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「知の高さ」が低い新聞やテレビを見ることはない(olive)
http://www.asyura2.com/10/senkyo101/msg/381.html
投稿者 判官びいき 日時 2010 年 12 月 05 日 23:04:02: wiJQFJOyM8OJo
 

http://www.olive-x.com/news_ex/index.php
小紙は、インターネットの発展に伴い徐々に日本にも情報化社会が浸透しつつあると体感している。現在の日本の苦境(もう20年間も経済生産が向上しない)は、やはり中央集権システムの劣化と適応不全に原因があると確信している。政治とは税金のことだが、一般勤労者国民の年収平均が400万なのに、公務員は年収800万、国家公務員に至っては年収1000万である。

しかも旧態依然とした年功序列で、人事も硬直的、同期が昇進すると、昇進できなかった者が関連団体などに天下りする。昇進した者は、上位の天下り先が用意され、次々と天下り先を異動する毎に億円単位の報酬退職金を受け取る。日本国が経済成長し、税金を負担している国民が豊かな生活や将来の希望を持てる状況ならまだしも、この非正規雇用層1600万人時代に、中央が適応不全であることは誰の目にも明らかである。

民間は、繰り返し述べているが、既にバブル崩壊後の不良債権処理段階に於いて、給与は職階制から職能給制へと改革されている。中央には大きな国家債務があるのだから、民間と同じように改革されるのが相当である。同時に特別会計という本当の国家予算も改革されなければ、国民は増税にイエスとは云わないだろう。その日本国をバブル崩壊後の国家債務処理体制に適応させるために民主党に政権交代したのだが、その結果起きていることが民主党に対する選挙妨害事件であったり、不当な政治弾圧であったりする。

だがインターネットの発展は、多くの国民がブログやホームページやツイッターや動画サイトなどから情報を多層的に取得し、掲示板やSNSなどで議論し、政府の政策を評価出来るようになった。すなわち、これまで国民は一方的に中央から流される情報に対し受身であったものが、自らが発信手段を手中にしたことで、国民自身が真の表現の自由の手段を持ち始めたと云える。

これまでの討論は、テレビが中心であったが、ニコニコ動画などでも行なわれるようになり、10万人単位の比較的若い層が視聴するようになった。このことは、今後も新聞の未来が暗いことを意味している。現在もマスコミは、地上波を独占しているが、そのソースの多くが政府機関や自治体に関するもので、記者クラブはそこのソースを既得権益としている。これに挑戦する上杉隆氏ら数名のジャーナリストは、すっかりテレビに登場しなくなり、これも一種の言論弾圧である。

だが世の中が変化するとき、弾圧があるのは当然のことであるが、しかしながらその変化の要因となっている社会情勢までも弾圧することは出来ず、遅かれ早かれ社会は変化を余儀なくされる。インターネットは優れた21世紀の文明の利器であり、社会学で云うところの普及には今後変革を繰り返しながら数年を要するだろう。それは、自らが情報にアクセスし、他人の見解を聞き、その情報を自分なりに評価し、生活に活かしていく時代になると予測する。恐らくこの動きが、この国の賢明な国民を徐々に自立に導いて行くものと確信している。

小泉某がここにきてなにやら講演しているが、所詮は、今後も存立できるか分からない、改革が出来ない自民党の応援でしかない。いわく興味がない。国民はずっと意識が進んでおり、今後米国のパワーが相対的に減少し、やはり途上国が成長してくると認識している。そのような中で、この日本国の歴史と伝統を継承して行くためにも、我が国は環境に適応し変革しなければならないのである。それは最終的には、国民意識の浸透、すなわちこのままでは拙いという意識が共有され、それが選挙などへの行動に主体的な見解で臨むことなども含まれる。

例えば、遠からずマスコミは小沢氏の強制起訴が提起された時点で、テレビと新聞が真っ黒になるほど報道するだろうが、一部の開明した国民には異様に映るだけであろう。そのような国民が、次期総理候補に小沢氏を選択しているのであり、それは、社会学上の浸透過程にあると評価出来る。これまで裏のほうでごそごそ動いているイメージだった小沢氏自身が変革し、前面に出て、行動を始めている。

大衆を基礎とする政治家は、嗅覚に敏感だが、小泉某も老いたなと云わざるを得ない。小紙は、所謂、下部構造論者(唯物論者ではない)であり、国の政治が本質的に変わるには国民自身の意識が変わって行く必要があると考えている。インターネットはその国民が利用できるツールであり、その変化に加速度を与えるだろうし、事実、技術の進化と共に秒進分歩で革新している。

しかしそのテクノロジーが大衆に浸透するには、受け手が生身の人間である以上、一定の浸透期間が必要であり、そこでは他の手段と共存しながら定着して行く過程を経る。既にこの国では、先の衆議院選挙で、55年体制は崩壊したと評価しており、その根拠はそれを選択し決断したのは紛れも無い国民自身であったからである。結果、国会議員が地元の右代表で利益を体現するシステムは最早維持できなくなったのである。

すなわち、この国は変わらなければならないと国民が判断している以上、当然ながら今後も抵抗はあるだろうが、最終的には下部構造が勝利すると予言する。そしてインターネットはその重要な文明の利器として、丁度、鉄器が導入された時と同様に社会を変えて行くと考えている。なぜなら人間の頭は他の動物に比して極めて大きく、かつ、それこそが重要な戦略だからである。そして下部構造の「知」が高くなれば、最早、中央に価値を見出す者はいなくなる。同時に、現在の新聞やテレビの構造をも変革させて行く。それは「知の高さ」が低い新聞やテレビを見ることはないからである。したがって中央の政治家や官僚もうかうかしていられなくなる。所詮は「知の高さ」こそが権威であり信用であるのだから。皆さんのご意見もお待ちする。
 

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