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http://thorium-molten-solt.blogspot.com/

2010年3月14日日曜日
CANDLE 炉・TWR炉（進行波炉）
いわゆる第四世代型原子炉の一種でCANDLE炉というのがある。

日本の東工大の関本 博 教授が独自に構想したものだ。

これに似たような発想で進行波炉というのもある。なんだか変なネーミングだけれども。

http://www.viddler.com/explore/evworldeditor/videos/115/

これらの炉は燃焼点を徐々に移動する事によって、先に燃やした核燃料で生成した中性子を吸収して出来た転換済み核物質もそこで一緒に燃やしてしまおうという構想だ。これだと廃棄物のうち超ウラン元素はある程度減少させることができる。

だが、CANDLE型であってもトリウムのほうがウランよりも有利だろう。というのも、元々核子の数が不足気味のトリウムはどんどん原子量の大きい超ウラン元素に転換するよりも分裂して燃えてしまいやすいからだ。

またCANDLE型よりも熔融塩型のほうが有利な感じがする。固体を固定しておいて反応領域が移動するよりは、液体をぐるぐる回したほうが構造も簡単で故障も少ないし過酷事故になりにくい。また廃棄物の処理も固体より液体のほうが簡単だろう。

反応領域が動くという意味では溶融塩炉とCANDLE炉は発想が似ている。けれどもやはり溶融塩炉のほうがスジが良いような感じがする。

（文：窪田　敏之）
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一方こんな動きもあるそうで、陽動作戦かもしれません。

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2010年3月23日火曜日
ウランからトリウムへ―世界の核燃料戦略を読む−谷口　正次さん（資源・環境ジャーナリスト）の記事から
日経ＢＰ社のウェブ、ＥＣＯ・ＪＡＰＡＮに環境ジャーナリストの谷口正次さんが京都大学の亀井敬志博士の話を中心に世界の主要各国の核燃料戦略について述べている。その中でトリウムの重要性について触れている。

米国は冬眠していたオークリッジの熔融塩炉研究を再開する予算をつけた。その金額役1000億円という。多くもなく少なくもない微妙な金額だが、 miniFUJI型炉を一台建造するには充分すぎる金額だ。

オバマはなかなかしたたかだ。トリウムは本来核拡散の可能性が低いために、国際協力しやすい技術だ。だが「軍」の研究であれば秘密にしておく事ができる。実はトリウム技術はそれほど難しくない。米国には既にノウハウもあるのだし、金も数千億円で済むのならむしろ秘密にして囲い込んでしまったほうが技術も特許も独占できる。

日本の民主党は、トリウムを放置していて良いのだろうか？日本はまたいつものように最新技術は出遅れか？

（文：窪田　敏之）

ウランからトリウムへの着眼は、たぶん正しいと思います。
そして、今私の勤めていた会社は日本一の大赤字となり、マイクロソフト社
をうらやむばかりです。
トリウム利用の原子力を手がけるビルゲイツと組める東芝は、２０〜３０年後
世界からうらやましく思われる存在になるような気がします。