以前、どこかの民放で政局より政策なんて言っている輩がいた。正論である。その通りやってくれよと言いたい。

　ここ阿修羅の議論を見ていても、特定のイデオロギーを持った輩が偏頗な記事ばかりをを取り上げて議論を誘導しようとしているように見える。

　考えて欲しい。

　大前氏　民主党ここまでお粗末だと誰も思ってなかったと指摘 （NEWSポストセブン）
http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/491.html
投稿者 真相の道 日時 2010 年 12 月 19 日 13:23:46: afZLzAOPWDkro

　これはある意味正しい。しかし、大前自身の意図はどこにあるのかを考える必要があるだろう。

[政治（菅政権）] 問題は小沢ではない、 菅の無能だ！ （ゲンダイのみかた）
http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/515.html
投稿者 純一 日時 2010 年 12 月 19 日 20:09:09: MazZZFZM0AbbM

　これも間違ってはいない。しかし、それを許したのは有権者だ。

＜毎日世論調査＞内閣支持２４％　子ども手当増額反対６９％
http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/519.html
投稿者 セーラー服ときかんぼう 日時 2010 年 12 月 19 日 20:30:01: q5/COp9BAVzoM

　極めつけはこれだろう。
　単品で様々な問いかけをすればマスコミの意図する結果に誘導することは容易いことだ。しかし、これが政党のめざす社会システムと絡めて論じられた場合どうなるのだろうか？

　かつて小泉はその意味を理解もせずに「米百俵」の精神を訴えていた。

　本来「米百俵」の精神とは自分たちは我慢しても、将来の人材を育てることにあったはずだ。それが、我慢を強いるだけの意味に歪曲されてしまっただけではないのか。
　その小泉を９０％に近い有権者が支持していたのだ。・・・その結果が今の日本だ。

　何故、こんな状態になってしまっているのかと言えば、面倒くさい政策論争よりも面白い政局論争を嗜好する有権者に問題があるのではないのか。

　民主主義や自由主義を守ろうとするならば、それなり知識を我々は蓄えなければならない筈だ。
　その情報の発信源は政治家であり、マスコミで有る筈なのだが、その何れもが政局論争ばかりで政策が見えてこない。従って有権者は政策の優劣を判断する基準を持てないのだ。

　Ｂ層と揶揄された有権者は茹でガエルのごとく茹であがるまで己の状態に気がつかないのであろう。そして、なにを考えるでもなく地縁・血縁・看板だけで政治屋を選び、結果的に大局観も歴史観も哲学もない政治を選んでいるところに問題がある。

　その結果として、人権とは何か、平等とは何か、義務とは、権利など啓蒙しようとは思わない政治屋の集団が、様々な集団を利権集団と化し（マスコミを含め）マインドコントロールする事態になってしまっている。

　イデオロギーに囚われている諸君、一度発想を変えて見ようよ。選択肢が増えるよ。
　自民党が駄目だったから民主党、民主党が駄目になったら自民党・・・。これで何が良くなるの？

　駄目な政党から駄目な政党に乗り換えたところで何にも起きはしない。
　では共産党？社民党？政権を取ろうとしない政党には何も期待できないことは言うまでもない。ただ、おいらとしては批判政党としての意義を見出してはいるがね。

　海江田は1500万円の年収が中流と言ったそうだが、そうなるとその半分にも届かない層は平均年収500万弱という現実から考えれば、絶対多数の筈の下流層は自分たちの生活水準を改善し、子どもたちの未来をどの様につくり上げているかを真剣に考えなければならない筈だ。

　その為には、社会システムをどの様にしていかなければならないのかを考えていかなければならないし、その思いを託せる政治家を選んでいかなければならないだろう。
　その政策を実現してくれる政党を選び、その情報をあまねく開示してもらうことで、耐えるべきものを耐え、未来を切り開くことができるはずだ。

　これこそが「米百俵」の精神と言えることだろう。

　政局論争ばかりしてる諸君、政策論争の方へ軸足を移してはどうかな。 　

コメント
01. 2010年12月21日 00:25:37: m9FNQU9AIg >政局論争ばかりしてる諸君、政策論争の方へ軸足を移してはどうかな。 それは無理な相談。今の制度では人が選べるだけで施策は選べないのだ。 なので、『政策よりも政局』となってしまうのは自然な流れであると理 解している。
02. 地には平和を 2010年12月21日 00:37:21: inzCOfyMQ6IpM : gOzNn58yeA 国民の生活が第一という政策を実行させる為に小沢を首相にしようとしているのであり、これは政策論争なのである。
03. 2010年12月21日 01:02:45: MrFyNAwc6I いい投稿内容だ。賛成する。 政策議論が表に出てこない。民主党は官僚にとって扱いやすい政党かも知れない。 こういう時にこっそり官僚は自分たちの都合のいい法案を可決させる。 政局に国民の目を釘つけにし、大事な話しは公表しないのだ。 まだまだB層が多すぎる。ゆえに善良なる知識人たちが、国民に警告を発し続けなければならないのだ。 政策の目的は、国民の安全と、生活の幸福感、経済的貧困等を無くすことなのだ。 　人は、衣食足りて礼節を知り、学問を修め、 　他者への利他行為が社会の向上に寄与する事を理解する。 　よってこのような良い投稿は、人々に警鐘を鳴らす契機になるのだ。
04. のんぽり 2010年12月21日 06:28:52: 7p9CCripgLT3w : LrXK6I50Qk >>01さん ＞今の制度では人が選べるだけで施策は選べないのだ。 　それも含めて変えていかなければね。 >>02さん ＞国民の生活が第一という政策を実行させる為に小沢を首相にしようとしているのであり・・・ 　これは政策とは言えませんね。 　政策とはどの様な社会を目指すのかを提示し、それにい基づいてプログラムを組み立てた上で提示されるものであって、英雄の手腕に無条件に期待するものではないはず。 >>03さん 　賛同いただきありがとうございます。 　「衣食足りて礼節を知る」これが今や「勝ち組・負け組」「自己責任」「自助努力」などという言葉でかき消され、物欲・金欲が前面に立ち、詐欺まがいの商法が横行するいやな世の中になっちゃいました。 　アメリカ型の資本主義は本家でも破たんしつつあるというのに眼先の利益に拘り、人材を始めとする資源を育てもせずに使いつぶすだけのシステムがグローバルススタンダードと称して全世界に害毒としてまき散らされている。 　これからは国内政治ばかりではなく、このような国際システムのレジーム転換をどの様に図っていくのか、大局観・歴史観・哲学を持った政治家が求められなければならないのだが・・・
05. 2010年12月22日 00:24:04: vvWrUdYvmk >>これからは国内政治ばかりではなく、このような国際システムのレジーム転換をどの様に図っていくのか、大局観・歴史観・哲学を持った政治家が求められなければならないのだが・・・＜＜ 　全くその通りだ。良い慧眼だ。 ケツのコマイ人物、政治家では、庶民、貧乏人が即困るのだ。

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