自民：総裁辞任求める声続々　党勢低迷、参院選に恐怖感

毎日新聞　2010年3月8日　22時50分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100309k0000m010099000c.html

自民党で参院選前の谷垣禎一総裁辞任を求める声が相次いで表面化した。舛添要一前厚生労働相に続き、与謝野馨元財務相も１０日発売の月刊誌で「谷垣総裁では自民党の再生はおぼつかない」と厳しく批判した。党勢が低迷したまま参院選に突入することへの恐怖感を背景に、「新党」含みの党内の動揺は簡単に収まりそうにない。

　与謝野氏は「文芸春秋」に寄せた論文で「執行部を交替して新生自民党を立ち上げるのか、新党という旗を掲げて新しいパラダイムを求めていく方が近道なのか、私が決断を下す時期はそう遠くない」と踏み込んだ。与謝野氏と近い園田博之幹事長代理は８日、党本部で大島理森幹事長と会談し、「権力闘争や感情ではない」とひとまず火消しに乗り出したが、与謝野氏周辺は「与謝野さんは本気だ」と漏らす。

　先週、自身の「谷垣降ろし」発言を参院自民党幹部に釈明した舛添前厚労相は８日、与謝野氏という「援軍」を得て、「政党支持率の伸び悩みは、会社の経営でいえば業績が上がっていないということ。改革の動きが起こるのは当然だ」と記者団に改めて持論を述べ、与謝野氏との連携も否定しなかった。党内では鳩山邦夫元総務相も新党構想に繰り返し言及している。

　河野太郎国際局長は「民主的にみんなで選んだ総裁」という理由で谷垣氏辞任論と一線を引くものの、中堅・若手主導の党運営を訴え、谷垣氏が５月の連休前に大島氏ら幹部を交代するよう迫っている。

　自民党は１０年運動方針で「３年で３人の総裁交代、総裁降ろしに代表される党内抗争」を昨年の衆院選の敗因に挙げたが、参院選を前に「教訓」は早くも揺らぎ始めた。

　一方、鳩山由紀夫首相は８日、首相官邸で記者団に「谷垣総裁は、ある意味での良識をお持ちの中で総裁になられた。頑張って２大政党政治の中での一翼を担っていただきたい」と気遣ってみせた。

　谷垣氏は８日夜の記者会見で「民主党政権に一刻も早く退陣を迫らなければならないという危機感の表れだ。党内抗争にしてはならない。私自身も先頭に立って（民主党政権と）戦い、政策論争も積極的にやっていく」と語った。
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コメント
01. 2010年3月09日 09:33:18 谷垣やめてもしょうがないだろ。 自民党を辞めないとな。
02. 2010年3月09日 09:48:40 去年の３月、検察・自民・メディアが結託して謀略行動（政治と金）。旧政権復活を賭けたが、検察の暴走であえなく幕。自民とメディアが執着するも、結果は一向に好転せず（自民の支持率は低迷のまま）。メディアの情報は操作性の有るものと熟知する自民党は、当然何とかリサーチ等他の調査機関（旧政権の官製版）で調査し、現状分析している。その結果たるや悲惨なもので、内乱発生。メディアも旧政権下で恩恵に与ったものと、そうでないところに差異が出始めた。あいも変わらずが地上波。まさか、悪の三羽烏もこの状況までは想定外だったのでは。藪蛇というやつか。毎日の論考に、妙に信憑性を見る。爺さん
03. 2010年3月09日 09:54:19 今の自民党には「かす」しか残っていないからなあ。まともな政治家なら小沢が飛び出した時か亀井が飛び出した時に行動をともにするはず。茶がらをいくら絞っても茶は出ない。
04. 2010年3月09日 09:54:49 おもちゃを与えられてもすぐ飽きてしまう子供のようだ。 毎年こういう事をやってないか。
05. 2010年3月09日 09:56:14 この際小沢一郎氏に総裁引き受けてもらうしかねえだろう。ってんで民主党幹事長辞めさせがってるということか。納得。
06. 2010年3月09日 09:56:28 おっと、金融利権がそうはさせない。
07. 2010年3月09日 09:59:05 誰に換えても同じだという事にまだ気がついていないようだ。 総裁が誰だから、幹事長が誰だから、と思っている間は再生は不可能です。
08. 2010年3月09日 10:07:57 銀行は鳩山（弟）なんか喜ぶんじゃない。身ぐるみ剥げば、少しは貸金回収できそうだから。
09. 2010年3月09日 10:37:02 ぽっぽは凄えなｗ ＞「谷垣総裁は、ある意味での良識をお持ちの中で総裁になられた。頑張って２大政党政治の中での一翼を担っていただきたい」と気遣ってみせた。＜ ある意味での良識ってナンだろうｗう〜〜ん・・皮肉と取れば取れないわけでもないが良識ねぇ。 まさか幹事長に大島理森をつけたことかな。んなわけないかｗ 邦夫がまた割って出るだのなんだの息巻いてるようだが、御母ちゃんにまた金を無心する気かね。懲りない男だなぁやれやれ・・・
10. 2010年3月09日 10:37:31 自民党の総裁選ご一行様、今年もご旅行ですか。 八戸のコンパニオンと横須賀のゴロツキが添乗でつか。 ご苦労なこって。

11. 2010年3月09日 11:34:32 この記事が事実とするなら、共同・ＪＮＮ・読売の実施した直近の世論調査と矛盾する。いずれの調査も民主と自民の支持率が拮抗してきていることを目玉にしていたではないか？ もし本当に自民の支持率が民主に近づいているなら、谷垣総裁は党勢回復の立役者ということになり、今こそ党は一致団結すべし、という声になるのが当然であり、与謝野や舛添などの「分派運動」は発生しようがないはずだ。 導き出される合理的結論は、上記の直近世論調査は「捏造であり、事実を反映していない」ということになる。
12. 2010年3月09日 12:40:31 >>11さん、鋭いな。 全くそうだ。なんで谷垣総裁を変えなきゃいけないの？ 支持率上がっているんだもの。 なんで、谷垣はもっと自慢しないの？
13. 2010年3月09日 12:41:55 自民党総裁選挙では、宮崎のうすら禿げに、清き一票を！
14. 2010年3月09日 13:57:14 自民党の党勢低迷の原因を谷垣総裁に求めてる間は自民党の復活はないね。俺の見立てでは自民党の党勢が低迷している最大の原因は、支持者のせいだね。アホばっかだもん、自公の支持者って。アホな支持者が下らねえこと言って世間のひんしゅくをかった挙句、自公とりわけ自民党の脚をひっぱてる構図だわな。自民党はとりあえず谷垣氏を先頭にしてアホな支持者たちの教育から始めなきゃだめだわ。それりゃ長い間の自公政権の教育政策の失敗でアホを生んできたんだから自業自得といえばそれまでだけど、真っ当な人達にとっても迷惑な存在だから、一刻も早く再教育しなくちゃだめだわ。聞くところでは自民党は徴兵制を考えてるらしいけど、いい機会だからアホな支持者達を徴兵して再教育したらいいんじゃないかね。海外連れって土木作業させてもいいしな、そうなりゃ国際貢献とアホの再教育の一石二丁ってわけだ。まあ再教育が終わるまでアホを人目のさらさないことが自民党再生の要だわな。
15. 2010年3月09日 14:10:37 昨日、ＢＳ１１の『ＩｎｓｉｄｅＯＵＴ』で参議院選挙予想をやっていたのを見ていたけど、地上波と違って、落ち着いた番組運びが好印象で、なんやかんや言っても、与党となった民主党はそれなりの強さを持っているのに対し、自民党は苦しい戦いになりそうだという分析のように感じた。 今日以降の続きを見てみないと、ハッキリしたことはいえませんけどね。 あの森田実氏も「長崎現象」という言葉を多発して、二木さんが微妙な反応を示していたけど、それでも、自身のブログよりは冷静な物言いだった。 今週いっぱい、選挙予想をやるみたいなので、興味ある方は御覧になったらいかがでしょうか？ 同じ時間帯の報道ステーションよりは、よほどマシだと思いますよ。 http://www.bs11.jp/news/59/
16. 2010年3月09日 14:41:15 「六甲おろし」は甲子園名物。 「総裁おろし」はジミン党名物。
17. 2010年3月09日 14:48:01 >>12 そうだな。民主の著しい支持率低下が本当なら、例え自民のそれが平行線でも、ネガキャンの効果があった（＝参院選の勝利に近づいた）わけで、「下ろし」が公然と始まるのはおかしい。
18. 2010年3月09日 14:54:13 自民党も、メディアは信用していないようで。自分と一緒にアメリカ様に作って頂いたのでは、お粗末さまでした。
19. 2010年3月09日 22:14:11 自民党さんへ　民主叩きが大成功〜民主支持率が低落〜参院選は絶対に自民圧勝。 　　　　　　　谷垣総裁を降ろす必要は全く無い。参院選は安心して良い。
20. 2010年3月10日 01:25:16 どうせ野党なんだから総裁の任期を3年から半年にして話題集めに終始すればいい。 もっと思い切ってオリコンに毎週調査してもらって週替りにするか？金が無いから無理？

21. 2010年3月10日 04:41:08 自民党員は全員総裁を名乗れば言いだよ。隣の爺さんも、向かいの婆さんも、党員に名前使われた小学3年生のヨシオ君も、白猫のタマも、党員になってる牧場の牛も、狸も、イタチにキツネもみんな自民党総裁だ。参院議員選挙は大勝利だ。
22. 2010年3月10日 11:10:27 これは個人についても言えると思うが、信用というものは一度失ったら終わり。 自民党は国民から「支持されていない」のではなく、国民から「嫌われている」のですよ。 谷垣総裁では選挙は戦えないのではなく、自民党では戦えないのです。 だからといって店の看板変えたところで、選挙民をだませるわけもなし。 「店じまい」、これだけが唯一の選択肢。 脱党して民主に逃げ込むか、ハローワークに並ぶか。

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