増田先生の投資話の件でメールを頂きました。（リチャード・コシミズ・ブログ）いさむ

リチャード・コシミズ様　独立党のサイトでいつも勉強させていただいております。これまでも目から鱗のような情報をたくさん教えて頂き誠に有難く感じております。さて、３月６日の東京勉強会の模様を見させていただきましたが、あの中で増田俊男氏の話が出てきて全く驚きました。といいますのも私はバカな投資家の一人なのです。

Arius3Dに投資をして、つい最近までは私もだまされたと思っておりましたが、実際には２月下旬、カナダのトロント市場（ベンチャー市場）に上場されました。ネットで株価の確認もできます。

私はリチャードさんの情報が間違ってると言いたい訳ではなく、あの話の流れで何故増田氏の件を取り上げたのかがトテモ気になったのです。このようなマイナーな情報をリチャードさんが勉強会の場で話すことに何か違和感を感じたのです。良くある投資詐欺の一つに過ぎないじゃないかと私は思うのです。リチャードさんは増田氏と何か因縁でもあるのでしょうか？　それとも増田氏って有名なんでしょうか？新聞沙汰は起こしてますが・・・よろしければ話題として取り上げた経緯をお聞かせ願えないでしょうか？お暇なときにお返事いただければ幸いです。

Arius３D：確かにカナダのベンチャー市場で上場しているようです。ただし、先にレベッカという投資会社を上場させておいて、これと合併するという手口でArius３Dを無理やり上場させた....というか、合併後の新会社をArius３Dと命名したということでしょう。（そもそも2000年ころから投資を募集して、その後は、存在しないカナダの証券取引市場やらニューヨーク証券取引所などで上場すると言って実現せず、嘘まみれであった時点でもはや信用するに足りないと思うのですが。）さて、この会社の株価、超低空飛行中で、増田先生に大金を託した皆様の投資額を回収するに必要な利益が出ている様子、欠片もないようです。増田先生、株価を高騰させる秘策を仕掛けるそうで、それを信じる投資家の皆様、ご勝手にどうぞ。

Today's Open 0.1800
Bid (Size) 0.1550 (0)
Ask (Size) 0.2000 (0)
Prev. Close 0.1700
Today's Range 0.1800 - 0.2000
52wk Range 0.1200 - 0.2000
Shares Outstanding 9,016,500

そもそも、増田先生は、かの有名な巨大ネズミ講、天下一家の会のご出身であり、それだけで私にとっては1500年くらい様子を見ないと信用できるかどうか判断できない人物なのですが、世の中には増田先生、江尻眞理子大先生を信じて疑わない皆様がいらっしゃって、これだけ正体がばれてもまだ信奉なさっている様には頭が下がる次第でございます。

執筆活動の傍ら、知人の江尻真理子が社長を務める投資顧問会社「サンラ・ワールド」（以後サンラ社と記述）を事務局とする会員制投資クラブに関係。2000年5月にパラオで自らを会長とする「サンラ国際信託銀行」を設立し、金利10%以上をうたった定期預金をサンラ社経由でクラブ会員に勧誘した。加えて銀行への出資も募集したが、パラオの信託銀行は2005年に営業許可を取り消された。だが、サンラ社は事実を公表せずに資金集めを続けていた。

また、ハワイでも元州知事のジョン・ワイヘエと組んでコーヒー園を所有・経営。コーヒー園を名目とした投資を同様にサンラ社経由で募ったが、コーヒー園は経営破綻し配当が止まっている。更にカナダでも公開前IT企業のワラントを勧誘していたが、経営成績が良くない上に上場計画も二転三転しながら延期が繰り返されるなど不透明になっている。

これら一連の投資への勧誘で約200億円の資金を集めたものの、償還期限後も大半が返済できない状態になったことから、一部の投資家から不特定多数からの預かり金を禁じた出資法違反の罪で警視庁に告訴された。出資金を騙し取る犯意があれば詐欺罪が成立する。2010年2月3日には、これらの投資活動で50億円以上を集金したことから、中央区のサンラ・ワールド本部や増田の私邸など数カ所が警視庁生活経済課によって金融商品取引法違反容疑で家宅捜索されている。

....ということで、目玉商品だったハワイの粉コーヒーだか何だかは既に「経営破たん」しているのです。また、50億円以上の詐欺罪で逮捕される可能性が高い。しかも、税金を滞納して差し押さえも食っているのです。Arius３Dが最後の砦でありますが、最後の砦は普通、破られます。ｗ

「時事評論家」の増田俊男氏（７１）が役員を務めていた投資顧問会社「サンラ・ワールド」をめぐる金融商品取引法違反事件で、サンラ社が平成２０年以降、法人税などを滞納し、税務署に資産の一部を差し押さえられていたことが２７日、捜査関係者などへの取材で分かった。一方、サンラ社は２０年以降も海外ビジネスなどへの出資を募っていた。警視庁はサンラ社が資金繰りに窮しながら出資金集めを続けていた可能性もあるとして、詐欺容疑での立件も視野に経営実態を詳しく調べている。

捜査関係者などによると、サンラ社が滞納していたのは平成２０年度の法人税と消費税・地方消費税、２０～２１年度の源泉所得税で、加算税を加えると約１千万円以上に上る。このため、サンラ社が事務所として使用していた帝国ホテル（東京都千代田区）に支払った敷金のうち約５０万円が差し押さえられたという。

出資者側の関係者によると、サンラ社は昨年７月まで同ホテルの一室を事務所として利用。賃貸借契約を結ぶ際に、敷金として約１２００万円の保証金を支払っていたという。しかし、滞納していた賃料や立ち退きに伴う原状回復費などが差し引かれたため、残高が差し押さえの対象になったとみられる。

サンラ社は、平成８年の設立以降、カナダのＩＴ企業の未公開株やパラオの国際信託銀行、ハワイのコーヒー園開発プロジェクトなど海外ビジネスへの出資を募集。一部の出資者からは「配当金が滞っている」といった訴えが出ていたが、サンラ社は定期的に説明会などを開催し、出資を募っていた。

サンラ社は１９年１０月ごろ、無登録でカナダのＩＴ企業の新株引き受け権を販売したとして、今月３日、警視庁の家宅捜索を受けている。

まあ、虎の子を預けている人物がただの詐欺師で金を持ち逃げするとは誰しも思いたくないでしょうし、「逃げも隠れもしない」のだから大丈夫だと思いたくもなるでしょう。ですが、確信犯の詐欺師は、カネはどこかに隠匿して裁判闘争でのらりくらり逃げて最後にムショに入ることなど織り込み済みでしょう。それにセンセイの黒幕自身がムショに入るわけでもないから痛くも痒くもない。

「良くある投資詐欺の一つに過ぎないじゃないかと私は思うのです。リチャードさんは増田氏と何か因縁でもあるのでしょうか？　それとも増田氏って有名なんでしょうか？」とありますが、有名です。金融理論などで一時期人気を集めた人物が、広告塔になって金集めに使われるのを私は看過できないのです。これからも同様に利用されそうな人物が数名いるものですから。それに少なくとも50億円の詐欺行為を軽視はできません。恐らく被害はもっと大きいでしょうから。結局はユダヤ金融資本の仕組んだ金融犯罪であったことを、今後、究明しなければならない。だからこそ、私はこの件に触れたのです。

「良くある投資詐欺の一つに過ぎない」と解っていながら投資する方の気持ちがさっぱりわかりませんが、マルチ商法・詐欺商法でも初期会員は儲かるというところに惹かれたのでしょうか？であるなら、クズです。

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