http://mewrun7.exblog.jp/d2010-04-08

　昨日、ニュースを見て、大笑いしてしまった場面があった。

　みんなの党の渡辺喜美代表が、記者から平沼新党の名前
「たちあがれ日本」をきかされて、＜おそらく、わざと＞、こう
返したからだ。

・・・「え？たちがれ？」(･o･)

＜座布団７枚はあげたいかも〜。(~~)＿口＞

＊　＊　＊　＊　＊

　民主党のご老公、渡部恒三氏の感想も面白かった＆的を射ていた
ように思う。

『「自民党を支えていかなければならない老人たちが、どんどん
自民党を飛び出して。まさに自民党が気の毒なのは、家出老人の
続発であります」、「自民党の老人家出で、小沢君(幹事長)が
辞めなくても、(参院選に)勝てそうな雰囲気になってしまい
ました」』だって。"^_^"　＜以上ＦＮＮ７日より＞

＜この件は、また改めて書きたいけど。ｍｅｗも、新党乱立は、
民主党に断然有利だと思うのよね。(･･)＞

　ちなみに宮崎の東国原知事は、『「現時点では、第三極と
して存在感を示せるかどうかは疑問だ。敬老会みたいな『囲碁
指して終わり』になってしまうと、この国の行く末が不安に
なる」』とのこと。＜時事通信６日より＞

　仲間はずれにされた鳩山邦夫氏も『「私はもっと、国民が沸き
立つような、清新なものと思っていたから、ちょっと違うかな、
という感じだ」』とコメントしていた。＜読売新聞６日より＞^^;
＜半分は悔し紛れ、半分はホンネかな？^^;＞

＊　＊　＊　＊　＊

　平沼新党が、このように揶揄or批判されて、冷たい視線を
向けられるようになったのは、結局、自民党を出て行った高齢者
ばかり、たった５人で新党をスタートすることになってしまった
ことにあるわけで。
　そうなってしまった大きな要因の一つは、平沼氏が真正保守
新党を作った際には、おそらく同氏について行くだろうと思われた
日本会議系超保守派の若手・中堅議員が、全く動く気配を見せ
なかったことにあるのだが・・・。(~_~;)
＜与謝野氏を慕っていた若手・中堅議員もね。^^;＞

　彼らが、新党に参加する動きを見せなかったのは、平沼氏が
国家観の異なる与謝野氏らと政党を作ったことに疑問を覚えた
こともあると思うけど。
　前記事にも少し書いたように、自民党が、超保守派の議員
たちを、うまく党内に囲い込んだことも影響しているかな〜と
思う部分もある。(･･)
＜そこには、もしかしたら、森喜朗氏や安倍晋三氏の思惑が
働いていたりもするかも？(@@))＞

　そして、世間的には、これから次期総理候補�ｂPの舛添要一氏
がどう動くのか、果たして、参院選前に新党を作るのかという点
に注目が集まっているのだけど・・・。

　自民党が新たに発表した人事では、舛添氏と行動を共にして
来た中心メンバーが、かなり取り込まれていることが判明して。
　下手をすれば、舛添氏も改革派の中で孤立化することになって、
参院選前に新党を作るのは、困難になるかも知れない。(･･;)

　昨日、自民党の地方支部を集めた会合では、「舛添氏をもっと
執行部の中心で活用して欲しい」という声が多かったようなの
だが・・・。
　このままでは、舛添氏は、党内に残って、参院選前後に総裁に
なることを目指すか、党首になることを条件に、「みんなの党」
辺りに合流するしか道がなくなるかも知れず・・・。

　何だか、舛添氏に対する囲い込み運動or包囲網が着々と敷かれて
いるようにも見えるｍｅｗなのである。(@@)

　実は、自民党が、今月６日、新たに、選挙対策本部の役員や
「ネクストジャパン・政権力委員会」（「影の内閣」のようなもの）
のメンバーを発表したのだ。(＊＊)

　で、舛添要一氏は、今回、執行部にも委員会にもはいらずに
フリーな立場を維持したのだけど。＜一部報道では、舛添氏が
執行部入りを拒んだとあったのだが。本人いわく、全く話は
なかったとのこと。＞
、
　ｍｅｗは、その他のメンバーを見て、「あら〜」と思ってしまう
部分があった。(･o･)
　というのも、その中には、平沼氏らと共に活動して来た超保守
派の若手・中堅議員や、舛添氏と共に勉強会を作って、執行部を
批判していた議員が、かなりはいっていたからである。(@@)

　そして、一般的に考えると、この時期に役職を引き受けたら、
少なくとも谷川総裁＆執行部が退陣するか、参院選が終わるまでは、
そのまま党内で仕事を続ける可能性が極めて高いわけで。

　ということは、彼らは、新党に期待せず、それに参加しない道を
自ら選んだとも言えるし。また、自民党にしてみれば、離党候補を
うまく取り込んだor囲い込んだと言えるのではないかとも思う。(･･)
　
＊　＊　＊　＊　＊

　今回の新人事では、まず、参院選の選対本部（本部長は谷垣総裁）
の本部長代理に石破茂氏、石原伸晃氏、小池百合子氏と将来の総裁
候補だった＆知名度のある人たちが就任。
＜この３人＋与謝野氏は、麻生氏を選んだ総裁選ショーの時に
出馬したんだったね。^^;＞

　そして、選対委員会の遊説副担当として、知名度の高い小渕優子、
小泉進次郎両衆院議員、丸山和也参院議員らを登用。＜いわゆる
人寄せパンダ役？(~_~;)＞
　離党届を提出した園田博之前幹事長代理の後任に河野太郎衆院
議員、二階俊博前選対局長の後任には河村建夫前官房長官が就任
したという。(･･)　

　この中では、小池百合子氏が小泉改革派。また、河野太郎氏は
後述する舛添勉強会の一員。
　そして、丸山和也氏は、前記事に書いたように、与謝野氏らから
新党に誘われたものの、お断わりしている。(-"-)

＊　＊　＊　＊　＊　

　また、自民党は、民主党が野党時代に作っていた「影の内閣」
を真似て、分野別に政策を検討、提言するための「ネクスト・
ジャパン（政権力委員会）なる機関を新設したのだが。
＜全メンバーは＊１にアップ＞

　ここにも、超保守派や改革派の議員が、何人も採用されて
いる。(･･)

　超保守派で言えば、担当（大臣のようなもの）クラスでは、
ヒゲの隊長の佐藤正久氏、ヤンキー先生でお馴染みの義家弘介氏、
安倍氏の弟分で、昨秋の総裁選に言われるがままに出た西村康稔氏
も選出されていた。
　また、副担当では、超保守のマドンナ（？）とも呼ぶべき稲田
朋美氏、有村治子氏の名が。＜この２人は映画「靖国」の時に
大活躍だったよね〜。（コチラ（http://mewrun7.exblog.jp/7731925）
の記事など参照）＞
　そして、与謝野氏と行動を共にすると思われていた後藤田正純氏
も、副担当にはいっていた。^^;

　そして、もしかしたら舛添氏にとっても、意外だったかも
知れないのは、この２月中旬に、同氏が会長になる形で結成
された「経済戦略会議」の重要メンバーが、このメンバーの中に
しっかりとはいっていたことだろう。(@@)
　この勉強会には、３０人ほどが参加していたのだけど。ここが、
改革派勢力の「谷垣おろし」や「新党作り」の活動拠点になると
考えられていたからだ。^^;

　この勉強会の中心メンバーだと見られていた塩崎恭久氏、茂木
敏充氏の閣僚経験者や、河野太郎氏が担当クラスに。
　また若手・中堅の代表として、舛添氏らを支持＆と執行部改革
の要請を行なっていた平将明氏、小野寺五典氏、柴山昌彦氏なども、
副担当に選ばれている。(･･)

　菅氏、世耕氏、山本一太氏は、オファーを断ったそうだが・・・。
　このままでは、舛添氏が、何十人かの議員を引き連れて、離党
＆新党を作るというのは、かなり難しい状況だ。

〜　〜　〜　〜　〜　〜　〜　

　自民党が、このような囲い込み人事を行なったのは、何のため
なのだろう？(･･)

　ｍｅｗは、自民党の長老派＆執行部が、ともかく参院選が終わる
までは、自党が空中分解しないように、策を練ったのではないか
と思うところがある。(@@)

　<つづく・・・です＞　　　　　　　　　ＴＨＡＮＫＳ

（＊１）
自民党の政権力委員会（ネクスト・ジャパン）

　　　　　　　　担当　　　　　　　副担当
経済財政運営　　林芳正（参）　　　後藤田正純

雇用・景気対策　西村康稔　　　　　平将明

外交　　　　　　高村正彦　　　　　小野寺五典

安全保障　　　　佐藤正久（参）　　武田良太

社会保障　　　　鴨下一郎　　　　　大村秀章
（医療・介護・年金・少子化）　　　加藤勝信

教育・人材育成・文化・スポーツ　
　　　　　　　　義家弘介（参）　　松野博一

成長戦略・国際競争力・科学技術　
　　　　　　　　塩崎恭久　　　　　棚橋泰文

環境・温暖化対策
　　　　　　　　 斎藤健　　　　　　有村治子（参）

農林水産・食料安保
　　　　　　　　宮腰光寛　　　　　小里泰弘、山田俊男（参）

社会資本・ネットワーク　　　　
　　　　　　　　金子恭之　　　　　稲田朋美

整備・情報通信地方分権・地域再生・中小企業
　　　　　　　　赤沢亮正　　　　　橘慶一郎

治安・法務・政治改革
　　　　　　　　森雅子（参）　　　西田昌司（参）

無駄撲滅　　　　河野太郎　　　　　柴山昌彦

総括　　　　　　茂木敏充　　　　　菅原一秀

（敬称略、参は参院議員） <時事通信６日＞』

（南青山コメント）
自民党は本当に漂流政党になってしまった。
そのことを最も感じさせてくれたのが、ここで紹介されている政権力委員会（ネクスト・ジャパン）の人選だ。
本当に政権復帰したらこの布陣でやるつもりだろうか。
それとも悪い冗談か。 　

コメント
01. 2010年4月09日 12:51:50: FHVyh15Kso 渡辺ヨシミが新党に辛口なのは、コレが影響しているのかな。 平などのネオリベが見事に取り込まれている。 これで、自民から「みんな」への人材移動は難しくなった。わざわざ移らなくてもＯＫだもんね。
02. 2010年4月09日 15:57:19: gydDAt2CFw 最近の組長や自民党からの新党派生ブーム 国民の意思という大波に難破してしまい沈没しそうな自民という船から脱出しているだけなのか・・・ 民主党ネガキャンの一環と思われるマスコミ各社がばら撒く内閣・政党支持率調査に、当の自民党所属議員たちも乗ってしまった結果という事か・・・・ それとも本当に鳩山内閣・民主党の支持率が落ちている結果からなのか・・・ それはこの７月の参議院で答えが出てこの国の未来を指し示します。 参議院選、みなさん棄権しないでかならずいきましょうね。
03. 2010年4月09日 23:18:29: Iz3WhxDRpQ ヤンキー先生義家くんは、いままで傷つけてきたすべての人に謝罪行脚してまわれ！ ヤンキーを正当化するような人間が表舞台に立つにはそれなりの禊を済ませてからだ。 いわゆるヤンキーのせいで不遇の人生を送らざるを得なかった人間がどれほどいるか。 みんな内藤大助のようにつよくは生きられない。 いまだに家で怯えながら外にでることすらできない人間だっているんだ！ 暴力でしか物事を解決できなかった人間に教育担当？？ 自民の腐れっぷりが如実に現れている。
04. 2010年4月09日 23:42:19: hPUGFM392E 今回は公明票が期待できない情勢なので 自民党の苦戦は確実 医師会、歯科医師会、農業団体・・・等々は小沢一郎の切り崩しで 自民票が大幅に減る事も確実 タイタニック上で席の入れ替えを盛んにやってるけど 選挙が読める老人が先に逃げ出している。 若手は自分に席が回って来たので、乗り続ける。
05. 2010年4月10日 09:23:45: 2zffpB3kq6 ＞タイタニック上で席の入れ替えを盛んにやってるけど ＞選挙が読める老人が先に逃げ出している。 なるほど、慧眼です。 沈没船の怖さを知っているということですね。 まだ沈み行く船にしがみついているのは、かすかな希望を抱いているんでしょうね。 選挙後に大いに後悔するんでしょうけれど。
06. 2010年4月10日 13:01:26: qEN4gy4piw たちあがれ日本の老将を侮ってはいけませんぞ。討ち死覚悟で奇策を用いて民主打倒、政権阻止を全国で叫び回るだろう。民主は知らず知らずに術中にはまり防戦に陥るだろな。
07. 2010年4月10日 15:18:54: 6ucRi5Xv6w 答えはリチャードコシミズにあり ４月１０日１：３０〜４：３０ 実況中 [削除理由]：２重投稿
08. 2010年4月10日 16:50:12: Huhu2ZuTKg >03さん、 よく言ってくれました。感謝感謝。 義家議員について鮮明に覚えているのは、先生の髪に火をつけたという事実。 義家議員は、国会予算委員会で質疑にたったとき、鳩山首相を、”マザコン”とname call　して、全国の子供たちに”いじめの見本”をみせてくれました。　見ていた私は怒りで震えが止まらなくて、自民党に苦情を出しました。 ヤクザまがいの元暴力高校生＝義家が更正したのはそれなりに評価するけど、 他人に迷惑をかけず一生懸命生きてきた多くの国民の方が、より評価されても良いと思うのですが。　これまさに、義家を英雄のように持ち上げたマスゴミの責任は大だと思います。
09. 2010年4月10日 23:17:03: DoscMwsZqW たしかに、このメンバー表と解説を読むと 「自民党の長老派＆執行部が、ともかく参院選が終わる までは、自党が空中分解しないように、策を練ったのではないか」 は間違いないと思う。
10. 2010年4月10日 23:22:29: gg4PqBJ73w 当面の政策として、税制抜本改革による社会保障制度の強化と医療・介護・子育て分野での雇用拡大を目標とする。 これはどの政党か分かりますか？　内需拡大を目指す民主党ですか。残念でした「立ち枯れ日本」の政策だそうです。

11. 2010年4月12日 14:25:27: 3w3vKRJ5aQ 自民党の｛ネクスト・ジャパン｝は、まるで祭りの見世物小屋みたい、テレビなどによく顔を出す面々を並べて、国民の気を引くつもりなのでしょう。 こんなのに期待してしまう人達もいるのですかね？小泉に騙された人達のように。

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