http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/136.html
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アメリカのご機嫌取り、という意味でしたら「後塵を拝す」ことは、むしろ望ましいのではと思います。
そもそも日本はこれまで盲従し、アメリカと外交関係を築いてこなかったのですから。
アメリカから自立しようとすれば、当然ぶつかるでしょうが、そこにしか未来はありません。
幻想や根拠のない期待を捨て、現実を冷徹に分析し、本当の独自外交を行って欲しい。
（ブッシュJr.時代から、竹島に象徴されるように、日本よりも韓国を優遇。マスメディアが現実を伝えず、似非保守が幻想を抱いているだけ）
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1416.html
《以下転載》
「鳩山首相は李明博韓国大統領に、米国の扱い方についてベストの方法を聞くべきだ」
ブログでこう書いたのは米外交関係評議会のシーラ・スミス上級研究員だ。韓国の対米外交が絶賛されたわけで、ソウルが沸いたという。
確かに対米関係では日韓は立場が逆転した。数年前は米韓関係は極度に悪化し、日米同盟関係は大幅に強化された。
しかし、最近は違う。昨年秋、アフガン問題でオバマ大統領が頭を悩ましていると、李大統領はすかさず地域復興チーム（ＰＲＴ）の派遣を約束。オバマ訪韓の際は戦略的論議を展開し、強く印象づけたという。
これにオバマ大統領もこたえた。次回の２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会合（金融サミット）の韓国開催を決定。年明けの一般教書演説では、交渉中の米韓自由貿易協定を重視する姿勢を示した。
そして、驚いたことに、オバマ大統領は、２０１２年の第２回核安全保障サミットの韓国開催を発表したのだ。
これには異議がある。核安全保障サミットは、核拡散防止条約（ＮＰＴ）を順守してきた国にしか主催する資格がないはずだ。韓国は７０年代、秘密裏に核兵器開発を進めた。近年も、通告なしにウランのレーザー濃縮実験を行っていた事実が暴露された。
スミス上級研究員は、核サミットは日本が本領を発揮できる分野だと予想していたが、その期待は見事に裏切られた。
私にはオバマ大統領は事実上「広島・長崎には行かないよ」とのサインを出したように思えてならない。もし次回核サミットの日本開催を決めた場合、広島・長崎を求められるのは必至。しかし、１２年は再選を目指す大統領選があって、国内的に論議のある広島・長崎には行けない。韓国開催を決定した裏にはそんな事情があるだろう。
オバマ大統領は東アジアの重心を日本から韓国に移したかにみえる。日本は自分の外交課題を進める上で役に立たない。と判断しているのではないか。
日本人はオバマ大統領に対して幻想を抱いているが、日本のリベラル派が考えるような人物ではない。実際は超現実主義者であり、ほとんどキッシンジャー元国務長官のようなタイプと米紙は伝えている。
▽はるな・みきお 名古屋大学特任教授。１９４６年京都市生まれ。大阪外大卒。共同通信ワシントン支局長、特別編集委員を経て現職。９５年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。「秘密のファイル―ＣＩＡの対日工作」など著書多数。
【春名幹男 国際情報を読む】より
（日刊ゲンダイ 2010/05/06 掲載）
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