自民党の中谷・元防衛庁長官は、憲法改正について考える集会であいさつし、憲法改正の発議の要件を緩和して、衆・参両院の過半数の賛成に引き下げることなどを盛り込んだ自民党の憲法改正原案を、今の国会に提出する考えを示しました。

　この中で、自民党の憲法改正推進本部の事務局長を務める中谷・元防衛庁長官は「自民党は野党になり、原点に返って、あるべき日本論を形にしていきたい。逐次、党内でまとまった条項があれば、国会に提出して憲法改正を促進したい」と述べ、１８日に国民投票法が施行され、憲法改正原案を国会に提出できるようになることを受けて、自民党の改正原案を今の国会に提出する考えを示しました。そのうえで、中谷氏は「『財政の健全性の確保は常に配慮されなければならない』という条文を付け加えるほか、憲法改正の発議には、衆・参両院で３分の２以上の賛成が必要だが、これを２分の１以上の賛成があれば改正できるようにするという２点を盛り込みたい」と述べ、憲法改正の発議の要件を緩和して、衆・参両院の過半数の賛成に引き下げることなどを盛り込む方針を示しました。(NHK)

　『財政の健全性の確保は常に配慮されなければならない』とは聞いてあきれる。自由民主党は何をやってきたのか。そして何より、憲法改正の手続まで変えて改正しやすくしようとしている。どんどん変えて日本を右米傾化させるつもりであることが明らかだ。どんどん変えようというのは憲法の本質に反する。もっとも憲法を成人年齢引き下げ議論の人質にしているのだからあながち不思議ではないか？　

コメント
01. 2010年5月04日 12:47:31: A95K8fhJKA 憲法改正を過半数の賛成でというのはやりすぎ。
02. 2010年5月04日 14:52:26: ReyVsC2ww6 連立与党だけで国民投票まで持ち込めるからな。国民をだまくらかすのが簡単なのは現状の民主党ネガキャンで証明済みと。

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