★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK78 > 273.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
注目を集める英フィナンシャル・タイムズ紙の社説
http://www.asyura2.com/10/senkyo78/msg/273.html
投稿者 真夏の海の家 日時 2010 年 1 月 21 日 16:01:18: KrtQ.xI9naUzg
 

「小沢一郎の破壊(Ozawa Destruction)」と題する英フィナンシャル・タイムズ紙の社説が注目を集めている。JPressで全文が翻訳されているので、先ずは全文を掲載させていただこう。是非、お読みいただきたい。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
社説:小沢一郎の破壊
(2010年1月20日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

小沢一郎氏は何の理由もなく「壊し屋」と呼ばれているわけではない。先の総選挙で、過去20年近く企んできた自民党の破壊を成し遂げた男は、自党である民主党にも全く同じことをやってしまう可能性が十分ある。

 昨年8月の衆院選で民主党を勝利に導き、現在幹事長を務める「選挙の神様」は、今や党の足かせとなった。民主党の支持率はほんの数カ月で70%から45%まで急落した。支持率低下の大きな理由は、小沢氏を取り巻くスキャンダルの臭いと、この67歳の政界の老兵が密かに舞台裏から民主党を運営しているという国民の認識である。

党の足かせとなった「選挙の神様」

 民主党が政権を取る前に小沢氏の政治献金問題の捜査に乗り出した検察は既に、同氏の現役・元秘書を3人逮捕している。メディアを利用して小沢氏にマイナスとなる話をリークする検察のやり方は恥ずべき行為であり、日本では今なお、真の権力は選挙で選ばれていない官僚の手中にあるという民主党の主張を裏づけるものだ。

 だが、それを言えば同じように、小沢氏は常に、民主党が断ち切りたいと考えているはずの旧来型の金権政治に関与してきた。

 小沢氏の周辺に漂う悪臭は、自らをクリーンで、政策に基づく政府として打ち出した党に害を与えている。小沢氏が潔白を証明するか、さもなくば舞台を去らねばならないのは、このためだ。

 もし小沢氏が辞任すれば――それ以上に望ましいのは、決断力を欠く鳩山由紀夫首相が彼を解任することだ――、民主党は延命を図れるかもしれない。民主党には間違いなくそれが必要だ。何しろ同党は、鳩山氏自身を取り巻くもう1つの政治献金スキャンダルをはじめ、多くの問題を抱えているからだ。

 民主党はお粗末なスタートを切った。外交政策では優柔不断な態度を見せ、ワシントンの同盟相手を苛立たせた――公正を期すために言うならば、米国政府の方が、東京の新政権に適応するうえで不手際が目立っているが。

民主党で歴史が繰り返されてはならない

 しかし、民主党は国内でも躓いた。財政政策を巡って混乱に陥り、藤井裕久氏の財務相辞任を早める羽目になった。民主党はまた、金融規制などの政策領域をハイジャックした小党の連立パートナーにおもねっている。

 自民党が最後に――たった1度だけ――政権を失ったのは1993年だった。当時、ほかならぬ小沢氏の策略が、政権発足からわずか9カ月後に連立与党の早すぎる消滅を確実なものにした。昨年の民主党の勝利は、日本にとって良いことだった。今再び、歴史が繰り返すようなことがあってはならない。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2598
19日付け原文はこちら:http://www.ft.com/cms/s/0/c6973c94-0531-11df-a85e-00144feabdc0.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さすがジェームズ・ボンドの国から生まれた、いまや「世界の・・」となったフィナンシャル・タイムズ紙の社説である。これまでに読んだ「疑惑」に基づく小沢氏退陣論の中で最も良く書けている。しかし、民主主義のお手本、イギリスの国際紙が「メディアを利用して小沢氏にマイナスとなる話をリークする」、それも嘘を交えた検察からのマスコミ総掛かりのリークによる疑惑に基づいて“単なる政策ではなく、他国の政治家の進退”に口を挟み、“must"を使って「小沢氏が潔白を証明するか、さもなくば舞台を去らねばならない」と書くのは、いかにも唐突、傲慢の感を否めない。どことなく、同じイギリスの「世界のBBC」を思い出させる。ちょっとしたところに禁じ手を入れて世論を誘導する。

最後の「昨年の民主党の勝利は、日本にとって良いことだった。今再び、歴史が繰り返すようなことがあってはならない」という終わり方も秀逸である。しかし、残念ながら、主張と異なり、歴史は繰り返さない。表向きだけであったとしても日本における政党政治が完全に死に、検察・官僚政治が表舞台にあからさまに登場するだけである。なぜなら、検察による裁量により、政治資金規正法の不記載あるいは虚偽記載などという形式犯で、証拠隠滅の恐れもない国会議員が逮捕されてしまうのだから。

いずれにしても、政権党とはいえ、一政党の幹事長である小沢氏のことが、フィナンシャル・タイムズの社説にまで取り上げられるということは、単に日本の国内問題ではなく、英米をも絡んだ重大問題であるということだろう。これまでの報道や郷原さんの論考を読む限り、事実に基づいて検察が小沢さんを攻撃する手は失われたと思われる。残りは、このフィナンシャル・タイムズのような周辺論になっていくのだろう。


湘南の片田舎から
http://ootw-corner.asablo.jp/blog/  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2010年1月21日 16:44:41
まったく「goman」だ。!!おっしゃる通り。余計な御世話だ。自分たちの国の閣僚のミミッチイスキャンダルとは次元が違う。こっちのほうが複雑怪奇だよ。コナンドイルが泣いているよ。こんな社説をありがたがると思っているのか。惨刑はライブドアで特高に恩があるのかもしれないが、こっちは大損こいたんだ。市場に介入しやがって。せっかくベンチャーが始まるかと思ったらつぶしやがった。

02. 2010年1月21日 16:59:07
既にに南青山さんが 「デマゴミ参詣の記事は英紙(フィナンシャル・タイムズ紙)を正しく伝えていない - 2010/1/21 10:24:10 (コメント数:23)」 で言及されていますが、サンケイの記事は

「民主党が政権を取る前に小沢氏の政治献金問題の捜査に乗り出した検察は既に、同氏の現役・元秘書を3人逮捕している。メディアを利用して小沢氏にマイナスとなる話をリークする検察のやり方は恥ずべき行為であり、日本では今なお、真の権力は選挙で選ばれていない官僚の手中にあるという民主党の主張を裏づけるものだ。」

FT原文にある↑の部分を意図的に削除している。 ↓ は サンケイ記事。

Quote:
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100120/erp1001202146006-n1.htm
【ロンドン=木村正人】英紙フィナンシャル・タイムズは20日付の社説で「小沢氏の破滅」と題し、1993年に政権交代を実現したものの、当時新生党代表幹事だった小沢一郎・現民主党幹事長に翻弄(ほんろう)され、9カ月という短命に終わった細川政権と同じ歴史を繰り返すべきではないと訴えた。

 同紙は「小沢氏が“壊し屋”として知られるのは故あってのことだ」と述べ、「選挙の神様」と呼ばれる小沢氏は先の総選挙を仕切り自民党を「破滅」に追い込んだが、今度は自らの金銭スキャンダルで民主党に「破滅」をもたらしつつあると指摘した。

 社説は民主党支持率がこの数カ月で70%から45%に急落したことにも言及。小沢氏には旧態依然とした金権政治の臭気がとりつき、民主党のイメージを大きく損なっているとした。


そのうえで、「だからこそ、小沢氏は自らの潔白を証明するか、さもなければ政界から引退しなければならない」と、説明責任を果たさないまま政界にとどまる小沢氏を厳しく指弾した。

 鳩山政権についても外交では米軍普天間飛行場移設問題で同盟国の米国をいらだたせ、内政でも藤井裕久前財務相が辞任、連立を組む少数政党に金融政策を乗っ取られるなど混乱していると厳しい見方を示した。 その民主党政権が延命を図るには「小沢氏の辞任か、さらに良い方法としては決断力に欠ける鳩山由紀夫首相が小沢氏を解任するしかない」と“助言”し、自民党の長期支配を終わらせ、政権交代を実現させた好機を生かすため、細川政権の轍(てつ)は絶対に踏んではならないと警鐘を鳴らしている。
Unquote:

上記経緯についてFT.com Editorialに報告メールを出したいと思います。 


03. 2010年1月21日 17:15:46
 英国を無条件マンセーてアメリカと日本ぐらいでしょう。
あれだけ植民地でヒドイことしながら今に至って偉っそうに。
アメリカのオコボレもらって金融立国やったけど失敗
戦争殺人大好きの血は争えずアフガン行ってヒトモドキ狩やってます。
アフガンなンざぁもう3回も負けてんのにまだやる。
アヘンに引かれて行くんでしょうね。

04. 2010年1月21日 17:18:56
産経のを読みましたが、どこもかしこも、他社の文章をかなり悪意を持って引用して作文してますね。酷い。JPressの方は責任がありますから、原文と見比べても正確だと思います。

> 上記経緯についてFT.com Editorialに報告メールを出したいと思います。

その方がいいですね。酷すぎる。

From 真夏の海の家


05. 2010年1月21日 17:55:55
>03
その通り!
なにせ英国はアヘン戦争で清国をぼろぼろにしたのですから。そして、その戦後は米英、フランス、ドイツ、日本などこぞってアヘン市場にしましました。
日本は岸(後首相)などがアヘン製造のため満州建国をしていた。

丸山薫さんの著書では、米ペンタゴンは『麻薬総合商社』らしきことがかかれています。

アフガンは9.11前世界のアヘンの約60%を生産していて、タリバンがその利権を持っていたが、9.11(アメリカの自作自演)で理由を作りアフガンを攻め、今は約85%以上の生産高に伸びているとのこと。
9.11はアヘン利権が目的だったのでしょう。
イラクはスクラップアンドビルド…ラムズフェルドあたりが建設利権。


06. 2010年1月21日 18:16:17
ニューヨークタイムスも郷原さん小林慶応大学教授のコメントを載せて
今回の小沢氏を巡る騒動を報道しています。

日本の大マスコミよりずっとマシです。

Japan Stalls as Leaders Are Jolted by Old Guard

http://www.nytimes.com/2010/01/20/world/asia/20japan.html?ref=asia


07. 2010年1月21日 19:19:30
このイギリス人もCIAの走狗なのだろう。ハナシは至極簡単。

 読んで損した気になったが、ともかくも、あっちのイヌも今こそ日本再征服の「関が原」と見ているということだけは理解できる。

 きゃつらにも日本国は日本人の国だということをいずれ教えてやる。今はちょっとばかり、痴犬の扱いに苦労しているだけだ。
 まったく、下郎どもがうるさくてかなわん。


08. 2010年1月21日 19:39:25
本当はJTPress訳も少しニュアンスが違う。

>民主党が政権を取る前に小沢氏の政治献金問題の捜査に乗り出した検察は既に、
>同氏の現役・元秘書を3人逮捕している。メディアを利用して小沢氏にマイナス
>となる話をリークする検察のやり方は恥ずべき行為であり、日本では今なお、
>真の権力は選挙で選ばれていない官僚の手中にあるという民主党の主張を裏づけるものだ。

>だが、それを言えば同じように、小沢氏は常に、民主党が断ち切りたいと考えて
>いるはずの旧来型の金権政治に関与してきた。

上の二節を分けてあるが本来は一節で、

日本では今なお、真の権力は選挙で選ばれていない官僚の手中にあるという民主党の主張を裏づけるものだが、それを言えば同じように、小沢氏は常に、民主党が断ち切りたいと考えているはずの旧来型の金権政治に関与してきた。

とするほうが正しい。


09. 2010年1月21日 19:52:36
最近、電車に乗ると民主の悪口言っている人が
本当多いね。OLとかも騙されたよねーとか言って
いるやついるし。
民主も嫌われたものだね

10. 2010年1月21日 19:56:41
>最近、電車に乗ると民主の悪口言っている人が
>本当多いね。OLとかも騙されたよねーとか言って
>いるやついるし。
>民主も嫌われたものだね


きのうまで「鬼畜米英、撃ちてし止まん、贅沢は敵です」とか
言ってたくせに、玉音放送を聴いた途端に
カムカムエッブリバーディにころりと変身した
昭和年間のバカ庶民とぜんぜん変わってないよね。

東京裁判で主要新聞と日本放送協会の幹部も
A級戦犯として絞首刑にしておくべきだったよね。w


11. 2010年1月21日 20:38:12
社説の基調は違いますが、「メディアを利用して小沢氏にマイナスとなる話をリークする検察のやり方は恥ずべき行為」と、検察のリークを指摘しているところに注目しました。
(原文)
The Prosecutor's use of the media to leak damaging stories about Mr Ozawa is disgraceful and supports the DPJ's claim that real power in Japan still resides with unelected bureaucrats.

12. 2010年1月22日 02:28:24

要は小沢が邪魔なんだろ!!イギリスは!!

持って回った言い方しやがって!!

さすが、アヘンビジネスの国だ!!

アフガン見ても一目瞭然!!


13. 2010年1月22日 11:51:02
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2010/01/post-6457.html

2010.01.22
海外メディアは検察を批判
売国自民党の飼い犬となって、連日、低次元のデマを垂れ流し続けてる「三流軽薄新聞」、略して「サンケイ新聞」の暴走が止まらない。「創作」も「捏造」も何でもアリの「サンケイ新聞」は、今日も、こんな爆笑記事を炸裂させちゃったのだ。


「“小沢氏の破滅”と英紙が論評 『首相は解任すべき』と助言」(サンケイ新聞)
英紙フィナンシャル・タイムズは20日付の社説で「小沢氏の破滅」と題し、1993年に政権交代を実現したものの、当時新生党代表幹事だった小沢一郎・現民主党幹事長に翻弄(ほんろう)され、9カ月という短命に終わった細川政権と同じ歴史を繰り返すべきではないと訴えた。同紙は「小沢氏が“壊し屋”として知られるのは故あってのことだ」と述べ、「選挙の神様」と呼ばれる小沢氏は先の総選挙を仕切り自民党を「破滅」に追い込んだが、今度は自らの金銭スキャンダルで民主党に「破滅」をもたらしつつあると指摘した。社説は民主党支持率がこの数カ月で70%から45%に急落したことにも言及。小沢氏には旧態依然とした金権政治の臭気がとりつき、民主党のイメージを大きく損なっているとした。そのうえで、「だからこそ、小沢氏は自らの潔白を証明するか、さもなければ政界から引退しなければならない」と、説明責任を果たさないまま政界にとどまる小沢氏を厳しく指弾した。鳩山政権についても外交では米軍普天間飛行場移設問題で同盟国の米国をいらだたせ、内政でも藤井裕久前財務相が辞任、連立を組む少数政党に金融政策を乗っ取られるなど混乱していると厳しい見方を示した。その民主党政権が延命を図るには「小沢氏の辞任か、さらに良い方法としては決断力に欠ける鳩山由紀夫首相が小沢氏を解任するしかない」と“助言”し、自民党の長期支配を終わらせ、政権交代を実現させた好機を生かすため、細川政権の轍(てつ)は絶対に踏んではならないと警鐘を鳴らしている。
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100120/erp1001202146006-n1.htm


この記事を書いた記者って、ホントに「フィナンシャルタイムズ」の記事を読んで、こんなふうに訳してるなら、ものすごい「創作力」の持ち主だと思った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、この「サンケイ新聞」の記事が指してる「フィナンシャルタイムズ」の社説ってのは、19日付(ニポン時間で20日付)の「Ozawa destruction」って記事なんだけど、まず、タイトルからして大間違いだ。「Ozawa destruction」は、直訳すれば「小沢による破壊」ってことで、あくまでも、「小沢が何かを破壊する」って意味になる。たとえば、「Envirommental destruction (環境破壊)」みたいに、熟語としてなら、「destruction」がその前のものに掛かるケースもあるけど、「Ozawa destruction」なんて熟語はないんだから、この場合は「小沢が何かを破壊する」って訳すのが一般的で、「小沢自身が破滅する」って訳すなら、「Ozawa's destruction」て書いてなきゃムリがありすぎる。

で、この記事をぜんぶ読んでみると、小沢一郎がいくつもの政党を作っては壊して来たことが書かれてて、現在は、自身の問題で民主党政権が壊れそうな危機に直面してる‥‥ってふうに書かれてる。つまり、あたしの訳の通りで、ちょっとカッコイイ感じに訳すと、「小沢氏が次に壊すものは?」みたいな感じのタイトルになる。それなのに、これを「小沢氏の破滅」って訳すだなんて、この記者って、あまりにも英語力が低いのか、もしくは、あまりにも三流で軽薄な「サイケイ色」に染まりすぎちゃってんだか、どっちにしても意図が見え見えだ。

そして、何よりの問題点は、長い記事の中から、自分に都合のいい部分だけをピックアップして、偏向的に切り張りしてる点だ。たとえば、「フィナンシャルタイムズ」の記事の次の部分を見て欲しい。


(前略)
The so-called “God of Elections”, now secretary-general of the party he steered to victory in last August’s lower house elections, has become a liability. The DPJ’s popularity has slumped in just a few months from a 70 per cent approval rating to 45 per cent. That is in large measure because of the whiff of scandal surrounding Mr Ozawa and the perception that the 67-year-old political warhorse is secretly running the DPJ from behind the scenes.

Prosecutors, who began their investigation into Mr Ozawa’s fund-raising operations before the DPJ swept to power, have already arrested three of his current and former aides. The prosecutors’ use of the media to leak damaging stories about Mr Ozawa is disgraceful and supports the DPJ’s claim that real power in Japan still resides with unelected bureaucrats. But, by the same token, Mr Ozawa has always been associated with the old-style money politics that the DPJ supposedly wants to banish.

The stench around Mr Ozawa is damaging a party that has presented itself as clean, policy-based government. That is why Mr Ozawa must either prove his innocence or withdraw from the scene.
(後略)


この、最初のブロックをA、次のブロックをB、最後のブロックをCとすると、Aには「選挙の神様の異名をとる小沢氏のスキャンダルもあって、わずか数ヶ月で民主党の支持率は70%から45%まで下がってしまった」的なことが書いてある。そして、Cには「小沢氏を取り巻く臭気は、クリーンな政策を打ち出している政府に悪影響を与えている。そのため、小沢氏は、自身の潔白を証明するか、それができなければ自らが退かなくてはならない」的なことが書いてある。これが、「サンケイ新聞」の訳になると、「小沢氏には旧態依然とした金権政治の臭気がとりつき、民主党のイメージを大きく損なっているとした。そのうえで、「だからこそ、小沢氏は自らの潔白を証明するか、さもなければ政界から引退しなければならない」と、説明責任を果たさないまま政界にとどまる小沢氏を厳しく指弾した。」っていう劇画タッチになっちゃうんだけど、ま、この辺は別にいい。

あたしが問題だと思ってるのは、このAとCの真ん中にはさまってるBの部分だ。「サンケイ新聞」は、絶対に記事にしたくなかったみたいで、意図的にスルーしてるけど、あたしは、このBこそが訳すべき部分だと思う。どんなことが書いてあるかっていうと、こんなことが書かれてるのだ。


「検察は、小沢氏の資金調達の調査をするために、彼の側近3人を逮捕した。検察は、小沢氏にダメージを与えるためのストーリーを外部にリークしてメディアを利用している。これは「恥さらしな行為」であり、日本の政治の実権が、政治家ではなく官僚に握られているという民主党の主張を証明している。しかし、それと同時に、小沢氏は、民主党が排除しようとしている古い体質の金権政治に関係しているのだ。」


注目して欲しいのが、検察が外部にリークしてる内容を「damaging stories」って書いてる点だ。「アメージング・ストーリー」なら、変な顔のドラゴンが出て来る変な映画だけど、この「damaging stories」ってのは、「ダメージを与えるための作り話」って意味を持ってる。あたしは、公平性を保つために、あえて「ダメージを与えるためのストーリー」って訳したけど、「供述」とか「証言」て意味なら、普通は「story」じゃなくて「testimony」って書くハズなのだ。「story」の場合は、「創作した物語」って意味合いが強くなるから、こうした記事の場合には、普通は使わない。

つまり、この記事を書いた記者は、検察が外部にリークしてるのが、実際に容疑者が発言した供述じゃなくて、小沢一郎にダメージを与えるために検察が創作した「作り話」だって書いてるワケだ。そして、この部分をスッパリと割愛しちゃった「サンケイ新聞」は、この記事の最後に書いてある「マトメ」の一文も、ミゴトに割愛しちゃってる。


「Last year’s victory of the DPJ was a good thing for Japan. History must not be allowed to repeat itself.」

「昨年の民主党の勝利は、日本にとって良いことだった。 歴史は繰り返してはいけない。」


この最後の「マトメ」を見れば分かるように、この「フィナンシャルタイムズ」の社説は、半世紀にも及んだ自民党の金権政治や、政治家じゃなくて官僚が実権を握ってるニポンの今までの政治を批判してて、ニポンが政権交代したことを「良いこと」だって書いてるのだ。そして、小沢一郎の問題にしても、ニポンのマスコミのように、黒だと決めつけて報じてるんじゃなくて、「まだ白か黒か分からない」ってふうな書き方をしてる。一方、「サンケイ新聞」のほうは、こんなふうにマトメてる。


「その民主党政権が延命を図るには「小沢氏の辞任か、さらに良い方法としては決断力に欠ける鳩山由紀夫首相が小沢氏を解任するしかない」と“助言”し、自民党の長期支配を終わらせ、政権交代を実現させた好機を生かすため、細川政権の轍(てつ)は絶対に踏んではならないと警鐘を鳴らしている。」


「フィナンシャルタイムズ」の記事には、「解任するしかない」とは書いてないけど、たしかに「小沢氏が辞めるか、さらに良いのは、優柔不断な鳩山由紀夫首相が小沢氏を解任するという方法がある」とは書いてある。だけど、そのあとには、こんな一文が続いてる。


「こうした決断も必要だろう。鳩山氏自身の周りで起こっている政治資金スキャンダルもあるのだから。」


つまり、小沢一郎を解任することによって、「優柔不断」だと思われてる自分のマイナスイメージを払拭することは、自分も政治資金スキャンダルでダメージを受けてるハトポッポにとって、意味のあることだ‥‥って流れになってるのだ。この部分をスッポリと割愛しちゃって、何が何でも小沢一郎を辞めさせることだけが民主党の生き残りの道だみたいな切り張りをするなんて、あまりにも意図的すぎる。挙句の果てに、カンジンの「昨年の民主党の勝利は、日本にとって良いことだった」っていう結論まで割愛しちゃって、そのあとの「歴史は繰り返してはいけない」を「細川政権の轍は絶対に踏んではならないと警鐘を鳴らしている」にグレードアップしちゃうなんて、東京地検特捜部にも負けず劣らずの「創作者」だ。

‥‥そんなワケで、ずいぶんキツイ書き方をしちゃったけど、今回の「サンケイ新聞」の記事は、「サンケイ新聞」にしちゃマトモなほうだと思う。何しろ、「サンケイ新聞」の政治記者の十八番と言えば、自分が見てもいないことをあたかもその場で目撃してたかのように物語を創作しちゃうっていうウルトラCの大技だからだ。1ヶ月前にも、普天間飛行場に関するフランケン岡田とルース大使との会談の様子を「いつも温厚で知られるルース氏は、岡田克也外相と北沢俊美防衛相を前に顔を真っ赤にして大声を張り上げ、年内決着を先送りにする方針を伝えた日本側に怒りをあらわにした」ってふうに「まるで見てたかのような大ウソ」を垂れ流した。そして、フランケン岡田から、「(サンケイ新聞の記事は)まったくの創作だ。ルース大使が顔を真っ赤にしたとか、怒鳴ったなどという事実はまったくない。それ以前に、私と北沢防衛相とルース大使と通訳しかいない室内のことがなぜその場にいない記者に分かるのか」って意味のツッコミを入れられた。

ま、この辺のことは、去年の12月10日の日記、「海外の報道は正反対」に詳しく書いてるけど、この時の日記でも指摘してるように、「サンケイ新聞」のもう1つの十八番が、海外メディアの報道を自分たちの都合のいいようにワザと誤訳して伝えるっていう荒技だ。今回の記事もそうだけど、こんなことしたって、原典にあたれば「サンケイ新聞」の大ウソなんて一目瞭然なのに、悲しいかな、ニポン人の多くは、原典にあたらずに、テレビや新聞が垂れ流してる偏向報道や捏造報道をそのまま鵜呑みにしちゃう。だから、こないだの「漢方薬騒動」みたいなことが起こっちゃうワケだ。

で、今回の「フィナンシャルタイムズ」の記事で、「サンケイ新聞」が意図的に割愛した「ニポンの検察の酷さ」についてだけど、これは、海外のメディアも注目してて、「ニューヨークタイムズ」でも取り上げられてる。20日付の「Japan Stalls as Leaders Are Jolted by Old Guard」って記事で、「リーダーが旧勢力に狙われて日本は危機に直面している」って感じの意味のタイトルだ。ちなみに、この「旧勢力」ってのは、記事を読めば分かるけど、「ニポンの官僚制度と自民党」ってことになる。

この記事も、「ファイナンシャルタイムズ」とおんなじに小沢一郎の問題を取り上げつつも、全体的な論調としては、「ニポンでは半世紀ぶりにホントの政権交代が起こったのに、国民が選んだ新政権のリーダーを官僚制度という古い勢力がスキャンダルを利用して引きずり降ろそうとしてる」ってふうな書き方をしてる。そして、元検察官の郷原信郎さんの言葉を引いて、「Japan’s democracy in danger」、つまり、「ニポンの民主主義の危機」だって表現してる。つまり、海外メディアから見たニポンの今の「小沢問題」は、自民党と官僚っていう「古い勢力」が、半世紀ぶりに国民の手に戻った政治をまた奪い返そうとしてる‥‥ってふうに解釈してるってことだ。

‥‥そんなワケで、14日の日記、「チャンスを棒に振る自民党」にも書いたように、東京地検特捜部が、普通は絶対に逮捕なんかしないような微罪で、逃げも隠れもしてない元秘書たちを3人も逮捕しちゃったもんだから、東京地検特捜部のホントの狙いが、事件の解決や解明なんかじゃなくて、国民の手に戻った政治を自分たち官僚の手に奪い返すための「鳩山内閣潰し」だってことが全世界に知れ渡っちゃったワケだ。そして、ニポンの官僚と癒着してない海外メディアは、ニポンのマスコミとは違って、正直で正確な記事を書いてるってワケだ。普天間飛行場の問題にしたって、「アメリカが怒ってる」とか「アメリカは現行案しか認めない」なんて書いてるのはニポンのマスコミだけで、アメリカのメディアは「アメリカ政府は鳩山首相の決定に従う」って報じてる。だから、わざわざお金まで払って「偏向記事」や「捏造記事」を読まされてるのがバカバカしいと思った人は、ニポンの新聞を購読するのなんかトットとやめちゃって、そのお金で美味しいものでも食べたほうが百万倍もマシだと思う今日この頃なのだ。


14. 2010年1月24日 02:26:01
13. 2010年1月22日 11:51:02 さん、「きっこの日記」は先に結論ありきのアレなサイトだし、
表現にも難があるし、何よりアフィエイト貼りまくってる半商業サイトだから、
本当に日本の国を想い、検察の横暴や自民や官僚の悪事に対して厳しい批判をしようとするのなら、
そんなサイトを紹介することはかえって反論者に付け入るスキを与えてしまいますので、やめた方がいいと思いますよ。
高野さんとこのジャーナル他、もっと自由に高度な意見を言いあえる場所はいっぱいあるので、みんなそちらの方に行ってますよ。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。