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（「歪んだ正義」より）2010⁄02⁄21(日) 04:21。
ポイントと思われる点を抜書きして貼り付けます。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥（貼付け始め）‥‥‥‥‥‥‥‥‥
●伊藤榮樹検事総長から「あなた（記者）を捕まえろ」という話があり、
理由はマスコミに特捜部の情報が漏れすぎるため、その見せしめである。
「国家公務員法違反」（守秘義務違反）の共犯で主犯の検事は既に決まっており、
特捜部はリークを流したリーク元の検察官を自白させ、検察内部の人事抗争に利用しようとした。
読売新聞・立松記者は逮捕・起訴・長期間拘束され、その後失意の中で自殺した。
●検察内部の人事抗争が人一人の命よりも重いという、傲慢不遜で腐っているこの歪んだ検察組織
｢特捜検事の間でこんな言葉が交わされている。『自殺者が出ないと、事件は本物ではない』」
●ロッキード事件や造船疑獄事件などの捜査で表れた、だれがみてもおかしいと感じる〝不自然さ"。
不自然さが生み出した"歪んだ正義"が一人歩きして、さも本当の正義であるように信じられ、
その"歪んだ正義"の源を、造船疑獄事件とロッキード事件、そして東京佐川急便事件に求め、本文で関係者への取材や膨大な資料の分析をしながら、特に東京佐川急便事件でその「不自然な捜査」が一気に噴出したとみていて、その後の捜査も当然のように、なんら疑うことなく繰り返されてきた。
●苦言を呈させていただければ、「歪められた正義」にマスコミも加担させられた事実をしっかり章立てするくらいのページを割（さ）いてほしかった
●政権操作の例
≪元自民党幹事長の加藤紘一が、自分の資金管理団体から毎月送金を受け、自宅マンションの賃料や生活費に充てていた問題で、一部の新聞が、流用した九千万円が個人所得にあたるとして特捜部が脱税容疑で立件する方向で捜査を進めているという内容を報じた。それで世論は「加藤、脱税」の流れに乗り、加藤を糾弾。結果、加藤は議員辞職に追い込まれた。
・・・新聞が報じた役二ヶ月後、結局、加藤は仙台国税局から税務調査を受け、申告漏れを指摘され修正申告しただけで立件されなかった。
これについてある検察幹部は「（特捜部が立件の方向という）新聞報道を見て、われわれ幹部はみんな驚いた。それまで、加藤さんを脱税で立件するなどという半紙は出ていなかったからだ。どうして脱税になるのか。事務所と兼用していたわけだから、どこで”私”とを区別するのか。修正申告はせざるを得ないが、国税も脱税で告発する気持ちなどまったくなかった。
あの報道は、一部の特捜幹部が、マスコミを使い、世論をあおるためにリークしたとしか考えられない。世論をあおり、追い風にすることで、加藤さんを潰そうとした可能性は否定できない≫
●取り上げられている事件は18年から50年も前のものだが、検察は何も変わってない。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥（貼付け終り）‥‥‥‥‥‥‥‥‥
※参考
"歪んだ正義"の捜査を行ってきた検察（キーワード：金融関連ポスト、新自由主義擁護）
造船疑獄事件（１９５４年）＝吉田茂・石橋湛山系統政権への打撃狙い
ロッキード事件（１９７６年）＝三木と中曽根による田中派への打撃狙い
グラマン事件（１９７８年）＝（特捜に政治的意図は無く、中曽根らが揉み消した）
リクルート事件（１９８８年）＝特捜が金融犯罪へシフトし始めた
東京佐川急便事件（１９９２年）＝金丸（田中派）への打撃狙い
大蔵省接待汚職事件（１９９８年）＝特捜が金融犯罪へ本格シフト⇒検察官天上がりポスト確保
加藤紘一脱税事件（２００２年）＝自民中道リベラル派への打撃狙い
福島県汚職事件（２００６年）＝原発建設反対知事への打撃狙い
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