【山岡発言】政権の原点を忘れたのか（高知新聞）＜「政治とカネ」は話題ではあるが、国民生活には何の影響もない＞ gataro

　政治的駆け引きを含んだ発言だからいちいち目くじらを立てることはないのかもしれないが、半年前の衆院選で政権交代に政治刷新を期待した人は裏切られた思いではないか。

　民主党の山岡国対委員長が、テレビ番組の収録で２０１０年度予算案の審議に関連して、「『政治とカネ』は話題ではあるが、国民生活には何の影響もない」と述べた。

　予算成立の重要性に力点があったとしても、政治倫理が国民生活と関係がないというのは筋が通らない。政治、政治家に対する信頼がなければ、反対論もある重要政策で国民の理解を得ることはできない。

　総選挙時の支持を失いつつある民主党は、１票に託した国民の思いを再認識する必要がある。

　鳩山政権にとって大きな国政課題である１０年度予算案は、衆院での通過が確実な情勢となり、焦点は参院での審議に移っている。早期成立をもくろむ政権に対し、自民党など野党は引き続き鳩山首相や小沢民主党幹事長の政治資金問題を追及する構えだ。

　山岡委員長は、野党の機先を制したかったのだろう。その理由として「予算通過が国民に対する最大のメッセージだ」とも述べる。

　与党が国民生活に直結する予算成立を前面に押し出して、野党の追及をかわすのは自民党政権時代にも見られた光景だ。攻守所を変えた感もあるが、山岡発言をそのレベルで受け止めることはできない。

　政権発足直後に行われた共同通信社の世論調査で、内閣支持率は７２・０％の高率を記録した。「政治改革に期待できる」のが一番の理由で、経済政策など２位以下の理由を大きく引き離していた。

　天下りあっせん禁止、事業仕分けなどは国民の評価が高かった。それでいながら内閣支持率、民主党支持率の下落に歯止めがかからないのは、政治資金問題などで国民の期待に応えていないことが響いている。

　鳩山政権の前には社会保障、財政再建、温暖化防止などの難題があり、場合によっては国民の負担増もテーマになる。政策実施の成否を左右するのは政権に対する信頼感だ。その根っこにある「政治とカネ」の問題が「話題」程度であるはずがない。
　

01. 2010年3月02日 20:40:42
http://asx.pod.tv/dpj/free/2010/20100302takashima_v300.asx

02. 2010年3月02日 20:48:38
80年代後半からの政治不信の高まりは今でもずっと続いていることを理解できないのかしたくないのか・・・

＞「『政治とカネ』は話題ではあるが、国民生活には何の影響もない」

コレ言っちゃあお終いだろ？失言だな。アホ平野同様追放しろ！
一般国民からすれば生活に影響なければ小沢が辞任しようが鳩山が退陣しようが関係ないってのが正直なところじゃないのか。支持率低下にはどうせ誰がやっても変わらないのだ、という諦観も背景にあるだろうし

03. 2010年3月02日 22:21:44
02さんはまだ若いんだろうけど実際８０年ごろから政治を眺めてきた年代の人は
あなたの言葉遊びに付き合う気にはなれないと思うよ。

04. 2010年3月03日 00:55:16
小沢氏の政治団体の記載ミスや鳩山氏のお母さんが拠出した寄付が
国民生活に関係あるとは思えない。
山岡国対委員長が言ったこと、正しいね。

05. 2010年3月03日 02:44:48
最近ようやく政治に興味を持ち始めたド素人の庶民からみれば、「民主党の支持率の下落に歯止めがかからないのは政治資金問題などで、国民の期待に応えないことが響いている」といっているが、こんなことを大問題化し世論操作したうえで世論調査をしたから、支持率が下がっただけであり、「国民の期待に応えていない」という結論を述べたいために支持率の下落を誘導しなければならなかっただけの話じゃないか、としか思えない。「根っこにある”政治とカネ”の問題が”話題”程度に終わるはずがない」というのもピンとこない。自公政権のとき、問題どころか話題にもならなかったようだが。脛に傷をもたない議員がいただろうか。別に聖人君子を期待なんかしていないのだ。小沢、鳩山両氏の金銭の多寡がどうであれ、「国民生活には何の影響もない」のは本当で、一番の関心は国民を幸せにする政策を実行してくれることなのである。

06. 2010年3月03日 05:01:26
（政治と金）なんと便利で効果的にかつ簡単に日本政治をコントロール出来る言葉であろうか。この一年余りの日本政治を取り巻く状況が語っているのは、日本政治をコントロールしようとする巨大な力が確実に働いているということだ。過去数十年にわたって日本国民に刷りこんだ政治に対する倫理観によって、いとも簡単に日本政治をコントロール出来るのだ。この一年余り民主党に仕掛けられた（政治と金)攻撃がそのことを物語っている。(政治と金）では一番問題のありそうな自民党には目もくれずやっきになって民主党を攻撃しているのは、自民党は用済みであるということ、そして国民の期待を担った民主党が政治権力を掌握していくであろうと予測したからである。(政治と金）で国民に冷水を浴びせ、民主党に巨大な力への屈服を迫っているのだ。敵は官僚機構やマスコミではない、奴らは餌をばら撒いてもらった犬どもだ。飼い主を突き止める為には、８００兆を超すと言われる日本国の借金が何に、どのように使われ、どこへ消えたかを明らかにすることだろう。

07. 2010年3月03日 11:03:32
　一般に「政治と金」といえば、金による政治の腐敗である。
例えば、典型的なザル法である政治資金規正法のザルの目を搔い潜って、企業ー＞政党支部ー＞議員のルートで企業献金をして、その企業への利益誘導を画策する。一方議員は、その企業の受注に便宜を図るなどして公正な競争を妨げ、結果として不必要あるいは過大な税金の支出を招く。
さらに悪質な場合には、いわゆるウラ献金（＝ワイロ）で議員を買収し、議員は私服を肥やす。
　企業が企業団体にあるいは議員が政党に代わっても、基本的な構図は全く変わらない。
　このような「金集め」はまさに自民党の体質そのもの「金による政治の腐敗」であり、当然排除しなければならない。しかし自民党中でも清和会にはなぜか司直の手が入らず、全く放置されているのは衆目の一致するところとなっている。

　一方小沢氏、鳩山氏については、同じように「政治と金」の問題と報じられているが、その中身は全く異なる。

　小沢氏の場合は、特捜のメンツにかけてあらゆる関係先を１年近くかけて捜査したにもかかわらず、結局不起訴。
今問題とされていることは、政治資金報告書に記載すべき支出の日付が、実際に払った日ではなくその資金で購入した土地を登記した日（翌年）にしていたことだけだ。（こんなことが人を逮捕する犯罪か？狂った特捜こそ糾弾されるべきだ！）
つまり「腐敗」に関しては全くの白だ。

　鳩山氏の場合は、もともと「腐敗」とは全く関係ない話だ。（相続税を払ったということだから、税法上は問題があったのだろう。）

　しかしマスコミは小沢・鳩山両氏に対しても「政治と金」という言葉で、あたかも腐敗があるかのごとき印象操作を行っている。騙されてはいけない。

　今回の山岡氏の発言「『政治とカネ』は話題ではあるが、国民生活には何の影響もない」は、小沢氏と鳩山氏に関する「政治と金」に限り全く正しい。

　勿論政治腐敗の元凶である「政治と金」は断たなくてはいけない。　ようやく内閣・民主党も「企業団体献金の禁止」を今国会中に成立させる気になったようだから、応援するとともに腰砕けにならないか注視していく必要がある。

08. 2010年3月03日 11:32:35
07に追加
　あえて付言すれば、こんなこと百も承知の共産党が、なぜマスコミの印象操作に付和雷同しているのか全く理解できない。やはり国民のことなどどうでもよく、自分たちの利益（あるとすればだが）最優先の単なるイデオロギー政党なのか？
実質自民の別働隊なんだろうか？

09. 2010年3月03日 13:44:49
あれだけ、弱者の味方を標榜する共産党が、検察の、石川議員の女性秘書に対する酷い取調べについては、何も言及しないし、「政治と金」と言うなら何故自民サイドの疑惑を取り上げないのか、選挙にらみの与党たたきとしか思えない。

10. 2010年3月03日 19:59:47
小沢氏の土地問題で赤旗も、大はしゃぎ。金を渡したっていう水谷側のインタビュー記事まで載せた。まるでゴミ売りや３Kと共闘だ。本紙だけでは足らず、日曜版も小沢潰しの特集記事。私の会社では赤旗はやめて、地元の地域紙を購読。記事の8割は今年行われる御柱祭が占めており、最近はストレスもなくなりました。

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