、草の根民主主義政党の「五つ星運動」が、第一党に躍進することが、確実な情勢になった。

単独過半数を確保する政党は、存在せず、連立協議が、行われることになる見通しである。

ベルルスコーニ元首相が、率いる中道右派連合が、連合勢力としては、最大勢力となる見通しだが、単独政党である、五つ星運動との差は、わずかなものにとどまる見通しだ。

朝日新聞は、「公共放送RAIによると、下院(定数630)では、中道右派連合が、36・4%である。次いで、反既成政党を訴える、第三極の五つ星運動が、32・4%の得票率で、政党単位では、トップに立つとみられる。
与党・民主党を中心とする、中道左派連合は、22・9%にとどまる見通しだ」と伝えている。

2)「五つ星運動」に、連立政権樹立の機会が、

与えられる可能性が高まっている !

投票結果が判明した後は、マッタレッラ大統領が、最初に組閣の機会を与える、党首を選ぶことになるが、単独政党でトップに立った、「五つ星運動」に、連立政権樹立の機会が、与えられる可能性が高まっている。

「五つ星運動」は連立政権に対して消極的な姿勢を示してきたが、イタリアの主権者から信任を得て、第一党に躍進した現実を踏まえて、「五つ星運動」が政権に参画する考えを示す可能性は十分にある。

3)ベルルスコーニ氏が、連立政権樹立を主導する事は、難しい情勢だ !

ベルルスコーニ氏が率いる、フォルツァ・イタリアは、支持率で、主要提携相手の同盟を、下回っており、ベルルスコーニ氏が、連立政権樹立を主導することは、難しい情勢である。

中道右派の同盟のサルビーニ党首は、昨年10月に、中道右派が、過半数議席を得られない場合には、五つ星運動の創設者である、グリッロ氏に電話すると、述べていたことを、ブルンバーグ社が、報じている。

イタリアにおいて、草の根民主主義の「五つ星運動」が主導して、新政権を樹立する可能性が浮上している。

4)本ブログ等に、『政治の既成概念を根底から覆す

五つ星運動の夢』を記述した !

本ブログ、メルマガでは、昨年11月28日に、参議院議員会館で開催した、「五つ星運動」リーダーの、リカルド・フラカーロ・イタリア下院議員による、市民との対話集会について記述してきた。

『政治の既成概念を根底から覆す五つ星運動の夢』:https://goo.gl/oFkB22

その「五つ星運動」が、政権樹立の一歩手前まで、駒を進めているのである。

日本経済新聞などは「五つ星運動」について、「大衆迎合主義=ポピュリズム」と表現してきている。

フランス大統領選挙で大きな支持を集めた、急進左派連合のメランションシは、政治の問題を解決する最良の方法は、「民主主義の活用」であると述べた。

5)政治の問題を解決する最良の方法は、「民主主義の活用」である !

私もまったく同じこと主張してきた。

民主主義を活用する際、もっとも有効な方法は、選挙の際に、一人一票の参政権を有効に活用することである。

このことによって、政治を刷新することができる。

主権者である国民の意思に沿って政治を運営するのが民主主義であり、国民主権である。

この主張を明示して、主権者が求める政策を提示する政治勢力を「大衆迎合」と表現するのは、明確な「悪意」に基づくものである。

「五つ星運動」を「民主主義政党」と表現するのが、中立で客観的なものである。

6)「五つ星運動」を、「大衆迎合主義」と表現する事は、

間違いで、「民主主義政党」である !

それを「大衆迎合主義」と表現して、ネガティブな印象を植え付けようとしているのである。

典型的な「印象操作」である。

「民主主義政党」をあえて「大衆迎合主義政党」と表現しているところに、既得権勢力が民主主義政党である「五つ星運動」に極度の警戒感を有していることが表れている。

政治が、主権者の意思に沿うべきことは、当然のことである。

民主主義の主人公である主権者を「大衆」と表現する必要はない。

主権者の意思を表示する政治勢力を「大衆迎合勢力」と表現する必要もないのだ。

7)ネガティブな印象操作をする事は、既得権勢力の狼狽ぶりが、

鮮明に浮かび上がっている !

単純に「民主主義勢力」と、表現すればよいものを、あえて、「大衆迎合主義政党」と表現して、ネガティブな印象を、受け付けようとしていること自体に、既得権勢力の狼狽ぶりが、鮮明に浮かび上がっている。政治の主人公は主権者である国民=市民である。

そして、市民が能動的に動けば政治を大きく動かし得るのである。

このことを事実として立証しつつあるのがイタリアの五つ星運動である。

これはイタリアだけの話ではない。

―この続きは次回投稿します―

(参考資料)

T 政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆

の大罪と自民党・自公体制の真相 !

「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)

1)既得権益勢力は、 改革阻止の「政治謀略事件」断行 !

民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。

民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。

このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。

日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。

別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。

攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。

小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。

2)「隠れ既得権益派」が 普天間問題で、鳩山首相に違背 !

そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。

鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。

鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。

具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、
北澤俊美防衛相の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。

このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。

3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !

そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。

2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。

民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。

その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。

4)公約破棄の消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !

そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。

この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。

その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。

民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。

そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて2009年総選挙に臨んだ。

5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !

その民主党が、シロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。

だから、民主党は、主権者から見放された。

民主党を破壊した戦犯が、民主党代表選に出馬するのだという。要するに、権力亡者なのだ。

権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。

6)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !

日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。

民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。

民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。

直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。

その主犯は、菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。

菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。

7)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !

二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。

財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。

この変節が日本政治を破壊したのである。

 

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