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(陸山会騒動)基本的解説と今後の予測
http://www.asyura2.com/10/senkyo78/msg/694.html
投稿者 smac 日時 2010 年 1 月 26 日 08:51:46: dVqzW59EefGnc
 

 小沢氏による、土地代金の原資説明は「二転三転している」と評する人が居ます。
 マスコミの論調も、だいたいそんな感じです。
 今朝のスーパーモーニングもそんな感じでしたね。
 いわく「最初は『政治資金(献金)』だと言い、次には『融資を受けた金』だと言い、最後は自分達が積み立ててきた『自己資金』だと言う。」…ってぐあい。

 陸山会が不動産を取得してきた経緯について、あまり良く知らない人は「そのとおりだ。コロコロ変わっている。信用できない!」と言うでしょう。
 しかしこの説明、実は全部「正解」なんです。

 土地取得の原資は「政治資金」であり「融資の金」であり「自己資金」なんですよ。
 「そんなバカな!」と思われますか?
 では、少し説明しましょう。

 陸山会は集めた政治献金の一部を不動産として保有しておきたい…と考えました。
 しかし、陸山会は法人格を持たない任意団体ですから、陸山会名義では不動産の登記ができません。
 そこで、代表の小沢一郎氏が不動産を購入し、小沢一郎氏の名義で登記されたものを、陸山会が政治目的に使用して、それ以外、小沢氏の私的な用途には使わない旨の取り決めがなされました。
 (このシステムには様々な批判があるのですが、今は本題とずれるので割愛します)

 ともあれ、上の仕組みを実現するためには、不動産購入代金として「形式上/小沢氏のお金で、実質上/陸山会のお金」を作らなければなりません。
 そこで、陸山会の定期預金を担保に小沢氏が銀行から融資を受ければ、そのような性格のお金が作れるのです。

 この金は、陸山会が管理する政治資金を担保にしたものですから、事実上の原資は「政治資金」です。
 しかしこの金は、小沢氏が政治資金を直接貰い受けたり、借入れたものじゃなく、それを担保として銀行から借りたお金ですので、名目上「融資を受けた金」になります。
 そして、融資を受けた名義人が小沢氏個人ですから、形の上では「自己資金」だと言うことになります。

 2005年の世田谷区の土地取得の際は、正真正銘の「自己資金」4億円が原資となったことになっていますが、それ以前の不動産取得でも、形の上では「自己資金」、実質上は「政治資金」が支払いに充てられていますので、これを「自己資金」だとする説明も「融資の金」だとする説明も間違いじゃありません。
 2005年の物件も、それ以前の物件も、その代金は形式上どちらも「小沢氏の自己資金」なのです。

 しかし、上記システム上、2005年に陸山会が取得した土地代金の原資が、正真正銘、小沢氏の「自己資金」であれば、これは実質上、小沢氏から陸山会に寄贈されたものとなってしまいます。
 そこで政治資金収支報告書上では「借入金:小澤一郎:4億円」と記載すべきだったのです。

 ところが陸山会では、上記システムに基づいて「定期預金を担保に銀行から借りる」という方法が「慣習」になっていたために、代金支払い後、4億円の定期預金を組んで、小澤一郎名義で4億円の融資を受ける…という、従来の手続きをとってしまいました。

 石川氏の供述とされている「融資は必要なかった」や「ミスでした」は、おそらくこの意味でしょう。
 ただ、そこには複雑な事情がありそうです。
 今回、小沢氏が記者会見を開き、説明文を配布しましたが、その説明文を読むと、この間の事情の一端が垣間みれます。

【説明文より引用】
 (前略)当時陸山会の経理を担当していた秘書から各政治団体の資金をかき集めればなんとかなるが、そうすると各政治団体の活動費がほとんどなくなってしまうので、私に何とか資金調達できないかと言ってきました。(後略)
【引用おわり】

 土地の取得が決定され、陸山会では土地および建物の費用と目される、約4億円の定期預金を組むため、各政治団体から資金をかき集めた(1億8000万円の資金移動がこれでしょう)けれど、4億円に届かないか、届いたとしても金庫がカラッポになってしまうので困る…と言ったわけです。

 そこで小沢氏が自己資金で4億円のキャッシュを用意しました。
 陸山会は、それをそのまま支払いに充てれば良かったのですが、まずは金庫がカラッポになった各政治団体への補填金として、各政治団体の口座に分散して振込みました。
 これが通帳に「住」のメモを付けた資金移動だと思います。(蛇足ですが、この総額はおそらく1億8000万円でしょう)
 そして陸山会の口座にも、キャッシュから5000万円が入金されました。(その日付が10月18日だと思います)

 陸山会では、小沢氏から出されたキャッシュの4億円で土地代金を支払うのではなく、あくまで定期預金を組んで、小沢氏個人が融資を受け、その金で土地代金を支払う…という手続きをとるつもりでいたのだと思います。
 そのため、活動費が枯渇した各政治団体と陸山会自身への補填金に、このキャッシュ4億円を充てたわけです。

 こうやって4億円の定期預金は組めましたが、融資が下りる前に土地の支払い期日が来てしまい、陸山会は急遽、各政治団体の口座と陸山会自身の口座から補填金を回収、土地の支払いに充てました。
 「(キャッシュを)一旦、複数の口座に分散して入金後、再び出金して支払った」のは、そうした事情があったのだと考えられます。

 土地代金の支払いを終えて、陸山会には定期預金4億円と、それを担保に借りた4億円、さらにキャッシュ4億円から土地代金の3億5000万円を引いた5000万円の、計8億5000万円が手元に残りました。
 融資分の4億円は、個人としての小沢氏に返却しても良かったのですが、建物の建築費用や各政治団体の活動費支出に備えるため、そのまま手元に残し、収支報告書に「借入金:小澤一郎:4億円」と記載しました。(これが通帳に「先生」のメモを付した預金でしょう)

 建物の建築費や活動費に4億円もの備蓄は必要ありませんので、これは本来「万一、足りなくなった時に借り入れられるよう、手元に置いておく『預かり金』」としておくのが妥当でした。

 しかし、陸山会では例の「慣習」がありましたので、この融資金が土地代金の原資であると勘違いし「借入金」の処理をしてしまったのです。
 そこで、最初に借入れられた、キャッシュ4億円が「不記載」ということになったわけです。

 一方、陸山会の認識としては、キャッシュ4億円が「一時立て替え金」という扱いになり、報告書への記載は「必要ない」という判断だったのでしょう。
 しかしたとえ、その判断が小沢氏に報告されていたとしても、小沢氏は疑念を抱かなかったはずです。

 「土地代金は先生名義で融資を受けた4億円を使いました。4億円の融資金から3億5000万円の土地代金を支払い、5000万円の備蓄ができたので、先生からのキャッシュ4億円は手をつけなくても、資金繰りは、なんとかなりそうです。ですからこれは、念のためしばらくお預かりした後、簿外で返金します。政治資金収支報告書には記載しません」
 「そうか、わかった」
 …てなものです。
 もっとも、そこまで細かい報告をしたかどうかは、今のところ確認のしようがないんですけどね。

 仮に小沢(陸山会)代表が、そのような報告を受けていたとしても、そこに「不備」があるとは気付かなかったでしょう。
 経理担当秘書も、これが「不記載」にあたるとは夢々思わなかったでしょうし、細かな金の動きを報告して「これは記載した方が良いのでしょうか?」などと相談したはずもありません。

 石川氏は「故意の不記載」を認めていると報じられています。
 これは「不記載ではあるが違法ではない」との判断から出た供述だと考えられます。
 その判断が正しいのか間違っているのかは、裁判の結論を待たなければ分りません。
 したがって、小沢氏が公の場で、石川氏の判断を明かし(知っていたとしての話ですが)それを弁護すれば、ここで「共犯」容疑が成立します。

 小沢氏が記者会見で「虚偽記載への関与」を否定したのは、小沢氏が裁判の当事者になってしまうことを避けるためであり、文字通り小沢氏が「何も知らなかった」ことを示すものではないと考えます。

 「オレは事情の報告を受けている。けど、これのどこが違法なんだ?」と反論すれば、その「事情」が石川氏の供述と微妙に食い違うところを突かれて自爆してしまいます。
 検察側は分断した容疑者を個別に攻撃できますが、小沢氏が容疑者になれば、それぞれの「事情」「解釈」を確認し合ったり、口裏を合わせたりすることもできず、圧倒的に不利な立場となります。
 小沢氏が報告を受けて「ある程度」の事情を知っていたとしても、検察が元秘書らを「虚偽記載」で起訴する可能性がある(それは即ち裁判闘争になるということ)以上、口にできないのは当然であり、「深く関与していない」とするコメントは賢明な選択です。

 小沢氏サイドは、元秘書らの「虚偽記載」容疑が、まったくの「無理筋」であることを知っているでしょう。
 それはつまり、事情を詳しく知っている…ということです。
 しかし、「無理筋」であっても、検察側が起訴に踏み切る可能性があるなら、それを「知っている」とは口が裂けても言えません。
 「無理筋」容疑の「共犯者」にされて、泥沼の法廷闘争に引きずりこまれてしまうからです。

 「無理筋」裁判の法廷論争は、起訴された元秘書らと、その弁護団に委ね、自分は闘争の外部に身を置いて、「証人」「参考人」の立場から援護射撃する…小沢氏サイドは、そのような作戦を立てていると考えられます。

 以上の事情推測が正しければ、私なりの法解釈で「虚偽記載は不成立」です。
 たとえ成立したとしても、報告書の修正だけで終わる案件でしょう。
 ヤミ献金の線は、おそらく立証不能であるだけでなく、起訴に持ち込むことすら困難だと考えます。

 とすればもはや、検察の敗北は決定的で、あとは如何にしてダメージを最小限に抑えるか…と考える段階でしょう。
 石川氏の手帳記述に関する怪しげなリークは、疑惑の世論を出来る限り引っ張って、小沢氏サイドと少しでも有利な取引きをしようという「足掻き」に見えます。

 しかし、小沢氏側はこの取引きに応じない可能性もあります。
 検察を後戻りできないところまで引き込んでおいて、マスコミともども包囲殲滅する作戦だったのかも知れません。
 というのは、政府も民主党も、そして小沢氏自身までもが「検察は公平な捜査をしていると信じる」旨のコメントを出しており、「指揮権発動」は論外だと言わんばかりだからです。

 一方、引くに引けなくなった検察は、どこかで「名誉ある撤退」をすることが出来るでしょうか?
 それとも、このまま暴走を続け、「検察の正義」を地に貶めてまで、名誉なき玉砕を選択するのか…今後の経緯を見守りたいと思います。  

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コメント
 
01. 2010年1月26日 09:49:12
ここで中途半端に取引きなどしても小沢氏側に対してはいつまでも粘着的なバッシングは続くと思うので徹底的に最後までやっちゃってほしい。

02. 2010年1月26日 11:44:28
真珠湾攻撃した以上、

全面戦争になり、

玉砕するしかないでしょう。


03. 2010年1月26日 11:59:15
理論的で分かり易い解説、ありがとうございました。最近は新聞は読まなくなったし、テレビは腹が立って途中で消すことが多くなりました。
今は老骨に鞭打ち、なれない手つきでインターネットから情報を得るようにしています。
60年間待ちに待った「政権交代」で改革が進んで来たので、検察・マスコミを始めとする旧悪も、たまらずにその正体を暴露し、足掻いています。
小沢さん、戦ってください。応援しています。

04. 2010年1月26日 13:40:14
マスゴミは第三者ではなく、検察側の当事者であり、公平さなどは既にかなぐり捨てている。奴らを潰すか、こちらが潰されるかの勝負。
マスゴミは死ぬ気でかかってきているから、こちらも奴らを殺す気で行かないといけないのだろう。

05. 2010年1月26日 14:52:10
去年の大久保秘書逮捕事件と同じパターンになっている。
またもや検察の大失態となるのでしょう。
今回小沢は検察の手の内を見切ったと思う。
それで虚偽記載の共犯に引きずり込まれないポジションも確保したので、小沢は今非常に落ち着いた状態じゃないかな。
検察は、今回は議員を逮捕してしまったので、説得力のある説明をしなければならない場面が来る。
だから去年と違って検察の説明責任が問われていくでしょう。
もちろん大マスコミの説明責任も免れない。

06. 2010年1月27日 00:58:15
小沢一郎疑惑の内容の方が二転三転している。報じられた疑惑が否定されるとまた別の疑惑が出る、また否定されるとまた別のが、それらのどこが法律違反なのかはよくわからない。ただ悪いヤツだと刷り込みたい気持ちが込められていることはわかる。

07. 2010年1月27日 01:07:07
今まで検察がやってきた国策捜査も全部無理筋だったからね。
ただし今回はさすがに国民の目が厳しいから、検察の完全犯罪も年貢の納め時かな。

08. 2010年1月27日 08:35:50
嘘捏造とは少ない者を騙せるのは長期間出来る。
他方、多くの者を騙せるのは短期間である!

騙されていた者が事の本質を理解したときの反動は計り知れないものである。
特攻検察特捜官僚機構は終焉を迎えることになろう!乙


09. 2010年1月27日 22:10:15
この件に関して 自分の思うことを メールしました。地検から新聞社。各放送局。ここに投稿するついでに、送りましょう。

10. 2010年1月27日 22:43:53
玉砕寸前にあるのでこのまま無理して進んで欲しい。
その結果、可視化法が通り、特捜が無くなり、政治資金法での逮捕は、なくなり
つまらないことで政治の停滞が無くなればよい。
スキャンダル騒動は、抑制しなければならない。

11. 2010年1月27日 23:34:13
目先の己のメンツしか頭にない連中だ。
小沢を道連れに名誉なき玉砕をすると思う。
そして無理スジゆえに敗訴し、結局特捜解体へと進むだろう。
狂った特捜に、先を見る目はもはや無い。

12. 2010年1月28日 00:01:48
(政治家)  一部の国民を短期間騙すことはできる。
『マスコミ』 一時期全国民を騙すことはできる。
(CIA)  一部の国民を永久に騙すことは出来る。
アマテラス神の前で
     全国民を永久に騙すことはできない。
     無駄な事はやめろ!
だから 
政治家は国民へ正直にマスコミは何時も正直に検察は公正に公平にCIAは米国へ
やがて
日本の独立と平和が やってくる。

13. 2010年1月28日 00:25:00
http://www.ntv.co.jp/zoomin/

ズームインスーパーでも同様に

小沢さんの原資の発言(部分的映像を流し)を二転三転と延べ「うそにうそを重ねた結果の混乱」とのリークに対し全員がうなずいていました。

↑にメールで抗議しました。返事がなければ次は電話します。

>>10 まぁ、ほっといた方がよければそうしますが・・


14. 2010年1月28日 10:15:45
巨悪に立ち向かう特捜を

褒めてやりたい。

真実を求めて今日も行く。

格好良過ぎる。


15. 2010年1月28日 10:59:44
smac様へ

   いつも、大変、わかりやすい解説をありがとうございます。

  前回、ご質問させていただきました関西のTV、アンカーという番組、「青山繁晴がずばり」というコーナーで、引き続き、小沢問題を解説していました。

 先週(1月20日)の彼の解説ですと、必ず、小沢さんは、逮捕されるだろうと解説していたのですが、今回は、親しい検察庁の友人からの情報として、次のように解説していました。

検察の友人いわく、「苦しい・・・逮捕許諾請求できる可能性は、50%。それには、大久保秘書の供述が、不可欠。」

 つまり、たとえ、石川議員が口を割ったとしても、当時の会計責任者は、石川議員ではなく、大久保秘書だったので、彼の供述をとらないと、小沢氏の虚偽記載による共犯の立件は、不可能であると、検察側は、考えているようです。(あくまで、青山氏の解説ですが・・・)

 この話を聞いて、はっと思い出したのは、小沢氏が、23日の事情聴取で、サインをさせられたという2枚の供述証書です。

 たしか、「今回の土地取引についての会計処理については、秘書が、勝手にやったこと。自分には、なにひとつ、知らされていないし相談もされていない。」と、かなり強烈な表現で、検察側が文章を作ったと思います。小沢氏が、「もっと、やわらかい表現に変更してくれないか」とお願いしたにもかかわらず、検察側は、表現を変えなかったとのことです。

 つまり、検察側は、大久保秘書に対して、「お前のボスは、もうお前のことなんか、見放して、助けてくれないぞ。この、小沢の供述証書を見てみろ。」と、毎日大久保容疑者に無理やり口を割るよう、攻め立てているのではないでしょうか??

  とすれば、検察側のやり方は、きたない。大久保容疑者が、検察に負けないよう、がんばってほしいものです。

  該当する番組の動画のアドレスを記させていただきます。


↓ 大久保氏の供述がないと、逮捕許諾請求は、難しいと以前よりはやさしくなったが・・・

10.1.27 青山繁晴がズバリ3/6
http://www.youtube.com/watch?v=4Vs2Q_4dgi0

10.1.27 青山繁晴がズバリ4/6
http://www.youtube.com/watch?v=L5n3kuBGntI

↓ それまでは、検察は、必ず逮捕するだろうと言っていた。

10.1.13 青山繁晴がズバリ6/7
http://www.youtube.com/watch?v=y3QvmyMm7m0

10.1.20 青山繁晴がズバリ5/6
http://www.youtube.com/watch?v=bQ9Ael4fTII


16. 2010年1月28日 12:24:09
私の能力不足で一部理解不能の箇所もあるが、検察権力云々の前にできるだけ正確なお金の動きを知りたいと思っていたのでsmacさんの投稿は非常にありがたい。
今後も是非お願いしたい。
ちなみに新聞の政治欄は表題のみ、テレビの政治番組は完全ボイコット。
72歳、これまでの人生経験による勘で政界の裏側を勝手に解釈している。
結構いいとこ行ってる。
マスコミを頼らずに日本の将来に軸足を置いて思考すると真実が見えてくる。
マスコミ報道は今や有害な長物なり。

17. 2010年1月28日 16:30:12
すばらしい内容だが、QC手法でわかりやすく解説してくれ、コメントが多くなったり、拍手が多いだけではだめだ。3ビットで理解できる解説を頼む、それが売れる最大要素だ。売れなければ、ゴミ売り以下に負けるでねえか!
幹事長の秘密作戦は、検察をびきだし、検察が正義でないことを知らしめ、権力闘争を終わらせ、普通の国にすることだ、と、この20年以上前から思っている。
そもそも、民法上の(人格)法人格に無理が生じている。団体ができれば、維持費が発生する。マンションの管理組合のようなものだ。マンションの管理組合は、個人の収入よりはるかに多い。おれ会計担当理事経験者だったから。民法の全面改正により、刑法並に整理すると違法献金だの、政治資金規正法違反なんてなくなる。弁護士でも今の法律はわからないのが現実でしょう。まして、ばか検事にそれがわかるはずもない。法の正義とは、俺のような3ビットの脳にも理解できるものとしようとする者達のことで、法の一部を見てそれに違反している、不記載だ、収入状況が不明だと正義の様に追求する輩を言うのではない。
     3ビットであまり整理できなかったが、優秀な阿修羅愛好者による、簡潔な感想掲載を望む      お日様西町

18. smac 2010年1月29日 08:28:27: dVqzW59EefGnc
>17

 簡単に言うと以下のとおりです。

(1)04年10月、小沢氏からの現金4億円の「不記載」は成立しない。
(2)07年04月、小沢氏への返金4億円の「不記載」も成立しない。
(3)04年10月に記載すべき土地代金を05年1月に記載したとする「虚偽記載」も成立しない。

●(1)(2)の理由

 土地購入原資が融資の4億円とした場合、この現金4億円は「一時立て替え金」。
 現金4億円が原資であるとした場合、融資の4億円は「預かり金」。
 いずれも「借入金」ではない。
 したがって、陸山会が小沢氏から「借入」れたのは4億円のみ。
 そして、「借入金4億円」は収支報告書に記載されているので「不記載」はない。

●(3)の理由

 04年10月に土地を購入したのは小沢氏個人であり陸山会ではない。
 小沢氏が代金を支払った時が陸山会の土地取得期日ではなく、あくまで実質的保有権が陸山会に移った05年1月を土地取得期日とすべきである。
 収支報告書の支出期日は05年1月となっており、これは「虚偽記載」ではない。
 もし逆に04年10月に支出を計上すれば、それこそ「虚偽記載」になる。


19. 2010年2月17日 02:44:36
http://ow.ly/17qa1
勉強になりました。よろしければ是非。

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