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小沢選挙戦略「現職は県連、二人目は党本部」に見る深謀遠慮  (日々坦々)
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投稿者 新世紀人 日時 2010 年 4 月 02 日 21:27:19: uj2zhYZWUUp16
 

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小沢選挙戦略「現職は県連、二人目は党本部」に見る深謀遠慮
2010⁄04⁄02(金) 17:30

ここのところ、小沢さんの選挙関連のニュースが多くなり、それだけ全国を駆けずり回り、次々と布石を打っている様子が伺える。

特にびっくり仰天したのが、時期参院選候補者に昨年8月に当選したばかりの河上議員(比例当選)を擁立したことには、誰もがたまげてしまったのではないだろうか?

「小沢氏『勝利で報いる』…参院選京都、民主衆院現職がくら替え」
≪民主党の小沢幹事長は31日、京都市で記者会見し、夏の参院選京都選挙区(改選定数2)に、河上満栄衆院議員(38)(比例近畿ブロック、当選1回)を擁立すると発表した。既に公認を決めた福山哲郎外務副大臣に続く2人目の候補者となる。民主党は昨年の衆院選の近畿ブロックで名簿に登載した全員が当選したため、河上氏が参院選に出馬すると繰り上げ当選となる候補者がおらず、衆院で1議席を失うことになる。
 小沢氏はこうした異例のくら替えについて、「大変もったいない、残念なことだが、参院の勝利によって、民主党を支援した人たちに報いることができる」と述べた。「衆院選の時も、東京12区に青木愛参院議員が出て、都民の支持を得て勝利した」とも語ったが、青木氏のくら替えの際には、参院で民主党議員が繰り上げ当選している。河上氏は「党の役に立てれば本望だと決心した」と述べた。
 小沢氏は参院選で、2人区には2人の候補者を擁立する方針を掲げている。
 公職選挙法では、衆院比例ブロックで欠員が生じた政党の名簿以外に繰り上げ当選を認めておらず、今回のケースで他党に議席は回らない。欠員がブロック定員の4分の1を超えれば補欠選挙を行うことになるため、衆院では補選が決まらないまま欠員1の状態が続く初の事態となる。(2010年4月1日 読売新聞)≫

その2人区については、12ある2人区のうち、2人目の擁立を巡って紛糾したのが茨城、静岡、長野、京都で、県連や連合などが大反対していた。

連合静岡の吉岡秀規会長などは、「小沢幹事長自身が2人擁立の提案とセットで辞職願あるい辞任届を出していただければ、2人擁立についてもさらに積極的に真剣に向き合って検討していく覚悟はあります」と述べて、マスコミに格好の小沢批判の材料を与えた。

こんな地方の甘ったれた声には「『1人区』だけ自民党と血みどろの戦いをしている。その人たちにだけ(民主党単独)過半数の目標を負わせるのか」と一喝し、反対していた2人区に次々と候補者を擁立していった。

■「2人目は地元は応援しなくていい。その代わり党本部直営でやる」
≪小沢氏が「2人目」にこだわるのは党基盤を底上げするためだ。小沢氏は自民党田中派時代から複数候補を競わせて支持を拡大する強気の選挙手法をモットーとしてきた。自民党総務局長時代の83年、党内の強い反対を押し切り、欠員2の衆院京都2区補選で谷垣禎一氏(現総裁)と野中広務氏(元幹事長)の2人の新人候補を擁立し、ともに当選させた。小沢氏の過去の選挙戦術は、現在の民主党内にあまり浸透していない。いらだった小沢氏が地元に任せず、独断で候補者選定に踏み切る動きにつながっている。(毎日新聞3月30日21:50)≫

まだまだ地方と中央の過半数獲得、真の政権交代実現の意識差はかなり温度差がある。

ではその紛糾したそれぞれの選挙区、静岡、長野、京都、茨城の候補者はどうなったのか、新聞の記事を中心にみていくと・・・。

*****政治ブログ********

●静岡
「参院選『2人目擁立』小沢氏発表 連合静岡、反発強める」
≪民主党の小沢幹事長は31日、静岡市駿河区のホテルで記者会見し、今夏の参院選静岡選挙区(改選定数2)で、再選を目指す現職の藤本祐司・国土交通政務官に続き、化学材料メーカー社員の中本奈緒子氏(30)(磐田市新貝)を擁立すると発表した。29日に2人目の擁立を見送る方針を正式に決めたばかりの党県連は今後改めて対応を協議するが、小沢氏主導の今回の動きへの不満や戸惑いが広がっている。党の有力支持団体の連合静岡も反発を強めており、民主党の選挙への対応は混迷を深めている。
 会見で小沢氏は、「『複数区では複数擁立』という党の方針に静岡県連は全国で唯一反対しているが、それでは世間は納得せず、組織としても成り立たない。静岡だけ例外として扱うわけにはいかない」と述べ、「2人擁立」を拒んだ県連を強い調子で批判した。
 小沢氏は、「1人区は自民党と真っ向勝負をしている。(複数区で複数の候補を擁立しないと)過半数をとるという大目標を1人区だけに押しつけることになる。『(2人区で)自民、民主が1人ずつ』ではいけない」とも述べ、1人区と複数区の双方で党が総力を挙げて議席獲得を目指すとの姿勢を強調。「選挙(が行われた)時よりも支持率が下がるのはいつものこと。まだまだ自民党より高い。この選挙で過半数がとれるという考え方のもと、全力を挙げたい」と語り、選挙で自民党に勝つことは十分可能との見方を示した。
 中本氏は兵庫県加古川市出身。大阪府立大大学院工学研究科博士後期課程を修了後、化学材料メーカー「AZエレクトロニックマテリアルズ」の研究所(掛川市)に勤務し、半導体の研究開発に携わっている。同席した中本氏は「妊娠中も出産後も女性が働きやすい社会、活躍できる社会をつくるため力を尽くしたい。今まで選挙に興味がなかった人たちに強く訴えかけ、皆さんに関心を持ってほしい」と意欲を見せた。(読売新聞 2010年4月1日)≫
[中本奈緒子氏(30)・静岡]

●長野
「民主党が参院選県区に高島陽子氏を擁立」
≪民主党の小沢一郎幹事長は30日、長野市内で記者会見し、参院選長野選挙区(改選定数2)に県議の高島陽子氏(41)=長野市区選出、改革・緑新=を擁立すると発表した。高島氏は「生まれ育った信州、未来の日本のために役に立ちたいと思い、決断した。全力で戦い抜きたい」と決意を語った。党本部は4月2日に常任幹事会を開き、高島氏を公認する予定だ。
 夏の参院選をめぐっては、党本部が「過半数の議席を獲得するため、複数定員区には複数の候補を擁立する」との方針を決定。一方、党県連は現職の北沢俊美防衛相(72)に続く2人目の擁立は「組織態勢が整っておらず困難」との姿勢を示していた。
 小沢氏は会見で、複数候補を擁立する本部方針を強調。「まずは現職の北沢大臣の当選を確実なものにしていただくと同時に、高島氏には新しい票を掘り起こしてもらう」と期待を込めた。
「2議席獲得は容易ではない」と認めつつも「今までの獲得票を2で割っただけでは、勝てないのは当たり前。支持基盤、票のすそ野を広げていかねば2人擁立の意味がない」と指摘。繰り返し、支持者の拡大を至上命題に位置付けた。 北沢氏、高島氏ともに地元が長野市にある点については「日本の選挙では地縁や血縁がまだあり(影響し)、違う地域から出ることがベターではあるが、今の有権者は、それだけにとらわれて国政選挙を判断しない」と分析。「地域性はそれほど問題にはならない」との見解を示した。
 3月半ばに党本部から擁立を打診され「突然で迷いはあった」という高島氏。決断理由として「(衆院選などで)民主党への期待の大きさを肌で感じたが、まだ芽が出たばかり。これから党を育てていかねばならない」「県内に女性国会議員はおらず、多様な世代が参画できるチャンスがあれば生かしたい」などの思いを挙げた。
 高島氏は長野市出身、奈良女子大卒。信濃毎日新聞社、南信州新聞社、市民タイムスの記者を経て、2007年4月に県議に初当選した。県議の辞職時期については「会派と相談して決める」としている。
 参院選の県区には、高島、北沢の両氏のほか、自民党新人の若林健太氏(46)、共産党新人の中野早苗氏(61)、幸福実現党新人の臼田寛明氏(43)が出馬を表明している。(南信州新聞 2010年 4月 2日 8時34分)≫
[高島陽子氏(41)・長野]

●京都
「民主2人目の公認へ 党本部と府連、痛み分け /京都」
≪今夏の参院選京都選挙区(改選数2)で、民主党が現職の福山哲郎副外相(48)に続けて擁立する2人目の公認候補が31日、決まった。宇治市出身の河上満栄衆院議員(38)=比例近畿ブロック。小沢一郎党幹事長自らが京都へ乗り込み、発表した。府連は独自の人選を覆されたが、元々の意向通り福山氏中心で運動する方針を小沢幹事長に認めさせることには成功。だが露呈した“内紛”に、他党は勢いづく。【太田裕之、入江直樹、小川信】
人選で対立、他党「好機」
 午後2時から下京区のホテルであった記者会見。小沢氏、河上氏と同席した府連幹事長の山本正府議は会見後「2時間前に話を聞いた」と突然の決定であることを明かした。
参院選は昨秋時点で、福山氏の他、自民現職の二之湯智氏(65)と共産新人の成宮真理子氏(40)の出馬が決定していた。その後、党本部の指示で民主府連が2人目に村井宗明衆院議員(富山1区)の秘書、猪奥美里氏(30)を選んだのが先月21日。これに先立ち、石井一選対委員長と小沢氏は祐野恵・長岡京市議(30)の擁立を計画していた。
 小沢氏は「私どもの人物(祐野氏)の方が選挙に有利」と猪奥氏の公認を認めず、府連側と対立。この日の会見で小沢氏は「最終的に互いの主張を引っ込め、それ以外の適任者でと本部に一任してもらった」と説明した。
 「誰も相手にしない。いいと言う者はいない」。府連幹部の一人は党本部のやり方を批判。山本氏は「役員会と常任幹事会を開き、河上さんの前提で議論したい」と述べたが、会見後には「反発もあるだろう」と認めた。ただ、冷静な受け止め方も。会見前の会談で、府連が福山氏中心で臨むことを小沢氏が了承したからだ。これで、猪奥氏を擁立した場合に比べ、力を分散させる必要がなくなった。
 取材に対し、福山氏は「(河上氏が)衆院議員を辞めてまでということで非常に驚いている」と述べつつ「危機感を持って、油断することなく自らの選挙に取り組みたい」と落ち着いた口調。一方、はしごを外された形の猪奥氏は「とてもびっくりしている。今後についてはこれから考える」と述べるにとどまった。
 さて、河上氏は選挙戦にどう臨むのか。小沢氏は福山氏の支持票と「重ならない票」の獲得を目指すと強調。「党本部として現職以上の支援の態勢は取りたい」とし、府連については「府連の判断で結構」と語った。山本氏も「自由にやらせてもらう」と記者団に述べた。最大の支援団体の連合京都は福山氏一本で臨む既定路線の堅持を小沢氏に伝達。細田一三・連合京都会長は「河上氏には頑張ってほしいが、推薦しないか、推薦するだけで何もしないかのどちらか」とつれない。
 好機と見る他党は−−。自民党府連の多賀久雄幹事長は「祐野氏なら手ごわかった。民主府連は本気でやらないのでは。自民支持票を取りこぼさず、浮動票を足し上げる方針に影響はほとんどない」。共産党府委員会の渡辺和俊委員長は「鳩山政権が支持率を低下させる中で2人目を擁立するとは情勢を見誤っているとしか思えない。議席奪還のチャンスだ」と闘志満々だ。(毎日新聞 2010年4月1日)≫
[河上満栄衆院議員(38)・京都]

●茨城
「民主2人目、長塚氏に公認差し替え 党本部決定、県南で支援分散も」
≪今夏の参院選茨城選挙区(改選数2)に民主党県連(大畠章宏会長)が2人目の候補として擁立した弁護士の伊藤博氏(65)の公認に党本部が難色を示していた問題で、小沢一郎幹事長は1日、国会内で大畠会長と会談し、昨夏の知事選に無所属で出馬し落選したアテネ五輪銀メダリストの競輪選手、長塚智広氏(31)に公認候補を差し替える党本部決定を伝え、大畠氏は同意した。2日に水戸市内で正式会見する。【大久保陽一、鈴木敬子、高橋慶浩】
 小沢氏が「2人目は党本部主導でやる」と押し切った格好で、県連は先月公認された郡司彰副農相の支援に集中することを条件に了承した。ただ、長塚氏が基盤とする県南地区は県医師連盟や小沢氏の県内後援会「茨城一新会」など支持母体が複雑に絡んでおり、県連内には「支援が分散するのでは」(幹部)と共倒れを危惧する声も出ている。
 小沢氏との会談後、大畠氏は記者団に「(差し替えを)受け入れざるをえない」と苦渋の表情を浮かべ「県連は郡司の再選に全力を挙げたい」と語った。
 大畠氏によると、会談で小沢氏は「いろいろと考えたが、一番若い長塚さんで私はいきたい」と要請。「長塚さんのほうは党本部主導で選挙する」と党直営選挙で取り組む方針を示した。決定を受け大畠氏は、伊藤氏に説明し「一応、理解を頂いた」としている。
 長塚氏は、県立取手一高卒。04年のアテネ五輪でチームスプリントで銀メダルを獲得した。09年8月の知事選に出馬し「しがらみのない政治」を訴え、落選したものの、無党派層や若者層中心に26万票余を獲得した。小沢氏は2人目は支持基盤を拡大したうえで「勝てる候補」を擁立する戦略で、党支持率が下落する中、長塚氏に支持掘り起こしを期待したとみられる。
 ただ、昨夏の知事選で長塚氏を支援した小泉俊明衆院議員(3区)は伊藤氏の擁立に関与しており、同氏の県南の後援会組織に亀裂が生まれる可能性もある。県南に影響力のある県医師連盟が県連方針に従って郡司氏支援に絞るのか、突然公認された長塚氏をどこまで支えるか不透明だ。
 一方、茨城一新会(つくば市)の畑静江会長は、伊藤氏擁立に動いた県連の姿勢を「消極的な選択で小沢幹事長をだまそうとした」と批判的で、郡司氏に支援を集中させる県連方針と距離を置き、長塚氏を全面的に支える構え。さらに、畑会長は近く小泉氏や日本医師会の新会長に選ばれた原中勝征氏とも会談し、県南地域は長塚氏支援でまとまるよう働きかけたいとしている。(毎日新聞 2010年4月2日)≫
[長塚智広氏(31)・茨城]

*****政治ブログ********

すったもんだあった挙句に2人区については、第二次候補者発表の4月2日に間に合わせてきた。
鳩山首相も、「小沢幹事長の方針なので、決めた以上2人を擁立する。2人当選に向けて全力を尽くす。それ以外にない」と強調している。
3月3日に1次公認87人(選挙区47人、比例代表40人)を発表していて、2次公認では新たに10人前後を決める方針だ。

本ブログ3/14エントリー≪ 「小沢選挙」の戦術と戦略≫では、田中角栄から受け継いだ小沢選挙の核心を、書籍「小沢選挙に学ぶ 人を動かす力」を通じて迫ってみたが、この「二人区の候補者選びと戦略」においては、今までの選挙戦略の公式には当てはまらない、新たにバージョンアップさせていることがわかる。結果がでるまではなんとも評価はできないが、勝つための深謀遠慮、用意周到さが垣間見える。

これは小沢さんオリジナルなものであり、小泉郵政選挙を研究し尽くして導き出されたような気がする。

■「現職は県連、二人目は党本部」
この二人目を立てられた県連や民主党議員達には、小沢氏に対して不満がくすぶっているのは事実で、反小沢の急先鋒・前原誠司国交相も会見で小沢氏と応酬している。

「小沢、前原両氏が応酬 参院選の複数擁立方針で」
≪民主党の小沢一郎幹事長が掲げる夏の参院選で改選数2以上の選挙区で複数候補を擁立する方針に前原誠司国土交通相(衆院京都2区)が2日、異論を表明、小沢氏は別の記者会見で正当性を強調し応酬の形となった。
 前原氏は会見で、参院京都選挙区(改選数2)に、小沢氏が現職に続き2人目の候補擁立を発表したことを「内閣支持率が70%あった時に決めたことで、環境は変わっている。大きな疑問を持っている」と批判。衆院比例近畿ブロック選出の河上満栄氏を欠員になることを覚悟でくら替え出馬させることに「果たして国民の理解が得られるのか疑問だ」と訴えた。
 これに対し小沢氏は、水戸市の会見で「2人区で民主、自民各1人という選挙戦が本当に良いのか。国民は真剣な訴えを必ずプラスに受け止めてくれる」と反論した。
 さらに「私が民主党代表を前原氏から引き継いだときは10%を切る民主党の支持率だった。今は下がったというが自民党より大きく国民の支持を得ている」と強調した。(共同通信 2010/04/02 13:26)≫

→前原氏は自分の仕事も満足にできないことを棚に上げて、こういう政局的なことには目立とうとする、生方と同じ匂いを発している。(小沢さんの一言で少しはスッキリした)

二人区においては、あくまでも県連は、独自に立てた候補者だけを応援すればいいですよ、党本部が立てた候補者はこちらでなんとか当選させます、という役割分担でいこうということだ。

この二人目には基盤も地盤も支援組織も何もない。地方の民主党の組織も使わないとなるとどうするのか?

その一つ側面での答えが今朝の日経新聞に載っていた。
≪自民党から民主党に支持に転じた団体に重点支援させれば、選挙が終わった時点でどれだけの票を出したかが明確になる。2010年度予算の策定で団体の陳情をさばいた幹事長室は、参院選の得票実績をもとに、11年度予算で「どの団体を優遇するか」を検討する方針だ。≫
と断定しているが、誰から聞いたのか?ここに日経の悪意を感じるものの、今までに無かった支援組織は、二人目を中心に応援してもらうことはありだと思うし、うまく票を分け合えば、二人当選の芽も決して無いとはいえない。

小沢さんは、自民党の支持基盤切り崩しに成功している。政権与党であるからこそ、の当たり前の流れではある。
日本医師会は、自民党に年間10億円を献金してきた団体であり、その会長になった原中勝征氏は以前「自民党に10億円も使って何の効果があったのか。私が会長になれば民主党幹事長と医療政策の協議会をつくる」と言っている、民主党に近い人物である。先の衆院選挙で茨城県医師会が民主党を支持して自民党元厚生大臣だった丹羽雄哉氏を落選させている。
日本歯科医師会は早々に民主党支持、自民党への献金凍結を決め、経団連についても献金額が大幅に減ることは間違いない。
農協(JA)グループの政治団体、全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)は夏の参院選で自民党公認候補を推薦せず、自主投票とする方針を固めている。
日本看護連盟は早々に自民党支持を打ち出しているものの、その親組織、日本看護協会は民主党に配慮し、自民党一党支持に反対していて一筋縄ではない。

こうした団体に加え、郵便局長会が民主党議員を応援してくる。

一つ重要な要素は、二人区は特に対照的な二人が立てられている点だと思う。
浮動票を狙い、票の掘り起しができる人、衆院選での分析を生かした戦略が見えてくる。

政権与党としての最初の国政選挙であり、必ず与党に有利に働くということは、やってみなければわからないことだ。

しかし、一つだけ確実に言えることは、自民党が野党としての最初の国政選挙であり、支持組織を失い創価学会票も見込めない次期参院選は、確実に野党としての自覚をさせられ、その辛さ厳しさを骨身に染みるはずである、ことだけは間違いない。

(新世紀人コメント)
糟塵(マスコミ)などの外通反乱軍に包囲された上での苦しい戦いになるであろうが、天才軍師の小沢氏がどのような成果を獲得するか、また、どのように強い政権を獲得できるか、注目して行きたい。


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コメント
 
01. 2010年4月02日 22:21:55: kd4KA
名人に定石なし。

02. 2010年4月02日 22:25:43: gRynP
>私が民主党代表を前原氏から引き継いだときは10%を切る民主党の支持率だった。

報ステみて笑った。小沢批判もいいが、子供大臣は1つでいいから何か成果をあげろ。仕事しろ。メール事件から全く成長してない奴だ。


03. 2010年4月03日 01:20:37: nBhqy
確かに、メール事件からの成長があれば閣僚にまでなって小沢先生に対してあれこれ言うことなど失礼すぎる。生方議員は閣僚のどなたかへの嫉妬があったようですが、前原や枝野は小沢先生に対する嫉妬なのかも知れません。

04. 2010年4月03日 10:06:24: ibEJ5
小沢の2人目擁立戦略は現状分析だけから導き出されてるわけじゃない。2人目擁立戦略自体が生み出すスパイラル的なパワーを見据えた、動的な戦略だよ。つまり、小沢が大きなリスクを取ると、民主党支持者もリスクを取らざるを得なくなる。そして小沢や候補者が頑張れば、民主党支持者はなんとか応えようとする。選挙区が全国的に注目され期待もされれば、民主党支持者はますます先鋭化していく。そういうスパイラル的な動きのなかで、民主党支持者は無党派層を巻き込んで、小沢や立候補者や他の民主党支持者と一体感じていき、大きなうねりとなる。

支持率がどうたらこうたらとウダウダ言ってる前原ごときには理解できない選挙戦略だよ。


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