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(回答先: 【小沢一郎先生はホテルの窓から帝都をみた】 小沢氏、都内の宿泊先ホテルで聴取の可能性 【読売新聞】 投稿者 愚民党 日時 2010 年 1 月 23 日 13:13:05)
日本の権力中枢を監視する「7人のサムライ」（上）
国民が最も信頼する機関として10年連続第1位「東京地検特捜部」
「わいろによって政治が左右されてはならない。政治腐敗事件を暴き出し、摘発する」。東京地検特捜部の佐久間達哉部長（51）が2008年7月17日、特捜部長に就任した際に記者会見で述べた言葉だ。
そして現在、その言葉通りになっている。「生きた最高権力」こと民主党の小沢一郎幹事長を昨年5月に同党代表の座から引き下ろし、今回はその政治生命まで脅かしている。
特捜部はすでに、小沢幹事長の選挙区である岩手県のダム建設工事をめぐって下請企業が04年、小沢幹事長の元秘書の石川知裕氏（現・衆議院議員）に2回に分けて計1億円を渡したという供述を得ている。今月13日、石川氏の議員会館事務所など5カ所に対する強制捜索を実施したのは、その物証を探すためだ。何らかの物証が見つかった場合には、小沢幹事長の政治生命が絶たれる可能性が高い。しかし、小沢幹事長が直接関与したという物証が見つかられなければ、石川議員を起訴する線で身を引くしかない。東京地検と小沢幹事長の一番勝負というわけだ。
http://www.chosunonline.com/news/20100116000012
特捜部は先月、鳩山由紀夫首相も退陣し得る状況にまで追い詰めた。政治献金の偽装記載問題から着手し、結局、鳩山首相が母親から毎月1500万円ずつ、計10億円以上の金を受け取っていたという事実を明らかにした。鳩山首相は辞任にまでは至らなかったが、直ちに5億円を超える贈与税の支払いを余儀なくされた。
東京地検特捜部は70年代以降、その時代の最高権力者の腐敗事件を摘発し、国民的信頼を積み上げてきた。76年にはロッキード事件の捜査で田中角栄首相（当時）を、89年にはリクルート事件の捜査で竹下登首相（当時）を辞任に追いやった。93年には与党の大物、金丸信自民党副総裁を逮捕した。
検事40人と検察事務官90人からなる特捜部は47年に結成されて以降、一般の刑事事件ではなく、社会的影響が強い大型腐敗事件や経済事件のみを担当してきた。韓国の大検察庁中央捜査部と似ているが、信頼度においては比較にならない。東京地検特捜部は、日本国民が最も信頼する機関として10年連続第1位に選ばれている。昨年5月、小沢民主党代表（当時）を捜査する際、民主党が野党だったにもかかわらず、「標的捜査」などの論争が起こらなかったのは東京地検による捜査だったからだ。
東京地検特捜部は検察内の最高人材を集めた場所であり、出世コースにも通じている。現在の佐久間部長も東京大法学部出身で、特捜部勤務は通算4回目となる。副部長時代には福島県知事を収賄容疑で逮捕したほか、山一証券粉飾会計事件も担当した。日本メディアは佐久間部長を含め、今回の事件の捜査に当たる幹部7人を、「首相を潰した7人の検事」と呼んでいる。今回の事件を総指揮している樋渡利秋検事総長も、特捜部検事時代の88年にリクルート事件を暴いた華麗な経歴の持ち主だ。樋渡総長が以前から特捜部長に挙げていた人物が佐久間検事だった。こうした背景も、日本国民が今回の小沢幹事長の捜査を注視するもう一つの理由だ。
東京＝辛貞録（シン・ジョンロク）特派員
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/news/20100116000013
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