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副島氏サイト「学問道場」より記事転載 「平野貞夫vs藤原肇」A 〔ライジング・サン(甦る日本)〕
http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/197.html
投稿者 明るい憂国の士 日時 2010 年 4 月 10 日 17:10:12: qr553ZDJ.dzsc
 

http://ameblo.jp/kriubist/entry-10504844755.html 
2010年04月10日

〔転載開始〕


2010年04月10日 posted by kriubist
副島氏サイト「学問道場」より記事転載 「平野貞夫vs藤原肇」A
テーマ:副島隆彦

@からの続きです。


(転載貼り付け開始)


副島隆彦の「学問道場」-日本政界情報メモ より


[4259]「平成の無血「民守革命」と成功への道」

「財界にっぽん」2010.3月号を貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

「平成の無血「民守革命」と成功への道」

政治評論家 平野貞夫
vs.
国際ジャーナリスト 藤原肇

〔病理診断がないまま迷走する日本の政治 〕


藤原 平野さんがおっしゃるように新政権の責任は、日本を民主国家として再生させることによって、国民の仕合せを実現する民主革命の遂行です。そのためには、日本の治療に取り組むための前段階として、どのように健康を損なって生命力が衰え、病気に蝕まれている状態を理解するために、正確な診断をすることが先決問題です。

平野  それは当たり前のことです。治療を始める前に診断するというのは、医学の世界では当然なされている手続きであり、診断なしに治療するなんてヤブ医者ですよ。

藤原 そうでしょう。症状から病気の原因を正しく読み取って、それから治療を始めるのが医学上の必要手続きだのに、日本の政治にはこの診断行為が不在です。病院の建物はあっても医者がいないのが、衆参両院で構成する日本病院の実態であり、箱もの作りに熱中した財政投融資型の政治で、人材作りを怠ってきた欠陥に由来します。だから、診断書として私は『さらば暴政』を書いたが、肝心な診断を正確にやることを置き去りにして、今の日本では如何にマニフェストを実行するかとか、予算案の枠を決めたり削ったりするという、治療や処方箋に関しての議論ばかりが盛んです。

平野  診断より手術や薬を処方する方が金になり、医術が算術になってしまったのと同じ現象が、日本の政治の世界を支配していますな。政治家が役人化し官僚が政治家化したからだと思うが、役人も政治家も診断の意義が分かっていません。

藤原 それはマスメディアが墜落したせいです。小泉劇場を煽って成功したことに陶酔して、その夢から脱却できない状態が続いている。福沢諭吉が書いた『文明論の概略』を読めば、「病理の診断は学者の職分だが、治療は政治家の仕事だ」とあって、これはプラトンやアリストテレスの時代からの原則です。本当は学者の代りに知識人と言うべきであるし、その中には学者、ジャーナリスト、評論家だけでなく、公的領域に関心を持つ市民も含まれるが、それらが御用化して弱くなったために、御用学者や御用評論家ばかりが増えています。しかも、民主党内閣が革命を遂行する意欲に欠け、政権交代のレベルでの現状認識しかなく、政権を維持することに汲々としているために、徹底的な批判が行われない状態が続いている。自民中心の体制が議会民主主義を踏みにじり、パブリックである公的政治を軽視し続けて、私的な利益のために利権漁りをした結果、暴政が支配したのに未だに総括もなしです。

平野  それは今までの日本の政治のやり方が、政権交代をさせないし行ってはいけなかったので、議会政治として機能しなかったせいです。だから、国民は野党のためにあるという原点に立ち戻って、議会を議論の場にすることが必要なのです。


〔議会政治の基本精神〕


藤原 議会政治は話し合いが基本であり、異論を出し合って接点を見つけて合意し、より多くの人が納得できる形でまとめて、「最大多数の最大幸福」を求めるための場です。平野さんの前では「釈迦に説法」になるが、議会政治の基本は議論を戦わせて、何に優先順位と重要度があるかを決め、もし話し合いで合意に至らない時には、多数決原理で決断を下すことになります。だが、多数を取れば良いというのではなくて、少数意見も尊重しなくてはならないが、強行採決はその手続きを無視した暴挙です。この民主主義の精神に反し強行採決に明け暮れ、国民に愛想をつかされた安倍政権は、敵前逃亡に等しい形で政権を投げ出しました。

平野  政治プロセスの中では採決を急ぐ時もある。だが、現在は強行採決などをやっている時代とは違うし、そんなことは無責任で国民への裏切りであり、無血革命を行う目的に反している。だから、当面の課題は自公体制のやり方を改めて、議会で徹底的に討論する原点に立ち戻り、真の民主政治の議論を実行すべきです。

藤原 ところが、予算の通過させるために強行採決を辞さないと、民主党は無責任なことを主張し始めており、これでは前の自民中心のゾンビ政治と同じです。日本の政治家が議論や討論が下手な理由は、問題をじっくり観察した上で分類して、二項対立の形で捉えて分析することにより、パターン化するのが苦手なせいです。

平野  その議論は別の機会に譲ることにして、私がここで強調したいのは政権交代の問題で、それをさ

せない制度と運用が続いたが、それをぶち壊すチャンスが訪れました。
 先生が指摘したように民主主義の原点と、議会制度の本質を理解する政治家が、ほとんど存在しない所に今の日本の悲劇がある。そこで私は雑誌のインタビューやコメントなどで、明治の初めに議会主義を導入した時に、日本人が如何に苦労したかを知るべきだと強調してきた。
 帝国憲法は民主主義の点においては、十分であるとはいえないものであったが、それでも明治人たちは今の国会議員たちよりも、議会の本質をはるかに良く理解していたのであり、今の政治家は議会主義への感性がない。これは教育の問題に関わっており、議会主義が何たるかを学校で教えないからです。

藤原 果たしてそうでしょうか。たとえ学校で教えていなくても、児童向けの『十五少年漂流記」を読めば、無人島の少年たちは議論して重要問題を決めたし、選挙でリーダーを選び年間計画を打ち合わせており、自治の意義を子供たちは学んでいます。ところが、日本の国会は民主的な運営で無人島以下だし、十五少年に較べて責任感や名誉心においても、今の国会議員たちははるかに劣っているのです。

平野  国会議員の中には立派な人もいるので、十五少年以下だと決め付けるのに賛成しないが、人気で当選した入や世襲議員の中には、議論の能力や政策を考える素養のない者がとても多い。百年以上も昔の明治初期に較べた時に、国政に携わるという政治家たちの意識や理解力が、劣等だというのは容易ならざることです。

藤原 安倍の野垂れ死に後に政権がたらい回しになり、福田や麻生による無能な政権が続いたために、世襲代議士を首相にした致命的な誤りが、日本の政治を徹底的に損ってしまった。ところが、民主党を支配する鳩山や小沢も世襲代議士で、自公体制の政治パターンと大差がないし、革命ではなく政権交代で終わり兼ねないので、暴政の徹底的な批判が絶対に必要になります。

平野  民主党のトップが世襲議員であることは、確かにおっしゃるとおりで問題がある。だが、今回の選挙結果を無血革命として成功させる上で、今ここで重要なのは民主的な議会政治を確立することです。なに分にも、明治時代の政治家たちの資質に較べて、現在の国会議員の意識が低い理由は、歴史感覚が非常に劣っているからです。


〔明治の歴史の深層と共和制への嫌悪〕


藤原 それはタブーや嘘に支配されたために、日本では明治の歴史をきちんと教えないし、幕末から文明開化に至る歴史が歪められ、小説として書き換えられているせいです。
 汚職による利権政治を改革しようとした動きが、権力による徹底的な弾圧で潰されてしまい、明治六年の政変が征韓論の形で歪められ、外交問題に磨り替えられて教えている。山県有朋や井上馨による利権政治に挑み、その糾弾を試みた江藤新平司法卿を葬らない限り、近代国家への道が共和制になると怖れて、国権派が民権派を制圧するための工作が、明治六年の政変の真相だった。江藤新平はフランス的な共和思想の持ち主で、自由、民権、博愛を信奉していたが故に、国家主義で専制政治家の大久保利通の手で、反逆者として葬られて晒し首になっている。しかも、大久保は遣欧使節としてパリコミューンを目撃し、政権崩壊の恐怖体験と共和思想への嫌悪感が、彼の心理の深層を支配していたのです。

平野  それに、明治六年の政変に自由民権運動の出発点があり、途中に西南戦争という西郷と大久保の対決を挟んで、国権派による支配体制が固まって行く。次に明治
 十四年の政変に発展したことで、大隈重信の英国流の議会制度が否定され、プロシア型の絶対主義への傾斜を強めてから、明治二十三年の明治憲法の制定となって、日本流の議会制度の発足になるのです。

藤原 でも、明治憲法も国会も上から与えられたが、立憲君主制の枠の中で機能したのであり、その点はそれなりに評価していい。だが、長州閥を率いた伊藤博文や山県有朋によって、藩閥政治と軍国主義が推進されると共に、日本の国策は帝国主義の路線を邁進したことで、最終的には大日本帝国は滅亡しました。

平野  しかし、明治前半における自由民権への情熱は、欧米の議会制民主主義を手本にして、それを日本で実現しようとした努力の点で、民衆の力が働いていたことは確かです。だから、今の日本人に欠けている国造りの意欲に満ち、真剣で誠実な政治への関心と参加への意思があり、真の無血革命への期待が生きていた。現に自由民権運動に命をかけた代議士として、足尾銅山の鉱毒問題に政治生命を捧げ、明治天皇に直訴を試みた田中正造がいます。

藤原 環境問題に生涯を捧げた点では、日本の政治家として田中正造の存在が、いかに偉大だったかを日本人は忘れている。また、明治という時代性の中で彼の貢献を考えて見ると、今の政治家で匹敵する者は皆無であり、民主政治の原点に立っているという点で、明治の日本には素晴らしい政治家がいた。
 なぜならば、当時の日本は列強と肩を並べるために、国産の銅と絹を輸出して外貨を稼ぎ、それで軍艦や兵器を買って兵備を整えて、近隣諸国を侵略し領土を拡大していた。しかも、足尾銅山は日本の銅の半分を産出しており、懸命に富国強兵を推進する日本政府にとっては、田中代議士が鉱毒事件に全力を注入しており、住居を災害地に移して取り組んだので、実に扱いにくい存在に違いなかったと思います。

平野  彼は第一回の衆議院議員選挙で当選し、十年間ほど議員として鉱毒事件に取り組んだが、命を賭けて直訴するために議員を辞職した。そして、全財産を鉱毒事件の活動に使い果たしたために、死んだ時には無一文だったそうです。今時の浮ついた気分でいる国会議員たちに、「墓掃除に行ったらどうだ」と言いたいほど、彼は民権運動に殉じた立派な政治家でした。


〔民主主義から「民守主義」への道〕


藤原 こうした立派な政治家が明治にいたから、大逆事件などの弾圧があったにも関わらず、続いて大正には民権運動の成果として、大正デモクラシーが花開くことになったのです。きっかけは191 7年のロシア革命であり、シベリア出兵のために米の買占めや売り惜しみで、米価が急騰して富山県で米騒動が起き、それが護憲運動や普通選挙運動として、新しい形の民権運動に発展したのです。

平野  その基盤まで田中正造は残していまして、彼は「人民あって国家は存在する」と主張し、「地方自治は国家運営の基礎だ」と論じ、戦争は犯罪だから軍備全廃を訴え続けました。彼は日本の憲政史上で無双の議員で、民権論者として国民が誇るべき偉人として、国会議事堂の正門の前に銅像を建てたい人です。こうして挫折したとはいえ自由民権運動のお陰で、民衆の立場で議会政治を実践したから、大正時代に民主主義への自覚が高まったのです。

藤原 当時の日本は君主制に基づく憲法だったので、民主は君主に対立すると危惧したために、吉野作造は民本主義という言葉を使った。だが、政治の基礎はデモクラシーにあると自覚して、日本人は議会制度の重要性を普通選挙の形で、大正デモクラシーの旗印に使ったのだと思います。

平野  デモクラシーを民主主義と訳したのは誤訳で、確か福沢諭吉がそう訳したと記憶しますが、民主を『広辞苑』で引けば「主のための民」と書いてある。この重要な間違いを訂正するためには、民主の「主」を「守」と書き換えて、「民守主義」という新しい言葉を作れば、人間一人一人を大事にするという意味になるのです。

藤原 興味深い提案ですね。また、歴史的には英国の自由主義とフランスの民主主義があり、フランス型よりは米国型の民主主義の方が、草の根民主主義の精神と結びついていて、本来のデモクラシー精神を体現しています。だから、少なくとも20世紀の半ば頃までのアメリカ合衆国は、民主制を実践する理想的な国として、世界から尊敬された民主国家でした。

平野  問題は日本や世界の政治を見た場合に、21世紀まで続いた議会制民主政治の原理が、19世紀の思想と哲学に基づいていた点です。だが、高度情報化した民主社会における議会政治は、とてもではないが、今の程度の代表民主制ではいけないので、根っこから考え直さなければならず、新しい政治体制を作らなければいけないのです。

藤原 それが無血民主革命の新しい課題であり、孔子の昔から「温故知新」と言うように、新しいものを作るためには古きを訪ねて、歴史の教訓から徹底的に学ぶ必要がある。それは近代に始まった自然認識として、サイエンスの発達プロセスと共通したものであり、観察したものを分析して総合することで、そこに普遍法則と帰納原理を見出すのです。

平野  そうなると歴史の中に革命の実例を求めて、色んな形で記録されたモデルを分類して並べ直し、新しいモデルとして使えるものを組み立て、それを足場に使って何かを構築するわけですな。そこまでのことをやれるだけの人が、今の日本の政治家にいるかどうかは疑問だが、それをやらない限り革命など出来ません。

〔フランス革命と失政と暴政を生み出した場の理論〕

藤原 それほど深刻に考える必要はないでしょう。過去の経過を観察して変化のパターンを知り、現状を正しく位置づけて異常性を捉え、将来の方向を見定めるのは診断学の基礎です。だから、革命学は未だ認知されていませんが、歴史学、生理学、病理学、政治学などを統合して、新しい社会医学とでも呼ぶものを作るために、作業仮説としての革命のシミュレーションを試みます。そして、どの革命のどの段階を構成する場の構造が、どうなっているかについて調べることで、作業を始めたらと思うがどうでしょう。

平野  革命には色んな時代とタイプがあるが、差し当たりどの革命から手をつけたら、最も手っ取り早く成果が得られるでしょうか。

藤原  成功例より失敗例が教訓的という意味で、アメリカ革命よりもフランス革命の経過の方が、われわれの無血革命を成功させるのに、参考にするシミュレーションとして活用できると思う。特に初期の段階の数年間の動きは、今の日本の置かれた状況によく対応しており、参考になるものが数多く読み取れる。1793年以降の状況を回避するためにも、大革命の歴史を深く学ぷ必要があります。

平野 矢張りそうですか。革命といえばフランス革命だと思ったが、失敗例としてフランス革命を登場させるのは面白い。そういえば失敗したフランス大革命には、破綻モデルとしてギロチンが登場するし、ナポレオンのクーデタもあって波乱万丈だ。また、それを回避する予防医学という視点は、無血民主革命の生命力を活性化する意味において、新鮮であり画期的であると思います。

藤原 別の興味深い着目点は大正デモクラシーで、これは絶対主義とファシズムの時代に挟まれた、短かいが自由の空気が流れ込んだ、束の間のデモクラシーを日本人が満喫した時代です。だが、気候の寒冷期で穀物の不作が続いたし、海の彼方ではロシア革命が燃え上がっており、富山で始まった米騒動で社会が騒然としていた。しかも、フランスで小麦が取れなくてパンがなくなり、バスチーユ監獄への襲撃に続き繰り返して、ベルサイユ宮殿ヘパリ市民のデモ隊が押し寄せ、「パンをよこせ」をスローガンにしたのと好対照です。

平野 「パンがなければケーキを食べろ」と言ったという、マリー・アントワネット王妃の有名な言葉が生まれた舞台ですな。

藤原 そうです。当時のフランスは王室の乱費で財政破綻し、国庫は空で民衆は重税と搾取で生活に苦しんでいた。また、英国の産業革命に立ち遅れた経済は、輸出難とインフレのために絶望状態だった。場としての文明の中でフランスの位置は、産業革命で活況を呈した英国に圧倒されており、絶対王政の砦のハプスブルク家から王妃を迎えたが、フランスは領土的には神聖同盟に包囲され、辛うじてエカテリーナのロシアだけは敵対しなかったが、ある意味で孤立状態に陥ってしまった。

平野  今の日本の立場とよく似た感じですな。


藤原 そうです。アジアにおける現在の中国の立場は、産業革命ではなく外貨と技術の導入の成果によって、中国は世界の工場として貿易を伸ばし、昔の英国に似た経済的な繁栄を謳歌している。それに対して、自公体制の暴政によって行き詰まった日本は、工場の海外移設で国内産業が空洞化し、デフレ・スパイラルで経済活動は低下してしまい、地方の商店や地場産業は壊滅状態です。これはフランスの貴族が国外に逃亡して、エミグレとして富を持ち出したのに酷似しており、昔の英国に相当するのがバブル中国とすれば、昨日の友が今日の敵という意味では、神聖同盟の役は米国や国際金融資本です。


〔フランス革命の教訓と「民守革命」の展望〕


平野  国内産業の空洞化で経済活動が衰退し、若い人はパートの仕事しかなくなってしまい、二ート族やホームレスが増加している。その上に、30過ぎても低収入で結婚や家庭が営めなくて、日本人の間で貧富の差が拡大している。格差問題は革命期には必ず発生するし、その解決は福祉政策によって試みられ、フランス革命は産業革命に伴っていたし、現在は情報革命が進行しています。これらの問題の解決が無血民主革命の課題だが、フランス革命の教訓をどう活用しますか。

藤原 絶対に必要なのはギロチンを登場させずに、日本を食い荒らした犯罪者を法的に裁いて、私物化された公的資産の回復をする。また、法治国家としての司法制度をきちんと機能させ、国民の信頼を政治に取り戻すと共に、民主的な議会制度を確立することです。小沢が演じているのがラファイエット将軍の役で、亀井と前原が束になっても反動型のアポリネール役の一割にも達しないし、鳩山や菅にはベルナーヴの洞察も期待できない。また、ロベスピエールやタレイランは未だ登場しないし、日本には永久に出現しないタイプの人材です。問題はルイー6世とマリー・アントワネットであるが、これは自民党と公明党の残党たちであり、国外逃亡するか外国勢力を手引きして、エミグレの役割を果せば事態は深刻です。だが、絶対王政から立憲王政に移行していた時に、王様夫婦が国民と国を見捨てて逃げなければ、フランス革命は理想革命になったかも知れず、この辺の歴史のイフは興味が尽きません。

平野  それは興味深い視点ですね。だから、恐怖政治が始まらないために良く注意して、無血の民守革命を目指す必要がある。しかも、それがうまく実現すれば理想的であるが、革命には反革命がつきものだから、余程の覚悟と決断力が必要でしょう。

藤原 それと共に重要なのは国際情勢であり、英国と同盟する反革命の強大国としては、絶対支配が好きなハプスブルク家を始め、軍事帝国を目指すフリードリッヒのプロシア帝国や、エカテリーナ女王が支配したロシア帝国などがある。
 また、現在は神聖同盟には登場しない新帝国が幾つもあり、新大陸に陣取ったアメリカ帝国や、世界の工場を支配した中華帝国の他に、アラーに忠実なムスレム帝国も控えている。
 しかも、姿を見せない多国籍金融資本も加わり、情報革命が新しい価値を生み出すので、そこで生き抜くには卓越した知恵が必要です。それを持ち合わせた人材を大量に育成して、適材適所で活躍させる必要があります。

平野  高度情報化社会の中で生きるには、大変な準備が必要だと分かっているのに、それに対しての取り組みが不足です。しかも、今の日本人には危機感が足りないが、自らの力で意識を高めようとしない限りは、世界の動きから取り残されるばかりで、せっかくの「無血民主革命」のチャンスなのだから、この機会を最大限に生かしたいものです。

藤原 有能な人材を育てて確保するには、国内の産業の空洞化は避ける必要がある。それには経済の活性化と新産業を育成し、新しい国づくりの議論をすることです。議会制民主主義は議会で議論を尽くし、合意に達してそれを実行することだが、議論が民主制の基礎だとしての議論は、結論的に「民主主義」の話題に移りました。そして、議論への熟達への努力が「民守革命」を育てるし、結果として成功への秘訣という結論になり、話が一応まとまったような感じがするが、これからの政治の展開具合が楽しみです。 (つづく)


(転載貼り付け終了)


〔転載終了〕  

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コメント
 
02. 2010年4月12日 03:23:28: 0HXAJBYmPA
集団ストーカーにこだわっている人の意見は、対談が問題にしている論点を間違えているようだ。ギロチンを登場させるなということは、恨みや憎しみの感情に支配されてカーっとなり、粛清をするような行動をするなということであって、この対談が言っているのは、いろんな形での反革命の動きが試みられ、マスコミや検察を使った小沢叩きなどの工作があるにしても、着実にかつ慎重に無血民主革命を成功させよということだと思う。こういう理性的な発言は今の狂った日本では貴重であり、平野氏と藤原氏の持つ大局観と歴史観には学ぶところが多いと感じた。

04. 2012年5月06日 13:02:54 : r7NXseWDDE
1995年後半から東京江東区亀戸で物凄い弾圧を受けているr7NXseWDDEです。
私のコメント(ここの01と03)はことごとく削除されました。

滅茶苦茶すごいリンチですが、私は負けないという意思表示を見せたいので
再度同じものを書き込んでいきます。




01. 2010年4月11日 18:58:29: r7NXseWDDE
この国の集団ストーカーのひどさと薬物の一服盛りのひどさを本当にどうにか
して下さい。暴力装置の暴走が全く持っておさまっておりません。
盗聴機や盗撮機や留守などのピッキング技術による不法侵入。これらをフル稼
働させ、さらにあるターゲットに対しては大規模な人介戦術での年間数千以上の
人と車を使った集団ストーカー。そして、それらの警察とマスコミ不対応不関与
状態の創出と、それがゆえの薬物の一服盛りのやりたい放題。

これらの暴走は前政権からですが、今でも民主党政権になっても全く持って変わ
っておりません。
私は、こんな暴力装置を作り上げた前政権があまりにもひどかったので国民のた
めになる政党はやはり民主党だとは思いますが、ちょっと民主党の改革のスピー
ドと改革の方向性が、本当の本質からピントがずれているのではないか、そうと
しか思えません。

マスコミはいつの時代もそうですが、一番悪質な暴力装置のケツの穴をなめます。
戦前もそうでしたし、戦後もそれらの言いなり状態は、今もその体質を変えては
いません。一貫して変わっていません。
何故民主党はこの一番悪質な暴力装置にメスをいれようとはしないのでしょうか。

「ギロチンはやめた方がいい」という意見が平野さんと藤原さんの対談から提言
されましたが、それでは改革のスピードが遅すぎです。
連中の暴力装置の開発のスピードはそれ以上です。そのうまい立ち回りの
巧妙さ、犯罪の隠蔽の巧妙さなどはまさに青天井この上ない状態です。

平野さんと藤原さんの対談では「裁判にのっとって処分を」と言っており
ましたが、それを現在の日本の状況にあてはめてみますと、
まず日本では司法が壊れていますし、その吟味を行う知識人やマスコミ連中
がまともな本質的な意見を言えない状況に追い込まれていますし、そうなっ
てしまっている背景は何かというと、この国の最も悪質な暴力装置が今もなお
継続温存されているからであり、しかもマスコミをはじめとしてその暴力装
置の存在を全く持って明らかにしようとはしない状況ですし、
であるがゆえに知識人たちは本質的な議論を展開しようとはしないし、できないでいる。
こんな日本の状況の中で「裁判にのっとって処分を」というのでは、「改革な
んてできないよ」と言っているのと同義なのではないでしょうか。

司法が壊れているのに「裁判でもって」という提言に私自身本当にがっくり来ました。まさにこれこそが日本の知識人の机上の空論そのものではないかと思い、本当にがっくり来た次第です。

平野さんと藤原さんに申し上げたい。 
この日本の暴力装置の存在を知らないのなら知って下さい。いかに悪魔的でず
る賢いこと極まりないか、知って下さい。
知っていて「ギロチンはやめよ」とか「議会制政治の改革を」なんて遠回しな
事を言っているのなら、自分たちの提言は歴史の教科書の世界でだけの机上の空
論なのではないかという吟味をすぐにでもして下さい。
そうでないと、この国は全く持って良い方向には向かいません。連中のうまい
立ち回りに翻弄されるのが目に見えています。
平野さんと藤原さんの対談を読んで、本当にこの国の知識人の提言の方向性の
ピンとはずれに、さらなる絶望を、そんなんではこの国の暴力装置のうまい立
ち回りに全く持って太刀打ちできないという絶望を、心より思ってしまった考
えさせられた、今日この頃です。

平野さんと藤原さんは、そして小沢先生は、この国の暴力装置の悪質さをもっ
と、もっと、もっと、もっと検証して下さい。何故集団ストーカーをこの国の警察とマスコミは国民に知らし召さないのか。本当に真剣に考えて下さい。
それがどういう悪質と暴走を生んでいるのか、本当に考えて下さい。まさにこ
こがこの国の社会をぶっ壊している本質の本質であり、1丁目1番地です。

より詳しくさらに言いますが、この国にはオウムよりも狡猾でオウムよりも悪質な
暴力装置が存在していて、オウムよりもその暴力装置を効果的に機能機動させてい
る連中が今でも存在していて、それがこの国の全面的な停滞をもたらしており
ます。
知識人ならばその点のさらなる吟味検証をお願いします。そこから目をそむ
けないで下さい。この国の知識人たちがいかにピントはずれな事ばかりしてい
るのか、本当にやるせないです。

警察やマスコミが取り扱わない暴力と迫害の世界があるという事が、どれだけこ
の国の社会の停滞を導いていているのか、その結果まともな議論をどれだけ破壊
しているのかという徹底的な吟味を本当に心から望む次第です。

以上






(02さんへの返答です)
03. 2010年4月13日 00:51:12: r7NXseWDDE
1です。
いろいろな意見があり、もちろん私の意見が間違っている可能性も高いのかもしれ
ませんが、私自身は、私の意見は現時点では間違っていないと思わざるを得ないの
で、私の立場でもう一度意見を述べさせて頂きたいと思います。

マリーアントワネットが相手なら「着実にかつ慎重に無血民主革命を成功させよ」というやりかたでいいのかもしれませんが、この国の最大の暴力装置というのは、さすが経済大国第2位の暴力装置であるだけあって、大衆が考えている以上に、物凄く卑怯で狡猾です。
日本があまっちょろい国だなんて到底信じられないというのを私はまざまざと体験いたした次第です。
薬物殺人なんて、警察とマスコミの封殺をからめれば、ピッキングでほとんど100%その実行は可能となりますし、証拠は掴ませないわ、証拠を掴まれてもその公表周知はさせないわ、本当に手口が悪質極まりないのです。

私はあえて言いますが、統合失調症誤診認定された集団ストーカー被害者です。もちろん完璧な健常者です。年間数千以上の人と車を使った集団ストーカーを現時点で14年以上ほぼ毎日やられた被害者です。

健常者が統合失調症誤診認定されるというケースはどういうことかというと、統合失調症患者が訴える被害妄想と同じ被害を、わざわざ意図的に人海戦術的に実際的にセッティングさしてきて、それを私のような健常者に毎日しつこくしつこく盗聴器をまざまざと使ったやり方で経験させ、否が応でもその被害体験を語らざるを得ない状態に追い込み、そんなの普通はありえないからみんなに「気のせい」扱いされざるをえず、「気のせい」ではないという証明のため医者に頼ると、精神科医までもが安直にその被害体験から被害者を統合失調症認定してしまうというケースです。

 精神科医は集団ストーカーなどあるわけないという固定観念にとらわれておりますから私を4回診察しただけで、しかも私の家族(当時75歳)からのヒアリングだけで私を統合失調症誤診認定してしまいました。そして私はその個人情報から現在では完璧な就業崩壊の状況です。

 それだけではありません。実際の私は健常者ですから、やがては私が統合失調症ではないというのが家族を含め回りの者からも完璧に理解してもらえるのですが(それでも精神科医はメンツから自分の誤診は認めません。改めようともしません。本当にこの国の権威を背負っている連中は腐れまくっています)、であるがゆえに集団ストーカーを仕掛けてきた連中はその自分達の加害工作の証拠隠滅のために、私に薬物の一服盛りを仕掛けてきているのです。

それで実際私は、薬を盛られて40代で癌にも犯されましたし、それだけでなく退院
後も、自宅においてあった飲食物を外出からの帰宅後で腹が減って口に入れると、その15分後から3時間ぐらいは急に血圧が30から50ぐらい上昇し、首筋から後頭部そして頭全体の半分にかけてその表面の皮膚が突っ張って突っ張りまくり、顎がこわばってこわばって開かなくなる、しかもおまけにその3時間ぐらいは吐き気と頭痛でうずくまらざるをえないという経験を、口に入れるたびに3度ぐらい経験しました。私の癌の症例とは全く関係のない、脳卒中に似た症状を経験した次第です。
 そしてこれは薬を盛られているにちがいないと予測し、それ以後は外出からの帰宅後は自宅の食物を食べないように心がけたのですが、そうするとその私のために用意された食物を、私が食べないからといって食べてしまった私の家族(50代)は、本当に脳出血にかかってしまい、現在半身不随の状態です。

私の家は一戸建てですのでピッキングでの家宅侵入はプロなら簡単にやれます。
 ここまで連中はやりたい放題し放題であり(複数のタクシーの運転手や複数の宅配便の運転手や複数の見知らぬ普通車の運転手をわざわざ呼び込んだといった不特定なケースだけでなく、私の町の酒屋や弁当屋の運転手などといった町ぐるみのケースも、その両方をからませての、ともかく戦略的機動的人海戦術的な集団ストーカーは今でもほぼ毎日継続中です)、
しかもこの私のケースは一部のマスコミの連中も知っております。何度かレポーティング報告しておりますから知っているんです。まさに知っていて無視されているケースであり、知らないのは大衆だけです。

ここまで馬鹿げて腐れまくっている卑劣な悪行に対し、しかも司法もマスコミも腐れまくっている状況の中で、しかもマスコミが総攻撃で民主党批判をして腐った連中の肩を持っている状況で(だから私はあえてマスコミに対しケツの穴という憎しみを込めた下品な言い回しをしたのです。お天道様に誓って私は下劣な人間ではないと断言できます)、「着実にかつ慎重に(穏やかに)無血民主革命を成功させよ」というのは果たして本当に実現可能なのでしょうか。

連中はここまで巧妙かつあくどいのですから、絶対負けないと思っておりますでしょうし、だから今でも小沢一郎と民主党に総攻撃をしかけているわけであり、小沢一郎も民主党もじりじりと劣勢に追い込まれている状況であり、結果的にはなかなか流れを変える事ができない状況に陥りまくっているのが現状なのではないでしょうか。

私は確かに陰湿な激烈な迫害の被害者であり、ゆえに植草先生のような憎しみがどうしても文章にこもらざるをえないですが(植草先生の気持が非常によくわかります。植草先生も私の気持を良くわかってくれると思います)、しかし私が経験した迫害の意味、つまり社会的悪影響の大きさというのは、実際の被害者であるがゆえに、リアルにクールに分析しているつもりです。

本当に連中のあくどさというのを理解して下さい。ここまで陰湿で巧妙で組織的で徹底的で用意周到で一般論や一般的認識の裏の裏をつきまくる悪どい悪巧みを、次から次へと繰り広げてくる連中がこの国、日本にいるということを、理解して下さい。

そしてそいつらが今後もこの国を支配して行こうとたくらんでいるということを知ってもらいたいのです。これがまさに数十年にわたり大量の莫大な税金を使って養成研鑽された日本の迫害システム、支配目的システム、監視システムであり、それが民間の手に渡り悪用されているケースなんだというのを、理解してもらいたいのです。

それでも手順を踏んで、法的手段にのっとってというのなら、司法もマスコミもぶっ壊れた状態でその実現が可能であるというのなら、その実際の方法というのを明示してもらいたいです。私はどこからどう考えてもそのやり方では無理だわとしか考えれないのです。仮に民主党が今度の参議院で過半数を取っても、そのやり方で行くのなら連中は攻撃の手を緩めないでしょう。そのぐらい連中の迫害ノウハウはすごいのです。すごいからひるまないというのを訴えたいのです。

前回も言いましたが今回ももう一度言います。
なぜ集団ストーカーというものをマスコミが報道しないのか、
なぜ警察は関与してくれないのか、
なぜわざわざ恋愛目的限定という形でストーカーという法律が抜け穴状態になっているのか、
そしてなぜここまで徹底的な迫害目的、支配目的に集団ストーカーが悪用活用されているのか、
そしてなぜここまで集団ストーカー被害者がキチガイの遠吠えという形でレッテルの貼られた状態にものの見事に追い込まれてしまっているのか(「集団ストーカーにこだわっている人」という物言いは連中のレッテル工作に引っかかっているということの一例であるということを申し上げます)、

その悪質さを、一般的認識の裏の裏をつきまくる悪どい悪巧みを、本当に考えてもらいたいのです。
正義と信じられていた悪魔が、正義という一般的認識に乗じて一般的認識の裏の裏をつきまくる悪巧みの悪どさを、幾重にも幾重にも創り上げまくってきたという事実を、本当に知ってもらいたいのです。

そしてこの国の知識人たちは、そんなひどい状況には陥っていないという前提のもとでいつまでもいつまでも議論を重ね、悪どい悪巧みの本質の本質に全くもって触れていない、ピンとはずればっかりを積み重ねているということを知ってもらいたいのです。

私は、情緒不安定の状態で、集団ストーカーの問題が「この国の社会をぶっ壊している本質の本質、一丁目一番地の問題だ」と言っているのではないのです。
迫害過敏症の遠吠えで言っているのではないのです。本当の暴力の怖さを知ってしまったがゆえの切なる訴えをしているというのを理解して下さい。
そして私の被害体験はいつでも誰にでもみなさんに転用可能なのだということを知って下さい。
そしてその悪影響の大きさがとてつもないがゆえに、どいつもこいつも悪魔のケツの穴をなめざるを得なくなっているのだというのを理解して下さい。
私はギロチンを奨励しているわけではありません。ギロチンばっかりやっている連
中を相手にしていて、「ギロチンをやらないで」という無意味さを憂いているだけ
です。敵はマリーアントワネットみたいなあまちゃんではないということを、声を
大にして訴えたいのです。

さらに現時点ではお伝えできない「とんでもない迫害システム」も連中は活用維持しております。

しかも司法もマスコミも壊れている状況で、「ギロチンをやらないで」とか「裁判という手段にのっとって」といった自ら規制足かせしているやりかたで、本当にこの国の社会の毀損は修復されうるのでしょうか。
司法は健全に機能するようになるのでしょうか。
マスコミは暴力装置のケツの穴をなめないで、無実の大衆の救済に尽力するように
変わってくれるのでしょうか。
ともかく敵はマリーアントワネットみたいなあまちゃんではないということを、理
解のほどお願い致します。
ぬるいやり方は、94年と同様、失敗が目に見えてます。同じ失敗は、目に見えた失
敗はもうこりごりです。
こんな私の提言は果たして間違っているのでしょうか。
一読でもいいですから、真面目に検証吟味して下されば、これ幸いです。
                                     以上




言論弾圧の削除には負けたくないのです。
それにての書き込みです。
よろしくお願い申し上げます


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