http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010052100143
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参院選、７月１１日投開票＝国会延長せず−郵政、派遣法案を優先、政府・与党方針

　政府・与党は２１日、今国会の会期を延長せず、６月１６日で閉会する方針を固めた。これにより、参院選の日程は、公職選挙法の「閉会日から２４日以後３０日以内」との規定に従って、６月２４日公示、７月１１日投開票となる見通し。政府・与党は、国民新党が重視する郵政民営化法案や労働者派遣法改正案の成立に全力を挙げる方針だ。
　政府・与党は、重要法案の処理が遅れているため、会期を２週間程度延長することも検討していた。しかし、会期を延長すれば、参院選を控えて小沢氏の「政治とカネ」や米軍普天間飛行場の移設問題などで野党に追及の機会を与えることになりかねず、延長は避けるのが得策と判断した。
　鳩山由紀夫首相は２０日、首相官邸で民主党の輿石東参院議員会長と会談し、今国会の会期を延長しないよう求め、輿石氏も受け入れた。小沢一郎同党幹事長も同日の松江市での会合で、参院選の投開票日について「順序通りにいけば１１日ということに今のところはなっている」と述べた。　
　平野博文官房長官は２１日午前、閣僚懇談会で「法案を抱えている閣僚には、会期末に向けて最後の努力をしてほしい」と要請。民主党の山岡賢次国対委員長は党の会合で「派遣法改正案と郵政法案は何があってもやる」と語った。
　会期延長しないことで、国家戦略室の「局」への格上げを柱とする政治主導確立法案や、官僚の国会答弁の制限などを盛り込んだ国会改革関連法案は今国会での成立を断念する方向だ。（2010/05/21-11:13）
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