「鳩山総理が現段階で普天山の海兵隊は辺野古に一部残るが
　２０１４年までに順次グアムへ移動」　という説明が完全に歪められて報道され

ている。これは電波法　106条、107条違反らしいです。これを繰り返す放送局に
電波管理局は停波命令を！　とツイッターで読みました。

仲井真知事が「総理の腹案があるだろうと期待が高い」と促すと、鳩山首相は「必ずそのように致します」と述べた。
http://www.okinawatimes.co.jp/article/20100504_6251/

私は02様の言う通りだと思います。
鳩山氏の発言を今日１日、注意深く聞いていて全く同じ感想を持ちました。
「一部は残すんだな」と。
他はグアム、テニアンでしょう。
残った米兵を国内で分散させるんでしょう、そう感じました。

>>04
文字通り、＜8000人の海兵隊をグアムに移転する＞のでしょう。
残党は国内分散へ、ということでしょう。

鳩山総理の言うパッケージとは、普通に考えると抑止力として一番重要な嘉手納基地に万が一某国が電撃作戦で陸上部隊を送り込んできた場合に反撃できる部隊が無いと案外脆いという事だと思います。F22があっても歩兵には有効ではありません。ですから海兵隊員（ヘリと一体の31MEU約2200人）が常駐していなければいけません、これが表向きの理由。
この場合攻められたのは日本の領土ですから、那覇の陸上自衛隊第15旅団が防衛に当たるべきですが、陸戦部隊は2100人の陸自隊員と佐世保相浦駐屯地の西部方面普通科連隊600人の即応部隊（遠くて間に合わん！）しかいません。あくまで万が一のことで、ベトナムやアフガンなどの戦地にある米軍基地以外の本格的な基地に侵攻した大馬鹿者は旧日本海軍くらいのものです。
防衛大綱で日本の領土は日本人が守るんだという意志を見せなければ米軍としても心許ないですよね。具体的には沖縄の陸自をもっと強化するということです。アフガンやイスラエルの紛争で見る対戦車ヘリAH−64Dロングボウアパッチ（自衛隊には10機程度ある）を沖縄に配備して、海兵隊が抜けた後5000人程度は増員します！キャンプシュワブを自衛隊の基地にするにしてもヘリパッドは必要です！尖閣を含むシーレーンは海上自衛隊に任せとけ！とか本気度を見せないと普天間は返還されません。海兵隊がいなくなっても自衛隊を増やすと結局基地は新設されることを覚悟して、地位協定の問題や言葉や文化の違うアメリカ人より日本人の方が良いと沖縄県民が声を上げなければいけません。台湾や朝鮮半島有事に対する抑止力として嘉手納の米空軍は非常に重要な部隊なのです。

アメリカ政府の本音は、最も想定される有事として、もしも嘉手納基地がミサイル攻撃を受けて滑走路が使用不能となった場合、速やかに米軍人（養成に金と時間がかかるパイロット等）を脱出させる為にはある程度のヘリ部隊がどうしても必要で、嘉手納に配備されているヘリでは足りないのと、一気にヘリを失うリスクを分散させる為に沖縄本島にもう一箇所米軍航空基地が欲しいのではないかと思います。正直に、沖縄有事の際に逃げる手段を持っていないと危なっかしいと公言はできませんからね。旧日本軍と違って逃げ道も確保していないと軍隊とは言えません。日本人はどこにも逃げられませんが、アメリカ人は簡単にアメリカに逃げることができます。

傭兵として米軍を利用せよ！と主張する人が本気で日本を守ることを考えているかどうか疑問です。あまりにも長期間外国軍に安全保障を委ねると平和ボケして危険です。そんなことより、本当に優しい沖縄の人と付き合うと分かりますが、沖縄に任せれば争いが起きる前に何とかしてくれそうな気がするんですけどね。争う気が無くなるマジックを持っています。
共同通信よりまともな主張だと自負していますが、どうでしょう？

止むことなく戦争をし続ける戦争中毒国家アメリカとの同盟に、将来的な日本の平和が見出せるのか、疑問です。
アメリカは巨大な利権に引きずられて戦争をし続けてきました。
９・１１自作テロ以降はそれが一層鮮明になってきました。
これを戦争の危機と考えられないことこそ、平和ボケの最たるものだと思います。

＞争う気が無くなるマジック
今の日本にとって、これこそ最大の国防策ではないのでしょうか。

桐生悠々が嘲った旧日本軍による大防空演習の教訓は、今でも生きていると思います。

沖縄の海兵隊が増えるのは：
●中国の台湾進攻の場合の上陸作戦と外国人避難
●中国国内での乱による外国人危険事態の場合の避難
●北朝鮮の南朝鮮進攻の場合の上陸作戦と外国人避難
●日本国内での乱による外国人危険事態の場合の避難
などが考えられるが、アジアのうち最も安定しているのは日本だからやはり日本に基地を置きたくなるんだろうな。

直接侵攻をするような大馬鹿者は旧日本海軍くらいと言っていますので勘違いの無い様。

イスラム過激派によるミサイル攻撃や航空機テロが現実的な問題で、米軍基地があるから攻撃の対象となる可能性が高くなってしまう。何故か「おしん」が大人気になるシーア派のイスラム教の人々は日本人にシンパシーを感じることの方が多いから、日本そのものが危険なわけではない。

厳然たる事実として日米安保上日本は基地を提供し、台湾と朝鮮半島で有事が起きないように米軍は睨みを利かせています。圧倒的な軍事力で非現実的な周辺諸国への抑止力を保つのと、現実的な沖縄有事とは別物です。パッケージで考えると相反するから鳩山総理は悩んでいるのだと思います。嘉手納にテロでも起きれば沖縄は蜘蛛の子を散らした様な大騒ぎになって那覇空港でさえ正常に機能するかどうか分かりません。ヘリがあれば確実な逃げ道を確保できますが、抑止力が大前提の米軍が逃げる為にヘリ部隊だけ沖縄に残してくださいとは口が裂けても言えないでしょう。

あくまで尖閣を守るのは日本ですが、緩衝地帯として存在し、ワーワー叫んでいることで平和が保たれるのであって、無人島にたいした価値はありません。例えば、北朝鮮が崩壊して韓国に吸収されることになると、一番困るのは韓国と中国が直接国境を接してしまうことだと思います。韓国は日本に二度侵略されてますが中国からはずっと脅されていたので、中国に対する不信感の方が強いとの見方が一般的です。南北統一を現韓国政府が望んでいるかどうか微妙な情勢じゃないですか？