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格差社会、それは一冊の本から始まった。 (「悪税が日本を滅ぼす」大村大二郎 元国税調査官)
http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/258.html
投稿者 明るい憂国の士 日時 2010 年 4 月 12 日 06:09:22: qr553ZDJ.dzsc
 

「悪税が日本を滅ぼす 元国税調査官が暴露する不公平税のからくり」
大村大二郎著 新潮文庫より(4月の新刊)

 貧乏人からむしりとれ!
 狂った税制と税金の無駄遣いを鋭く暴露した過激な税の入門書。(表紙帯)


 目から鱗、単純明快の論説です、二章を転載します。

〔一部転載はじめ〕


〔それは一冊の本から始まった〕 
 
 格差社会を生ぜしめたのは、一冊の本である。
「格差社会の発生をただ一冊の本の責任にするなんて乱暴じゃないか」
 と思う人もいるだろう。
 確かに、格差社会ができた要因には様々なものがあるので、たった一冊の本にその責を負わせるのは、少し乱暴かもしれない。しかし、この一冊の本が格差社会の出現に大きな影響を与えたことはまざれもない事実である。
 その本とは。

『竹中教授のみんなの経済学』 竹中平蔵著。
 竹中平蔵氏とは、ご存知のとおり小泉内閣の経済政策を一手に引き受けていた元総務大臣である。
 彼は、小泉内閣成立直前に書いたこの『みんなの経済学』の中で、こういうことを述べている。
「日本は労働分配率が高い。だから経済成長が止まっているのだ」
 と。
 労働分配率とは、簡単に言えば、サラリーマンの給料のことである。会社が社員に高い給料を払っているので、日本の経済が駄目になったというのだ。
 そして、彼はこうも言う。
「労働分配率を下げれば、家計は苦しくなる。でもその分を投資で儲ければ補える」
 つまり会社は給料を下げなさい、そして家庭は、給料が下がった分は株で儲けて補いなさい、ということなのである。

  *

 そして竹中平蔵氏は日本の経済をその持論どおりに誘導していったのである。
 法人税率は一〇%以上引き下げられ、高額所得者の税率は二〇%近く引き下げられた。

  *

 その一方で、会社は国の支持を背景にして、貸金を抑え込んできた。裁量労働制の拡充でサービス残業が蔓延し、労働者派遣法の改正で派遣労働者が爆発的に増えた。
 そして投資家に対しては、信じられないような大減税を行ったのだ。
 投資家の税金は本来の半分の一〇%に免除された。また特定の期間に株の売買をした場合、税金をかけない、という時限立法を作った。つまり、投資家は一定期間、所得税を免税されたのである。
 これによって、ライブドアや村上ファンドなどが台頭し、堀江貴文氏などはフジテレビ騒動で一〇〇億円以上む稼いだのに税金はわずか一〇%という現象も生じた。
 なぜ、投資家に対して、これほどの減税が行われたのか?
 答えは株価を上昇させるためである。株価が上昇すれば、経済が上向いたように見える。だから、投資家に大減税を行い、株の取引をしやすくしたのだ。
 その結果、日本に大投資ブームが起きた。
 小泉内閣になって、株価は若干上がった。そして日本経済は名目上、好景気に転じたが、それを実感できたのは、一部の大企業と投資家だけである。多くの人にとって、バブル崩壊以降、経済的に楽になったという実感はほとんどなかった。
 その後、リーマンショックによって、日本経済はまたもや大不況に突入した。小泉内閣の見せかけの経済回復は、もろくもそのメッキがはがされたのである。

  *

 竹中氏は「サラリーマンの取り分を減らせ」と言った。そして給料が減った分は、
投資で稼げばいいと言った。
 が、これは明らかに現実を無視したものだ。
 低所得のサラリーマンは、給料を投資に回すような余裕はない。
 また、なけなしの金をはたいて株を買ったところで、素人がそうそう儲けられるものではない。
 株というのは、資金が潤沢にあるものの方が絶対的に有利なのである。パチンコをするとき、一〇〇〇円で玉を打つ人と五万円で玉を打つ人のどちらが勝つ可能性が高いか、ということを考えればそれは明白である。パチンコはそもそも損をする確率の方が高いものだが、それでも五万円打てばたまには勝つ事もある。しかし、一〇〇〇円で勝つというのは、よほどの幸運がない限りは無理である。
 同じ事が株にもいえるのだ。株価というのは変動が激しいものだ。資金が少ない人というのは、すぐにその変動の波にのまれてしまう。
 つまり、株、投資というのは、あまりお金を持っていない人が、それを増やすときには、決して使える方法ではないのだ。
 だから株価が上昇して、表面上、日本の経済は好転しても、その利益は大企業や大投資家たちに吸収され、低所得者層にいきわたる事はなかった。
 日本は高度成長をしながら、貧富の差が解消するという、世界的にもあまり例のない事象をやりとげてきた。経済が成長するときというのは、だいたい貧富の差が広がるものである。
 しかし日本の高度成長期に限っては、急激な経済成長と貧富の差の解消が同時に起こったのである。その最大の要因は労働分配率が高かったからだ。
 企業は儲ければその分を社員に分配した。そのため、高度成長の果実を国民全部が享受することができた。
 これは高度経済成長が「自分だけが大金持ちになることをモチベーションとして起こったものではない」ということである。まだ日本人には、周囲の人を思いやる気持ちがあったし、企業はまず社員を大事にするというのが当たり前だったのだ。
 この日本特有ともいえる文化は、日本の大きな財産だったのではないだろうか。
 日本の大事な財産をドプに捨て、「金儲けこそが正義」という観念を持ち込んできたのが、かの竹中氏だといっていいだろう。

 そして気がついたら、深刻な格差社会が出来上がっていたのである。P-25 


───────────────────────────────────


〔ワーキング・プアは税金が作った〕

 昨今、ワーキング・プアということがよく言われている。
 派遣社員や期間工など、しっかり働いているのにますます貧乏になっていく人たち、生活保護を受けるよりも低い収入しかもらえない人たちのことである。
 このワーキング・プアの出現にも実は税金が深く関与しているのだ。

 前項では、日本では税金と社会保険料を合わせて四〇%がとられているということを述べたが、全国民が所得から四〇%を支払っているということは、それを使っている人たちがそれだけいるということである。また、今の日本は徴収している税金、社会保険料だけではなく、国債を発行し借金までして公的支出を行なっている。この借金分を含めた税、社会保険料の国民負担割合は五〇%を越えている。
 つまり、全国民のうち五〇%以上が、税金などで食わせてもらっているということなのだ。
「日本は高齢化社会だからそれだけ必要なのじゃないか」
 と思う人もいるかもしれない。
 しかし高齢者というのは、全国民の二三%しかいない。だから、あとの二七%はどこに消えたのかわからないのである。
 高齢者以外に、税金や社会保険料で食わせてもらっている人たちが、働いている人の四人に一人もいる計算になるのだ。
 税金を食って生きている奴らがあまりにも多すぎる、だからまともに働いている人たちは、彼らの分まで働かなくてはならない。それが結局、働いても働いても、楽にならない、という人たちを作っているのだ。
 だれが、そんなに税金を食っているのか?
 それは本書でおいおい明らかにしていきたい。P-34


〔転載おわり〕  

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コメント
 
01. 2010年4月12日 09:10:00: fPVDrSmNTW
経済学なんて、学問じゃなく、経済政策論でしかないってことだ。

すなわち、基本的には税制で、経済、社会をコントロールすること。

竹中は、お金持ちをさらにお金持ちにする政策論を展開し、
小泉といっしょに実行したやつだ。


02. 2010年4月12日 09:16:59: xzhWrMutbs
こんな賭け事好きな国民に(パチンコ・競輪・競馬・競艇・マージャン等)新たに株という博打を持ち込み儲かるよと勧め、社会をこんな有様にしてしまった竹中さんの罪は重いですね。給料減らして株に投資しろって、ちょっと前までの日本は株は素人が手を出すものではないと言われていたものです。

親達も子供には株は博打だから手を出してはいけないと、言っていたものです。
証券会社などと、かっこいい名前を名乗っていますが、賭博場と同じだとおもいます。そうはっきり名乗れば素人も警戒して、株などに手を出さないのではないでしょうか。

因みに私の親は地方都市で船会社を経営していましたが、株に手を出し大きな損失を出し会社を潰してしまいました。それで我が家の家訓は「株はやら無い、うまい儲け話には気をつけて、まっとうに生きろ」です(笑)。


03. 2010年4月12日 12:18:03: LyjHtNQLmQ
鳩山総理のようにお金持ちではなかった筈の竹中、小泉が大金持ちになった背景こそ、精査すべきです。

04. 2010年4月12日 12:28:38: ozJtIFqOPw
自民党の大物議員は、事業配当所得が無いと思われる人でも相当の資産がある(帳簿外の)思われます、
政治には相当の経費が掛かるが、
昔は自己資産を食いつぶして、井戸塀になるのが普通だったが、どうして資産が大きくなるのでしょうか?

05. 2010年4月12日 12:59:07: JiuafC5wMQ
明るい憂国の士さんユニークななんとも考え深い投稿に感謝します。

寒い話ですが大手金持ちだけ救済と貧乏人は自己責任のツケの格差による背反事象で未曾有の地獄絵図は来る可能性は高い。
現在の日本社会の格差の現実を見ると
1)年収200万円以下の人口 1032万人
2)生活保護を受けられない困窮者 最低600万人
3)子供の貧困率 7人に1人
4)非正規労働者 1800万人
5)自殺者 100人/日
株価の推移を1996年からの下降トレンド線に一目均衡表から直線で引っ張ると失業者1700万人となります。このような状況にならないことを祈りますが,雇用,物価は3分の1,株価10分の1は消えたわけではありません,(三尊天井)三山と戻り天井を過ぎて,今まさに株上昇トレンドに乗って上昇続けています。一時的なバブルと政府景気対策によって大底,沈静化が先送りされています。世界大恐慌は終わったわけではありません。背反事象として2011年2012年と引き続き日本経済力の低下、景気後退(リセッション)に拍車がかかることでしょう。政府は上記の異常な現状をどのような対策で対応をするのか具体的な政策に期待したいものです。


06. 2010年4月12日 14:33:22: YBrZsvrOHE
>>02
それは証券会社の言われるがまま売買していたからではないですか?
自分の頭で考え、相場の潮のながれ見極め、あまり目立たない優良企業の銘柄を安値、安値で拾っていけばそう大損することはないのですがね。
そもそも地味な銘柄は外国人保有比率が少ないからそう大きく売られこむことも少ないし、もともと底値でだから下値も限定的です。しかもユニークな高収益企業が多く、社会に必要とされているサービスやモノを作っているので不況の影響も受けにくい。
現に自分のポートフォリオはサブプライム問題で日経平均が大きく下げる中ほぼ横ばいかそれ以上の成績ですし、リーマンショックで皆が大きな損失を出す中、自分は小さな損失ですみました。むしろ不況に強い高配当利回り企業として底堅い動きを見せています。
そう考えると株は長い目で見れば最も安全な資産形成のひとつであると思うんですがね。

07. 2010年4月12日 15:53:44: VVxNmXQtFw
私は関西の一応有名私大に分類される経済学部卒ですが、
十年程前に入学した時に、経済学に興味を持ってもらう為にと、
真っ先に経済学を学ぶ最初の入門的な授業で買うように勧められた本です。
数千居る新入生の半数が買った事でしょう。
そして当時竹中が旬の経済学者であるかの様に教えられました。

この部分だけを見ても日本の経済学系大学の実態が分かるというものです。
当然アメリカ型経済が賞賛され、それこそが今日本が取り入れるべきものであるかの様に推奨されていました。
勿論当時の経営学部系授業では時価会計の推奨に始まり、
アメリカ式のMBAももてはやされていました。

会社の所有者は社員や経営者のものではない。
株主のものなのだ!!!それが世界の常識だと。
M&Aも賛美され物づくりなどの地道な商売がどこかさげすまれ、
アメリカ的な投資・金融政策が賞賛されていました。

兎に角、「日本は時代遅れ」なのだというのが当時大学に流れていた空気でした。

ですから、いわゆるエリート層と呼ばれる若年層が竹中を賞賛したのは仕方ない事だったのでしょう。

経済学の右も左もわからない入学時に竹中を神のごとくあがめさせられて
経済学部生は4年間経済学を学ぶのです。
流石にリーマンショック後の今はどうなっているのかわかりませんが、
少なくとも私の世代の前後10年間に経済学部や経営学部を卒業した者達のある種の洗脳状態を思うと
高い学費を払って得た代償が国を滅ぼしかけない学問だったとは悔しい限りです。

私の様に阿修羅などを熟読し自分の頭で考え、その4年間で教えられた内容に根本的な前提の部分から疑いを持つことが出来きた人がどれ程いるのかと思うと未だ深刻な状況と言えるでしょう。
美化された思想を根本的に刷新するのは、経験上かなり難しく時間のかかる事です。

ただ、当時の教授陣が確信犯的にアメリカ型を刷り込んでいたかどうかは分かりません。
あれは一昔前のあの時代の、復活したアメリカ経済の好況と対する日本経済の漂流という現実の中で生まれた空気であったのではないかとも思っていますが・・。
ただ、アメリカ型を推奨する象徴的存在として竹中らが居たのは紛れも無い事実です。


08. 2010年4月12日 15:55:41: EfscEI3NIV
公務員がいい思いをして、民間が苦しんでいる現状を、
リアルにグラフにまとめたのが下記のブログのグラフです。
http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=521727&log=20100328
かの有名なおさがわせ市長のレッテルを貼られた人のブログです。
わたしはこの人を支持していますが、ぜひ各市ごと、県ごと、
国全体でもこのようなグラフを作ってほしいものです。
ついでに民間の体をした実質官製企業というのもありますから、
それも念頭に入れないといけません。
それにしてもよさそうな本だ。ぜひ買ってみよう。

09. 2010年4月12日 16:14:16: DtdutbwPRY
問題の本質をついた良い投稿だと思います。
さっそく「悪税が日本を滅ぼす 元国税調査官が暴露する不公平税のからくり」
を読んでみたいと思います。

10. 2010年4月12日 20:02:30: Mn6ILOuKtc
 著者氏名を間違うなんて失礼な話じゃないか。しかも二度まで。Amazonで初めて誤記と判明した。
 但し、この投稿はすこぶる有益。若しかしたら、著者自身の投稿だったかな?
米奴チンピラ子ネズミ純一郎/ケケ中3兆円税金泥棒賊団の犯行詳細が徐々に明らかにされつつあり、いくらTV等ではしゃいでいようと、政権交代の重要な一成果として、こいつらが獄門首に晒されるのは時間の問題だ。

11. 2010年4月12日 20:40:30: VVxNmXQtFw
07です。この本ではなく、大学時代買わされたのは「経済ってそういうことだったのか会議」でした。失礼しました。

12. 2010年4月12日 21:00:10: pUBBma29SI
しかしアマゾンのレビューは酷いですね。
自身の身の回りの交流で全てを判断し偏見しています。
ここ阿修羅の投稿とレスを見ないで、アマゾンのレビューだけを見るなら、
誰も手に取る事はないでしょう。
明るい憂国の士さんの投稿がこの本に光をあてました。

以下アマゾンのレビューより引用。

>キャリアがノンキャリに依存しているなんて、思い上がりも甚だしい。
>キャリアがノンキャリに発注してるのは、雑用にすぎない。
>ノンキャリに最も欠けているのは、バランス感覚だということを久々に思い出しました。
>こう書くと、まるで私がキャリアかと思われるでしょうが、
>昔あるプロジェクトでキャリアとノンキャリの方達といっしょに仕事をしたときに痛感したことです。


13. 2010年4月12日 21:23:15: ryJuCKXQHU
公務員給与は民間に準じるのではないでしょうか。


14. 明るい憂国の士 2010年4月12日 21:23:21: qr553ZDJ.dzsc: Aj4AH7m3Fw
>>10.さま

ご指摘ありがとうございました。
大変、失礼致しました。
お詫び申し上げます。

著者名訂正

誤 大村大二郎
正 大村大次郎


15. 2010年4月13日 00:59:24: aPMkzI6zm6
そのとおり

16. 2010年4月13日 13:46:01: 6WmNTFSL7o
以前、証券会社にいました。証券会社では5千万円以下の取引客をゴミと言います。1億円以上の取引客に低位株を仕込ませておき、日経や証券新聞に大したことが無いことを大げさに書かせて、それをネタにゴミどもに買わせます。値段がつり上がったところで、1億円以上の取引客が一斉に売ります。ゴミどもは・・・。

証券会社が初めから仕込んでいるケースも多々ありました。
証券会社は、売り買いがあれば手数料で儲かります。
いつもこのシステムです。


17. 2010年4月13日 13:46:31: f57OpdNUXE
竹中、小泉、飯島・・・等々今に、ロシアの自爆テロをして、かれらを葬り去る

国民がでてくるであろう。

それほど、ひどい国にした、彼らを、我々国民はだまっているわけにはいかない。

そんな予感、予兆を確かに感じる。


18. 2010年4月13日 14:01:28: D2dAElvgks
 小泉・竹中改悪がもたらした悲惨な状況からいつ抜け出すことができるのか。選挙民は是正がなかなか進まないことで、かなりの失望を感じている。

 政治の第三極としては、もっと庶民の利益を守ってくれる政党の実現を望む。


19. 2010年4月13日 15:53:31: JlQtjvetx6
>7
小泉・竹中路線をはっきり総括できないインテリ層についてどうしても許せないと思っていましたが、おぼろげながらも理解することができました。

20. 2010年4月13日 18:26:27: 2EaIOdDb7E
小泉・竹中経済政策の強者優遇税制は日本経済の破壊を
推し進めたのは明白だ
無理・無駄・無茶を省く効率の良い、智慧ある税制が必要。

民主政権を否定する方も、賛同する方も
一般会計や特別会計にメスを入れるのに
大概は反対しないだろう。
公務員の給与水準は一般庶民から見れば
やはり、無駄に高水準だし
公益法人・特別法人の天下り&渡りも唾棄すべき悪習だ
そして、これらインチキ法人の税制見直しも
当然必要なことだと思います。

大企業に関しての税率も見直しですね。
世界レベルからすれば高いという、学者先生やアナリスト
役人がウジャウジャいるが、今のままでもやりようはあるはず。
大企業を優遇して日本は豊かになりましたか?
新興国で生産される一般工業製品の値段競争力を
引き合いに出す事が多いが
労働者の権利や安全・健康、環境負荷に関してのコスト等々
その他を含めレガシーコストとか言われますが
中国やインドの工業製品のコストはこれらが反映されている
とは思えません。
しかしながら過度のレガシーコストへの対応は
究極はGMやクライスラーのようになってしまう懸念が
あるのは事実です。

国の基盤である税制で、ずっと疑問に思っているのですが
富の再分配と言うことで、所得税率の累進性を復活させるのは
私も賛成です。(小泉・竹中経済政策の否定)
時にバクチ金融商品を売っているイカサマ師の所得が
異常に高いのは感情論からも許せん。
ですが消費税は絶対に必要なのですか?
ある経済学者が「消費税は中間所得層を破壊する税制」
と書いた記事を読んだことがあります。

新しい税制や仕組みが必要なのは解りますが
でも一律の税率はおかしくないですか。
商品やサービスで発生する社会的な負担
コストは各々違うでしょう?
社会的な負担(廃棄処分コスト等)に見合う
物品税に戻せば良いと個人的には思っています。
今は家電製品などでリサイクル料を取っていますね
それを管轄する法人がまたあって、天下りの温床になっている。

色々な商品を作っている個々の企業に不公平だという意見が
出てくると思いますが、昔の物品税はどうだったのでしょうか?
税制が煩雑になり徴税コストがアップするというのなら
税務署の人件費を削減すればよいのです。
それと物品税があった20年以上前と比較するれば
IT技術が飛躍的に向上して20年前の徴税システムより
煩雑さが軽減されている。出来ない訳が無い・・・
役人がゴネた場合、20年前の役人より能力が無いと
クビを切ればよい。

私は一律課税の消費税に反対の立場です。
消費税アップの前に、無駄を省くのが先だが
消費税をアップしても税収は増えない、不景気になるだで
逆に、税制収入不足と貧困層の増加を招くだけと考えています。

消費税か物品税かの名称はどうでも良いが
中間所得層を増やし、経済が回転する税制を期待しています。
中間所得層の多さがその国の経済の力です。
一律課税の消費税は強者優遇の手抜き税制です。
ここらで、税制の舵取りを変えるべきと考えます。


21. 2010年4月13日 19:21:54: CQB6q1Iptg
日本経済の破壊を推し進めた明白なる犯人、この総括こそが覚醒に至る全ての始まりだろう。

22. 2010年4月14日 00:24:11: pUBBma29SI
下記の記事は、明るい憂国の士さんの投稿を補完します。
そして下記の記事から導かれるものの一つとして、新興国が先進国と競合できなかったもの、超えられない壁が「市場」です。
リーマンショック以降衰えましたが、アメリカは自動車産業で負け、家電製品で負けと製造業が衰退してゆく中でもアメリカ人の旺盛な消費力があったので、無視できない存在であり、彼らの人生を謳歌する消費によってレジャー産業や観光産業、芸術文化等の生活必需品から解き放たれた先進国ならではの産業育成に寄与しました。
トヨタも日本国内での時給よりも、アメリカ現地工場の時給が高かったそうです。
つまり乾いた雑巾を絞るとまでいわれたトヨタが、アメリカ人の懐を冷やす事は良くないと、労働分配率を低くする事は良くないと理解したいた証左でしょう。
アメリカにならえば、高度な消費をする市場となれば、いやもっというと、未来を創るという意味で途上国同様に「貯蓄」に逃げた事が招いた不幸かもしれません。
アメリカは、過剰消費ではあったが、金回りが良い結果次々と産業を、それを支える市場(需要)を生み出していった。
バブル崩壊後の停滞が長引くまでは、日本人は質が良いものなら高いものでも買うとうのが当たり前の感覚でした。
その感覚が世界最高の品質を支えると、良いものを作れば売れる。
つまり内需の支援と審査が日本の強みだと、誰もが口にしていました。
しかし、いつの間にか、日本の停滞の原因はすりかえられ、今に至ったのでした。

「デフレ・スパイラル論」は間違い!
給与が減るのは企業利益減少のためではない (野口悠紀雄)
http://diamond.jp/articles/-/7858

結論をあらかじめ述べれば、日本の給与が長期的に見て下がっていることは事実だが、それは、企業の利益がはかばかしくないことの結果ではない。実際には、利益の動向と給与の動向は、逆方向に動いていることが多いのである。したがって、冒頭に述べた「デフレ・スパイラル論」は、実際のデータによって否定されることになる。

2000年以降の大まかな傾向として言えば、「企業利益は大きく変動するが、給与はそれとは関わりなく長期的に下落を続けている」ということだ。つまり、「給与が下落している理由は、企業利益の減少ではない」ということになる。

では、なぜ給与が下落するのだろうか?
その理由は、新興国との競合である。

同じ製品を同じビジネスモデルで作れば、賃金が新興国レベルに平準化してゆくのは、当然のことだ。日本産業が新興国市場を求めてシフトしてゆけば、この傾向はさらに加速化されるだろう。

賃金は利益の分配ではない

冒頭で述べた「デフレ・スパイラル論」は、現実のデータに照らしても、経済理論に照らしても、まったく正当化できない考えである。これは、新興国と競合するビジネスモデルから脱却できない企業のエクスキューズであり、責任転嫁であるとしか考えようがない。


23. 2010年4月14日 14:37:07: Y5oJIgm5fA
 株なんてものは、一般投資家(ごみ投資家)の90%が損失をこうむって1年以内に塩漬けばかりのこして資金失って撤退している。
 所詮、誰にもわからない未来に向かって自分だけは儲かるだろうと言う欲望にまけてするものだから必ずトータルで損をする。
 資金をいくら多く持っていてもおんなじだ。相場師といわれたプロ中のプロでも最後は自殺したものが多い。途中でやめて証券会社起こした者だけが生き残っている。
 所詮、ばくちだから証券会社のようにてらせんとれるものだけがいきのこれる。竹中が投資を奨励したのは犯罪行為だ。
 経済成長が終わった先進国では株は長期もてば持つほど、何がおきるかわからないのが未来だから、リスクがおおきい。
リーマンのような投資銀行(株や)でも倒産するのだからしろうとの参入できる世界ではない。

24. 2010年4月14日 19:45:38: X9EqYD3I0U
国民にバクチを推奨するような人間が国会議員だったとは恥ずかしい限りだ、竹中平蔵みたいな胡散臭い男を放置していては日本が恥をかく

25. 2010年4月14日 20:21:46: ygeAi6ZZvk
何故かテレビに出ずっぱりの池上彰も相当だぞ

26. 2010年4月14日 20:42:00: TzSY6OX7RI
池上彰が鳩山を叩きはじめたなと思ったら、ズームインのレギュラーになってて朝から笑ったな。

27. 2010年4月14日 21:57:02: Y5oJIgm5fA
>>26
そのとおり。池上には気をつけたほうがよい。にわかに売れ出した。今日も郵政民営化見直しの話についてもっともらしく話していたが、アメリカに日本の郵便貯金資金を投資させようと言う本質を隠してもっともらしく話してたぞ。人気者には気をつけよう。小泉しかりマスゾエしかり大阪府の橋下もだ

28. 2010年4月14日 22:57:52: ygeAi6ZZvk
池上の出ていたNHK「週間こどもニュース」は以前は良い番組だった。
以前はだ。
何で変わったんだろうか。金か。

29. 2010年4月15日 01:07:12: ygeAi6ZZvk
NHKの池上彰が書いた『そうだったのか現代史』(集英社)の仰天中身


http://www.asyura2.com/0510/bd42/msg/372.html


30. 2010年4月16日 19:55:38: 8Y43ZWMqRM
竹中平蔵って、年金があてに出来ないので、株で儲けるようにって言っていたな。株をすれば、全員が儲かるって、どのような頭をしているのだろう。

31. 2010年4月17日 23:58:45: SvIFUGaGmg

小泉・竹中、この二人を頃したいと思っている人は大勢いるだろうな。


32. 2011年10月18日 10:02:01: BnPQDnro5g
●「小泉純一郎と日本の病理」 藤原 肇著 清流出版

小泉、竹中売国一味によるサイコバス犯罪構造への、文明論的〜多元的ノンリニアなアプローチ!!!

日米経済構造摩擦から始まる、無能と狂気による日本の政治支配、及びアメリカに隷属した一握りの買弁集団による、虚妄の勝ち組幻想の蔓延と、似非ポピュリズム翼賛体制による靖国カルトの政治、情報操作(ソフトファシズム)と、儀網詐術で極度に歪められた思想言論を、欲しい侭に掌握駆使した犯罪的小泉権力集団の告発!!!


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