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【足利事件・小沢問題・三井事件を検察をキーワードに特集】検察の首に鈴をつけるか がんばれ東京新聞【池田香代子氏】
http://www.asyura2.com/10/senkyo78/msg/414.html
投稿者 傍観者A 日時 2010 年 1 月 23 日 12:26:06: 9eOOEDmWHxEqI
 

http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51325297.html
2010年01月23日00:00

検察の首に鈴をつけるか がんばれ東京新聞


足利事件の再審が進行中です。

あれれ、法廷では流されたけれど、地検・地裁の反対で公表されないことになった菅谷さん取り調べテープですが、その起こし全文が「47NEWS」(WEB版共同通信)に載っています(1月21日付)。起こし原稿も公開取りやめになったはずなのに。どうなっているのでしょう。消えるかも知れないので、保存しておいたほうがいいかも。

公表反対の理由は、「刑事訴訟法で禁止された『証拠の目的外使用』に当たる」からだそうです(東京新聞1月21日付)。過去、証拠品の映像を新聞テレビで見たことがあるような気がするのですが、わたしの勘違いでしょうか。

足利事件取り調べ録音テープ 1http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101000479.html  2http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101000855.html  3http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101000931.html  4http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101001029.html  5http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101001034.html  6http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101001024.html  7http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101001069.html  8http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101001074.html  9http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101001084.html  10http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101001089.html  11http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101001114.html  12http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101001119.html 

しろうとにはわからないことだらけです。でも、きのう1月22日の東京新聞朝刊はわかりやすかった。紙面のつくりが面白かったのです。

まず一面。トップは「東京地検特捜部 小沢氏あす聴取」。そして「『否定すると殴られるかと』 テープ再生 菅谷さん『つらい』」という、足利事件再審公判のニュースです。

社会面も、トップは「土地購入代金『小沢先生に借りるか』 石川容疑者供述 大久保容疑者が相談」ですが、その隣には苦痛に満ちた菅谷さんの大きな写真と、「聴取テープ 検事 自白ありき 菅谷さん苦渋『気が小さかった』」の見出し。

ここまでは、どこの新聞も同じになるでしょう。しかし東京新聞の華、「こち特(こちら特報部)」の見開きが力作なのです。これがあるとないとでは、一面と社会面の意味が違ってきます。

「こち特」は、「検察抱く四つの危機感」として、「取り調べの全面可視化『贈収賄』自白頼り」「人事への介入「脱官僚」省庁改革」「指揮権発動『真相は闇』懸念」「裁判制度見直し やっとスタート、現場混乱」と、新政権の方針によって検察に走る激震を列挙し、解説します。

「こち特」には、右側に「ニュースの追跡」というサブの記事があって、こちらも見逃せないのですが、この日はとくに異彩を放っていました。検察の裏金作りを告発しようとしたその日に逮捕され、有罪判決を受けて服役していた三井環元大阪高検公安部長が18日出所したのを受けてのインタビューなのですから。検察のもっとも恐れる男が野に放たれ、満を持して第一声を発した、それを数日待って、この日検察を取り上げた紙面の隣にもってきたわけです。

三井さんは言います。「検察はまだ、前の政権与党だった自民党と一体」「検察内部には『風を吹かす』という言葉があり、情報をリークして世論を味方につける」

左ページの、外部筆者の寄稿も注目です。この日は佐藤優元外務相主任分析官。見出しは「石川議員取り調べ 特捜事件の可視化急げ」です。佐藤さんも、特捜と対決し、その息詰まるやりとりをつぶさに著作にぶちまけた人です。

このように、この日の東京新聞は複数のページに亘って、ということは、複数の部、具体的には政治部と社会部と特報部が競いつつ一体となって、小沢事件と足利事件、ふたつの重大事案にかかわる検察が、政権交代の今、どのような状況にある、どのような性格の組織なのかを、その影の部分に注意を十分に喚起しつつ、浮き彫りにしているのです。

新聞にはこういうことができるのだ、新聞だからできるのだ、と感じ入りました。足利事件と小沢事件を、あれはあれ、これはこれと並列させるのではなく、ふたつの事件を光源として検察の抱える問題を明るみに出そうとしていることが、読者に伝わってきます。

引用したい箇所は多すぎるほどありますが、「こち特」のほんの10数行の「デスクメモ」には、こうあります。

「……世論を推し量るのなら、小沢氏や民主党の支持率とともに、検察や特捜部の支持率も並べないと不公平では。(立)」

この日の「こち特」デスクは、あるいはこの日の東新は、これが言いたかったのですね。わたしも大賛成です。たぶん、中日新聞や北陸中日新聞も、同様の紙面ではないでしょうか。これらが手に入る地域のみなさん、もしもご覧になっていなかったら、一見の価値あります。さあ、販売店へGO! 1週間ぐらい前までの号なら、売っていますから。
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コメント
 
01. 2010年1月23日 12:34:33
東京新聞も然程評価はしていないが、少なくとも検察の犬メディアたる4大紙(朝日・読売・毎日・日経)およびNHKや民放キー局よりはまだ良心が残っているということか。

02. 2010年1月23日 13:02:30
東京新聞は全国紙よりはるかに良心的。

03. 2010年1月23日 14:13:00
先を読み、アリバイづくりかも知れないが、まずは横並び打破と評価したい。

04. 2010年1月23日 14:18:44

「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった。
 私は共産主義者ではなかったから。

 社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった。
 私は社会民主主義ではなかったから。

 彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった。
 私は労働組合員ではなかったから。

 彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
 私はユダヤ人などではなかったから。

 そして、彼らが私を攻撃したとき、
 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。」
――マルティン・ニーメラー(『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』)


05. 2010年1月23日 18:14:41
東京新聞て、検察「出入り禁止」になっていたと思うよ。

06. 2010年1月24日 03:38:29
いい情報、ありがとう。頑張る新聞があったのですね。早速、読んでみます。

07. 2010年1月24日 03:45:32
東京新聞。検察に睨まれている、というだけで一定の評価の対象にはなるが、、、

じつは、朝日も日経もやめた後(もちろん、去年の3・3事件の直後)、ひと月だけとったのだけど、食い足りなくてやめたのよねえ。

もう少し迷ってから、決めよう。犬のえさになるなら、金をどぶに捨てたほうがマシだかんね。


08. 2010年1月24日 13:57:47
東京新聞もゴミですよ!
騙されてはいけません。
中立を装う、あこぎな新聞です。(スタンスは共産党的)
私は朝日新聞から東京新聞へ乗り換えたけど、最近「東京新聞」が5大新聞と
同じだということが分かってきました。
結局クラブ付きの御用新聞です。そろそろ購読をやめます。
阿修羅と日刊ゲンダイがあれば、十分です。

09. 2010年1月24日 14:34:06
1月23日の中日新聞(関東は東京新聞)朝刊は、『話題の発掘 ニュースの追跡』という紙面でかなり思い切った大きな記事を載せています。タイトルは『検察が恐れる民主の4政策』。そこに「取調べの全面可視化」や「脱官僚」「指揮権発動」「裁判員制度見直し」などが触れられています。さらに、元東京地検特捜部長の河上和雄弁護士の「政治的な背景は健二の頭にはない」というコメントも載っていました。河上氏の素性などを知っている読者は、彼の言っていることがいかに変更しているかがわかっているので、むしろ彼のコメントは彼の本意から離れた逆効果を生んだことでしょう。すくなくとも、この記事の読者には、今回の事件における検察の意図というものが伝わったと思います。
少なくとも他紙には見られない踏み込んだ記事でした。

週刊朝日に掲載された上杉隆氏の「検察の狂気」も是非読みましょう。
第二弾は「検察の卑劣」らしいです。


10. 2010年1月24日 19:07:50
>08
中日新聞(東京新聞)の取り敢えず夕刊の購読をとめました。
新聞放れです。新聞離れではありません。
新聞離れは復縁することがあるが、新聞放れは新聞放棄です。

11. 2010年1月24日 23:55:30
小泉を徹底批判してきた、日刊ゲンダイが一番ですよ。

12. 2010年1月25日 09:20:12
一つの大きな組織の中で、ジャーナリスト魂を貫くのは大変な事だと思います。過去には社会から地位も仕事も取り上げられ、中には命を落としていった人たちがいる。東京新聞は地方ですので、購読していませんが、私はこの記者(複数だと思いますが)に感謝したいです。 これからも、良い記者魂をもって仕事を貫いていって頂きたいです。上杉さんも、風あたりが強くご苦労も多いかと思いますが、このようなジャーナリスが不当な扱いをされないよう、世論側にいる我々が声をあげて彼らを守って行く事!! 互いに、これからの日本を良くしたいから戦おう!! 非難だけでは前には進めない。 具体的に一人一人が小さくてもよい、行動をしてゆく事を誓います。

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