(回答先: 森田実『小沢・鳩山民主党政権による国家公務員人事の私物化は許されない 』 投稿者 仁王像 日時 2010 年 3 月 08 日 20:47:08)

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C06138.HTML
2010.3.5（その２） 森田実の言わねばならぬ【191】
平和・自立・調和の日本をつくるために［191］

《鳩山内閣の「政治主導」の国家公務員法改正の危険性を暴く(5)》小沢・鳩山体制による国家公務員法改正は「政治主導」のための創造的改革ではなく「霞が関解体」のための破壊的革命である／阻止しなければ日本の行政機関は崩壊する

「似て非なるもの」（『孟子』）

　公務員制度改革の目的は「すべての公務員が全体の奉仕者」として、より有効な国民のための活動ができるようにすることでなければならない。国家公務員を弾圧し、そのときの政治権力者の奉仕者にするものであってはならない。しかし、鳩山内閣がめざしているものは、公務員を小沢民主党への奉仕者にし、民主党政権への服従者にすることである。

　小泉政権以来の「公務員制度改革」の経緯を見ると、その底に政治権力者の、公務員を政治権力者の追従者にしようとする野心が見え隠れしている。さらに言えば、政権担当者の国家公務員への「行き過ぎた反感」がうごめいている。もちろん、官僚の行政が行き過ぎをした場合は是正するのは当然であるが、最近の政府のやり方は乱暴すぎる。

　「小泉内閣・石原行革大臣」による「公務員制度改革大綱」、「安倍内閣・渡辺行革大臣」による「国家公務員等一部改正法」の成立、「福田内閣・渡辺行革大臣」による「国家公務員制度改革基本法」の成立(平成20年６月)、「麻生内閣・甘利行革大臣」による「公務員制度改革の工程表」の策定(平成21年２月)によって、高度経済成長期を通じて強大化した日本の官僚制は、ほとんど去勢された。これを主導したのはマスコミ内の行政府破壊主義者であった。日本の行政機関は解体寸前の状況にある。

　この上に、鳩山内閣は日本の公務員を民主党政権の奉仕者に変えようとしている。止めなければ、日本が危ない。（つづく）

コメント
01. 2010年3月09日 00:27:05 役人人事は全て役人が決めるべきとの主張←論評に値しない。
02. 2010年3月09日 01:13:22 >高度経済成長期を通じて強大化した日本の官僚制は、ほとんど去勢された。 >日本の行政機関は解体寸前の状況にある。 >この上に、鳩山内閣は日本の公務員を民主党政権の奉仕者に変えようとしている。 民主党の「独裁（？）」危惧するなら、ほぼ一党独裁的だった政権の元で育った「高度経済成長期を通じて強大化した日本の官僚制」など腐ってるに決まってるんじゃないの？森田大センセ。
03. 2010年3月10日 16:59:49 　森田せんせい、君子豹変でしょうか？ 　以前の森田先生は切れ味鋭く前政権を批判されていましたが、何時から官僚の味方に？

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