★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK82 > 197.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
『誰が日本国家を支配するか』の闘争」(Electronic Journal)
http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/197.html
投稿者 判官びいき 日時 2010 年 3 月 10 日 18:40:57: wiJQFJOyM8OJo
 

http://electronic-journal.seesaa.net/

長崎の知事選と町田の市長選の2つで民主党候補が敗れると、新聞・雑誌・テレビなどのマスコミは、またしても世論調査を行い、小沢の幹事長の辞任を70%の国民が望んでいるなど、民主党の足を引っ張る論調に終始しています。 したがって、あまり深く考えないで新聞やテレビを見ていると民主党は例の小沢の政治とカネの問題で、相当厳しい状況に追い込まれていると錯覚してしまいます。

Electronic Journalは民主党に肩入れするわけではありませんが、民主党はそんなに追い込まれているのでしょうか。そんなに嫌われているのでしょうか。日本経済新聞社とテレビ東京が2月26日〜28日に共同で実施した世論調査によると、「支持または好意を持つ政党は」については、次の結果になっているのです。

     民主党    41%
     自民党    24% 
     公明党     5%  
     共産党     3%  
     社民党     1%  
     国民新党    1%  
     みんなの党   4%  
     改革クラブ   0%  
     新党日本    0%  
     その他政党   1% 
     支持政党なし 17%
     わからない   5%   2010年3月1日付、日本経済新聞より

政党支持率で見ると、民主党の支持率は、他のすべての野党の支持率を合計したものよりも高いのです。これだけ民主党が叩かれているのに、自民党の支持率は相変わらず低位にあります。

それに、選挙までには4ヶ月もあるのです。民主党の支持率回復の可能性は十分あるでしょう。なぜ、大マスコミはそれなのに民主党危うし、小沢辞任を!と迫るのでしょうか。大マスコミにしては偏向が過ぎるのではないでしょうか。

小沢は寡黙な人で不必要なことはいっさいしゃべらない。だからいろいろいわれるのでしょうが、きちんと目標を立てて、一歩一歩着実にコトを進めているのです。かつて小沢は自民党を離党すると、新生党を結成して細川連立政権に参画し政権交代─非自民7党一会派─を果たすと、政権交代可能な選挙制度、小選挙区比例代表並立制を成立させているのです。これは小沢にとって大きな一歩といえるでしょう。 その後新進党を経て自由党時代になると、今度は自民党と組んで国会改革を進め、自民党がそれに魂を入れず形骸化させたものの、制度として定着させるなど、結局やるべきことを一歩一歩進めているのです。

そしてその仕上げをするべく、屈辱的な条件を飲んでまで民主党に合流し、自らが代表となった2007年の参議院選で与野党逆転を果たしたのです。そして2009年8月31日に衆議院選で圧勝して政権交代を成し遂げているのです。残るは2010年7月の参議院選で過半数をとることだけが残されているのです。この目標の達成については、今年の1月15日に石川議員が逮捕されるまでは、ほとんど確実に達成されるという状況にあったことは確かです。

小沢は、今年の自宅での新年会の席上、次のように決意を表明しているのです。「今度の参院選、これが本当の改革の、国民の生活が第一、その 政治を実行するための最終戦とそのように位置づ付けている。 何としても過半数を取って、既存の勢力の抵抗を排除し、本当 の意味の改革を実現しなければならないと考えている」─2010年小沢邸での新年会の挨拶より    日刊ゲンダイ/2010.3.2(1日発行)

このままにしておくと、本当に小沢は天下を取る─自民党+官僚機構+大企業+大マスコミの連合軍は、危機感を強めたと思うのです。小沢は本気であり、ここで潰さないと、大変なことになると考えたとしてもおかしくないでしょう。 ラスプーチンといわれる佐藤優氏は、今回の検察の動きと民主党について、次のような独特の見方をしています。

「検察の動きをミクロ的に見ていると、かえって事態の本質をとらえることができなくなってしまう。本件について筆者は2009年8月30日の総選挙で民主党が308議席を獲得し、政権交代が起きた結果、「誰が日本国家を支配するか」を巡って起きている権力闘争と見ている。一般の国民の利害とは関係のない「あの人たち」の権力闘争だ」─『中央公論』/2010年3月号より

佐藤氏は明確にはしていないが、ここでいう「あの人たち」とは、明らかに国家公務員上級I種試験や司法試験などの難しい資格試験に合格したエリートを指していると思われます。彼らは、少なくとも自民党政権下においては、実質上日本国家を動かしているのは上級官僚たるわれわれであると思ってきたし、現時点でもそう思っているはずです。彼らは、一般国民を「無知蒙昧な有象無象」として見下しているのです。しかし、民主党は、国家を支配するのは、国民により選挙された国会議員であるべきだと考えています。すなわち、政治主導が行われるべきだと考えています。これは官僚組織にとっては、まさに一大事であり、多少無理なことをしても潰さなければと考えても不思議はないのです。―[小沢一郎論/46]

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2010年3月10日 22:05:33
このところの検察の稚拙な動きを見ていると「あの人たち」の悪あがきは結局失敗する結果になると予測されます。
西松建設献金問題の大久保秘書裁判といい、大阪地検の郵便料金不正事件裁判といい、完全に検察敗訴確実な状況となっており、石川議員を逮捕までした不記載問題も何が違法なのかも分からない状態。
検察が検察の体をなしていない状態となっています。
最後の手段である検察を使ってのクーデター的倒閣運動も失敗に終われば、もはや「あの人たち」には無条件降伏以外の道は残っていません。
真の政権交代は目の前まで近づいてきています。


02. 2010年3月11日 01:45:41
戦後60年間、そのほとんどが自民党の一党独裁であったわが国。
その間この国を支配したのは、戦前から連綿と続く官僚たちと、その手のひらに乗せられて、官僚とおいしい蜜を分け合いながら操られる、自民党の政治家たちであった。
選挙で選ばれるのではない官僚達は、「おかみ」であって国民の代表ではない。
自民党の政治家は、選挙で選ばれていて、一見国民の代表のように見えるが、その実は官僚の手の上で、躍らせられているだけだったのだから、これまた国民の代表ではない。
国民にとって、政治とは、自分達の手の届かないところで、繰り広げられている、怪しげなものでしかなかった。
だから、政治家とは、胡散臭い国民の敵であり、批判の対象としか考えられなかったのだ。
一言でいうなれば、民主主義が機能していなかった。
国民は、自分達が主権者であることも、忘れていたのだ。

しかし、昨年8月30日に、わが国憲政史上初めての政権交代を生じせしめた国民は、みづからが、主権を持っていたことをはじめて実感したのである。
そして、この政権は、「おかみ」ではなく、「国民のの代表である」『国民がこの内閣と鳩山首相を作りだしたのだ。」ということを実感しているのだ。
時代は、変わった。
民主党の与党政治家は、もはや国民の敵ではない。国民に主権を託された国民の代表なのだ。
彼らが、国民にとって、良くないことをすれば、次には、国民は彼らを与党党の座から落とすこともできる。
政治家が国民を支配するのではなく、国民が政治家を支配するのだ。
民主党の言う政治主導とは、つまり、国民主導ということなのだ。

自民党政権下で60年間、官僚主導で与党政治家を操ってきた官僚たちとしたら、自らを脅かす存在として、民主党と民主党内閣をとらえ、検察をトップに熾烈な攻撃をかけてくるのは、その権力をまもるための権力闘争なのである。
しかし、彼らは、根本的にまちがっている。
彼らは国民からの税金で養われている。彼らの主人は、主権者である国民なのだ。
かれらの権力もまた、内閣を通じて国民から、託されたものに過ぎない。
それを忘れ、権力を自分のものと勘違いして、国民の代表である政治家を不当に攻撃し、国民の主権を無に帰そうとするならば、彼らは国民によって処罰されなければならない。
彼らのしていることは、彼らの権力の源泉にたいして、その権力を持って攻撃するという、狂ったとしかいいようのない行動である。

マスコミは、鳩山内閣と与党政治家は、すでに自民党時代の「おかみ」ではなく、『国民によって主権を託された、国民の代表である」ということを、まったく理解出来ないでいるようだ。
狂った検察による、正当な内閣への不当な攻撃を批判するどころか、検察以上に現政権と与党を、毎日、毎週、毎時間攻撃するという、『毒」を流し続けて、この国の民主主義に「死」をもたらすのが目的であるようだ。
不当で偏向した、内閣と与党へのマスコミの攻撃は、国民の代表への攻撃である。すなわち、「国民へ攻撃」なのである。

検察もマスコミも「国民の敵」なのだ。

国民を攻撃して、かりに彼らが勝利したとたしたら、そこに残るのは、なんだろう。
言葉では言い尽くせない、悲惨な荒廃だけが、国土の上に残るのかー。
そのとき、「国民」は、いったいどこにいるのだろうか。
主権は、誰が握るのだろうか。


この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK82掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK82掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧