http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100128-OYT1T01072.htm
　鳩山首相は２８日、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題について、「覚悟を持って５月末までに決める」と述べ、米国と沖縄県民の理解を得た上で、移設先の閣議決定をめざす考えを表明した。

　だが、沖縄や与党内には選定作業の責任者である平野官房長官への不信感が高まっており、首相が描く「残り４か月での完全決着」のシナリオに暗雲が広がっている。

　首相は２８日の参院予算委で、５月末までに「すべての皆様方に理解して頂けるものを作る」と言明。同日夜、移設先が見つからずに現在の普天間飛行場を継続使用する可能性について首相官邸で記者団に聞かれると、「今まで通り使うなどという話はない」と明確に否定した。

　一方、平野官房長官は２８日、照屋寛徳・社民党国会対策委員長ら沖縄県選出の与党国会議員でつくる「うるの会」メンバーと首相官邸で面会。平野氏が、同県名護市長選での普天間飛行場移設受け入れ反対派の勝利を「斟酌(しんしゃく)してやらなければいけない理由はない」と発言したことについて、照屋氏らから「沖縄県民、名護市民にショックを与えている」と抗議を受けた。

　平野氏は「誤解があった。民意は当然、尊重する」と釈明する一方、「ゼロベースで移設先の検討を進めたい」と述べ、現行の名護市への移設計画が選択肢に含まれることは否定しなかった。

（2010年1月28日21時35分 読売新聞）
　

コメント
01. 2010年1月29日 01:06:09 仕事において、すべからく目標と期限を設定することは良いことです。 でもまあ、 「１年以内に最後のお一人まで確認して、年金をお支払いいたします」や、 「公約を守れないことがそれほど大きなこととは思わない」 などと平気でのたまった自民の首相がいましたね。（これはいやみです） 米国国務省の報道官が日本政府の考えを尊重し、その実現に苦労していることを理解し、 かつまた、名護市長選挙の結果から米軍が嫌われていることを認識していることに、 すがれないですね。独立国なのですから。 精一杯努力して、移転先が決まらなくとも、道はあると思う。 �@駐留なき安全保障（鳩山さんや、小澤さんの持論） �A日米安全保障条約は終了させ、代わりに友好通商条約または平和条約を提案 �B重点をシフトさせ、東アジアの絆を深めるための明確で内容のある努力を行う など、など、軍事に依存しない友好関係を深める道がいくらでもあるし、希望が持てる。
02. 2010年1月29日 03:16:48 沖縄選出の民主党議員の怒り(不安)は十分理解します。いわんや沖縄県民の憤慨は当然かと思います。でもここで平野攻撃をしてはいけません。なぜ沖縄選出の議員が、駐留軍の移転先協議に参加させてもらえないか、なぜ具体的な移転候補地が公表されないのか。冷静に考えると、政府案として代替地を5月までに決定するには極力スマートに進めなければいけない。だから「斟酌(しんしゃく)してやらなければいけない理由はない」発言は沖縄県民に発せられた言葉ではなく、次の候補地に向けて発せられたものであると考えるべきなのです。 次に行くところで住民投票で反対が出ても政府決定は変えないよ。というメッセージだと考えるべきです。決定される会議の場、そこに沖縄選出議員が決定に加わったなんてことがあったら、うまくいくものも行かなくなります。自民党に突っ込みどころを見せてはいけないのです。幸い、平野官房長官は大阪出身なので地域的な利害関係も少なく憎まれ役にはうってつけなのだと思われます。 佐賀空港、伊丹空港、神戸空港など、色々噂は飛んでいるが、全部憶測、この問題でネタがなくなったメディアが当たるも八卦で色々な候補を挙げているに過ぎない、それほど機密性の高い案件なのです。ババ抜きの最中に「ババ持ってる？」「持ってない…」って答えたらきっと負けるよね。さらに、この状況で普天間存続、辺野古移転なんて決めたらそれこそ鳩山民主は持たない。そしたらもっと辺野古移転は現実味を帯びてくる。（誰が考えてもそうでしょう） だから、普天間存続、辺野古移転は鳩山政権が続く限り可能性は非常に低いわけです。沖縄選出の民主党議員の皆さんこんなことはおわかりのはずで、抗議が地元選挙民に向かったポーズだとしたらもう少しうまくやらないと。他県から民主党自体がそっぽを向かれることになりますよ。 また、>>01さん お話には大賛成です。 ですが、もう引っ込みどころはないのです。まず辺野古移転を中止させること、普天間からヘリポートをなくすこと。最低でもそれの道筋がつかなければ鳩山政権、ひいては民主党政権自体が終わります。まずこのことを解決すること、それからその話題に入っていかないと同じ視点で語ってはいけないと思います。 たぶん米国と『駐留なき安全保障』の交渉ができる政治家は小沢幹事長しかもういないでしょう。だからこそ陸山会疑惑などでつぶしてはいけないのです。
03. 2010年1月29日 03:37:44 >>02さん 「次に行くところで住民投票で反対が出ても政府決定は変えないよ。 というメッセージだと考えるべきです。」 納得です。ありがとうございます。 <<01より
04. 2010年1月29日 16:09:47 「次に行くところで住民投票で反対が出ても政府決定は変えないよ。 というメッセージだと考えるべきです。」 これが、沖縄にブーメランとして帰ってくることは無いのでしょうか？？ 当該県民としては、楽観できません！ 疑心暗鬼、沖縄県民！
05. 2010年1月29日 23:39:47 梅子様　http://www.youtube.com/watch?v=Zwtt-t3VUGI
06. 2010年1月30日 15:50:02 ほっとけばまちがいなく沖縄に帰結する（例え辺野古でなくとも、）案件はいろいろ出ている、 今こそ候補地をはっきりさせて国民的議論にして、（国家の安全保障に関することなら当然のこと） なんなら、普天間は無条件返還も視野にいれてしかるべき。

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