暴走検察　狙いは補選早めて民主党に大ダメージ

日刊ゲンダイ03月13日10時00分
http://news.biglobe.ne.jp/politics/045/gen_100313_0456206623.html

　検察の暴走が止まらない。北教組の資金提供疑惑で、札幌地検が９日、民主党の小林千代美衆院議員（４１）に任意聴取を要請した。狙いはミエミエ。何が何でも、小林議員を早期辞職に追い込むことだ。

　だいたい、そんなことをしなくても小林の失職は時間の問題。昨年１０月に公選法違反（買収の約束）で逮捕・起訴された陣営幹部に連座制が適用されれば、小林は当選無効になる。民主党も「議員辞職やむなし」と考えているが、焦点は辞職の時期。いつ辞めるかで、その後の補欠選挙（北海道５区）の戦況がガラリと変わってくるのだ。

“分岐点”は今月１５日だ。それまでに小林が辞職すれば、公選法の規定で補選は４月２５日に実施される。一方、１６日以降にずれ込めば、補選は７月の参院選後だ。

　一連の小沢・鳩山捜査のせいで支持率が落ち込んだ民主党は、小林辞職を先送りし、参院選前の補選は避けたいのが本音。そこに猛烈なプレッシャーをかけてきたのが、札幌地検の事情聴取要請なのである。

「公選法違反で起訴された小林陣営幹部は、１審で有罪判決が出た後、先月２４日に控訴に踏み切った。その結果、小林議員の当選無効を求める検察側の行政訴訟手続きは２審後に先送りとなった。このままでは補選は参院選後になる。それでなくても、検察は小沢捜査の立件見送り、村木厚労省元局長の裁判で供述が覆されるなど失態続き。今度こそ民主党にダメージを与えたい。で、北教組の１６００万円疑惑を持ち出してきて、９日までに北教組本部を４回も捜索した。揚げ句の事情聴取要請です。次から次とネガティブ報道を出させ、一刻も早く議員辞職に追い込もうという算段でしょう」（司法関係者）

　旧勢力もうごめいている。補選が行われる北海道５区は、自民党町村派の町村信孝会長の牙城だ。昨夏の衆院選で大敗し比例復活した町村会長は補選にやる気満々。ただ、参院選後では風向きが変わる可能性があるから自民党北海道連は「小林議員は早くケジメをつけろ！」の大合唱だ。

　こうした旧勢力と一緒になって政治に干渉し、民主党潰しに走る検察。これが真相だ。

（日刊ゲンダイ2010年3月10日掲載）
　

コメント
01. 2010年3月13日 11:55:26 日本検察党の政治活動ですね。 政治資金は税金をくすめて作った莫大な裏金ですか（笑）
02. 2010年3月13日 17:20:47 １５日は月曜でしょう、もう時間がない。
03. 2010年3月13日 20:35:22 02 様 油断出来ません。　マスゴミは３／１４（日）の 新報道2001／日曜討論／サンデープロジェクト／バンキシャ でこの件で徹底的に叩いてくるハズです。 （裏で町村が多大な資金援助をしている可能性大） 小林千代美様　何とか踏みとどまって下さい！ 町村なんかの陰険な圧力に屈してはいけません。
04. 2010年3月13日 21:37:39 小林氏が検察の聴取を受けたらしいな。明日の新聞には「即刻辞職すべき」つー記事が踊りそうだね。
05. 2010年3月14日 00:38:53 ホントに戦争ですよね。血は基本流れないけど・・・。 情報戦であり頭脳戦であり・・・。
06. 2010年3月14日 08:06:05 暴走検察に対する攻撃は、民主党の最大の防御なり、です！！！ もう、暴走検察を、放置していては、危険すぎます。 やつらは、狂人です。 何を、しでかすか、わかりません。 この先も、死に物狂いで、民主党を攻撃してくるでしょう。 その攻撃の手を緩めさせるには、また止めさせるには、 民主党は、守勢にばかり、回っていてはなりません。 攻撃は最大の防御、です。 検察は、検察人事に対する民主党の介入を最も恐れています。 その恐怖ゆえに、民主党に対する攻撃の激しさがあるようです。 ならば、早くに、その恐怖を現実のものとしてあげるのが、最良です。 わからんちんの検察に、政権交代の現実をわからせる、 これが、しつけとなるでしょう。 人事権は、最も強い武器です。 政権は、交代したのです。 その目的のために、行政面でも、人事は、一新されるべきでしょう。 これまでの常識を踏襲することなど、政権交代を実現した国民は、 誰も、望んではおりません。 可能な限り、検察、司法の人事に介入し、 人事権を早急に行使して、人事面からの政権交代を実現してください。 それが、民主党の防御につながります。 民主党政権が磐石とならない限り、一般国民の生活は良くならないでしょう。 民主党、がんばれ！！！ 常識に惑わされるな！！！
07. 2010年3月14日 12:26:54 つくづくおもうのだが、検察も大マスコミも本来の活動、検察だったら社会の安定維持、大マスコミだったら勿論、公益性・収益性が中心課題になるのだが、それさえ無視して暴走しまくるのは、もはや組織ではなく個人の利益のためではないだろうか。 ネットや一部メディアで紹介されているような、バックアップ勢力のためだけに奉仕する姿は社会的使命を帯びる組織の重要な仕事をされている方々の姿勢ではない。 苦労して今の地位についたのだろうから一度くらいまっとうに職責を果されたらいい人生になるだろうになと、つくづく考える。
08. 2010年3月14日 15:07:13 社会的使命なんて就職して１年で忘れたんじゃないかな？ 学校で勉強頑張って強い組織に入ったのだから、その後の人生は先人の築いた秩序に守られて安泰に・・・っていう意識なんだと思います。官僚なんてその最たるもの。天下りで楽な余生を前提に生きるから、官庁の旧弊を改革するなんてあり得ないし、他人がやるのも迷惑なわけです。
09. 2010年3月14日 18:59:18 検察もマスコミも政治に手出し過ぎるとロクな結果にならないのになぁ。 後始末はどうするのよ？　樋渡さん！
10. 2010年3月14日 20:28:22 民主党はどうして検察の横暴を止めないのでしょうか。 または止めることが出来ないように、なっているのでしょうか。 小沢さんの件でもやられっぱなし、千葉法務大臣は、上部機関ではないのでしょうか。>>06さんの言われるように、強く人事権で介入して、改善して欲しいですね。 このままでは、日本の政治は、検察の思うがまま自由になってしまいます。 自民の時の漆間の発言、「自民党に捜査は及ばないと思う」と言っただけで、検察が止まるように、現政権でも同じ発言をして、検察をピタッと止めることが出来ないものでしょうか。 国民の代表民主党に、早く検察の人事権を持って欲しい。 小林さんは、たかだか1,600万円、自民の利権に比べれば、微々たる金額、自公には、検察が見ぬふりをして、見逃している巨悪が眠っています。 みんなで声を大きくあげて、小林さんを守りましょう。 民主党が、一寸でも減速するのが、耐えられないのです。

11. 2010年3月14日 20:51:02 検察、マスコミ 我々がこれについて考えるのは60〜70年前の特高、新聞である。 特高が人々の意見を封じ、新聞が軍部の言うことをあおり立て戦争に突っ込んでいった。 そのために国民は悲惨な目に逢った。 今の様な情報の多い社会ではなかった。大本営発表が唯一の政府の発表であった。 国民は騙されたのである。 国民が高齢化したと言っても戦争の記憶のある人は人口の割合から言っても少数になってしまった。 今また検察、マスコミが自分たちの都合のいい社会に戻そうとしている。 検察が正義だ、マスコミが正しいなんて言っているバカどもよ。 明日は我が身だと言うことをよく心に刻んでおけ！
12. 2010年3月15日 04:18:38 取り調べの可視化法案をまず通すべきだ。其れが出来なくなる前に。
13. 2010年3月15日 18:37:32 ほんとに特高だよねええ・・・昨年の三月三日からそう思ってる。 民主党が政権取って、つかのまホッとしたら、すぐ攻撃をしかけてきたし。 あのまま自民党だったら、どんだけ不気味なスパイ国家が進展したか。 総選挙前までの数年間で、じゅうぶん不気味だった。ネット言論も含めて。 いや、今でも全然油断はできなくて、進展中なのかも？ ぞっ！
14. 2010年3月15日 18:46:18 『蟹工船』を書いた小林多喜二の、『党生活者』という作品が特高を知るのに オススメ。 工場で反対闘争を組織した工員兼活動家が地下に潜るのだが、 特高があとをつけ回すので、必死で逃げ回る記述がえらくリアル。 そんな時代は戦前の話で、二度と来ないと思っていたが、 今のマスコミを見れば翼賛報道そのもので、何も違わないのがわかる！ 小沢さんも石川議員も踏ん張れ。いつか真実が明らかになる。

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます（表示まで20秒程度時間がかかります。）
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映　通常 ｜動画・ツイッター等 ｜htmltag可（熟練者向）
（タグCheck ｜タグに'だけを使っている場合のcheck ｜checkしない）（各説明）

（←ペンネーム新規登録ならチェック）
↓ペンネーム（2023/11/26から必須）

↓パスワード（ペンネームに必須）

（ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。）
↓画像認証
（ 上画像文字を入力）
ルール確認＆失敗対策
画像の URL (任意):
フォローアップ:

　次へ 　前へ

▲このページのＴＯＰへ　　　　　 ★阿修羅♪ > 政治・選挙・ＮＨＫ82掲示板

★阿修羅♪　http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。