http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010031700823

同意人事、決定手続き見直しを＝社民党首

　社民党の福島瑞穂党首（消費者・少子化担当相）は１７日午後の記者会見で、国会同意人事について「議院運営委員会に（人事案が）出た後の段階でしか（顔触れを）知り得ないのは連立政権として問題だ。事前にどう意思疎通を図るかが課題だ」と述べ、与党間で事前調整が可能になるよう決定手続きの見直しを求める考えを示した。
　政府は原子力安全委員会委員に班目春樹東大大学院教授を充てる人事案を国会に提出しているが、社民党は同日、脱原発を目指す党の方針とは相いれないとして、班目氏に反対の考えを平野博文官房長官に伝えた。福島氏の発言は、こうした動きを踏まえたものだ。　（2010/03/17-18:22）

■関連記事
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010031702000056.html?ref=rank
社民、同意人事反対へ
2010年3月17日 朝刊

　社民党は十六日、政府が十二日に提示した国会同意人事のうち、原子力安全委員会委員候補の班目春樹東大大学院教授について、反対する方針を固めた。班目氏は原発推進の立場であり、脱原発を目指す社民党の政策に反するというのが理由。社民党は同意人事の決定プロセスについても改善を求める考えだ。

　班目氏は二〇〇七年の新潟県中越沖地震で東京電力柏崎刈羽原発が損傷した際、調査対策委員会の委員長を務めた。だが、運転再開を急いだとして、原発反対派の反発を受けた経緯がある。

　また、社民党は日銀政策委員会の審議委員候補である電気事業連合会副会長（元東京電力副社長）の森本宜久氏についても、電力会社の関係者が就任する必然性がないとして難色を示している。

　これに関連し、阿部知子政審会長は「与党間で事前に示されていない。意見をすり合わせる場がないのは問題だ」と話している。
　

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