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キャンプ千歳に学ぶ沖縄米軍再編プログラム(オリーブの声)
http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/650.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2010 年 4 月 19 日 10:35:57: twUjz/PjYItws
 

http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?m=0&i=0

【キャンプ千歳に学ぶ沖縄米軍再編プログラム。】


キャンプ千歳に学ぶ沖縄米軍再編プログラム。


キャンプ千歳は、戦後アメリカ軍の進駐に伴い、1952年政府間協定により、2万人規模の米軍基地として「キャンプ千歳」が置かれた。

しかしその後、自衛隊が創設されると共に徐々に米軍の駐留規模が減少。
三沢基地が拡大されるに伴い、空軍基地も縮小され、現在は「キャンプ千歳の共同使用等に関する日米政府間協定」が締結され、現在、キャンプ千歳は閉鎖状態にある。
元来この駐留の目的は、朝鮮戦争勃発に基づくものだが、その後は冷戦シフトとして、自衛隊の強化と三沢基地移駐が行われた。

この三沢移駐は、当時核戦力均衡体制に基づき、相応の仮想敵国との距離を有しながら、その抑止力と展開力を維持する目的であったと見ている。
仮想敵国の中心はソ連であったから、前線を自衛隊が防衛し、米軍の核兵器搭載の長距離爆撃機や戦闘機はその航続距離を伸ばし、後詰としたのである。
近年、軍事力増強が目覚しいのは中国であり、今後もその軍事力は経済規模に応じ拡大されるものと予測している。

中国は、中距離ミサイルの誘導性能を含め向上させており、その射程は既に台湾は言うに及ばず、沖縄も捉えていると言われている。
このように中国軍の前方展開能力が高まると、それに対抗する米軍はより主力部隊を後方に下げ、前方を爆撃機や戦闘機の航続距離延長で対処しようとする。

グアム軍事統合計画は、米国防総省は公式には公表していないが、極東の前方展開力の維持ということに加え、実質は西半球へのベース基地を沖縄からグアムに移駐するものであると見ている。
グアムは米領であり、日米条約の極東条項の制限も受けずにアジアの広い全域をカバーすることが出来る。

朝鮮半島有事のケースは、前回述べたが、是は前共和党政権時に語られたように、それは二次大戦型の戦争となり、その場合、グアムから空中空輸を受けた長距離爆撃機と空母戦闘群が主要戦闘を構成することになる。
在日米軍基地は、迎撃型戦闘配備となり、日米地位協定に基づき後方支援基地として稼動する。
台湾海峡紛争は、米国の基本路線は台湾関係法に基づき、台湾に防衛力を提供することと、空母を含む海軍並びに空軍による抑止力を提供するかたちになる。

つまり、沖縄を仮に大陸・朝鮮半島方面への前線基地だと仮定する場合、そこに自衛隊が駐留し、米軍がグアムへと後方に下がる三沢型防衛シフトが考えられる。
是は、爆撃機の航続距離に関係し、その作戦が現実的になればグアム出撃がいいに決まっている。
冷戦想定の北海道は、基本的に自衛隊が防衛しており、米空軍の主力は三沢に置かれていた。

今般、沖縄における米軍再編でグアムに統合されるのは、スリーエムイーエフ(第三海兵遠征軍)戦闘部隊で、この海兵遠征軍は米国外では唯一沖縄にしかない。
しかしその主力が移駐する場合、その目的は明らかであり、米軍は後方に下がるという重要な戦略を含んでいるものと思われる。

したがって、沖縄の普天間は勿論のこと、嘉手納の訓練移転も視野に入っているはずである。
地政的には、台湾は沖縄より西方にあり、ここが緊張すると出て行くのは第七艦隊の空母やイージス艦であり、海兵隊ではない。
またその蓋然性はほぼゼロと見ているが、米側と中国側が仮に対峙するなら、第一列島線と第二列島線の中間地点の制海権制空権の獲得を目指すものになると考えられる。

これらから第二列島線上にあるグアムに西大西洋の軍事力を統合し、沖縄は日本主権であるから、日本の自衛隊と基地を共用利用するフォーメーションを組むことになるだろう。
日本側は、基本的に核戦力を保有しないが、日本本土は自衛隊と米第七艦隊並びに米空軍が同様に近年は基地を共用しており、この領域を沖縄に拡張すればそれで済む。

ワシントンポスト紙は、鳩山首相がいかれていると貶めていたが、いかれているのは貴紙の方である。
もっと胸に手を当てて考えることだ。
重要なことは、日米両国の信頼関係の継続であり、日本の首相にこんな言い方をしているとそのうち国益を失う。日本人はそれほど愚かではない。
いわく、ベストは日米軍事関係の信頼性向上であり、グアム軍事統合を実現し、その空いたスペースに自衛隊が入るのが米軍にとってベストである。

さすれば、スリーエムイーエフ(第三海兵遠征軍)戦闘部隊はグアムに移駐し、補給部隊のみが残ることになる。同盟国巡回部隊も、沖縄にいる必要性が無くこれもグアムに移駐し、現施設管理部隊のみが残る。
嘉手納は、自衛隊と共用し、普天間は当面キャンプ千歳同様に閉鎖し、日本側の対応が完了した時点で、完全に返還するロードマップとする。
共有される戦略方向は、日米の軍事力近代化であり、小紙はこの結論において間違いは無いと確信している。
皆さんの御意見もお待ちする。
 
オリーブ ( 2010/04/18 18:30 )  

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