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諫干営農者を恐怖におとしいれた藤井副知事発言 【新・土佐日記】
http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/362.html
投稿者 みちばたの蝶 日時 2010 年 4 月 13 日 20:48:24: JxOH7lIi5LSzQ
 

http://mmatusaka.exblog.jp/

2010年 04月 12日
『青草子』号外その2
『青草子』号外 重要!2〜3面

「開門して潮を入れると農地がダメになる!?」
諫干営農者を恐怖におとしいれた藤井副知事発言
「ついうっかり」では済まされない

 海に面した田畑において強風による塩害は宿命である。緩衝帯として松林や潮遊池を置いて来た知恵がある。調整池に海水を入れたら当然起こりうる現象である。それでも潮受け堤防(堤防道路)効果で調整池の中は穏やかな海面、一般の海辺の町に比べて遥かに少ない塩害であることは誰にでも分かる。
 問題は調整池の水が農業用水として使えなくなる事。ところが、これはこれで淡水の現在も水質は悪化するばかり、アオコという有毒物質まで心配されている。だが本明川からの取水・ため池の設置など代わりの案はいくらもある。
 近頃になって、開門すると塩水が干拓農地にしみ込んで農地がダメになるという奇想天外なデマがまかり通っている。営農者は戦々恐々としている。
 そのデタラメの出所は副知事発言を真に受けた県の職員たちである事が確認された。松坂は諫早湾干拓室を含む何人かの長崎県職員からこの「しみ込み説」を聞いている。
 2010年1月7日県職員を対象にした勉強会で、農林部長は「開門されて調整池の水位が上がれば、同じように干拓地も地下水が上がります。70センチより下には、まだ塩分濃度の高い層がありますから、地下水位が上がれば、それにあわせて塩分を含んだ水が上がってくる」というかなり無理な仮説で地中深い塩分が上がってくる可能性をまことしやかに語っている。
 問題はこの説明に珍解釈を付け加えた藤井副知事発言であります。以下がその説明に使われたグラフであります。(★印は説明のために筆者が付けました。)


藤井副知事は「平成14年に短期開門調査を1カ月間だけやりました。このグラフのところでぽこっと上がっているところ(★印)がありますね。ここは何なのかというと、これは平成14年なんです。平成14年の時ぽこっと上がってしまっているんですね。1カ月間やるだけでぽこっと上がって、またそこから下がるのに時間がかかっているわけです。これはずっと、もしも、常時開門ということになれば、これはもうすぐに締切り前の状態に戻ってしまいます。」と発言しました。
 実際に短期開門調査が行われたのは平成12年であって、藤井副知事は平成14年と2004年(平成12年)を、ついうっかり勘違いして発言したのでした。
 さらに副知事は「要するにパスカルの原理なんです。」などと説明するので、あたかも調整池と干拓地内の地下水が繋がっているかのように誘導されてしまう訳です。それが「しみ込み説」に発展したようです。
 長崎県の塩害懸念とは、こうした誤解の上で強調されてきたものだったことが判明した訳です。

 この職員向け資料及び解説は長崎県ホームページについ先日まで堂々と公開されていました。私(松坂)の強い抗議を受けて、藤井副知事から謝罪の電話はありましたが、問題の箇所をあっさり削除してしまいました。(3月下旬)
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(注)
説明の最後に適切でない内容を含む追加説明がありましたので、お詫びするとともに、削除させていただきます。
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 私は、削除理由もきちんと説明し、県民国民、営農者に与えた誤解を解くようさらに強く抗議し、ブログ『新・土佐日記』等でも糾弾を続けています。
 県は、この注釈をその後さらに書き換えています(右ページ参照)が、営農者たちに塩害の恐怖を植えつけたまま、誤解を解くことはせず、開門反対の世論形成に利用し続けています。卑怯です。

県による再度の訂正。(県HPより)
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(注)
県の職員向けに開催した「重点施策等研修」の追加説明の中で、2004年に干拓地土壌深層部(70cm前後)の塩分濃度が大きく上がっていることについて、2002年短期開門調査と関連づける説明がありましたが、複合的な要因がある中で短期開門調査と2年後の塩分濃度上昇の因果関係がまだ確認されたものではありませんでしたので、お詫びするとともに削除させていただきました。
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http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/519.jpg

松坂の解釈(解説)
 干拓農地の土は元々干潟だったところ、塩分も含んだままでした。地下80〜100センチに穴の開いたパイプを埋め込んで排水するようにしています。雨水が塩分を溶かしては排水してパイプより上方の塩分を薄めてきたわけです。パイプより下は塩分そのままです。
 潟度は元々きめ細かな土であるため粘土質で水を通さない層もあって、サンプルの採取場所によっては塩分の固まったところもあるのではないか。このグラフの基礎データ及び調査方法を問い合わせていますが、県は応じようとしません。(4/9現在)  

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コメント
 
01. 2010年4月13日 22:47:39: DmCC9k6hHM
 この副知事のように非科学的な人間が県民の生命線である「干拓地開発」を左右する部署にいること自体が問題。もともと干潟だったのは、日本中の人々が知っているのに、何を血迷ったのか、地元の県の職員がうろたえる様は悲劇を通り越して喜劇である。

02. 2010年4月14日 15:40:46: bJXTmZFh2W
てか、この人物(藤井副知事)は元旧建設省地方建設局出身で「諫早湾干拓」を無理矢理行った犯人の一味なんだけどw

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