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仙谷由人官房長官も、武士の端くれならば、参院の問責を重く受け止め、見苦しいことは、お止めなさい!(板垣英憲)
http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/947.html
投稿者 判官びいき 日時 2011 年 1 月 08 日 22:20:51: wiJQFJOyM8OJo
 

仙谷由人官房長官が、慇懃無礼に西岡武夫参院議長に反論して、自らの「更迭」について見苦しい抵抗を続けている。このことを朝日新聞が1月8日付けの朝刊「政治面」(4面)で「仙谷氏、西岡参院議長に反論 月刊誌上の批判、受け入れず」との見出しを付けて、以下のように報じている。

「仙谷由人官房長官は7日の定例会見で、西岡武夫参院議長が問責決議を理由に仙谷氏の官房長官辞任を月刊誌で主張したことを問われ、『憲法論、権力論との関係でどういう論理なのか拝見したい』と疑問を呈した。西岡氏は民主党出身の議長で、問責の効力をめぐる論争が政権党にも飛び火している。西岡氏は月刊誌『文芸春秋』への寄稿で、仙谷氏について『法的拘束力のなさを理由に平然としているのはいかがなものか』などと指摘した。

これに対し、仙谷氏は会見で『自分自身が西岡先生のように成熟度の高い政治家だと自負していない』と低姿勢を示しつつも、批判については『国民と歴史が評価されるだろう』と受け入れなかった。西岡氏はこれまでも『問責を受けたことへの重さの自覚がない』」などと仙谷氏らを繰り返し批判してきた。

問責効力の否定を容認すれば、参院の存在感低下につながりかねないためだ。そもそも、問責効力をめぐる論争は今に始まった話ではない。2008年6月に福田康夫首相(当時)の問責決議が参院で可決された際、当時野党だった民主党側は問責の効力を主張し、政権側の自民党が問責を否定していた。

攻守の立場を変えて同じような論争を繰り返し、さらには政権内でもいさかいが始まったことに、衆院副議長経験者は「問責というのは単なる『おしかりを受けた』というだけの話だ」と嘆いている」

この記事が指摘しているように、参院での問責決議は、議会運営上「当時野党だった民主党側は問責の効力を主張」していたの「野党戦術」の1つであった。それが攻守を替えて、「問責効力の否定」を言うのは、身勝手というものである。それも仙谷官房長官は、「『憲法論、権力論との関係でどういう論理なのか拝見したい』と疑問を呈している」と建前論を言い張っている。

これも何をかいわんやである。日本国憲法が、与野党の細かな議会戦術について、これはよいとか、あれはダメとかを細々と規定しているわけではない。大事な最低限の基本ルールを定めているにすぎない。国会は、社会の様々な集団の利害得失について利害調整する場であり、丁々発止のやり取り、根回し、裏取引、協議など「政治的交渉」、つまり駆け引きに関する手練手管、あるいは牛歩などの戦術が展開されるところである。「参院での問責決議」もその1つである。

しかし、「法的拘束力」がないからといって、軽々しく扱っていると、議会運営が進まなくなるのは、当たり前である。逆に言えば、憲法に禁止規定がなされていないことは、何でもできる。その実例の1つが、小泉純一郎元首相が断行した「郵政解散」である。郵政民営化関連法案が衆院で可決成立していたのに、参院で否決されたのを理由に、衆院を解散し総選挙が行われたのである。

これは、衆院から見れば、「理不尽なこと」であった。だが、「伝家の宝刀」と言われる実質的な解散権を首相が握り、「内閣の助言と承認」により、天皇陛下が憲法第7条3項の規定に基づいて「解散権を行使」するのである。この場合、「解散理由」については、何も規定されていないので、極端な話、首相の気分次第でも解散できるのが、いまの憲法体制である。

だから、参院において、問責決議を受けた閣僚が、参院の多数派から参院に足を踏み入れるなと言われれば、出ていくことは難しくなるのは、当然である。参院は閣僚の首を切る権限はなく、切るか切らないかは、内閣総理大臣の人事権の範疇にあるけれど、議会運営上は、十分に配慮しなければいけなくなる。仙谷官房長官と馬渕澄夫国土交通相の「問責問題」は、その程度の問題にすぎない。

菅首相は、議会運営をスムーズに進めたいと思うなら、障害を除くしかない。仙谷官房長官が、慇懃無礼に西岡参院議長に反論して、自らの「更迭」について見苦しい抵抗を続けていても、議会戦術について憲法に何も禁止規定がないのであるから、無駄な抵抗というものである。仙谷官房長官も武士の端くれならば、見苦しいことは、お止めなさい。

http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken
 

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コメント
 
01. 2011年1月08日 23:16:11: vro6iKY5EM
とりあえず、仙谷官房長官らのオリジナル民主には武士の端くれは一人もいないと思われますが。

02. 2011年1月08日 23:32:08: FsDeHErFYk
>01
民主にはとは言わないが、少なくともセンゴクに武士の端くれは
ないだろ。 言うならセンゴク・カンは人間の端くれ。

03. 2011年1月08日 23:34:08: jfFAZGb6iI
三原じゅん子氏
「政局とか、、、内閣改造とか、、、党大会とか、、、、そのせいで28日になったとか。 連日、報道されるのはそんな事ばかり。こんなことでいいのか?」
https://twitter.com/#!/miharajunco/status/23735773211660288

三原氏もTwitterで参戦ですなぁ。
「こんなことでいいのか?」まったく同感です。


04. 2011年1月08日 23:47:55: oei9jvN4k2
西岡氏の言うことはそれだけではない。

ようするに仙谷の答弁のあまりの軽さに与党の官房長官としてあまりに不誠実であるとの嘆きである。

仙谷が問責を受ける背景には仙谷が招いた原因があるということに仙谷がとぼけきっていることへの怒りがあるからだ。
野党が仙谷の受け答えを不愉快で官房長官にふさわしいとは思えないと断じていることを、仙谷自身が歯牙にもかけていないことが与党と野党の議席が逆転した参院ねじれ国会で野党の協力を得にくい要因であることにあまりにも無関心であるとの怒り。

野党が審議の条件に仙谷排除を持ち出すのはそれが野党の政略もあるにせよ、大部分は仙谷の人間性がもたらした不信であることを菅もふくめた政権は小沢とのバーターにすりかえようと小沢一郎攻撃に転嫁しているのも、現状認識の欠如として西岡氏の怒りを買っているのだろう。

とにかくこの仙谷という男、いいわけに終始すればするほど自らの首を絞めていることに気づかない大虚けであり、菅も含めて国を仕切っていくのに能力も器量もふさわしくない俗物。一刻も早く首を落とすことを切望する。


05. 2011年1月09日 01:04:57: c9BjGlocHM
センゴクごとき蛆虫に、武士という言葉を使って欲しくない。
こんな往生際の悪い政治家も前代未聞だろう。長い野党暮らしでやっとありついた権力の座。
一日でも長くこの蜜を吸っていたい一念だろうが、権力はあくまで国民のための手段であっておまえの私利私欲のためにあるんじゃない。
この陰気なおっさんはあまりに欲望がみえみえで、飛び蹴りを食わしてやりたい。

06. 2011年1月09日 02:53:36: SOrFV1bxHg
下の写真を見れば、とうてい武士とは言えませんね。

仙石由人「支那やかにしたたかに柳腰」
http://minsyuposter.up.seesaa.net/image/1126928-thumbnail2.jpg


07. 2011年1月09日 08:29:27: BIgfJMRMNE
今の仙菅を見てると、三国志に出てくる裏切り魔「呂布」を彷彿させる。
権力に擦り寄り、自己の保身を狙ったが結局最後は惨めに処刑されてしまったというあれだ。
裏切り続けると碌な最後にならんだろう。

08. 2011年1月09日 08:43:37: aurXrF80lA
国会議員は多くの国民の負託を受けて議員に選ばれている。それで選ばれた人による議決、その一方の院の決定は重い。

木っ端役人の法律の解釈や、わけのわからない集団の「内部の規則」よりはるかに重い。ある意味、自分が与えられている国民の代表の立場を否定することでもある。


09. 2011年1月09日 10:24:09: 0qgHPpv989
国民主権(憲法1条)→ 国会は国権の最高機関(同41条)→ 国会は衆議院と参議院で・・・(同42条)→ 行政権は内閣に属する(同65条) → 内閣の首長を国会が指名(同67条)
問責決議無視は、国権の最高機関の意思を無視、引いては国民主権をないがしろにすることになる。

10. 2011年1月09日 17:29:24: 0ruzAX9hXM
 仙谷さんよ!法的に問題があるや否やを主張するのであれば、法と証拠に基づいて検察が起訴できなかった小沢さんの政治資金問題に、弁護士として法律論を駆使して、第5審査会の違法性を喝破し、民主党を守るべき戦略をたて、マスコミ、野党の盾に、なぜならない。
 こんな詭弁者は西岡参議院議長のおっしゃるとおり、国をあづかる資格も能力もないというのは、至極当然のことではないか。
 即刻辞任したほうが民主党と国家のためになる。もちろん管も同じである。

11. 2011年1月09日 23:03:19: qqCNcK3o9g

 菅、仙谷、前原、枝野、岡田こそ民主党を出て新党でも結成すればいい。
 党名は、この族にピッタリの「悪党」がいいね。

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