http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159287-storytopic-53.html

米大統領のグアム訪問は地元向け　日中にメッセージなし2010年3月16日

　【ワシントン共同】デニス・マクドノー米国家安全保障会議首席補佐官は１５日、米領グアムを訪問するオバマ大統領の目的は、インフラ整備などグアム住民への責任を果たす姿勢を明確にすることだと説明。在日米軍再編や太平洋地域の米軍プレゼンス強化などで「日本や中国に対するメッセージを読み取れるとは思わない」と強調した。
　２１日からのアジア太平洋歴訪（グアム、インドネシア、オーストラリア）を前にした電話による記者会見で語った。
　グアムは米軍の重要戦略拠点で、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）移設問題と連動した在沖縄海兵隊８千人の移設先にもなっている。マクドノー氏の発言には、オバマ氏訪問により日米の協議が難航する普天間問題の停滞ぶりに焦点が当たるのを避ける思惑があるとみられる。
　マクドノー氏は、オバマ氏がグアム訪問で、住民の意向を反映したインフラ整備や基地関連の建設計画などを検討すると指摘した。

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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-157704-storytopic-108.html

米海兵隊グアム移転の期限延長を　地元選出の準議員2010年2月17日

　【ワシントン共同】米領グアム選出のボーダロ下院準議員（民主党）が在沖縄米海兵隊のグアム移転事業に関し、日米両政府が合意している２０１４年の完了期限を延長するよう求めるとグアム議会で表明したことが１６日、明らかになった。移転による人口急増が地元のインフラや環境に与える影響を緩和する狙い。
　同議員事務所が現地時間同日に行われた演説の内容を公表した。ボーダロ氏は１４年の事業完了について「不備があり、誰も望んでいない」と指摘。関連する予算法案に反対するとともに、３月にオバマ大統領がグアムを訪れる際に他の懸念と合わせて訴える考えを示した。グアムのカマチョ知事も同じ考えを既に米軍側に伝達している。
　海兵隊グアム移転は日米合意上、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）移設と不可分。日本の政権交代による普天間問題の停滞とは別に、グアム側で移転事業への懸念の声が高まっている。
　ただ、ボーダロ氏は普天間移設については早期実現を求め、社民党が主張する同飛行場のグアム移設には反対している。

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