民主党支持者や小沢信者でもなく、両者に批判的である者にとっても、現代日本の検察及び検察制度は海外の諸人権擁護団体に批判されているように民主的改革が必要だ。
そのためには、小沢問題に関連して、指揮権発動や検察改革のための法制定をせずとも、ただ、民間団体に過ぎない司法記者クラブを廃止することで多くのことが達成できる。司法記者クラブに限らず、全記者クラブを廃止するべきだが、廃止が困難なら取材上の諸便宜を与えず、諸官庁の提供する部屋から出て行ってもらえばいい。同時に報道の自由の見地に則り、諸官庁の記者会見を全報道機関に開放すれば、外国の報道機関等の記者クラブに加盟していない多くのメディアの支持も得られるだろうし、国民からの非難も少ないだろう。
現代日本の検察をはじめとする諸官庁は世論操作を武器とするが、同時に彼らが最も恐れるのも世論と民意だ。現政権が記者クラブ廃止を命じても情報公開の公平性・公正性から、法務省、検察庁及び他の諸官庁も反対する理由は無い。小沢問題の真偽とは関係なく、当然、検察改革のための法制定は急ぐべきだが、行政・司法とマスコミの癒着の元凶たる記者クラブという絆を断ち切ることはマスコミを含めた四権分立の観点からも緊急の必須事項で、政府は何ら法的手続きを経ずに実行できるはずだ。
アメリカでは新政権発足後の100日間は改革にとって最も重要な期間とされているが、今回の小沢問題の再燃も記者クラブ解体も含めて、現在まで大きな改革を出来なかった民主党政権の自業自得の面が大きい。民主党が参院選までに記者クラブ解体もできないようなら、党名を第二自民党に変えた方がいいだろう。
　

コメント
01. 2010年1月30日 01:01:45 記者クラブが言う“報道の自由”は”報道の勝手”と同義語である。 記者クラブの言う”権力の監視”は”民意による権力の監視”であり、官僚・検察権力の監視は意図的にスルーしている。 しかし、読者から見捨てられた記者クラブマスコミは広告収入にたより、いずれ消滅する。
02. 2010年1月30日 13:56:15 記者クラブがなくなったら、いままでおいしいエサをもらって取材ごっこで生きてきた連中は、どうしていいのか路頭にまようでねえか。 自分で調べなきゃなんないなんて、こりゃたまらんばい。 記者章さげて肩で風切って省庁をかっぽする、それにあこがれていたのに。
03. 2010年1月30日 20:44:59 >>03 んだ、んだ。
04. 2010年1月30日 21:18:27 「全記者クラブを廃止する」または「全記者クラブをオープンにする」と 　今のような、記者クラブ内の限られた報道社の談合報道からは、相当 　改善される。 　どちらでも、たいへんな準備のいることではない。 　記者クラブ維持に固執する平野官房長官抜きで、政権に迅速に決定・ 　実行して欲しい。
05. 2010年1月31日 14:30:35 千葉大臣はクビだな。そいで宗男が大臣だな。
06. 2010年1月31日 15:43:09 とにかくこんな簡単な大切な事を実施出来なければ、本当に自民党と大差ないつまらない政党と言って良いと思います。

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