鳩山首相の「腹案」は徳之島だった? （文藝評論家・山崎行太郎の『毒蛇山荘日記』）亀ちゃんファン

普天間基地の移転先として鳩山首相が公表を渋っていた「腹案」の中身とは、どうも「徳之島」だったようであるが、はたしてそれを突然、聴かされた徳之島の住民が、大人しく、引き下がるものかどうか、僕はとても無理だろうと思うが、鳩山首相は、住民の反対を押し切ってまでも、強引に移転を決定し、移転作業を断行するつもりなのか。すでに先月、行われた徳之島の町議選では、二人の移転受入れの候補者が落選しているらしい。つまり当選者は、全員、受入れ反対だということだろう。僕は、地元住民の激しい反対運動を根拠に、「沖縄県内」も「県外」も、とても無理だという現実を米政府に早く伝えるべきだったと考える。米政府も、移転先には、「住民の合意」が必要だと言っているわけだから、徳之島住民の反対運動を知れば、とてもではないが、徳之島移設を了承するはずがない。それとも鳩山首相は、沖縄名護市や徳之島の住民が反対することを見越して、そこで起こるだろう激しい反対運動を梃子に、米政府に「国外移設」、つまり「グアム移設」を働きかけるつもりだろうか。おそらく、そうではない。鳩山首相は、本気で「徳之島移設」を考えているのではないか…。鳩山首相側近の牧野某議員が、すでに地元有力者の案内で、滑走路予定地などを現地視察をしたという事実が明らかになっていることからも分かるように、この話は、かなり現実性のある話だと思われる。無論、繰り返すまでもなく、徳之島では、「受入れ反対」の住民運動が激化するだろう。それを、鳩山首相は、国家権力を行使してまでも踏み潰して、徳之島移設を断行すことが出来るだろうか。

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　鳩山由紀夫首相が米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）移設問題をめぐり2日に行った関係閣僚との協議で、普天間のヘリ部隊を鹿児島県の徳之島に極力移転するため、米側や地元との調整を指示していたことが分かった。与党関係者が4日、明らかにした。

　政府は当面の移設先として、沖縄県名護市などにある米軍キャンプ・シュワブ陸上部を想定。同時に、訓練などの基地機能を、徳之島をはじめとする沖縄県外に分散移転することを目指している。首相の指示は、県外の移転先として、徳之島を軸に調整を進めたいとの考えを示したものだ。

　ただ、与党関係者は、米側が普天間に駐留する海兵隊の航空部隊と地上部隊の一体運用を担保するよう求めていることを踏まえ、ヘリ部隊だけの徳之島移転については「無理だ」と指摘した。　

01. 2010年4月05日 15:13:45: 0O4FR
与党関係者とは誰なのか？ハッキリ記事を書いたらどうなのか！　とにかくいい加減な記事が多いから・・関係者などとぼかした表現ではとても信用できない！

02. 2010年4月05日 15:42:32: pYVJl
というより日本政府の腹蔵案は日本のどこへ移転を打診してもどこも反対。沖縄は頑として反対。政府の信頼はがた落ち。ならばアメリカはもう一方の政権を担った対抗政党自民党に働きかけたくても自民党はもはやこの有様。アメリカさん、さあどうします？この事態を押し曲げてでもキャンプシュワブにこだわって選挙によって国民が選んだ政権をアメリカさんは意を汲まずこだわるおつもりですか？と選択肢を国外移転に狭めさせるためにわざとのらりくらりやっているのではと考えるのだがこれはゲスの勘ぐりに過ぎないのかな。

03. 2010年4月05日 16:28:12: sRzKD

はじめから国外つまりグアムで交渉が進んでいる、というより、すでに話し合いは
条件交渉になっていると思う。安保から新日米同盟へ進化させて、悲願の「駐留なき同盟関係」への一歩が開かれようとしている。
陸上案だの、分散案だのは、ただの当て馬。参院選挙まえにアッと驚く結末が！。
植民地からの開放こそ、国民が５０年待ち続けたプレゼントだ。
かつて日本をアメリカの不沈空母にとほざいた中曽根は死にきれまい。

04. 2010年4月05日 16:56:59: MgxvH
>>03さんに、激しく同意!
グアムのインフラ整備という名目で、移転費用を上乗せして
日米同意になるでしょう。
在日海兵隊はグアムに集結することは、米国の大方針なので、
鳩山がオバマに「トラスト　ミイ」は移転費用の上乗せに対して
発言したものと思う。
こうすれば、米国も沖縄も納得する。
国内の右翼が抑止力などと騒ぐが、ほって置けばよい。

05. 2010年4月05日 16:57:22: ibEJ5
徳之島とはあまりに酷い。
こんな案件、地元住民もアメリカも受け入れないし、そんなこと最初からわかりきっている。
県外移設で頑張りましたというアリバイ作りでしかない。
このままだと鳩山はガキの使いになってしまう。
だけど、そんなことに鳩山が気づいてないということはありえないし、徳之島を国家権力でねじ伏せることも考えられない。

ということで、最初から海外移設ありきで交渉が進んでいたんじゃないかな？
海外移設には大義名分が必要なので、政府は全国各地から基地受け入れ反対を取り付けてきたんでしょう。
これでアメリカは満足だし、日本の保守派も文句が言えない。

06. 2010年4月05日 17:28:00: iCxuB
>>05
＞だけど、そんなことに鳩山が気づいてないということはありえないし、徳之島を国家権力でねじ伏せることも考えられない。

　あり得るんじゃないの？　なにしろ１か月１５００万円の子ども手当を何年も受けてて、知りませんでした、と答えるくらい粗忽者なんだから。
　それに過去の似たようなエントリーでは、民主党支持者が、「徳之島の有権者数ぐらい、鹿児島県知事が無視できる」と豪語していたよ。とくに反論もなかったよだから、民主支持者の多数派は、そうした考えなのだろう。

　それにアメリカサイドの意見は、現行案か現状維持のいずれか。去年のうちに民主党政権が代案を出さなかったから、アメリカ側の移転費用も予算が立たなかったはず。普天間移設が失敗するなら、すべて鳩山政権のせいだね。

07. 2010年4月05日 17:39:01: 8sUCT
普天間基地問題は、日米安保関係の本質的検討に依る基本的構想戦略の確立・米国との真剣な交渉の過程の実行が、前提である。

米国の占領政策の延長、米国の世界的軍事戦略の観点からだけ、米国に威圧・恐喝的に主張されても、我が国にとっては筋が違うと思う。与党自民党も馬鹿である。

我が国の安全保障上の、防衛構想を明確にして、その上で、米軍の沖縄駐在の妥否を論ずるべきである。

米国は、既に計画されているグアム島中心での再編計画を、実行して行けばよいと思う。

沖縄基地問題は、我が国の安全保障上の必然性ではなく、アメリカ側の占領意識上の要求に過ぎない様に思えるのは、早とちりの割り切りなのか？

鳩山総理の、アッと驚く、日米対等方針で、解決して欲しいと思う。

我々は、鳩山総理に対して、「トラスト　ツウ　ユウ」の言葉を捧げ、奮起を期待する。

08. 2010年4月05日 19:34:55: xCpW7
　そういえば、徳之島の反対集会で小池百合子がマイクで演説、口角泡を飛ばす勢いで参加者を煽っていた。なんだかなぁ・・・・と思った。

09. 2010年4月05日 21:47:32: WpV3O
徳之島はそういえば自民党の金城湯池。どうせ、基地を置こうが置くまいが民主党が議席を得ることは不可能に近いわけで。
沖縄から撤去させれば、少なくとも沖縄では有利な戦いが出来る。
そういう深慮遠謀があるのかもしれないが。個人的には徳之島移転に賛成します。

10. 2010年4月06日 14:39:57: iCxuB
>>09
　それって、選挙対策としての基地対策にしかならんのだが。

　この問題は日本全体の国防問題や地域住民の生活環境、景気対策など複合的視点で見るべきなんじゃないのか。民主党支持者の視点というのは、こんなのばかりなの？

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