日米間の四つの密約調査を進める外務省の有識者委員会が来週公表する報告書の中で、密約に関連した重要文書が多数、消失している問題点を指摘、ずさんな文書管理に強い懸念を表明することが２日、分かった。委員会は２００１年の情報公開法施行の前に「関連文書が破棄された」との省内情報があった事実も把握しており、破棄の可能性が排除できないことが、懸念表明の背景にある。外務省高官や委員会関係者が明らかにした。

　委員会は報告書の最終的な取りまとめを進めており、「遺憾」などの強い表現で外務省のこれまでの管理実態に警鐘を鳴らす見通し。

　文書破棄は委員会の調査対象外であるため、破棄情報の真偽には踏み込まないが、委員会は本来存在すべき歴史的文書が存在しなかった事態を重大視している。破棄問題の真相究明を求める声が今後、国会などから上がり、当時の同省上層部の責任問題に発展する可能性も出てきた。

　複数の委員会関係者らによると、これまでの調査で、米軍核搭載艦船の日本への通過・寄港を認めた核密約の形成過程で重要な役割を果たした極秘会談の記録が見つかっていない。また密約内容を記した英文の「秘密議事録」についても草案のみの存在が確認され、原本は結局出てこなかった。（共同通信）

　このような文書は「公にすることにより、国の安全が害されるおそれ、他国若しくは国際機関との信頼関係が損なわれるおそれ又は他国若しくは国際機関との交渉上不利益を被るおそれがあると行政機関の長が認めることにつき相当の理由がある情報」にあたることは明らかである。従って情報公開法施行前に廃棄されたとは考えにくい。私は内閣官房機密費が総選挙直後に引き出されたのと同じ頃に廃棄されたのだろうと考えている。

コメント
01. 2010年3月03日 12:33:05 害務省とは、なんと売国的・国賊・非国民集団か。聞けば、大鳳会なる怪しい創価学会員の集団があるとか。これと、文書破棄はセットなのだろう。自公政権だったのだから、当然の事だ。彼らは、国民が知って欲しくない戦後の闇が、白日の元に晒されるのが一番怖いのだ。まさに、GHQ政府だった事が明確になった。アメリカも、もう戦後支配の形態を変えないと、今後の両国間のにひびが入ると見たのだろう。CIA・DIAを総動員して、今の政治劇を見ている筈だ。多分、結論として戦後の仕組みの解体、二重基準のアメリカ型民主主義創作に動くだろう。自民党・メディア・検察機構が見捨てられたのだ。自民が政権に復帰する事は無いと。爺さん
02. 2010年3月03日 13:24:35 当然あるべきものがそこに存在しない現象は、まことに不可解であることは、なんびとも否定しえないであろう ここ日本国の外務省においては、実際現象としておこっているらしい 「らしい」というのは、ほんとに存在しないのか、故意に隠匿されているのか現時点では不明なためだ もし、ほんとに存在しないのなら、公務員が意図的に破棄したか、政治家が公務員に意図的に破棄させたかの、どちらかになる また、故意に隠匿されているのなら、だれかが意図的に指示したことになる いずれにしても、意図した人物は、そのあるべきものが表面化すると困る人物（あるいは人たち）であろう この件は、衆議院外務委員会で、当然議題にせねばならないし、答えを出さなければいけない そういえば、衆議院外務委員会委員長は、鈴木宗男さんではないですか 彼の手腕に期待します 不可解なことが多いと寝付きが悪い
03. 2010年3月03日 20:39:45 破棄した人がいれば、破棄した振りをする人もいるのでは？そのうち分かる。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はず・・・
04. 2010年3月03日 21:27:24 外務省高官と平野なら、検察の拷問的な取調べも許容していい。
05. 2010年3月04日 12:46:18 外務省高官には、「あの方」がおられましたから、誰も手出しできまへんわ。 外交機密費を、周囲が唖然とするほど派手に使いまくったことで有名な「あの方」が。（Ｏ氏）

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