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北朝鮮、韓国は協議離婚するしかない(下−1) (下−2) (河信基の深読み) …河さんの評論を重く受け止める。
http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/796.html
投稿者 新世紀人 日時 2010 年 12 月 24 日 09:49:41: uj2zhYZWUUp16
 

http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42390736.html

北朝鮮、韓国は協議離婚するしかない(下−1)

 2010/12/20(月) 午前 11:55

 韓国軍合同参謀本部は今朝8時過ぎ、大延坪島住民に「今日中に射撃訓練実施」と拡声器で退避広報し、韓国メディアは「午前11時に訓練実施」と伝えた。
 11時50分現在、何の動きもないところを見ると「天候が良くない」のかもしれない。
 無論、「天候」とは自然だけでなく、政治的天候も含まれる。

 他方、国連安保理では19日午前11時(日本時間深夜1時)から8時間に及ぶマラソン議論が続き、韓国、北朝鮮国連代表も参席して意見を述べたが、ロシア提出の射撃訓練中止声明案に米日が反対し、採択は見送られた。日本の一部メディアは「北朝鮮非難声明見送り」などと伝えるが、本質を捻じ曲げた一種の国策報道である。
 今後、国連安保理を舞台に中ロと米日などの主導権争いが激化しよう。遺憾なのは、日本のスタンスが従米的な自民党時代のネオコン外交とあまり違わないことである。

 こうした構図は、南北が争うことで外交的自主性を喪失し、それに付け入る形で周辺国が様々な政治的な思惑から動いていることをはっきりと示している。
 
 韓国軍の強硬姿勢が目に付き、李明博大統領の存在感が薄い。
 今朝、イム・テヒ大統領室長から業務報告を受けただけで、「海上射撃訓練は防御的であり、訓練実施時間は合参が決める」と静観している。シャープ米韓連合軍司令官が米大使と共に18日、大統領官邸を訪れ、千英宇・安保首席補佐官と会談して「韓国支持」を伝えたが、李大統領は会わなかったという。
 
 李大統領は振り上げた拳のおろしどころに悩んでいるが、ここまで李大統領を意固地にさせた一因は、北朝鮮の節度を失った対南非難にある。
 北朝鮮は李大統領に対して盧武鉉前大統領が約束した対北経済協力を実施するように求めたが、無視されると、次第に非難の声を強め、李大統領を名指しして「民族反逆者」「傀儡」とこき下ろした。開城工業団地への出入りを制限し、金剛山の韓国側資産を凍結・没収する愚挙まで犯している。
 この節度のなさは、外国間ではありえないことで、同族への甘えから来る。生活支援を断った兄弟への腹いせに似ている。

 その延長線上に、大延坪島への砲撃と民間人死傷者問題が起きたといえる。
 発端は、日本のマスコミは報じないか、「テスト射撃」と誤魔化しているが、事前に韓国側が北朝鮮領海すれすれにK-9高爆発弾など総3,657発の異常な海上射撃訓練を行って挑発したことにある。
 しかし、腹いせとは言え、明らかに過剰反応であった。ここにも多少のことは許されるとの甘えた同族意識がある。
 http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42292907.html?type=folderlist

 案の定、その直後から韓国では反北朝鮮感情が沸騰した。保守派だけでなく、親北と言われた40代以下の層が集まるインターネットの掲示板は北朝鮮非難の書き込みで溢れた。 「北儡(北の傀儡)」という言葉も飛び交っている。
 韓国領土を砲撃し、国民を殺傷したことが、「主権を侵害した」と韓国のナショナリズムに火を付けたのである。

 こうした傾向は2年前のワールドカップアジア予選で、北朝鮮がピョンヤンでの南北対抗戦で韓国の国歌斉唱、国旗掲揚を不許可にした頃から顕在化しつつあった。
 今回の事件はそれを噴出させたと言えよう。

 自分だけが朝鮮半島の正統政府であり、韓国は米国の従属国、傀儡と思い込んでいる北朝鮮指導部は、韓国のナショナリズムを見誤っていると言わねばならない。


http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42394979.html

北朝鮮、韓国は協議離婚するしかない(下−2)

 2010/12/21(火) 午後 0:48

 韓国軍の射撃訓練はそれなりに自制が利き、北朝鮮も過剰反応を抑えた。(上)で「延坪島の南北砲撃戦で高まった緊張は峠を越し、焦点は対話による解決へと移りつつある」と指摘した通りの展開になったが、手放しで喜べる段階ではない。
 南北の遺恨はそのまま残ったからだ。その遺恨が解消されない限り、偶発戦争まで憂慮された事態が今後とも再発する可能性がある。
 http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42376176.html 

 今回、事態が沈静化した要因の1つは、16日から訪朝しているリチャードソン・ニューメキシコ州知事が南北、米国の橋渡しをしたことにある。同j知事は今日、ピョンヤンで「韓国は腕力を誇示し、北朝鮮は政治家として振る舞った」と述べたが、南北痛み分けの判定は妥当であろう。
 同知事は「南北+米国」軍事委員会設置、IAEA査察受け入れ、核燃料棒搬出などの約束を北朝鮮側から得たと伝えられるが、クローリ国務省次官補は20日、「肯定的な措置だが、言葉より行動が重要」と述べ、同時に南北間の対話進展を求めた。

 米朝対話の糸口は出来たが、それは南北対話と連動していこう。
 南北の対話が進展してこそ米朝対話も進展するということであり、北朝鮮が韓国の頭越しに交渉を進めようとすると、これまで同様に揺り戻しが来ることは間違いない。

 もう1つの要因は、決死的な核戦力誇示である。
 20日の北朝鮮最高司令部報道は「わが革命武力の二次、三次の強力な対応打撃は米国と南朝鮮傀儡好戦分子の本拠地を清算するだろう」と述べ、韓米の本拠地(首都)への核攻撃を示唆している。
 戦争が起きれば韓国、日本を道連れにし、米国本土の一部まで焦土化して抵抗すると恫喝し、戦争か対話かを米国に迫っているのである。
 それが米国から一定の譲歩を引き出し、交渉の道を開いたと読める。
 http://www.kcna.co.jp/calendar/2010/12/12-20/2010-1220-009.html

 米韓では「北はまだ核ミサイル保有には至っていない」との見方が支配的であったが、北はヘッカー元ロスアラモス国立研究所所長やリチャードソン州知事を呼んで、核ミサイルを見せたか、その存在を示唆した可能性がある。
 これは新手の「軍事情報露出戦略」というべきものであり、金正恩がデビューした10月10日の労働党創建65周年軍事パレードでも最新ミサイルを全て露出している(「金正恩氏、鮮烈デビュー 北朝鮮の改革開放が始まった」エコノミスト11月9日号参照)。
 横暴な超大国・米国に自尊心をかけて必死に立ち向かう北朝鮮の心意気は分からないではないが、無関係な一般市民を巻き添えにする自爆的な戦略に明日があるわけではない。

 「北朝鮮・中国+ロシアVS米韓日の東アジア新冷戦構造」をいち早く指摘したのは私だが、最近は韓国のメディアでもそうした表現が聞かれるようになったが、決して良い兆候ではない。
 中国誌の鳳凰網が20日、ロシアのメディアを引用して「来年、東海(日本海)北部で中国、ロシアが初めて合同軍事演習をする」と伝えた。中ロは05年から合同演習「和平使命」を毎年陸地で実施し、昨年はハバロフスクと瀋陽で2600人、今年はカザフスタンで5000人規模であった。
 海軍を主体とした来年の演習の時期、規模は明らかでないが、米韓、米日演習を牽制する目的を秘めているのは間違いあるまい。

 南北対立が続けば東アジアの新冷戦は厳しくなり、偶発戦争の危険性が高まり、南北は引き裂かれて周辺国の影響が強まろう。
 また、世界の成長センターである地域経済は萎縮し、北朝鮮の「2012年経済大国建設」は幻となり、韓国の経済も打撃を受ける。日本、中国も悪影響を受ける。

 こうした不幸な事態を防ぐためにも、南北が不毛なハンの呪縛を解いて相互尊重し、軍事境界線を平和線にする究極の和解が不可欠である。
 家庭内暴力に悩む夫婦は、別れるか冷却期間を置くのがよかろう。


(新世紀人コメント)

表題にも書いたが、河さんの評論を重く受け止める。
と言うのは、理性的なそして南北両朝鮮に対する深い想いと愛が言葉を通じて浮かび上がって来るからなのである。
しかし、であればこそ敢えて言う。
戦争は、そして戦争を欲する者の心は …狂気なのであると。
それには、そこには、理性は通じない。と言う事は、説得は不可能であるという事なのだ。
刃物を使う強盗は他人の立場を考えずに刃物を振るう。
その強盗の心理を推測すれば判る事ではないのか。
彼、強盗が金に困り追い詰められて刃物を振るうに至った過程を理解しようとすれば判る事ではないのか。
これを判ろうとする事が本当の彼らへの愛情ではないのか。
それを知ろうとする事なく「刃物を捨てろ、暴力を振るうな」と言っても、強盗は薄ら笑いを浮かべて暴力を実行するだけだ。
彼が刃物を振るおうとしてもそれが出来ない環境を造り出してやれば、彼は刃物を振るうことから解放されるのだ。そして諦めて大人しくなるのだ。
それと同じで、戦争を防ぐ術と彼らの狂気を防ぐ術とは何か。言い換えればその「戦略」とは何なのか。
それは、彼らを「包囲」する事だ。
がん細胞を包囲してしまう事だ。
善意は通じない。理性も通じない。愛を受け入れる度量も期待できない。
しかし、包囲すれば彼は手立てを失い、消耗して衰弱・消滅に至る。
断固として希望的観測や根拠無き善意への期待は排除して、
盾を連ねて包囲する事である。
例えば、暴走する空き菅に「正常であれ」と言って何になると言うのだ。
そんなものは乞食坊主の読経である。無意味であり、失笑をかうだけの事に過ぎない。
空き菅の手足を削ぐのが正しい方法だろう。
それと同じである。

再度言う。
それで自分の住む町の混乱が収まる事が期待できるならば、他人の住む町が火に包まれて財貨が消滅してもそれを望ましいものと追い詰められた者は考えるものなのだ。
この狂気というものを理解して頂きたい。


参考投稿↓

「朝鮮再戦争の瀬戸際 」   2010年12月20日  田中 宇
http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/129.html
投稿者 新世紀人 日時 2010 年 12 月 24 日 08:31:22: uj2zhYZWUUp16


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コメント
 
01. 2010年12月24日 19:04:48: PIvCcYcOwA
前大統領の時代”太陽政策”とやらであれだけ北朝鮮にすり寄っていた韓国の政権がここまで変わった。北朝鮮にすり寄るのがいい政策だとはとても言えないだろうが、盧武鉉前大統領は原因不明の死(自殺とされている)をとげ、外交政策が180度変わったように見える韓国。

アメリカがこの成功体験・手法を日本にも使っているとしたらまさに恐怖だ。大新聞テレビ、雑誌がこぞって反中キャンペーンを張っている。朝日新聞まで日の丸デモを賛美する。ここにも得意の世論調査が登場し、中国に好意を持っていない国民は80%とか。悪意を煽るだけの報道はやめていただきたい。


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