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◎社民党との“復縁”は砂上の楼閣 /永田町幹竹割り 杉浦正章
http://www.asyura2.com/10/senkyo101/msg/402.html
投稿者 赤かぶ 日時 2010 年 12 月 06 日 08:56:22: igsppGRN/E9PQ
 

まるで歌謡曲「別れても好きな人」なのだろうか。首相・菅直人は、前首相・鳩山由紀夫が罷免した社民党党首・福島瑞穂に“復縁”を迫るようだ。ひたすらに来年の通常国会乗り切りのための便法としようとしている。入閣で連立と言うことは困難だろうが、“政策でのパーシャル連合”的な連携を目指すものとみられる。しかし罷免の経緯が普天間移転であったように、政権と社民党との間には高いハードルがあり、砂上に築く楼閣のように危ういものとなろう。

 与野党関係の俯瞰図を描くと、反政権で突っ走る自民党に、公明党も菅政権を「沈む泥舟」とみて、やや距離を置きながらも同調している形だ。菅はこの情況を解きほぐすのは容易ではないと見て、通常国会で予算関連法案を成立させるのに必要な衆院3分の2を、民主、国民新両党と、与党系無所属に社民党を加えて確保する方向にかじを切りつつある。先の参院選で敗北したのを契機に社民党内における福島のリーダーシップには陰りが見られるようになった。民主党にとっては、連携に消極的な福島の力が下がり、比較的柔軟な幹事長・重野安正の存在が相対的に上がったことが、政権との連携への動きを進める端緒となっているのだろう。これをとらえて民主党の幹事長・岡田克也は1日に重野と会談、6日の菅と福島の党首会談の下工作をした。

 罷免されて以来拗ねているのは福島だ。福島は、防衛大綱で武器輸出三原則を見直す動きがあることに対して、「2011年度予算案への反対も辞さない」との考えを表明、5日には、「首相に見直しは駄目だと、がつんと言う」と改めて立場を表明した。4日のテレビ番組でも 「連立復帰という話はまったくない。名護市に移設の日米共同声明を見直さなければならない」と突っぱねている。しかし政権側も福島を懐柔させるために、あの手この手を打ち出した。まず「当面は大綱に3原則見直しを明記せず」と先延ばしする方向での調整を検討し始めた。ついで、菅は国民新党代表・亀井静香との会談で「予算編成も3党で協力してやりたい」と民主党との政策連合を表明した。

 こうした下地作りの上に党首会談をしようとしているわけだ。菅がいかにして福島を取り込もうとするのかが見ものとなる。おそらく菅はアキレスけんである普天間移設問題は棚上げの形で深くは触れず、福島に社民党の予算編成への“参画”という“ごちそう”を並べるのではないか。幹事長代理・枝野幸男が4日、「社民党の意見を予算、税制を含めて内政面でしっかり反映し、緊密な連携を高めていくことが大事だ」と発言したのは、その布石に違いない。また福島の3原則緩和への懸念を何らかの形で払拭せざるを得ないのではないか。それがなければ会談の意味がないのだ。

 1回の会談で福島が懐柔されるかどうかは微妙だが、社民党にしてみれば出番が全くない情況で、与野党激突の中に埋没するより、3原則で主張を取り入れさせ、社会福祉、少子化対策などで意見を予算に反映させられれば悪い話ではあるまい。出番なしの情況から出番ありへと脱することが出来るのだ。しかし、菅政権が続いた場合には来年5月ごろの日米首脳会談までには普天間問題に方向を示さねばならず、3月にその方向を出せば、福島が政策連合を離脱する恐れは十分ある。予算関連法案成立のための3分の2が足りなくなる可能性を秘めているのだ。菅は4、5両日に予定していた沖縄訪問を急きょ取りやめたが、これは福島との会談への影響を考慮したために違いあるまい。これを“当面糊塗”という。たとえ協力関係が構築できても、極めて不安定なものとなることを象徴している。

【朝刊トップ3分勝負】
★朝日
統一選1800投票所削減 
 来春の統一地方選の投票所が、4年前と比べ全国で計1800カ所減ることが朝日新聞社の調べでわかった。過疎地を中心に数十万人の有権者が影響を受ける見通しだ。投票所が遠のく有権者のために、40市町村がバスなどで送迎する「移動支援」を実施する。支援に消極的だった総務省も追認に転じ、実態調査を進めている。
★毎日
仙谷長官中国に事前通報
「今日、釈放されます」。臨時国会召集を1週間後に控えた9月24日午前、仙谷由人官房長官から在日中国大使館の孔鉉佑公使に電話で連絡が入った。沖縄県・尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に衝突した中国漁船の船長釈放を那覇地検が発表したのは同日午後2時半。釈放決定は首相官邸中枢から中国側に事前通報されていた。 当時の政府の説明では、仙谷氏は官邸で柳田稔法相(当時)と協議中の午後0時半、法務省から連絡を受けた滝野欣弥官房副長官から検察の釈放判断を知らされたことになっていた。官邸は「検察判断」を強調していたが、実際には周到に仕組まれた政治判断だったことが、複数の関係者の証言から次第に明らかになってきた。
★読売
内閣支持続落25%
 読売新聞社が3〜5日に実施した全国世論調査(電話方式)で、菅内閣の支持率は25%となり、発足以来最低だった前回調査(11月5〜7日実施)の35%から続落した。不支持率は65%(前回55%)に達した。尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件など外交の不手際や閣僚の失言に加え、経済対策と「政治とカネ」の問題では国民の不満を解消できず、支持率下落に歯止めがかからない状態だ。
★産経
消えた菅首相の沖縄訪問 地元難色、仙谷氏「待った」
 仲井真弘多(なかいま・ひろかず)沖縄県知事の再選から5日で1週間がたった。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題の打開に向け、菅直人首相は“秘策”として知事選直後の沖縄訪問を模索したが、閣僚間の足並みの乱れと沖縄県側の難色で先送りとなった。朝鮮半島情勢が緊迫する中、普天間問題の決着による日米同盟の再構築が求められる。しかし、この問題で迷走を重ね退陣した鳩山由紀夫前首相のように定見の欠如を露呈している。何の成算もないまま進めようとした首相の訪沖計画を検証した
★日経
航空機用チタン材国産化
 鉄鋼や航空機の大手企業が組み、航空機の機体に使うチタン材を国産化する。神戸製鋼所、日立金属、IHI、川崎重工業など6社が年内にも新会社を設立。200億円を投じて工場を新設し2013年の生産開始を目指す。部材の調達費を1割減らし、素材の精製から部品製作まで国内でできる体制を築く。日本のものづくりの将来を担う高機能部品の競争力を高める。
http://thenagatachou.blog.so-net.ne.jp/2010-12-06
 

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コメント
 
01. 2010年12月06日 10:44:37: R0KIVWXLF2
もし小沢一郎が政権内にいて仕掛けていれば砂上の楼閣は盤石の砦になっただろうに

まだ間に合うぞ菅直人

小沢一郎を政権に参加させるんだ

その為に仙谷と前原を斬れ


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