陸山会土地購入：小沢氏不起訴の方向で検討　東京地検

毎日新聞　2月3日2時30分　更新：2月3日 2時30分
http://mainichi.jp/select/today/news/20100203k0000m040129000c.html

(写真：小沢一郎民主党幹事長＝国会内で２０１０年２月２日、藤井太郎撮影）

　小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、検察当局は政治資金規正法違反（虚偽記載）容疑で告発された小沢氏を容疑不十分で不起訴処分とする方向で検討を始めた模様だ。東京地検特捜部は最高検など上級庁と協議のうえ最終判断する。小沢氏については政治資金収支報告書に記載されなかった４億円を提供するなど一定の関与は認められるものの、現時点では虚偽記載の罪に問える明確な証拠がなく、刑事責任の追及は困難との見方を強めているとみられる。

　一方、特捜部は同法違反容疑で逮捕した当時の事務担当者で民主党衆院議員、石川知裕（３６）と当時の会計責任者で公設第１秘書、大久保隆規（４８）両容疑者について、拘置期限の４日、起訴する方針を固めた。石川議員の後任の事務担当者で元私設秘書、池田光智容疑者（３２）は関与が従属的な面もあり、さらに検討するとみられる。

　これまでの特捜部の調べによると、石川議員は大久保秘書と共謀して０４年１０月、小沢氏から手持ち資金４億円を受領し東京都世田谷区の土地（代金約３億５２００万円）を購入したのに、０４年分の陸山会の収支報告書に記載せず、池田元秘書は大久保秘書と共謀して０７年４月、小沢氏に４億円を返済したのに０７年分の収支報告書に記載しなかったなどとされる。

　陸山会は土地購入直後に別の４億円で定期預金を組み、それを担保に小沢氏名義で同額の融資を受けたが、特捜部は小沢氏の４億円を隠す偽装工作とみている。小沢氏はこの融資の関係書類に署名していた。さらに、小沢氏が大久保秘書らに土地購入を指示して土地を選定しているうえ、石川議員と池田元秘書が「陸山会の総収入や支出を小沢氏に報告した」と供述したことなどから、虚偽記載への関与を捜査していた。

　しかし、大久保秘書と石川議員、池田元秘書は自らの容疑を認める一方、いずれも小沢氏の積極的な関与を否定。小沢氏は１月２３日の任意聴取で「実務は秘書に一切任せていた」などと話し、同３１日の再聴取でも同様の説明をしたとみられる。特捜部は、これらを覆す供述や物証が得られなければ、小沢氏の刑事責任追及は困難との見方を強めている模様だ。
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コメント
01. 2010年2月03日 05:54:52 膨大な報道洪水と必死の捜査も空しく、小沢一郎には届かなかった。戦後初めて検察・大マスコミの全面敗退だ。終わった。ただで済ますわけにはいかない。
02. 2010年2月03日 06:14:27 不起訴のニュースを読み、今おいしくモーニングコーヒーを飲んでいます。 01さん、そうです、これはただで済ますわけにはいかない。検察・マスコミ、覚悟してください。（週刊朝日と日刊ゲンダイを除く。サンデー毎日もまあ許してあげる） そのまえに石川議員たちを助け出しましょう。
03. 2010年2月03日 06:23:34 石川議員たちを助けるために、検察・マスコミ批判を続けねばならない。
04. 2010年2月03日 06:27:32 02です。週刊朝日と日刊ゲンダイ、ありがとうございます。あなたがたのおかげです。他のマスコミ、早く謝ってください。
05. 2010年2月03日 07:40:59 祝不起訴！ しかし灰色イメージは残ることを利用してまだ今後叩くつもりか、マスゴミ。 そうはさせんぞ。
06. 2010年2月03日 08:00:24 これもまだリークなので不確定じゃん。 ただ検察、マスコミの今回の動きは異常。
07. 2010年2月03日 08:05:56 火付け役だった三極委員会のナイが方向転換していたのに、そこで気がつかなかった検察が阿呆だった。　全くの無理筋の捜査を継続した結果がこれなら責任問題になるだろう。　朝日の舟橋辺りは様子を察知していたのかも知れない。　不起訴であれば嫌疑不十分とか言うかも知れないが、はっきり言えば罪を問うという理由が見つからなかったということ。　もうお終いになっていることも解らないで、一役買ってしまった前原一派は臍を噛んでいるだろう。　マスコミはまりっきりだんまりと言うわけにも行かないだろうが、例によって外の話を書くことで誤魔化すしかない。　大相撲の貴乃花の話ぐらいしかないかな。　ルース大使とキャンベル国務次官補の小沢幹事長会談の内容が判らない。　だれか消息通の方が居られれば教えていただきたい。　N.T
08. 2010年2月03日 11:33:50 最悪でも指揮権発動させて小沢イメージを完全に黒にする予定だったろうにね。 民主党もよく耐えたよ。 それにしても、完全にアテが外れてしまったね。
09. 2010年2月03日 16:47:21 歴史の教科書に「２０１０年、すべてのマスコミに逆らって『週間朝日、 日刊ゲンダイ』が、検察の不正捜査の実態をあばき、日本の国民主権 民主主義を守ることに貢献した。」って記載してもいい。
10. 2010年2月03日 17:21:07 小沢氏が不起訴であるとすれば、裏金授受や、贈収賄、斡旋利得は、なかったということです。 にもかかわらず、石川氏らを起訴するというのなら、石川氏らの容疑は最初の逮捕容疑である、政治資金規正法虚偽記載容疑だけだということです。 これは、「貸付金の記帳上の取り扱い』という問題であり、会計記入上、もしミスということであれば、訂正すれば良いいだけのことです。 意識的に記入しなかったとも伝えられますが、これは、立て替金は、記入する必要がないと思っていたから、記載しなかった、ということでしょう。会計上の貸付金記入についての認識の違いの問題です。 この様な問題は、違法性を問えるような問題ではありません。 世間一般そうであり、政治資金についても、いままでこのような会計記入上の解釈の問題で、逮捕起訴された例などは、ありません。 石川氏らをもしこのようなことで、検察が起訴するなら、それ甚だしく法の下の平等に反します。 ましてや、石川氏は国会議員です。選挙民によって選出された、彼らの主権の代行者です。 「法のもとの平等」を犯してまで、恣意的に法を適用し、石川氏に違法性もない容疑をかけて起訴するなら、それは国民主権踏みにじる違憲行為です。 法と憲法をおかしてるくせに、「正義」もクソもないものです。 石川氏らの起訴は不当です。 仮に今回起訴して裁判にもちこんでも、公判維持はできないでしょう。 去年の大久保氏起訴の失敗にこりないのが、不思議です。 ますます失敗を重ね、ますます国民の信頼をなくすだけですから、検察ももうそろ、国民が300議席を与えた政権を攻撃するのは、あきらめたほうが、検察自身の身のためだと思うのですがーーーー。 時代は変わったのです。 検察と自民党が、お互いの不正を弱みとして手を握り合い、一体となって、なんでんもできた時代は終わっているのです。 気がついたほうが良いですよ。

11. 2010年2月03日 18:24:49 副島隆彦氏の、体を張ったカウンターインテリジェンスも極めて効果的、絶妙のタイミングだったと思う。
12. 2010年2月03日 20:47:55 当然手を緩めずにつぎの一手、この一連の騒動の中で浮上してきた町村氏らの疑惑をはじめ、自民党のあらゆる疑惑、団結すべき時に後から撃つ民主党のおぼちゃま、もちろん検察の疑惑等々、山盛り一杯。これらの追求も週間朝日、日刊ゲンダイに期待します。
13. 2010年2月03日 21:29:37 石川氏を一日も早く国会へ戻しましょう。 こんな税金泥棒どもに、国政が停滞させられて、ああイヤだ。 そして根性の腐った前原・枝野・野田・渡部ら松下政経塾一派を完全に与党から追放いたしましょう。彼らは小泉・竹中らと心中するのがふさわしいと思いますが。 いまどきネオコンなんて時代遅れです。弱肉強食は終わったんですよ。前原さん。

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• 小沢氏、不起訴の方向　４億円不記載で検察検討(朝日新聞） 竹中半兵衛 2010/2/03 04:14:22 (0)

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