★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK102 > 651.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
村上正邦氏「司法・検察の抜本的改革の実現をめざすために」 (宮崎学)
http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/651.html
投稿者 pochi 日時 2010 年 12 月 21 日 18:11:12: gS5.4Dk4S0rxA
 

村上正邦氏「司法・検察の抜本的改革の実現をめざすために」
http://miyazakimanabu.com/2010/12/21/944/
2010-12-21 (火) 15:49


宮崎学である。

本日村上正邦氏から書類が届いた。

読んでみると、なるほどと感心する内容であった。ここに掲載するので組員諸君もよく読むように。

平成22年12月21日

司法・検察の抜本的改革の実現をめざすために

躍進日本! 春風の会

日本の司法を正す会

村上正邦

新聞報道によれば、大林宏検事総長が、大阪地検特捜部の証拠改竄・犯人隠避事件の責任をとって辞任し、政府は後任の検事総長には笠間治雄東京高検検事長を充てる人事を固めたとのことである。

大阪地検特捜部の事件を「検事個人の不祥事」にとどめず、組織全体の問題として受け止め、最高責任者たる検事総長が責任をとること事態は評価したい。

しかし、今回の事件を検事総長の辞任で終わらせるようなことがあってはならない。いま国民が求めているのは、厳しい批判に晒された特捜検察の在り方そのものを根本から変革することではないのか。

今回の大阪地検特捜部の事件をはじめ、一連の国策捜査を生んだ特捜検察そのものの病根を剔抉することなく、東京地検特捜部長経験者である笠間治雄氏を後任の検事総長に就かせる人事、つまりトカゲのシッポ切りのくり返しには大いに疑問がある、と言わざるを得ない。

2001年3月、私はKSD事件で受託収賄容疑で逮捕・起訴されたが、当時の東京地検特捜部長が、今回検事総長に擬せられている笠間治雄氏であった。

当時、東京地検特捜部は、「ものつくり大学」設立を目指していたKSD創立者の古関忠男氏が代表質問で取り上げるよう私に請託し、見返りに5000万円を供与したというストーリーを作り、ストーリー通りに調書を捏造したのだ。

請託の事実がないにもかかわらず、請託の日時・場所を「作り上げ」、古関氏には執行猶予を条件に嘘の自白調書にサインさせたのである。

私は終始一貫無罪を主張、古関氏も公判廷で「請託の事実はない。このままでは死にきれない」と証言したが、東京地裁で2年2月の実刑判決を受けた。私は直ちに控訴したが、控訴棄却、最高裁も上告棄却で実刑が確定した。

私は自ら身の潔白を証明するため、今後再審請求を行ってゆく決意だ。

この他にも笠間氏は東京高検次席検事の時、日歯連闇献金事件を担当した。

この事件も不可解な経過をたどった。

1億円の小切手を受け取った時に現場にいた橋本龍太郎元総理、青木幹雄参院自民党幹事長の両氏は証拠不十分で不起訴、野中広務元自民党幹事長は起訴猶予となったが、現場にいなかった村岡兼造・元官房長官が在宅起訴された。 この検察の処分について検察審査会が「起訴猶予は不当である」とする議決を行ったように、当時の特捜検察の捜査、処分には幾多の疑問が残る。

この事件を担当したのが笠間氏であったことを、ここで明記しておきたい。村岡氏は一審では無罪だったが、東京高裁では逆転有罪となり、上告棄却で有罪判決が確定した。

笠間氏の検事総長就任人事を報ずる新聞各紙は、笠間氏は特捜検察の経験が長く、東京地検特捜部長として辣腕をふるい、4人もの政治家を逮捕したことを「実績」として高く評価している。

しかし、この「実績」に問題があるのだ。笠間氏自身が、いま国民の批判に晒されている特捜検察の捜査手法を駆使し、ストーリーありきで幾多の事件を作り上げてきた中心的存在の人物なのではないか。

いま我が国の検察が直面しているのは、今回の大阪地検特捜部の「事件」が何故起きたのか、そしてその根本にある「検察文化」とは一体、如何なるものだったのかを、自ら真摯に問うことである。

あわせて、笠間氏が指揮をとった全ての「事件」の検証があってしかるべきことは、論をまたない。

以上、笠間氏の検事総長就任に異議を申し立てる所以である。


司法・検察の抜本的改革の実現をめざすために (PDF形式)
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2010年12月21日 18:39:27: gNyOGb4YLU
記憶違いかも知れぬが、郷原弁護士がこの笠間氏のことを評価していたように思う。どちらが真実なのか?

02. 2010年12月21日 23:45:18: PIvCcYcOwA
「いつもの手」その場にいなかった者のみ逮捕・立件する。これを異常と思わない人の思考力・感性を疑う。

日歯連事件でその場に居合わせたのは、野中元自民党幹事長、故橋本元首相。

検察がストーリーを作り、調書を捏造し不都合な人物を抹殺するのが日常であって「巨悪を眠らせない」など、マスコミが作った神話に過ぎぬ。

三井環事案も同様。まだ目が見えていない人の視力も疑う。

しかし今回の小沢事案以後、検察が”風”を吹かせることは難しくなる。またか、この捏造屋、言いがかり屋、となる。今度2列縦隊で歩いているときにこの裏金屋と罵ってやる。


03. 2010年12月22日 00:06:46: vvWrUdYvmk
そもそも検察、裁判所が正義の味方だと、思っている庶民がアホなのだ。

検察、裁判所、警察と戦った者のみが、実態を知っているのだ。

冤罪など、権力の如何ようにも操作出来るのだ。

 問題は、この国の国民にあるのだ。

国民が、アホやから何が裏で起こっているのかすら気が付かないのだ。

アホの国民じゃ、権力者達は好きなようにやっているのだ。


04. 2010年12月22日 00:29:01: JX3iEm8ixs
01様
確かに郷原氏は笠間治雄氏に対して高評価をしていました。しかし、村上正邦氏の主張することも歴然たる事実です。私人としては好人物であっても、職務に忠実で有能な人物は往々にして私情とは別の行為規範をもつこともこれまた事実。
郷原氏にとっては個人的に好印象を抱くような体験をお持ちなようですが、郷原氏の言われるような方向で検察機構の改革が推進できるかどうかは疑問詞がつくのではないかと判断しています。

05. 2011年1月01日 14:29:22: OWMNudjV7U
笠間氏の出番はこれからでしょう。「小沢氏起訴」→「有罪」へ持っていくための要となる人物なのでしょう。この記事早くで過ぎました。日付を更新して新たにアップしてもらいたいと思います。村上正邦氏の冤罪が確証されれば責任問題が発生して進退問題に発展すると思いますが。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK102掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK102掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧