鳩山首相の不起訴の検察審査会の評決では、なぜか付言まであった。くじで当たった一般の人が、いくら審査会のために勉強したといってもあのように法律論まで踏み込めるはずがない。明らかに教育的な意見の誘導があったように思われる。

だいいち、審査申請を行った「市民団体」が似非右翼であることを伏せておきながら、他の申請に優先して審査会で取り上げる決定をしていることを忘れてはいけない。

検察審査会の事務局や、申請受付、審査会審査の決定、審査会委員の招集方法、審査会の進め方などについてブラックボックスになっている限り、意思のある者がリードすれは、はっきり言ってどのような結論でも導き出せるはず。

小沢幹事長の起訴相当の1回目の判断が出れば、特捜は不起訴としたにもかかわらず臆面もなく無理やり再捜査・起訴に持ち込むだろう。2回目の判断がでれば、再捜査と起訴は検察の手を離れて、弁護士が担うことになるからだ。特捜としては、捜査資料を外部には絶対見せられないはず。

１、検察は再捜査でともかく参院選直前に照準をあてて検察審査会の「起訴相当議　　決」への回答をだす。起訴。
２、再度の「不起訴」の結論を出す時期を参院選の直前に２回目の審査会の結論が　　出るようにもっていく。強制起訴。
どちらでも参院選に最大のダメージを与えることができる。民主党内ネオコン派は早くからこの結論を知っていたのではないだろうか。小沢派が今年に入ってからの対検察の戦いで詰めが甘かったことが原因となってまねいた事態だ。この点は率直に反省が必要。辞め検弁護士を顧問などにせず、安田弁護士のようなまともな弁護士たちだけで対応していれば石川氏の起訴も防げた可能性があった。
　今後は正面突破、可視化議案の早期成立こそが最大の防御となる。
　民主党を割って出て行くほど、党内ネオコンは根性がない。堂々と大道を歩むべし。国民は必ずそれを支持し、選挙の結果とする。