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政治の基本は語りかけること
今日、鳩山総理が沖縄を自ら訪問し、沖縄県民と語り合う機会を持ったことは、非常によかったと思います。
今日、ツイッターでも書きましたが、政治の基本は語りかけることです。
沖縄県民が厳しい反応を示すことは予想されていながらも、正面から語りかけることは、県民の大きな期待を叶えるスタートになると思います。
鳩山総理は、県外・国外という思いは、沖縄に何度も足を運びながら、身をもって感じたことだと思います。
しかし、総理大臣となり、そのことを実現するには、第一に普天間基地の危険の除去を行い、嘉手納基地の騒音を減らし、嘉手納基地以南の基地を返還させ、段階的にその目標を達成するとい手法に変えたのであり、目標を変えた訳ではありません。
県民の皆様には、嘘をついているのではなく、確実に変えて行こうという思いを実現するために、現実的な手法にしていこうという総理の想いをご理解いただきたいと思います。
そのことが、確実に沖縄の未来につながります。
急激に県外・国外という積み上げのないやり方は、逆に混乱を招くだけです。
これから、私たちは決断をしていきます。
今日から始まっている実務者協議で、日米合意に向けて確実なる論議の上に、沖縄の負担軽減が図られるようにしていきます。
今、残されている案は、埋め立てをしないことと、民有地を使わないことであります。
そのことについては、普天間基地の危険の除去を早急に実現するために、アメリカ政府も、日本政府もお互いに理解を深めることです。
そして、沿岸案が最適だと言ってきた人たちの力は弱くなっている。それは、まさに、沖縄の政治環境、沖縄の思いを理解する人々が、両政府の中で主流になってきたのだと思います。仲井真知事に期待をし、埋め立てが出来ると思ってきた方々は、もう、政治的にも、官僚のポジションからも、遠ざけられて行く事は当たり前のことです。
改めて申し上げますけども、岡田外務大臣は、こうやって総理が厳しい訪問をするときには、しっかりと横で支える位置にいなければなりません。
南アフリカを訪問し、成果をアピールしても、本人だけの評価であって、国民は沖縄の厳しい環境をどう乗り越えるかということに注目しているのです。
やはり、政治家として何を大事にすべきかということについて、かけ離れた判断をしてしまったと私は思います。
今日、沖縄を総理と共に訪問する。
一緒になって厳しい声を聞くという思いがなければ、アメリカとの厳しい交渉を乗り切る交渉人にはなれません。
[1805] (2010/05/04(Tue) 21:06:22)
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