http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/41412106.html

天安艦事件検証 �A「決定的物証＝『１번』」は謎だらけ

2010/5/23(日) 午前 10:03

一昨日、都内での某緊急特別講演会で「軍民調査団の最終報告は中国が求める『客観的で科学的な証拠』には程遠い。中国は検証を求めるだろう」と述べたが、図星だったようだ。
　ロシアも中国と共同歩調を取り始めており、北京に入ったクリントン米国務長官は妥協せざるを得なくなってこよう。

　駐韓中国大使が17日、国会に丁世均（チョン・セギュン）民主党代表をわざわざ訪ね、「韓国政府は科学的、客観的に調査すると言っているが、検証可能なものでなければならない」と検証の必要性を強調したと前に書いたが、中国国営の中国国際放送局が20日、ロシア外務省のアンドレイ・ネステレンコ報道官が韓国が発表した調査結果について「沈没原因の有力な証拠はない。ロシアは韓国から一部の調査結果を入手し、韓国が推測の結果を得たことは確認しているが、我々はより詳しく調査し、最終結果を出す必要があると主張した」と伝えた。
　これまでの慣行から推して、中ロが検証で歩調を合わせたと判断して間違いあるまい。

　検証に入れば、韓国軍主導で出した調査結果は客観性、科学性ともに崩れてしまうだろう。
　足元の韓国内ですら、「北朝鮮の魚雷であることを示す決定的証拠」とされた「１번（番）」なるハングル表記について、「あまりに不自然」と信憑性が疑われているほどである。

　慌てた韓国国防部は昨日、追加コメントを出し、「５０日以上海水に浸っていたにしては字が鮮明すぎ、金属に錆がないのは何故か？」との疑惑に対して、「水に分解されない油性インクであり、字が書かれていた部品は水に錆びない材質」としながら、「マジックインクの成分分析は検討中」と、科学的な調査はしていないことを自ら認めてしまった。
　さらに、「爆発による熱にもかかわらず、文字が綺麗に残っていたのは何故か？」との疑惑には「爆発は魚雷前部で起き、インクで１번と書かれた部分は後部になり、爆発熱の影響を受けていない」と説明した。
　
　取って付けたようなこの説明に納得する者はそう多くはないだろう。実際、それをウェブ上で報じたソウル・ファイナンスの記事には批判的な書き込みが殺到している。
　幾つか例を挙げれば、「北韓産マジックは世界最高だ」と皮肉った書き込みには昨晩12時には賛成８１２、反対１０５だったが、今朝9時35分には賛成１５７４、反対１９８と否定的な意見が圧倒している。
　「国防部の言葉を信じる？通り過ぎる牛も笑う 」には同時間帯比較で賛成７４３、反対９４→賛成１４３３、反対１７３と、時間経過とともに否定的な見方が増えている。
　さらに、「持っていた魚雷に番号を書いて潜水部が漁船の前に投げたのだろう。誰のアイデアだろうか。軍首脳部は膝を叩き、鼠博（李明博大統領）は運が良かったとＯＫサインを出したのか。青瓦台（大統領府）参謀も高笑いだろう」といった痛烈な書き込みもある。
　http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?linkid=20&fid=394&articleid=20100522204325210f4

　ネットを利用するネチズンと言われる世代は40代以下が多いが、少なくともこの層では、国防部が主導した名前だけの国際軍民調査団の最終報告を疑い、冷静に見守っている人の割合が圧倒的に多いと言えよう。
　他方、５０代以上には、北朝鮮の魚雷攻撃を信じ込み、興奮する人が多い。

　日本のマスコミをみていると、最終報告を批判的に見れず、そのまま鵜呑みにして「後継者問題が絡んでいる」「待ち伏せ攻撃をした」などなどといった憶測を垂れ流している。
　韓国の基準からすると、５０代以上の保守層と同じレベルと言えよう。産経が典型的だが、「江戸の仇を長崎で」といった拉致問題の悪感情を引きずり、冷静な対応が出来なくなっているとみられる。

　中ロがどちらの側に立つか、ある程度は想像が行くのではないだろうか。
　

　２　８１　＋− 　

コメント
01. 2010年5月23日 23:56:56: FTsXsV0ndw でもねー、韓国と北朝鮮のどちらを信じるかって？。 これまでの言動からは、韓国。信じる度合いは９９％。 さびや文字の見え具合など、証拠への言いがかりに聞こえる。
02. 2010年5月24日 00:09:11: eeMwdWIdKU >>01. 米海軍潜水艦コロンビア号の未帰還はどう思いますか？
03. 2010年5月24日 00:23:45: bN4mbjwnls >>02 エロ広告ゲンダイのガセネタを信じてるの？？ バカですね〜。 下記のコメント欄を読むこと。 コロンビアはとっくに帰港しているし、エロゲンダイはそれを知ってて釣りでガセネタを書いただけ。 http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/781.html
04. 2010年5月24日 00:26:00: bN4mbjwnls 北朝鮮の拉致を必死になって否定していた共産党、社会党と同じだね。 工作員が必死になって頑張っているということだ。
05. 2010年5月24日 01:01:19: P5EoBf8LJ1 軍隊は旧式兵器のくせに異様な強さだし マジックは異様に長持ちだし ネトウヨは韓国の言い分を信じて擁護をするし（それなら竹島はやはり独島であり韓国の領土ということを認めるのですね、韓国の出した歴史資料を信用して（笑）） ほんと北朝鮮はスゲーわ（棒
06. 2010年5月24日 01:43:21: 7mNRwohriA 韓国国内でさえ、疑問が出されて大きな問題になっているというのに、日本で韓国軍の主張を必死で信じようとしている人たちって、一体何者？
07. 2010年5月24日 04:05:38: coAqWVE7eE この問題は、韓国を信じるか？北朝鮮を信じるか？なんて問題じゃないの。 自分の脳みそが正常か？異常か？って問題なの。
08. 2010年5月24日 04:43:38: G6LekX7NJM これは、USS Columbiaの乗員家族用の連絡サイトです http://www.navyformoms.com/group/ussColumbia?commentId=1971797 これは、海軍船舶の帰港とかの情報ページだと思われます。 キャッシュしか取れませんでしたが、下級乗員の家族や友人らしきコメント（古い）が載っています。 http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:_DcQQIQlDfwJ:www.facebook.com/posted.php%3Fid%3D118087205405%26share_id%3D116248315075855%26comments%3D1+COMSUBPAC+columbia&cd=3&hl=en&ct=clnk
09. 2010年5月24日 08:46:42: hFWkyjpwOU この論争の火に、油を注ぎ続けるのが良いと思います。 それによっていろんな立場に属すると思われるネット工作員を誘い出し 彼らの痴態を観察しましょう。彼らは挑発に乗りやすく かなりアホです。
10. 2010年5月24日 11:55:19: H8tCIVz95w 思わず英国ドラマMI-５を想起してしまったのは私だけでしょうか。

11. 2010年5月24日 23:53:23: fmqCyAsjWq 別の謎を取り上げてみたいとおもいます。それは魚雷のプロペラについてです。 http://img.yonhapnews.co.kr/photo/yna/YH/2010/05/20/PYH2010052004530001300_P2.jpg http://img.yonhapnews.co.kr/photo/yna/YH/2010/05/20/PYH2010052004630001300_P2.jpg プロペラはアルミ８６％シリコン１４％のアルミ合金製です。 http://img.yonhapnews.co.kr/photo/yna/YH/2010/05/20/PYH2010052001740001300_P2.jpg 問題は、プロペラの白い部分は何かと言うことです。可能性としてはフジツボと アルミ合金の腐食のいずれかが考えられます。プロペラが海中にあった期間は哨戒艦が沈没した３月２６日から、プロペラが漁船によって引き揚げられた５月１５日までです。以下のブログによると（間寛平さんが出てきます） ＞2週間でプロペラにはフジツボが付いていた　と言うことです。 小型ボート用のアルミ製のプロペラは普通に売られています。 http://item.rakuten.co.jp/takumarine/c/0000000101/ １００％の確実性をもって言うことは出来ませんが、アルミ合金がわずか１ヶ月半で腐食するならば、小型ボート用プロペラとして売っていることはないと思います。（同じ海域の捜索で発見された魚雷のケーシングの破片の成分はアルミ・マグネシューム合金です。耐腐食性があります。今回の調査から、このケーシング破片が除外されているのも、もう一つの謎です。） ＞The craft's hull is made from corrosion-resistant aluminium-magnesium ＞alloys. http://forums.joltonline.com/showthread.php?279455-Bisonic-Navy-Store-[Updated-12-29] プロペラの白い部分はアルミ合金の腐食ではなく、フジツボだと言うのが結論です。 さて、もう一度、最初のプロペラの写真に戻ってください。モーター、シャフト、 舵、プロペラが同じように海中にあったのだとしたら、 何故、プロぺラだけにフジツボが着いているのでしょうか？ 何故、他の部品にはフジツボが着いていないのでしょうか？ プロペラのフジツボの着き具合から見ると、それは他の部品より長く海中にあったように思います。 これら部品は、そもそも、天安を撃沈した一つの魚雷に由来するものなのでしょうか？ もう一つ謎があるのですが、夜も遅いので後の機会にします。おやすみなさい。
12. 2010年5月25日 23:37:44: KrjtLdXjs2 続きを書きます。>>11の補足をすると、プロペラの白い部分は、それがフジツボに由来するものであれ、アルミ合金の腐食であれ合理的な説明がつかないと言うことです。 北朝鮮製魚雷の設計図です。魚雷は長さが７メートルあります。全体は６つに区切られています。モーター、シャフトの前にバッテリー室、さらにその前に爆薬があります。爆薬とモーターは目算で１．８メートル位離れているでしょうか？ http://joongangdaily.joins.com/_data/photo/2010/05/21083415.jpg 韓国は爆薬ＲＤＸの痕跡が、引き揚げられた哨戒艦「天安」の煙突と船尾の損傷を受けた側にあったと発表しています。 http://joongangdaily.joins.com/article/view.asp?aid=2920174 魚雷は、船底から３メートル下で爆発したと推測しています。 http://blogfile.paran.com/BLOG_815842/201005/1274321882_22.jpg 爆発エネルギーの５４％が衝撃波（普通の爆発で理解される現象）に、残り４６％がガスバブルに変換したと考えています。 船体の破壊の有様（今までの画像を含めて）は以下のサイトで確認してください。 http://209.157.64.201/focus/f-news/2517246/posts 不可解なのはＲＤＸ、ガスバブルの痕は残っているのに、「天安」の船体からは、魚雷の外殻（ケーシング）、爆発で四方に散った、その破片が何一つ発見されていないことです。 さらに、爆薬から３メートル以内にあった魚雷のモーター、シャフトにも、ケーシング片による目立った傷はついていないことです。 そして、ケーシングは、破壊されたけれど、ケーシングと同じ様に直接力が加わった（モーター、シャフトの場合はケーシングによって、ある程度力が減少したと考えられます）にも関わらずプロペラはほぼ原形をとどめていると言う事実です。 「天安」の破壊の凄まじさに比較して、このプロペラは無傷に近いのです。

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