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[国会] 崩壊一直線ＫＹ自民 ひとり審議拒否で墓穴
ゲンダイ的考察日記
2010/02/23(火) 20:45:40
【転載開始】
「公・共・み」の野党はどこも相手せず
ＫＹ自民にはホントに付ける薬がない。自ら墓穴を掘っている――。
「国会で寝るのは長崎知事選に勝ってから」とほざいていた自民党が、選挙結果で強気になったのか、２２日の衆院予算委から審議拒否に入り、２３日も続行中だ。民主党が小沢幹事長の証人喚問要求などを受け入れないからだという。
ところが、他の野党はまるで相手にしなかった。「景気、雇用に国民の強い関心がある中で、堂々と議論することが基本」（山口那津男代表）などとして、公明、共産、みんなの党の３党はいずれも予算委に出席したのだ。
しかも、自民内部からも「審議の場で追及することが必要。戦略の組み立てが、戦（いくさ）を戦っている執行部とは思えない」（舛添前厚労相）、「川崎（国対委員長）は仕切れてない。自民党だけ孤立無援だ」（国対幹部）と批判の声が上がる始末だ。
「自民の狙いはミエミエ。証人喚問拒否を大義名分にして審議拒否を続け、予算案の年度内成立を妨げ、鳩山政権を立ち往生させようというものです。長崎知事選に勝って、イケる、世論はついてくると判断したのですよ」（政界関係者）
しかし、そうは問屋が卸さない。
「深刻なデフレ不況の中で予算審議を止めることに、有権者の理解、支持を得られるはずがない。だから他の野党は同調しなかったのです。そもそも、自民党内にさえ反対論があり、一枚岩になっていない。こんなことでは、谷垣執行部の求心力はますます落ちていきそうですね」（政治評論家・浅川博忠氏）
参院選候補も衆院選“落第組”のお粗末
長崎の勝利で調子に乗った自民は「これで党勢回復だ」と勢いづいているが、だれがどう見たってそんな事態はあり得ない。２２日に発表された６人の参院選公認新人候補の顔ぶれを見れば一目瞭然だ。
「比例区の小坂憲次、佐藤ゆかり両氏は昨年の総選挙で敗れた候補です。衆院選の“落第生”を参院選にという安直な姿勢では、有権者も納得しないし、自民党参院からも反発の声が上がりますよ。審議拒否といい、参院選候補選びといい、自民党はみすみすマイナスになることをやっているように見えますね」（浅川博忠氏＝前出）
消え行く政党の最後の悪あがきはこんなもんだ。
（日刊ゲンダイ 2010/02/23 掲載）
【転載終了】
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