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小沢一郎はテレビに出演せよ - 大義と正論に自信があるのなら戦え
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投稿者 goyannkee 日時 2010 年 12 月 18 日 03:24:14: ad/cNsAjFU60c
 

ブログ「世に倦む日々」より転載します。  菅直人が支持率回復のためにリーダーシップの演出に躍起になり、それをマスコミの幇間連中がヨイショしてやっている。@税制と予算が大詰めの時期の(指揮官が官邸を留守にする)硫黄島遺骨収集、A現地視察も事前調整もなしの諫早湾開門決定、Bマニフェストに掲げてもいないのに財界にバラマキした法人税減税、Cそして沖縄訪問。これらは、一言で言えばパフォーマンスであり、人気取り目的の見え透いた点数稼ぎの思いつきの羅列である。そんな子供騙しは誰でも理解できる。マスコミの論者はそう明快に言ってやるべきだし、それが国民の心情を代弁する正論なのだろうが、テレビ局から台本が回っているのか、ワイドショーの出演者たちは、「菅さんんもよくやっている」などと持ち上げる言動を吐いている。仙谷由人がテレビ局の幹部に年末ジャンボな官房機密費をバラ撒いた効果だろうか。マスコミは、菅直人が財界の要望どおり法人税減税を決め、消費税増税を来年6月の日程に固めたことを歓迎し、何やら支持率の下支え工作に転じつつあるように見える。これから小沢一郎との抗争に入る戦時ということで、今、マスコミが菅直人を見切って叩きすぎると、逆効果で小沢一郎が浮上する恐れがあるという計算もあるのだろう。9月の代表選のときにように、菅直人支持で布陣を引き締め、軍団の一部としてこの政争に参戦しようとする態勢作りなのだ。マスコミは反小沢精力の主力である。  

菅直人に助言するつもりはないが、本気で支持率を回復させる気なら、まず最初に取り組むべきことがある。それは夜の贅沢三昧の見せびらかしを慎むことだ。支持率下落が危険水域に達した12月に入ってからも、評判の悪い豪奢な美食道楽は一向に衰える気配がない。12/4 帝国ホテルのすし店「なか田」、12/6 赤坂のすし店「赤坂 石」、12/7 赤坂の焼き肉店「叙々苑 游玄亭赤坂」、12/8 ホテルニューオータニの「ザ・スカイ」、12/9 ホテルオークラの日本料理店「山里」、12/11 銀座の日本料理店「吉兆」、12/10 六本木の日本料理店「さかなや富ちゃん六本木店」、12/13 ANAインターコンチネンタルホテルの「ダビンチ」、12/14 山王パークタワーの中国料理店「溜池山王聘珍樓」、112/15 ホテルニューオータニの日本料理店「なだ万」と、ほとんど毎日のように高級料理店で秘書官と豪勢な飲み食いを続けている。格差と貧困の世相の中、こうした高額な店には一度も行ったことがなく、今後も行けないと思っている庶民が、電話調査に答えて「支持率」を構成する一人一人なのである。麻生太郎が国民に嫌われ、最後は政権転落に繋がった一因も、こうした夜の贅沢三昧のひけらかしにあった。庶民が持つのは怨嗟や失望だけだ。収入が減り、負担が増え、暮らしの先行きが見えない庶民は、今年の師走も厳しい寒空の下にある。常識で考えて、無策で放蕩だけの菅直人に庶民が期待や信頼を寄せる理由がない。

私は、小沢一郎はむしろ積極的にテレビに出る戦術を選んだ方がいいと思う。政倫審への出席が情報として一般大衆の需要でなくなるほど、視聴者が食傷になって無意味になるほど、先に連続してテレビに出て画面を埋める戦術があると思う。機を捉えるべきは、テレビの視聴率へのハングリーであり、現在ならどの局も揉み手で小沢一郎の出演を請うだろう。視聴率が取れるからである。敵陣に斬り込む覚悟でテレビ戦略を立てることだ。12/14の朝ズバでの森ゆうこの活躍を見ても、生放送の現場で当意即妙に正論を繰り出す技能があれば、論戦は十分に制することができる。小沢一郎は大義と正論の立場を持っている。検察とマスコミへの不信と批判は、国民の意識の底流に根強くある。それは、次第に危機感や焦燥感に高まりつつある。それを代弁すればよい。率直に国民に訴えればいい。必ず言葉が届くだろう。言うまでもないことだが、世論におけるテレビの影響力は絶大で、小沢一郎をここまで窮地に追い詰めたのもテレビだが、逆にテレビを梃子にして反撃が成功すれば、世論の流れや傾きを変えることができるのである。小沢一郎が口下手で討論の能力がないかと言うと、それは固定観念であって、9月の代表選の記者クラブ会見を振り返っても、記者の質問と噛み合う応答を見事に演じ、その場を興奮させ、討論会を盛り上げた主役は小沢一郎だった。薄唇軽言の菅直人は刺身のツマで、全く存在感がなかった事実を想起すべきである。

まず、最初にテレ朝のスパモニに出ればいい。代表選のときも、スパモニに出演して意外な論客ぶりを発揮し、討論参加者が律動する場面を作って序盤戦をリードした経緯があった。鳥越俊太郎と大谷昭宏とで卓を囲めば、その再現は容易だろう。一つ一つ説明すればよいのである。フリップを使って解説すればよいのだ。西松事件とその裁判について。陸山会事件と検察審査会について。小沢一郎側の反論は、ネットには情報になって出ているが、マスコミでは発言の機会すら与えられていない。与良正男や一色清や大越健介によって、星浩と岸井成格によって、一方的に悪性表象が塗り固められ、排撃と迫害が続けられ、オーウェル的な「二分間憎悪」の対象にされているだけである。まさにスターリン時代のソ連におけるトロツキーと同じ境遇だ。そう言えば、ロシア革命の主役であり英雄は、ペトログラード・ソヴェトの議長であり、赤軍を創設し奮励した司令官のトロツキーだった。全共闘だった仙谷由人は、スターリンの手法をよく学んで実践に応用している。小沢一郎こそ、一昨年の参院選で民主党を勝利させ、昨年の衆院選で政権交代を果たした指揮官だった。地方の選挙区で民主党が勝利できる基盤と条件を作ったのは小沢一郎で、まさに政権交代の最大の功労者である。 ネットを見ない者は小沢一郎の側の言い分に接することができない。情報を得られず、公平な判断ができない。であるならば、意を決して小沢一郎がテレビに出て、情報を提供すればよいのだ。  

テレ朝のスパモニに2日連続で出演し、その話題を夕刊紙やスポーツ紙に書かせ、モメンタムを作ればいい。その次はTBSのNEWS23とBSフジのプライムニュースを選ぶといい。NEWS23は低視聴率に悩んでいるに違いなく、膳場貴子にとって小沢一郎の出演は歓迎だろう。プライムニュースも、朝ズバのような悪質なリンチを仕掛けるとは思えず、視聴率重視のマイルドな仕立てで迎え、八木亜希子が聞き役に回るだろう。これで3本。ここまで出れば、必ず他局も横並びで追随し、われもわれもと小沢一郎生出演の討論企画に参入する。視聴率を稼げるからだ。もし、この時点で報ステから出演依頼が来れば、エースの森ゆうこを代役させればいい。12/14で証明した森ゆうこの実力をもってすれば、古舘伊知郎と一色清と星浩は十分に粉砕できる。森ゆうこの波動砲が発射され、報ステ軍の反動艦隊が撃滅される瞬間を見たい。それができれば、情勢は一夜で変わる。日本海海戦の前日と翌日でヨーロッパとアジアの関係の常識が一変したように、小沢一郎の「政治とカネ」をめぐる世論状況は、従来の観念を止揚されて新たな地平へと移行する。ここまで来れば、後はNHKを攻め落とすだけであり、森ゆうこでも小沢一郎でも、余裕で生出演して大越健介を一刀両断すればいい。テレビを使うことで世論を動かすことはできる。検察とマスコミの暴走と偏向、その異常で不当な政治介入は、現在の日本の民主主義にとって最も深刻な問題だ。誰かが身を賭して正面から批判しなくてはいけない。

そして、政治家は常在戦場と言うのなら、売られた喧嘩は買わなくてはいけない。敵に背を見せて逃げてはいけない。執行部が小沢排除の最終攻勢に出て、小沢政局を作り、世間が小沢一郎の対応に注目しているときに、仲間とカラオケに行ったり、老兵の輿石東に収拾させていてはいけない。年明けには強制起訴が控え、強制起訴になれば離党(除名)は必至なのである。菅直人は、新年1/13の党大会を小沢派抜きで開催する構えであり、党大会前にある強制起訴の時点で小沢派を放逐する意思が明確なのだ。幕張メッセでの党大会は、新しく組み替えた連立政権で臨むのであり、公明党もしくは自民党と共に再出発する晴れの門出にしたいのである。その祝宴の場に小沢一郎は邪魔で、絶対に出席させてはならない「党の敵」なのである。菅直人に挙党融和の意思はなく、あるのは小沢追放のプログラムだけだ。小沢一郎を粛清することによって、連立組み替えの情勢が出来し、政界再編で仙谷由人の問責決議をリセットすることができる展望が開ける。菅政権に浮力と推進力を与えられる。粛清は必ず断行する。小沢派は小さな塊にされて駆除される。輿石東や鳩山由紀夫には力はなく、党内情勢を好転できるカードはない。休戦講和は無理で、負け犬として除名処分されるだけだ。であれば、自分から動いて事態を打開すべきで、自分の問題は自分で始末をつけるべきだ。死中に活を拾うしかないではないか。討ち死にしてもよいのである。イエスのように、鞭を打たれ、石を投げられ、十字架を担がされ、磔にされて息絶えても、それでもよいのだ。

イエスのように復活すればいい。小沢一郎は国民の前に出て戦闘せよ。

 

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コメント
 
01. 管理人さん 2010年12月18日 11:22:38: Master
転載なら、転載もとのURLを記入しなければなりません。

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