Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10532483758.html

5/17の都議会特別委員会（ジミントー提起）の自公参考人はやはり流通のための卸売市場カイカク派まずタイトルと別のお願いです。
いよいよ明日、5/13（木）午前10:00から、豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄差し止め訴訟の第４回公判が開催されます。場所は東京地裁の610号法廷です。
公判後、その後、原告弁護団からの説明もあります。

この日は、市場が営業している日の午前中のため、原告団の中に多数いらっしゃる築地仲卸の方々の参加が難しくなっています。
都民、そして全国の消費者（もちろん販売者も）、生産者の皆様、東京都（イシハラ都政）の健康と環境を損なう暴挙をより広めていただくためにも、傍聴にお集まりいただきたいと思います。
（東京地裁には、開始の２０〜３０分前にお集まりください）
どうぞよろしくお願いいたします。

〜〜〜

そして、5月17日（月）１３時から、東京都議会の「東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員会」が開かれます。こちらも傍聴が可能です。
告知が遅く、昨日（５月１１日）の22時頃に初めてウェブサイトが更新されました。

東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員会の予定
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/schedule/market.html

議題の、

（１）卸売市場のあり方について

これは一見すると中立的な議題に見えますが、持ち込んだのが都議会ジミントーという点に注意しなくてはなりません。
この議題をわざわざジミントーが提起したことからは

生鮮品の質を目利きにより評価する「せり」を廃止して価格形成件を大手に集約する（大手・外資）流通の、流通による、流通のために卸売市場の構造カイカク、卸売市場法の廃止と民営化こそが正義である、だとか、
せりによる値付けなどはもう時代遅れだ、市場外流通がこれからのメインストリームである・・・

などなどがジミントー側の「権威ある」（構造カイカク派の元農水事務次官の「関係者」の）参考人によって話され、それを受けた記事をメディアが取り上げる、という段取りのためのイベントになることが十分予想され、警戒しておいたほうがよいと思っています。

当日の参考人は以下の通りです。わたしとしては、やっぱり、と驚きました。

〜〜〜（引用）
17日の参考人の名前を列記します。17日は話を聞くだけで質問はないそうです
 
・東京農業大学　国際食料情報学部　食料環境経済学科　教授　藤島　廣二
・農業・農協問題研究所事務局長（広島大学名誉教授）三国　英実
・東京海洋大学　海洋科学部　海洋政策文化学科　教授　婁　小波
〜〜〜（ここまで引用）

農水省にねじ込まれた、「卸売市場の将来方向に関する研究会」（http://www.maff.go.jp/j/soushoku/ryutu/sizyou_kenkyu/index.html） には、卸売市場法を廃止するという、元事務次官の高木氏の私的研究会の内容が盛り込まれまくっていたことを以前書きました。

驚いたというのは、各省庁で政権交代前後に横行している、官僚やOB、そして「関係者」による火事場泥棒に対し書いてきた立場でです。

（１）藤島氏　→ジミントー側参考人
（２）三国氏→共産党参考人
（３）婁氏→公明党参考人

各々について見ていきます。


（１）「東京農業大学　国際食料情報学部　食料環境経済学科　教授　藤島　廣二」氏

については以下のエントリー、

2010-01-04
『高木農水元事務次官の関わる卸売市場法廃止を含むこんな提言押し込みの企てを大臣はご存知でしょうか？』
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10426019808.html

から、抜粋します。（なお、もちろん、付け加えることもないですが、上記は大臣を誹謗する内容ではありません）

卸売市場のあり方研究会委員

委員長 高木勇樹 元農林水産次官　←農水省トップとして構造改革の布陣を敷き退官後「高木提言」。次官時代には、問題となった「ある接待」の顧客リストにも
主査 大泉一貫宮城大学副学長 ←農業の構造改革を提唱（http://www.ohizumi.jp/kiji/docs/k07001.pdf）
浅田　博イオンリテール（株）　取締役食品商品本部長 ←市場外取引（中抜き）促進でおなじみの
伊藤繁則（株）魚力代表取締役社長
伊藤宏之全国水産物卸組合連合会会長　←機関決定に反し豊洲移転推進の築地東卸組合理事長
潮田道夫（株）毎日新聞社論説委員長
合瀬宏毅NHK解説委員
服部郁弘全国漁業協同組合連合会代表理事会長
福井清計（株）極洋代表取締役社長 ←寿司ネタ特化、冷凍寿司輸出
★藤島廣二東京農業大学教授 ←規制緩和総論賛成（http://ameblo.jp/garbanzo04/day-20081013.html）
細川允史酪農学園大学教授　←東京都OBで、農水省研究会でも奔放なご発言
森山　透三菱商事（株）執行役員 ←総合商社からも参加あり
全水卸 島貫文好（株）仙台水産代表取締役会長 ←IT化推進（http://www.hitachi.co.jp/Div/jkk/press/041220.html）
今村洋一大都魚類（株）代表取締役会長　←豊洲移転賛成の築地大卸。IT化（電子商取引）について言及
溝上源二（株）うおいち取締役相談役 ←役員をするOUGホールディングスの第３位株主はGS（http://www.ullet.com/8041.html）

　次に、第8次卸売市場整備計画での「移転新設」は東京中央卸売市場（豊洲地区）、新潟市中央卸売市場(茗荷谷・西山地区）、名古屋市中央卸売市場（南部地区）（食肉）で、新築に伴い築地市場、新潟市中央卸売市場、名古屋市中央卸売市場高畑市場が廃止される。これらの新築、増改築に当たってはPFI事業の活用が義務づけられている。こうした広域的拠点市場の形成は、財界が要求し、政府が推進しようとしている道州制構想にも対応するものであり、市や都道府県の自治体行政の枠を超えた市場となるため、行政管理の必要性も後退・喪失するものといえよう。

コメント

01. 2010年5月14日 06:02:04: UBmRURpANs 築地市場が豊洲に移転すると、市場内に勤務している人のうち、電車などで通勤している人が通勤困難になります。 交通の便が悪いです。 また、市場から飲食店などへの配送に数10分時間が余計に掛かるようになり、その分、配送車を増やす（コストアップ）か、飲食店に当日入荷していた鮮魚を前日に入荷させる（品質低下）ようにしなければならなくなる場合がある。 不況の現在、豊洲移転になると移転費用が工面できず、場内の中卸の半数が廃業すると言っている、と場内の中卸の社長に聴いた。 中卸同士の店舗立地での不公平を均等化させるように築地市場内でも定期的に店舗移転が行われてきたが、その費用すらも出せないということで、立地不利であっても移転は延期されたままになっているて行われていない。 今でも毎月何軒かが倒産閉店していて、場内がシャッター通り化（シャッターは無いですけど）が進んでいる。 移転とは県警無いし、理由は様々だけど、品物の価格がガンガン上昇している。 デフレの現在、飲食店も今以上の値上げは厳しい。 築地で毎日買い物している者より。 では、買い物に出かけます。

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